ブラック鎮守府で我が世の春を   作:破図弄

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鎮守府の掌握を宣言した提督

お前たちは俺のモノ(モノは考えるな)

お前は俺のモノ(誰にも渡さない)

アレ?


第10話 艦娘の気掛かり

≪ボーン≫

執務室の柱時計が一回鳴った。

 

時計を見あげて背伸びをする。

 

「三日はかかるな」

溜まった書類の山を見て、めげそうになった。

 

執務机の方に目をやると眼鏡の姿が見えない。

 

立ち上がって確認すると執務机に突っ伏して眠っていた。

 

そう、執務机は眼鏡に使わせている。

俺の方は応接セットの方で書類の処理をしていた。

 

「食堂でつまみ食いとでも思ったんだが・・・・」

スヤスヤと寝息を立てている眼鏡を見ると起こすのは止めた。

 

眼鏡の横に立ち、あのスケベスカートのサイドから中に手を入れる。

温かい太ももを直に触ることができた。

やっぱりスケベスカートだ。

「おいおい、さっきはさっきだぞ。

 少しは警戒しろよ」

左腿をさすりながら、右の乳房を揉み上げる。

目は覚まさず、眠り続けている。

「弄りがいが、ねぇな。

 まあ、ふらふらになるまで、追い詰められてたしな」

このまま机で眠られても邪魔なので眼鏡をどかせることにする。

ソファに寝かすと邪魔だし、隣りの私室でいいか。

さっきまで書類が道をふさいでいたが無事開通しているのでドアを開け放つ。

 

「うーん、お姫様抱っこかぁー?」

仕方なく椅子から抱きかかえた。

 

眼鏡の素肌部分がさっきより汗ばんでるのは気のせいか?

風呂に入ったせいか、いい匂いが鼻腔をくすぐる。

「コイツ、眠っているとき、メスの匂いがきつくなるのか?」

色々疑問な点はあるが、布団に寝かせる。

「運び賃だ。

 胸くらい見せろよ」

ネクタイを緩め、ボタンを三つ外して胸元を開け、掛け布団を掛ける。

 

「服のしわは、面倒見ないからな」

相手が眠っているので、独り言を残して俺は執務室に引っ込んだ。

 

 = = = = =

 

「あのー、日が変わりましたけど」

「すまんな、あと一鍋頼む」

 

間宮は、調理の合間に粥を作り続けてきた。

提督の命令通り、戦艦や空母のために作り続けている。

 

そう、作り続けている間、提督は一度も来ない(・・・)

 

「もうすぐできますから」

飽きるまでと食べさせているが、それは苦にならなかった。

飢えて動けなくなる艦娘たちを見せられるより、むしろ楽しい。

戦艦たちは調味料で工夫をし、飽きが来ないように食べ続けている。

粥だが、気兼ねなく食べられるのが、彼女たちにとっても娯楽に近い行為になってきている。

 

そうだ、次の鍋を渡したら・・・・。

 

 = = = = =

 

執務机の左の引き出し3番目には、ひそかな楽しみが隠してある。

 

横流しの利益で手に入れたウイスキー。

 

使用期限ぎりぎり抗生物質を廃棄される寸前に回収して、闇市に横流し。

医薬品は民生向けが品薄なので、こちらの言い値で交換できる。

そこで軍部内の流通量が少ない嗜好品を重点的に集めておく。

 

必要な時に大本営や鎮守府にばら撒いてきた。

今では参謀本部から、嗜好品の問い合わせが暗号文で届くまでになった。

 

「ギリギリ綱渡りなんだよなぁ」

自分の権限外の取引をしているため、告発されたら逃げられない。

 

私室を与えられている士官は、執務室での飲酒は、道徳違反になる。

ショットグラスに少し注ぎ、ぐっとあおる。

 

同じ引き出しから、ナッツの袋を取り出し封を切る。

一つまみを口に放り込み、齧りながら2杯目を注ぐ。

 

≪コンコン≫

 

誰だ?

「入れ」

 

「失礼します」

「なんだ間宮か、献立表ができたのか?」

夜の来訪者は、間宮だった。




眼鏡、腿をまさぐられ、胸を触られました。

艦娘の気掛かりはこれからです。
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