思いつきで始めたので着地点とか考えてませんww
とにかくスカイリムの世界を冒険していきます!
理不尽なサブクエとかを独自解釈で進めたりしたいなぁとか考えてます。
それではとりあえずどうぞ!
「ほんとにここにあんのか?金の爪は」
「そうだとルーカンは言っていたわ。事実、この辺りはつい最近山賊がウロつき始めたらしい」
ロイの独り言に律儀を返事をするリン。
"元日本人"であるロイは寒さに弱く、ブルブルと体を震わせている。
一応ロイもリンも毛皮で拵えた軽装鎧を身に付け、厚手のマントを羽織ってはいるが、それでもこの寒さはロイにはかなりこたえる。
ノルドであるリンは、ツヤのある銀髪をかきあげて平然とした表情をしているところを見ると、どうやら平気そうだ。
主に寒冷地に住むノルドは元々寒さへの耐性が高い。
それに女であるリンは男のロイと比べて体を包む脂肪が比較的多いのも、寒さに強い理由の一つだろう。
「そんな情報どこから手に入れるんだよ。さすが、元盗賊は違うね」
鼻水を啜りながらロイが軽口を叩く。
「もう足を洗った。今は盗賊じゃなくて傭兵」
そんな軽口に真面目に返すリン。
あと少し山道を登れば目的地であるブリーク・フォール墓地へ到着する。
なぜロイとリンがこんな所へ来ているかというと、まぁ仕事だ。
ロイ達は傭兵団ARMS(アームズ)を結成し、スカイリムのか弱い民を山賊や盗賊等の魔の手から守っているのだ。
時には危険な山賊の住処に出向いて成敗し、時には奪われたものを盗賊から取り返したりと、弱い者ではどうにも出来ない問題を金銭等の報酬を受け取る代わりに処理するのを生業としている。
「ふぅ~。やっと到着か」
「人の気配がするわ。隠れて」
肩で息をするロイを尻目に、リンは背負っていた弓を構えて警戒する。
長年盗賊をやってきたリンは気配や物音に敏感で隠密行動に長けている。
弓矢の扱いにも腕に覚えがあり、夜目も効くので多少の悪天候でも遠方からの狙撃が出来る。
「わかった。念の為ストーンフレッシュかけとくよ」
「ん、ありがと」
ロイが右手に魔力を集中させると光が集まってきた。それを放出させると、光が弾けてリンの体に吸い込まれた。
このストーンフレッシュは変性魔法に分類される魔法で、術者又はターゲットの鎧や皮膚を薄い膜で包み込み、防御力を底上げできるのだ。
効果時間はさほど長くはないが、それでも一時間は持つ為、白兵戦のみならず弓矢の撃ち合いでも効果を発揮する。
「これでよしっと」
自分にもストーンフレッシュをかけて体制を整える。
リンが弓に矢をつがえて辺りを見回す。すると、その優れた視力で敵を発見した。
「門の横に一人と、あそこの岩場の上に一人」
「よし、なら門の方は任せた。俺は岩場の奴をやる」
「じゃあいつものように合図をよろしく」
ロイとリンは二人とも軽装鎧を着ている上に腕力に自信がなく、白兵戦はあまり得意ではない。
なので主にこのような奇襲作戦で敵を制圧する戦法を取っている。人数が多い場合でも、向こうがこちらを見つけられなければ、かなりの人数を楽に減らすことが出来るからだ。
リンは左に迂回しロイは右に。二人とも見つからずに山賊との距離を徐々に詰めていく。
位置についたリンは必ずロイを視界に入るようにし、合図が来るのを待った。
リンの構えた弓の弦がギリギリと音を立てる。
視界におさめたロイの手に魔力が集中するのがわかった。
ロイは左手を上げて一拍置き、魔力を込めた右手から炎の玉を放った。
火球が凄まじい速度で山賊を丸焼きにし、それとほぼ同時にリンの放った矢がもう一人の山賊胸を射抜いた。
「外はこれで終わりか?」
「ええ。他に気配はしないわ」
「なら中に入るか。寒くて死にそうだ」
中に入るとすぐにリンが人の気配を感じ取った。
しかしブリーク・フォール墓地の入り口の扉は分厚く、更に二重扉になっている為外の音や扉を開け閉めする音は聞こえていなかったようだ。
気配を殺して弓を引くリンと、手にマジカを集中させるロイ。
「ぐおあっ!」
「し、侵入者か!?」
リンの放った矢は的確に山賊の頭を射抜いたが、もう一人の山賊へ放ったロイの火球は横にそれてしまった。
「よくも仲間を!」
「ちィ!悪ぃなリン!」
「気にしてないわ。私が前衛を、ロイは後衛をお願い!」
リンは弓を背負いダガーを構えて前に出る。
ロイも腰の剣を抜いてリンの斜め後ろに下がった。
左手に盾、右手に片手斧を持ち突進してくる山賊。
「うるぁあ!」
山賊は怒りに任せて片手斧を振るうが、リンのスピードにはついていけず攻撃を当てられない。
しかし山賊もさるもので隙がなく、リンのダガーの切りつけを盾で防ぐ。
「殺ったぁ!」
「きゃっ!」
一瞬の隙をつき左手の盾でリンを押し返す。
バッシュによってリンは体勢を崩してしまい、山賊はそこに片手斧を振り下ろした。
「俺を忘れてねぇか!?」
間一髪のところでロイの片手剣が山賊の胸を貫く。
心臓に風穴を開けられた山賊は状況を理解する間もなく絶命した。
「あ、ありがと」
「危なかったな。俺が魔法をちゃんと当てられてりゃあ・・・」
「ミスは誰にでもある。気にしないで」
「ああ、ありがとな。しかし先は長そうだ」
「そうね、気を引き締めて行きましょう」
最初なんで短めです!
この後は文字数にバラつきが出ると思います。
ある程度進めたら設定とかをまとめて投稿したいと思ってます。
ゲームの設定そのままだと物価とか通貨とか、スキルとかレベルとか、そーゆーのがややこしいというかよく分からない上に、なんか非現実的過ぎるんで色々独自に改変させて貰ってます。
その辺は後で投稿して、必要に応じてまた設定を追加していくつもりです。
なるべくリアルにしたいなーと思ってるんで、敵がドラウグル程度なのに結構強かったりします。
なのでプレイした事のある方は違和感を覚えたりすると思いますが、どうか大目に見てやって下さい!
これからどうぞよろしくお願いします!