彼を応援してくださいね。
査察にやってきた将校はともかく、艦娘たちも変わっていた。
眼鏡はそれがどういったものかはよく知らなかったが町で見かけるものではないのはすぐにわかった。
以前、提督に連れられた町ではそのような服装をした人間を見かけたことがなかったからだ。
服飾関係のカタログでは同じようなデザインを見たことはあった。
そのカタログでは下着扱いで、それらの形に近いものだった。
そして素地の大部分は黒の皮革になっている。
ウエストは必要以上に引き絞られ、お尻は剥き出しになっていた。
胸部装甲の厚い艦娘だと零れそうで、薄い艦娘はカップ以外がシースルーだったり網で素肌が透けて見える。
ベルトとバックルが多用され、肌の露出は極端に少ないが共通して股間近くと脇近くは剥き出しで海戦を想定していないのか、全員ハイヒールの膝上ロングブーツを着用していた。
(こ、これが情報部のユニホーム!?)
提督にとっては、鎮守府の艦娘たちの姿は、刺激不足だとの結論に至った。
ここで、眼鏡は大きな勘違いをしてしまった。
= = = = =
「オーホホホホッ、お前をM奴隷にしてやろうかぁ」
オホホと高笑いする大佐。
四つん這いの大和に腰掛け、長門と陸奥がひじ掛け役として大佐の腕を支えていた。
椅子役の艦娘たちは革製の目隠しを着用し、馬のようにくつわをつけていた。
「おいおい、俺はお前に合わせる気はねえよ」
「え、だめなの?」
軽くあしらう提督に気弱に尋ねる大佐。
「当たり前だろ、俺の趣味じゃねえよ」
「ちょ、ちょっとだけでもだめですか?」
拒絶する提督に懇願する大佐。
「お姉ちゃん、中佐のブラックなのは違う方向だよ」
「美鳳ちゃんまで・・・・、いいもん、もう頼まないから!」
中尉の言葉にヘソを曲げる大佐。
「そりゃ、重畳、重畳」
「中佐のイジワル、お父様に言いつけるからね!」
「ちょ、そりゃ反則だろ」
「イーッ、ちょっと付き合ったからって何でも言うことを聞くって思わないでよね」
「お姉ちゃん、そんなことしたら
我儘な子供のようになっている大佐。
= = = = =
「ブガイシャガ オオキナカオヲ シナイデ モラオウ」
「ムカシノ オンナガ ハイリコム ヨチハ ナイ」
レ級と飛行場姫が私室側のドアから入ってきていきなり言い放つ。
「ちょ、お前ら出てくることはねえだろ」
提督は焦った。
大佐は品行はこれでも、情報部での働きは優秀なので大佐の任についている。
「中佐、噂は本当だったのかしら?」
「噂?」
大佐は流し目で提督を見る。
「この鎮守府がすでに深海棲艦の支配下に置かれているという、う、わ、さ」
「あー、こいつらは鹵獲した」
「あらあら、この期に及んで?」
「う、嘘じゃねえよ、たぶん」
大佐の問い詰めに対して勢いのない提督だった。
= = = = =
「まあいいわ。
しばらく、監視させていただくから。
部屋は・・、そ、そうね、提督の私室を使うわ」
「おお、いいぞ。
艦娘たちは、各部屋に分かれて使ってくれ」
大佐に滞在許可を出す提督。
「あ、あの、あのね。
よ、夜は美鳳ちゃんと3人だったりするのかな?」
モジモジとする大佐。
「何言ってんだ、ふたりだよ。
3人だったら狭いだろ」
「そ、そうなの?
ひ、久しぶりだね。
美鳳ちゃん、そ、その、ごめん」
提督の言葉で、中尉に謝る大佐。
「
= = = = =
時系列は少し遡る。
「深海棲艦ごときがこのわたくしに意見するというのかしら」
大佐は飛行場姫の前に立つ。
「ゼイジャクナ ニンゲンニ ナニガデキル?」
飛行場姫は大佐の言葉で一笑した。
「フフン、それじゃこれならどうかしら≪ピシィッ!≫」
「キャウン(ゾクゾクゾク)」
乳房を鞭打たれた飛行場姫、様子がおかしい。
「あーら、どうしたの?」
「ソノテイド ナニカ?」
「そうよ、この程度、どうということはないわ≪ピシィッ!≫」
「アウ(ゾクゾク)」
(イッタイ ナニ?
ナゼ コノテイドノ コトデ)
今度は内腿を打たれた。
「あなたはわたくしに勝てなくてよ。
だって、あなたはM奴隷ですもの≪ピシィッ!、パッシィ!ピシィッ!≫」
「アア、ワタシハ イヤラシイ ヒコウジョウキ デス。
モット モット カイグンダマシイ ヲ。
ヒャフィィーーーーーーーー」
決戦は終わった。
本日の海戦、大佐の勝利。
りゅみお姉ちゃん、ある方面では無敵です。