オブリビオンゲート 異世界龍 彼の地にて 斯く集えし   作:ArAnEl

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気がつけばアルドゥイン様の周り、一応全員雌でハーレムになっている……

あと迷宮編は、忘れていた訳じゃないよ!順序変更するだけなんだから……ほんとは半分忘れてました……



迷宮ランナー

「あーあ、悪所に戻るのか……」

 

「栗林陸曹、溜息なんて貴女らしくありませんわね。悪所にいれば色々なハプニングがあって活き活きするとか言ってましたのに」

 

 

悪所行きのジープ内で黒川が尋ねる。

 

 

「悪所行きは別にいいんだけど……サンドバッグ(加藤)持って行きたかったなあ」

 

「まあ、そんないいサンドバッグですの?」

 

「そう、今までで一番頑丈で長持ちしている。早く次の休暇来ないかなー」

 

「まだ任務すら始まっていませんわ」

 

 

***

 

 

「へくしっ……痛てて……」

 

「おや、加藤3佐、風邪ですかね?」

 

「いや、ただのくしゃみですよ。でも一応風邪薬もください」

 

「はいはい、あといつも通り鎮痛剤、湿布、あと例の物ね」

 

「先生いつもありがとうございます」

 

 

加藤は衛生隊の診療室を出るとそのまま喫煙所へ向かう。

 

 

「よう、柳田。怪我はどうよ」

 

 

柳田は一瞬ギョッとする。

 

 

「加藤3佐、お疲れ様です。大分良くなりましたよ。復帰にはまだですが」

 

「そんなかしこまるなよ、俺とお前の中じゃないか」

 

「学生の頃あんたにしごかれた記憶がトラウマなんですよ」

 

「まあ、そのおかげでそこそこ体力維持できてんじゃない?」

 

「否定はしませんね。で、今回は何用ですか?」

 

「ここ特地に簡易イージス・アショア(陸上イージス)を設置する情報が入った。詳しく聞きたい」

 

「……流石ですな。でもこれは特別に秘密事項なんです。いくらあんたでも教えられません」

 

「流石だな。それでいい。まあ、これはオレの勝手の予測だが、弾道ミサイルが存在しないこの世界に配備させる理由、対龍兵器としての運用だろう。そして恐らく初の純国産イージスシステムの試験も兼ねてる、と言ったところか」

 

「……」

 

「まあ、あくまでも俺の予想だがな。独り言だと思って忘れてくれ」

 

 

そしてしばらく沈黙が続く。その沈黙を破ったのは第三者だった。

 

 

「加藤3佐、ちょっと大事なことが……」

 

 

看護師が加藤の耳元に何か囁く。

 

 

「分かった。すぐ行きます」

 

 

加藤は葉巻を消すとその場を去る。

 

 

「……加藤さん、あんた一体何をする気だ?」

 

 

***

 

 

そんな中、帝都では混乱で満ちていた。

 

皇帝(モルト)の死をいいことに、バカ皇太子のゾルザルが皇帝宣言を行い、皇帝の座に就いてしまった。

 

その結果、彼の横暴により講和派議員は多くが拘束、軟禁され、さらには自分に逆らうような輩は問答無用で処罰する『オプリーチニナ特別法案』の法案が可決されようとした。

 

それを止めようとピニャはあの手のこの手尽くしたが全て無駄に終わり、自分の身体を差し出す覚悟で兄のティアボに助けを求めるがそれも虚しく終わってしまった。

 

 

そんな混乱の中、闇夜のロンデルの裏道にて、二つの黒い影が互いに背を向けていた。

 

 

「バルバス、そちらの首尾はどう?」

 

「ああ、今のところ問題はない。計画通りだ」

 

「そう、ならいいわ。私の方もうさぎ女(テューレ)にうまく働いてもらってるわ。貴方は変なことしないようにね」

 

「ああ、分かってるよ」

 

 

それを聞くと、デイドラ装備の女は姿を消す。

 

 

「やれやれ、面倒なことは本当は嫌いなんだがな」

 

 

