ブラック鎮守府で我が世の春を   作:破図弄

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眼鏡の放置プレイは続行中。

物資を降ろしてこれからです。

彼を応援してくださいね。


第34話 コインランドリー?

若旦那が請け負った分を粗方下して一服。

 

気が付いた駆逐艦たちが興味津々覗いている。

(隠れてるつもりか?)

 

「中佐、コレどうするんですか?」

「ああ、艦娘に運ばせるよ。

 俺もまだここに明るくないからな」

「良かったら手伝いますよ」

「いいって。

 配達までがそちらの仕事だからな」

そうこうしてるともう1台トラックが到着した。

 

「遅くなりましたー」

「おー、世話になるな」

「何をおっしゃいますやら」

「こんにちはー」

若旦那が社長に挨拶する。

2人に共通の知り合いがいる。

奥さん同士が少し年の離れた従姉妹同士だった。

地元で商売しているとそういう縁ができていく。

 

「降ろすの手伝いますよ」

「悪いねぇ」

「親戚ですから」

「じゃあ、俺休憩」

「「ブラックだ!」」

 

 = = = = =

 

降ろせる荷物は粗方下して、あとは洗濯機の設置だけ。

今回、これが目玉商品。

コインランドリーの洗濯機4槽分が中古で手に入った。

設置業者を待っているところで、我慢しきれなくなった駆逐艦たちが集まってきた。

 

「ていとくー、コレ、洗濯機ですよね」

「大きい、こんなの初めて見たー」

「業務用っぽい?」

「中に入って洗えるかも」

 

艦娘たちは町中で暮らしていないため、こういうものでも珍しいのだろう。

「俺に逆らうやつは、これで洗濯だな。

 あと電子レンジでチンだ」

≪≪ヒィー、死んじゃうよー≫≫

 

 = = = = =

 

洗濯機の設置が終わったころ、日が落ちて屋外は真っ暗だ。

この辺には、鎮守府以外は星明りしかない。

星空は、いい感じに美しかったりする。

「星がきれいですねぇ」

「いやー、久しぶりに感動しましたよ」

「何なら、家族を連れて来るか。

 前もって連絡があれば、宿営までは提督権限で許可出せるぞ」

「ぜひお願いします」

「家内が喜びます」

こういうことなら、元手がいらないので助かる。

 

社長、若旦那、設置業者を見送り、執務室に戻った。

 

今日も仕事が終わって、軽く一杯。

私室は静かなまま。

(眼鏡、やっぱり寝不足だったか。

 俺が眠いんだから、当たり前なんだよ)

ここしばらくの観察で判ったことは、眼鏡はいいわけがないと無理をする。

 

(晩飯を食い損ねられても困るからな)

脅かさないように私室に入る。

目に入ってきたのは、盛り上がった布団。

潜り込んでるか?

 

「眼鏡、起きろよ」

返事がない。

布団をめくってみた。

 

幸せそうな寝顔だった。

と同時にメス臭い。

布団に籠っていたので、蒸れてた。

涼しくなったのか、眼鏡は目を覚ます。

「うーん、眠ってしまったの? はっ!てーとく!」

逡巡せずにスケベスカートのサイドから手を突っ込む眼鏡。

(艦娘でもそんなことを人前でするんじゃない)

「アレ? ウッン、あ・・・・やっぱり」

なぜか睨んでくる眼鏡。

 

「飯食ってこい」

「てーとく、これはどういうことですか?」

眼鏡は、目に見えて不機嫌だった。

 

「何が?」

「だって、脱いで、布団の中で待たせたんですよ」

「で?」

「だから、何にもし・・・・」

言葉の途中で眼鏡は顔を真っ赤にする。

「放置プレイだ。

 お前が涙を流して懇願するように仕向けているんだぞ」

 

複雑な表情をする眼鏡。

 

「飯、食いに行け。

 消灯まで自由時間だ。

 好きに過ごせ」

 

俺は執務室に戻って、グラスに酒を注ぐ。

後から眼鏡がついてきて、傍らに立つ。

「なんだ?」

「今日は、絶対来てください!」

「何処へ」

「食堂です!」

「えー、めんどくさいぞー」

「嘘つき」

眼鏡に掴まれた腕は、痺れを感じるほど強く掴まれていた。




眼鏡、眼鏡。
パンツをはき忘れてるんじゃないぞ。

はぅ
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