ブラック鎮守府で我が世の春を   作:破図弄

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艦娘ショップ

いかがわさがプンプンしてきます。

彼を応援してくださいね。


第18話 艦娘ショップ

●人のおもちゃの店のような、トレーディングカードの店のようだ。

最近の店らしく、店先が真新しい。

 

「何を売っているんだ?」

結構、出入りが多いので中に入ってみる。

 

中に入ると納得。

 

艦娘のほぼ等身大のパネル、立て看板的なモノから、小さいフィギュアまでがある。

アイドルグッズの類と考えて、差し支えないだろう。

 

まあ、あれだけ美形揃いの娘たちだし、こういうこともありだろう。

しかし、版権というか肖像権はどこが管理してる?

いや、艦娘の存在自体、同じ娘が重複している。

複雑な気がしてきた。

●MMの文字が見えそうで認識力にモヤがかかったような感じがする。

 

店の奥にその先を隠すようにカーテン暖簾がかかっている。

特に規制されているわけでもないので、暖簾をくぐると意味が解った。

 

 = = = = =

 

そこは、古着屋だった。

おそらく大破した時に着ていた服だろう。

ショーケースの中に陳列されており、その時の写真が並べて置かれている。

 

破壊されたものでもない服もあった。

そのまま着古されたユニホームまで需要があるのか?

「お客様、お目が高い。

 これは、艦娘が3年着古して、擦り切れる寸前まで着込んだものですよ」

「いや、すまん。

 こういう物の価値を知らないもので」

「これは、失礼しました。

 艦娘たちは出撃します。

 このユニホームを着ている期間を過ごして、無事生き延びた。

 素晴らしいことだと思いませんか?

 その幸運、彼女たちの思い出の詰まった持ち物は幸運のアイテム。

 それをご購入されるお客様がいらっしゃるのです」

俺は、唖然とした。

単に艦娘の肉体を包んでいた布に性的興奮を覚えているだけじゃないのか?

 

そして、その推測を裏付ける商品があった。

 

アレだ、アレが並んでる。

わかりやすい。

俺でもコレの意味は解る。

 

下着姿の艦娘の写真。

そして、同じ柄の下着がある。

これは、この艦娘が着ていましたよってことだろ。

 

5,000円。

ちょっと待て。

コレをこの値段で買うヤツがいるのか?

 

さっきのユニホームはいくらだ?

20,000円!

 

潜水艦の水着は?

15,000円!

 

なんだよ、鎮守府って、宝の山じゃねえか。

知らなかった。

こんな世界があったんだな。

 

「お店の人、例えば、適度に着古した感じがした方が高いのか?」

「そうですね。

 大体のお客様は、幸運の期間が長いほど価値があると思われているみたいです」

「ほー、で、洗濯なんかは?」

「なかなかお分かりですね。

 関取などはゲン担ぎで勝ち越している間は、まわし(・・・)を洗わないと言います」

「いや、色々勉強になったよ。

 例えば、知人がこの手のアイテムを持ってるとしたら、買い取ってくれたりするのかな?」

「はい。

 今や、人類の盾として、その身を奉げる彼女たちを支えるためにも」

「そうだな。

 資金は潤沢なほうがいいな。

 クヒヒ」

 

俺は、店を後にした。

やることは決まった。

あいつらの身の回り品を刷新してやろう。

これは、モチベーションを上げるためにも最優先事項だな。

 

先手を読むとしたら、柄や形にも気を配らないとな。

体型に不釣り合いなモノは、要注意だな。

 

写真は大丈夫。

眼鏡に言って、備品記録とか騙してとにかく画像データを残させる、キヒヒ。




艦娘たちの知らないところで、立案された計画。

いよいよ本領発揮かも。
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