そしてバルバスも伊丹の元へ戻る。

 

 

一方、伊丹たちは夜逃げ(?)の準備をしていた。

 

グレイたちに、なぜレレイが、誰に、狙われているのかを説明された。結論を言うと、恐らくどっかの馬鹿皇子が嫉妬で狙ってるらしいが、まだ噂の域なので迂闊に動けないこと。さらに刺客もかなりの強者ということでグレイたちだけでは対処できないことが告げられた。

 

そして伊丹も最大限の協力を惜しまないと聞き、グレイはぜひとも返り討ちにしようと意気込んだが、伊丹はそんな気はないということで逃げ戦術的撤退を選んだのだ。もちろん、ちゃんと学会前には帰ってくる予定である。

 

 

「あの馬鹿(バルバス)はまたどこへいったのよぉ!?」

 

 

ロゥリィが若干イライラした様子であった。

 

 

「すまねえな。ちょい迷子になっちまってな」

 

「いいから行くわよぉ!」

 

 

グレイたち騎士団員はロンデルでの刺客の調査。伊丹一同(ミモザ、アルペジオ含む)は周辺を転々としながら資源調査も行うつもりで出発した。

 

 

***

 

 

「おい、ここはいつからバイオ●ザードの世界になったんだ!?」

 

「|伊丹殿、バイオ●ザードとはなんだ!?」

 

「というか誰かこの状況どうにかしてー!?」

 

「うおぉ!?尻尾引っ張るな!!」

 

 

伊丹、ロゥリィ、ヤオ、アルペジオ、そしてバルバスは迷宮(ラビリンス)にて美少女、美女たちに追い回されていた。

 

 

ことの原因はレレイが病に倒れたこと。

 

調査を兼ねてある村に着いたところ、そこら辺一体では若い女性にしかかからない流行病が蔓延しており、レレイもやられてしまった。ちなみに感染率5割の致死率7割という日本人からしたら卒倒ものである。

 

幸い、ミモザ、アルペジオそして一瞬意識を取り戻したレレイによって疑わしい病が特定され、ロクデ梨が有効かも、ということでミモザの所有するロクデ梨を与えたところ熱が下がった。村人たちにも分けて多くを死の淵から救った。

 

 

しかし、問題は解決されなかった。

 

レレイの意識が戻らないのである。

 

熱もない、特にこれと言った症状もなく、苦しんでる様子もない。いわゆる植物人間状態である。

 

そこて村人と、ミモザの提案により近くにある亡き王国の元薬草園、通称『迷宮(ラビリンス)』に入ることを決意した。

 

そこなら、薬草が自生していて、失われた文献等もあるかもしれないという判断だ。しかし、あくまでもかもしれないだが。

 

そうして、看病のためにテュカとミモザを残しで出発した結果がこれである。

 

何を隠そう、この美少女、美女たちは見た目こそ綺麗なものの、生ける屍(リビング・デッド)、通称ゾンビである。すごく綺麗だが。

 

 

「ちくしょう!ショートカットし過ぎたか!?」

 

 

C4爆弾で迷宮の壁を無理やりぶち破って進んだ結果、ゾンビたちを呼び集めてしまった模様。

 

応戦したがその数は予想以上に多かった。

 

 

「ざっと、200以上はいるじゃない!」

 

 

アルペジオが戦闘魔法を駆使しながら叫ぶと。彼女の腕はなかなかで、攻撃が見事にゾンビたちの急所にピンポイントで当たる。

 

伊丹も64式小銃、手榴弾を駆使しながら戦い、ロゥリィも自慢のハルバードで相手を確実に潰していく。

 

 

「おい伊丹の旦那、後ろから来てるぞ」

 

「バルバス感謝する、ここはこの身が引き受けよう!」

 

 

迷犬バルバスやヤオも負けてはいなかった。

 

皆の協力と努力により、見事ゾンビ集団を撃退できた。

 

 

(ここがバイオ●ザードみたいに走るゾンビ、犬ゾンビ、重火器を担いだ実験体がいなくてホント良かったな……)

 

 

伊丹は心の中でつぶやく。

 

