裏(地)切られ(商品価値のなくなっ)た事実 orz ←提督
彼を応援してくださいね。
庁舎前に俺以下、鎮守府総出で少将の見送りに集まっていた。
「邪魔したな、今度は大本営でな」
コマンドカーに乗り込む少将。
「はっ!お疲れさまでした」
俺は精一杯の敬礼で見送る。
運転席の少将は、さまになる敬礼を返す。
コマンドカーが野太い排気音を残して、鎮守府の門を出て行った。
俺は、庁舎の前で立っていた。
「少将ー、お疲れさまでしたー」
「提督ー、ありがとうございますー」
「提督ー、オレがんばるぜー」
中尉と眼鏡’、生巡’が手を振り見送る。
「お前ら、どうしてここにいる」
返答は想像できたが、敢えて口にした。
「だってぇ、中佐って、将校クラブに来ないんだもん」
身を捩って、上目遣いの中尉の態度は、あざとかった。
「貴官、退役したらキャバクラに行けるな、いふぇふぇふぇ」
「中佐のイケず。
そんなこと言うのはこの口かぁ」
中尉は、中佐の両頬を強めにつねる。
「中尉殿、わたしもやりたい」
「オレもオレも」
少将ズ艦娘もつねり始めた。
(くっそー、おっさんを舐めるんじゃねー、こうだ)
中佐は、つねられるのよしとせず、艦娘たちの胸を鷲掴みする。
「「ひゃーー」」
驚きを隠せず思わず手を放す艦娘。
悲鳴に驚いた中尉は、そのまま固まった。
「・・・・」
「!、中尉、そのまま続けてください」
「おう!中尉、コイツの手はオレたちで封じてやる」
眼鏡’と生巡’は、胸に被さる中佐の手に自分の手を重ねて、そのまま胸に押し付けた。
中尉は、何か気に入らなかった。
「こら、手を放せ。
若い娘がそんなことをするんじゃねえよ」
中佐は、予想外の事態に対処が遅れた。
それ以上に思考停止中の中尉。
「いふぇふぇふぇ」
「もーーーー! 中佐のエッチ、早く手を放しなさいよ!」
つねる力が一層強くなる中尉、手を掴まれてどうしようもない中佐、セクハラに息の荒い艦娘。
まさに三つ巴。
精神的に気に入らない中尉、マジで痛い中佐、目を潤ませる艦娘。
負の
= = = = =
提督の置かれた状況を見物する鎮守府の艦娘たち。
気が気ではないが、中尉が居るため、手が出せなかった。
艦娘の立場は、兵器扱い。
指揮系統上、すべてにおいて権限はない。
司令官代理として、一時的は権限を行使することができるが、士官が居る場合、その隷下に入る。
給与は戦果に応じて昇給し、撃破艦種、数によっては、提督を超えることもあり得る。
ただし入渠時に物資を消費量した場合の一部負担も課せられるため、あまり裕福ではない。
生巡は、
(くっそー、あの手は、オレの胸と勝負するはずじゃねえか)
眼鏡は、
(相手は提督なんですよ。
胸なんか触らせないで、脚で挟んじゃえばいいんです)
「加賀さん、今夜提督のところに行くんですね」
「赤城さん、遊びに行くんじゃありません。
わたしは提督から辱められるのです」
「加賀、それは本当か!
ウーム、それは大変だ。
よし、わたしが変わろう」
「長門さんに迷惑はかけられません」
「じゃあ、わたしが行きますね」
「陸奥さんも何を言っているんです」
「加賀さん、一航戦として見逃せませんよ」
4人は自己犠牲を厭わず、譲らなかった。
「皆の献身の決心に心打たれた。
この武蔵、被害担当艦を買って出よう」
「武蔵は、この鎮守府の艦娘ではない、理不尽を負わせるにはいかない」
長門は、危機感から武蔵の申し出を断った。
「お気遣いはうれしいが、気にしなくていい。
提督は、わたしの舌の裏、腋の下の毛穴の数、大事なところの色まで知っている」
とんでもないこと口にした武蔵。
武蔵の言葉が聞こえた艦娘は、その場で凍り付いた。
提督の長い夜が始まったかも?
第2章 第6話 迷子 の夜に何があったのでしょう。