ブラック鎮守府で我が世の春を   作:破図弄

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海戦は避けられないようです。

艦娘たちの運命は?

彼を応援してくださいね。


第12話 第一次お風呂海戦?

ドウシテコウナッター

 

俺は、固まっていた。

 

さっき、空母たちが風呂に来た。

そこまでは、覚えている。

 

気が付くと女風呂に居た。

普通に湯船に浸かっている。

この状況は、艦娘が騒いでいないので、ギリギリセーフなのだろう。

 

だが、俺にはいくつか問題がある。

まず、頭にこぶがある。

石鹸か何かですっころんだか?

そして、俺は湯船の隅で眼鏡戦艦を椅子に見立てれば、きっちり着座していた。

おまけに両腕は、ビッグ7に抱き着かれて動かせない。

 

状況が判ると【平常心】とお経のように繰り返していた。

最初は、このまま腕を引き抜かれるかと覚悟もしたが、戦艦が肩に頭を置いて寛いでいる。

危機的状況では、なさそうだが、そうなると話は変わる。

いい歳して小娘に翻弄されるのも癪だが、彼女ら特有の弾力が触覚に対して高威力を発揮してくる。

これ以上の刺激が無ければ、かろうじて保てるだろう。

 

時々、背中に柔らかいこんにゃくが押し当てられるような感覚と生きているグミが這いまわるような感覚がある。

「提督、ひどい傷痕だな」

「ああ、士官になりたての頃の古傷だ」

 

武蔵は、手のひらほどの傷痕をできるなら癒したいと思った。

「戦闘で?」

「逃げ損ねただけだ。

 全くドジを踏んだもんだ」

戦艦が轟沈(死んだ)時を思い出す。

じくじくと古傷が痛む。

 

「て、提督。

 どうだ」

生巡が真っ赤な顔して、目の前に移動してきた。

「何がだ?」

「眼鏡だよ」

片眼鏡(モノクル)を掛けていた。

「意外と似合ってるな」

「え、へへん。

 あ、後だな・・・・」

生巡は、顔を逸らし、腕は胸を隠すのを止めて、左右から挟み込む。

胸は圧迫されてムニュッと盛り上がりが増す。

 

「「見てはダメです」」

素早く戦艦が提督に目隠しをする。

 

「提督、それ以上は、セクハラです。

 大本営に報告しますよ」

眼鏡が不満を隠さない。

「俺かよ」

 

「な、長門、陸奥、オレのことは気にしなくていいから、な、な」

なぜか焦る生巡。

 

「この悪党は、巡洋艦には荷が重い」

眼鏡戦艦は後ろから、提督を抱きしめる。

 

「武蔵さん、顔が赤いですよ。

 のぼせたんじゃないですか?

 交替しますよ」

間宮が、待ちきれず言った。

「だ、大丈夫。

 提督にもたれているからな」

武蔵は、顔を隠すように抱き直す。

「俺は抱き枕か」

 

そのころ、空母たちは出遅れたことに未熟さを感じていた。

妖精さんに空襲してもらって、爆弾()落とした獲物だったのに。

 

ここにきて、空母たちも隙間を見つけて割り込んでくる。

「赤城、これはみんなの敵討ちみたいのものだ。

 この長門に任せてもらおう」

「長門さん、それなら、お手伝いします。

 わたしも提督に仕返ししたいのです」

とうとう艦娘たちの<復讐心(おかえし)>が牙を剥いた。

 

「お前ら、わざわざ広い湯船を窮屈にしやがって、湯温か体温か、わかんねえだろう。

 こら、どこ触ってんだ!

 てめえら、俺が提督だって、わかってんだ、ちょ、擦りよってくるんじゃねぇ。

 せ、狭、い、息が・・・・」

提督は、艦娘たちの圧迫のため、呼吸ができず、意識を飛ばした。

≪≪提督!≫≫

 

「やっぱり、こうなりましたね」

間宮は、ヤレヤレと両手を持ち上げる。

 

陸奥は、思い出したくない記憶の封を開けていた。

歴代の提督(おやじ)たちから、少なからず辱めを受けている。

「なんとなく悔しいわね」

露骨に性欲向けてこない、強要されないなら、彼と少々睦み合うのも悪くないと思い始めていた。

男色なのかと考えが過ったら、どさくさに紛れて触れていた。

提督の欲求は充分感じ取れた。

長門の言葉を思い出して納得した。

 

「陸奥、言った通りだろ?」

長門の瞳は、優しかった。

 

この場にいる艦娘たちは考えた。

過去の提督(おやじ)たちから受けた屈辱は、この提督に責任を取らせよう。

この提督の<懲罰(いやがらせ)>には、<反逆(エロス)>する。

ブラックの彼には遠慮は不用だろう。

きっとこの提督(ゲス)敵対的(ねんごろな)関係になれると確信していた。

 

「みなさん、いいですか。

 抜け駆けは禁止ですよ」

大淀は、天龍に向かって言った。




提督の預かり知らぬところで抵抗勢力が生まれました。
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