そしてまた壁を爆破によって突破してゆく。

 

 

***

 

 

行き着いた場所は不自然な広場。

 

 

「そういえば、ここコカトリスやミノタウルスみたいな怪異がいるんだっけ?」

 

 

アルペジオは村人からの情報を思い出す。

 

 

「それに何か異様な静けさだな。中ボス出てきそうな雰囲気」

 

「中ボスぅ?」

 

「まあ、こんな迷宮にこんな場所が有ればその線が濃いんだが……」

 

 

一応警戒して周囲を調べたが特に何かが出てきた様子はなかった。

 

 

「私もぉ、ここ一帯草木が生えてないから猛毒のコカトリスがいると思ったんだけどぉ」

 

「まあ、何もなくて良か……」

 

「キャア!?」

 

「ヤオどうした!?」

 

 

古屋の中を調べていたヤオが尻餅ついていた。

 

 

「なんだこれ?」

 

 

中にはミイラ化した大きな鶏と何かを掛け合わせたようなものが朽ちていた。まだそこまで古くないようだ。

 

 

「これは、コカトリスね」

 

 

アルペジオがつぶやく。そして魔法で確認して絶命していることを確かめる。

 

 

「でもぉ、何か変よぉ。この傷、明らかに戦ってできたようなものよぉ」

 

「確かに……しかしどんな傷かは分かりづらいな。切り傷と刺し傷か……?大きさからして大型の生物か?」

 

「コカトリスは猛毒な攻撃手段を持っているわ。サイズだけでは倒せないほどの生物よ」

 

 

アルペジオが伊丹の疑問に付け加える。

 

 

「もう少し調べてサンプルとったらすぐ出発しよう」

 

 

試験管とピンセットを持った伊丹がコカトリスの死体に近づきサンプルを取る。

 

 

「……よし、みんな行く……痛っ!?」

 

 

それは突如現れた。コカトリスの体内から食い破って出てきた。映画『エイ●アン』に出でくるアイツ(チェスト●スター)みたいに。

 

 

「あわわ、白い大きなヒルのようなものが!?」

 

「うわー!血吸ってる!血吸ってる!誰かとってくれえ!」

 

「ヨウジぃ、とってあげるからじっとしてよぉ」

 

 

ロゥリィは力いっぱいひっぺがす。するとそのヒルのようなものが紫色の霧状のブレスを吐く。

 

 

「いったいィィイイ!目が!目がぁぁ!」

 

 

ロゥリィは顔にブレスを浴びて地面を転げまわる。

 

 

「これは毒か!?まずい、伊丹殿、今毒を吸い出して……ハァ、ハァ……あり?」

 

 

ヤオのエロい唇が伊丹の首筋に触れようとしたが、そこには傷はなかった。

 

 

「うう、首筋も痛い……」

 

 

ロゥリィが顔を抑えながら首筋も抑える。

 

 

「あ、そうだった。俺の傷はロゥリィが受けてるんだった」

 

「そ、そうだったのか……それは良かった……いや、別に猊下が怪我したのを喜んでいるわけではないぞ?(ちくしょう!)」

 

 

ヤオは心底残念そうだった。

 

 

「ところで、これは何だ?」

 

 

伊丹は噛まれないように猫ほどの大きさのヒルみたいな生物を掴む。ギィ、ギィと泣いてる。

 

 

「わからない……私も初めて見た」

 

 

アルペジオがマジマジと見ると、噛み付こうと暴れる。

 

 

「私もぉ、初めて見たわぁ」

 

 

復帰したロゥリィが目を擦りながら見た。

 

 

「でも危なすぎるわぁ。処分しましょぉ」

 

「小型だからサンプルとして持ち帰りたいが、危ないからそうするしかないな。ヤオ、アルペジオ、念のためにコカトリスの死体も焼いて処理してくれ」

 

 

伊丹はその生物を銃剣で屠殺して、体液となめらかな皮をサンプルとして採った。

 

 

「にしてもここは本当にバイオ●ザードの世界じゃないよな……」

 

