で止まりました。
危ねぇ………あとちょっとで死ぬとこだった……(汗)
続き始まります。
……僕はそうとう転がったらしい。
半端なく転がったせいでところどころで思いっきり頭を売ったりしていたが。
やっとのことで平地についたのか、体の回転が止まり、ふらふらする足取りで立ち上がる。
辺りを見回すと、ここは我が家の裏の塀の前だった。
………こんなところに繋がっていたとは……
自分ながらも驚くことであった。
なぜなら、あの神社とは学校を挟んで間反対の方向に位置しているためである。故に、なぜここにでてこれたのかが不明だ。ホントに不明だ。
なぜ、我が家の雑木林に?
まぁ、これは深く考えないでおこう。
きっとあれだよ。途中で僕は気を失って、倒れているところを親切なジェントルメンがここまで運んでくれたんだ。うんうん。そうだろう………
………それはそれで怖いがな……
なんで我が家を知ってるんだよ。てか、なんで雑木林に? 家に送るという考えは?
だめだ、このまま考えていては僕の限られたキャパシティが崩壊してしまう。
そうだよ。ここは冷静になって家に帰るとしよう。
そして、寝て目が覚めたら全部夢なんだ。夢だったって落ちだろバーミー!!
無理に自分の心を落ち着け、玄関の扉の取っ手に手をかけた。
独り暮らしのためか、内側から冷たい風が流れ出て、静かに我が家への帰宅を告げる。
よし……もう寝よう。寝て、何もかも忘れよう……
そう思い、靴を脱いで玄関に上がろうとすると……
『あのぅ……』
ふいに、後ろから少女のような声が聞こえ、振りかえる。
その時、後ろの光景を見て、僕の恐怖の感情は爆発した。
『あの……その……殺していいですか?』
黒いはずの瞳孔は綺麗な琥珀色。右手は手のひらが有るべき場所には大きな鍵爪。口元からは人間とは思えない、蛇のような舌をのぞかせている。
『一人』の化け物がそこにいた。
***
『あの……殺していいですか?』
「お、お断りします」
『あの………殺していいですか?』
「ええと、お断りします」
『ぶっ殺していいですか? アーユーOK?』
「えと、NOで……」
『じゃあ、首を千切るだけ……』
「あぅ………勘弁してください」
僕は化け物の少女と生死をかけたクエスチォン&アンサーを繰り返していた。
自分がアンサーを繰り返す度に少しずつ、彼女の表情が険しくなっていることに恐怖を覚える。
結局僕はあの後、少女に『今ここで殺されるか、もう少し後か』というありえない質問をされ、それに『後で……』と答えたらこの状態である。
少女は腹が減っているのか、惣菜パンを勝手にあさり、行儀悪いとか通り越して、袋ごと食べている。
そして、プラスチックが擦れる嫌な音が途切れる度にこの選択が一つしかない押し問答。僕の残りメンタルライフポイントはあまりなかった。
……このままでは……殺られる……
わ、話題を変えなくては……
「あの、すいません。ずっと気になっていたんですが……あなたは誰ですか?」
僕がそうひきつった表情で質問すると、少女はにっこり笑って返答してくれた。
『俺は………「とおりゃんせ」です』
はい。終わったwww
殺ったぜ主人公。死亡フラグの嵐だね!
彼はこの事態を切り抜けられるのか!
次回も読んでくれると嬉しいです!