オブリビオンゲート 異世界龍 彼の地にて 斯く集えし   作:ArAnEl

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今回はちょっと変わった人が登場します。当初予定なかったけど。(こいつのせいでバッドエンドしか見えない気がしてきたのは内緒)

あとそれに伴いオリキャラ出るかも。主人公にはならないけど。

作者の夢(現実逃避)と希望(妄想)がいっぱい♪

あとスームではなく、スゥームとご指導受けましたので、今後はそうします。


どっかで見たことある?人違いだ

無事(?)に駐屯地に帰ってきた伊丹たちを見た上官は言葉を失った。

 

まず隊員ほぼ全員がボロボロである。

 

軽傷とはいえ、装備がボロボロだったり、武器が壊れているもの、迷彩服が擦り切れている者、などなど。

 

そして何よりも、車両が大きく破損していることであった。

 

 

「君たちは何をしてたんだー!」

 

 

あまりのショックで後ろにいた避難民たちは見えていないらしい。

 

というかまず隊員たちの心配しろよ、と思うのだが。

 

こうして、伊丹は結果報告、処理報告、対策資料、そして避難民たちの処遇等々の処理を任されることとなった。

 

 

「ちくしょー、幹部自衛官なんてなるじゃなかった……」

 

 

伊丹はポツリとつぶやいた。

 

 

***

 

 

日本海、領海線付近

 

一隻の中型漁船が真っ暗闇の中、静かに浮いていた。

 

 

「××××××、○○○○○○」

 

「おいおい、俺たちは日本人だぞ、何外国語話してんだ」

 

 

一人の男が流暢な日本語でもう一人の男に小声で注意した。

 

 

「おお、そうだった。すまんな」

 

 

先ほど外国語で話していた男は急に日本語を話しだした。これも流暢な日本語だった。

 

 

「あと3時間ほどこのまま潮に流れていけば問題なく漁業地点まで難なく入れる。そしてそのまま出動だ」

 

「うむ、そのまま本土に向かえばよいのだな」

 

「ああ、あと入念にに『竿』と『釣り針』の準備しておけ。あと『重り』もだ。使うことはないと思うがな」

 

Hey, what are rods, hooks and weights?(なあ、竿と釣り針と重りってなんだ?)

 

二人の男は後ろから突然男性の声が聞こえたため驚いたが、振り向くと同時に腰に隠していた拳銃を……

 

 

パスン、パスン

 

 

取り出すこともなくその場に倒れた。

 

そして倒れずにそこにいたのはサイレンサー付きの拳銃を構えたスキューバダイバー装備にその他諸々加え、バラクラバ(覆面)をつけた男がいた。

 

 

Clear(クリア)

Clear(クリア)

Clear(クリア)

Clear(クリア)

 

 

彼の無線機に制圧完了の報告が逐次される。

 

 

All Clear(完全制圧完了).

Change radio language to default (無線言語を既定に戻せ)

 

『『了解』』

 

 

その男の指示に帰ってきたのは日本語だった。

 

すぐに船のあちこちから同じような服装装備をした者が集まってきた。

 

 

「隊長、報告します。この船には高速機動艇エンジン4発、小型特殊潜航艇1隻、武器弾薬及び自爆用装置を発見しました。敵性勢力は15名で、全員の死亡を確認しました。なお、国籍等を判別する物は見つかっておりません」

 

 

1人の隊員が先ほどの男に報告した。

 

 

「班長、ご苦労。まあ恐らく北の国かパンダだろう。そして工作員(プロ)だろうな。それかそれを装ったまた別の国か。ま、自爆される前に制圧できたのは大変よろしい」

 

「そしてこちらが武器弾薬です」

 

 

別の隊員が隊長と呼ばれる男を下のほうに誘導した。

 

 

「なるほどね。竿()釣り針(弾薬)重り(重火器)のことだったのか」

 

 

目の前の木箱に詰められたのはカラシニコフ銃かその類似品、弾薬ケース、そして対戦車ロケット弾であった。

 

 

「ふむ、まあこんなものか。これらを接収する。木箱をゴムボートに搭載し、乗れない者は逐次交代しながらボートを押せ。そしてこの船は処理しろ」

 

「「了解」」

 

 

その日の早朝、ある漁師はかすかだが油の染み付いた魚が多く取れたという。

 

 

***

 

 

「昨夜はご苦労だったな」

 

 

真っ白の制服に、金色の肩章をつけた将官がソファに座っていた。

 

 

「いえ、海将補。我々はやるべきことをやっただけです」

 

 

反対側のソファに座っていた男が言う。こちらも白い制服だが、肩章は黒に金の線が巻いてあった。

 

 

「まあ、しかしだかね、全員排除したのもどうかと思うのだが」

 

「その件に関しましては、相手が先に攻撃する素振りをみせ、急迫不正の状態であったこと、かつ明白な攻撃意志があったと判断したと報告を受けています」

 

「うむ、そうか。まあ後処理はしっかりするように」

 

 

海将補は小さくため息をついた。どうせそんなことはないだろう、法の穴を突いただけだろうと考えた。

 

 

「あと君に報告があってね。ちょっと複雑な事情だけど」

 

門の向こう側(特地)の件ですか?」

 

「さすがだな。もうそちらの方でも情報入手しているのか。なら話が早い、向こうで陸空自で十分と判断されていたが予想以上に問題が多いらしくてな」

 

「我々の力が必要になるかと?」

 

 

海将補は黙って頷く。

 

 

「海将補、お言葉ですが彼の地に海はあれど、戦略上全く意味のなさない場所と聞いております。

まず我々の基地から離れすぎている。そしてさらにあちらの敵性勢力は陸戦及び低空戦と聞いています」

 

 

その男は冷静に、そして力強く答えた。

 

「さらに、現在あの事件以来我が国と周辺国との関係が良好ではありません。現にスクランブル、緊急出動も増え、不審船等の目撃も増えています。これ以上本土の戦力を減らすわけにはいかないかと」

 

「その通り。しかしだ、我々は海だけが戦場ではないだろう。もっと柔軟に考えたまえ。どの国でも統合作戦が主流の今、我々が、いや我々しかできないこともあるだろう。それを調べるためにもまず下地が必要なのだ」

 

「なるほど、仰る通りです。しかし自衛隊は……」

 

「そのために君がいるのだろう?」

 

 

2人はしばらくの間静かになった。お互いの腹を探るような感じであった。

 

 

「総理、防衛大臣、統合幕僚長の承認は降りた。あくまでも口頭だがな」

 

「なるほど。つまり、最高級の秘密ということですか」

 

「その通り。この秘密は我々含め少人数にしか告知されていない。なのでこれは命令だ。君かまたはそれに相応しい者に願いたい」

 

「……わかりました。ご命令とあらば私が行きましょう」

 

 

それを聞いた海将補安堵した。

 

 

「そうか、ありがとう。よろしく頼むよ。あと君の『優秀な部下』にもよろしく伝えておいてくれ」

 

「はて、何のことでしょう。私は単なる情報幹部です。では仕事にかかりますのでこれで失礼いたします」

 

 

男はお辞儀すると部屋を後にした。

 

 

「頼んだぞ、草加拓海3佐」

 

 

海将補は静かに去ってゆく男の背中を見送った。

 




え、何か見覚えのある奴がいるって?名前も見た目も声も性格も同じ?思想も同じかも?

やだなあー、別人ですよ別人……

作者が別人っていってるので別人なんだよぉぉおお!!!
(決してタイムスリップしたわけじゃないから)

あぁ、ググらないでぇ……タグ追加しないといけなくなっちゃう。
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