「ねぇ、さっきからバイオ●ザード、バイオ●ザードって言ってるけどぉ、なぁに?」

 

「ゲームなんだけど……今度アルヌス帰ったら見せてやるよ……」

 

 

その後、ロゥリィがその真実を知って絶叫したのはずっと後の別の話。

 

 

***

 

 

一同はさらに進み、今度は落とし穴だらけのフィールドに行き着く。

 

ここでも薄幸(ドジっ娘)ダークエルフ(ヤオ)が盛大に期待を裏切らずにやらかしてしまう。

 

落とし穴の作動スイッチを踏んでしまったのだ。

 

ただ不幸中の幸い、よく戦争映画における地雷同様に、踏んで即発動ではなく、足を離したら作動するタイプであった。

 

 

「伊丹殿、今までの旅は楽しかったぞ……もし族長にあったならば私は心置きなく逝ったと……」

 

「バカなこと言ってないで助けてやるからじっとしていろ」

 

「……はい」

 

 

伊丹は壁をよじ登って近くまで行くと、ヤオに重い袋を投げる。

 

 

「これを重りの代わりに足元に置け」

 

「しかし、これは……」

 

 

それはこの世界の金貨、銀貨の詰まった財布であった。

 

 

「そんな……こんなに払えない。この身にはそんな価値があると……」

 

「いいから指示通りやれ」

 

 

ヤオは伊丹の指示通りに足をずらしながら重りを置く。そして罠が作動をしないことを確認すると胸を撫で下ろす。

 

 

「何とか助かったな」

 

「伊丹殿、感謝する。ところで、あの財布を回収できるよう紐をつけておいた」

 

 

ヤオは手元の紐を見せる。

 

 

「ちょ、待て……」

「ヤオ、待ちなさーい!」

「え!?」

「お!?」

 

 

そして勢いよく紐を引っ張る。

 

そして地面も勢いよく崩れた。

 

だが彼らは非常に幸運であった。

 

本当にギリギリのところで、足元の目の前の崩壊は免れた。

 

 

「びっくりしたぁ」

 

「心臓止まるかと思った……」

 

 

それを見て伊丹はホッとする。

 

 

「ヤオ、頼むから次何かするときは必ず相談してくれ」

 

「ご、ごめんなさい」

 

 

ヤオは涙目になる。

 

 

「まあ、皆大丈夫だからいっか……」

 

「うう、地下はハーディの領域だから嫌いなのよねぇ」

 

 

ロゥリィが崩れた跡を見て嫌な顔をする。

 

 

「うおぉ、真っ暗だぜ。一体下はどうなってるのやら……」

「あ……」

「「「あ……」」」

 

 

下を覗き込もうとしたバルバスがロゥリィに当たった。

 

当たっただけならいい。

 

その勢いでロゥリィが、落ちた。

 

 

「「バルバァァァァァアアアアス!!!」」

 

 

皆の怒号と遠のくロゥリィの声が迷宮中に響いた。

 

 

「あの、なんというか……てへぺろ?」

 

 

この後めちゃくちゃボコボコにされた。

 

 

***

 

 

ロゥリィ救出のため、取り敢えず降りてみた。

 

しかし残念ながら既に姿はいなく、探してみるとロゥリィの頭飾りが落ちていた。

 

 

「もしや、何者かにさらわれたか?」

 

「確かミノタウルスは人を食べると聞いたが……」

 

「おいおい、まじかよ」

 

「前が見えねえ」

 

 

バルバスのことはお構いなく皆で議論する。

 

 

「ロゥリィは、食われたのか?」

 

「伝説では女はあんなことこんなこと(エ●同人みたいなこと)されると聞いたことも……」

 

「まだ食べられたと決まった訳じゃ……」

 

 

しかし話し合っても拉致があかないので、何かよい書物、薬などを探して、そしてロゥリィの救出も行うために一同は進む。

 

 

「それにしてもくれーな。まあ、俺には鼻があるから問題ないが……何だこの臭い?」

 

 

最後尾にいたバルバスは臭いに連れられてさらに遅れてしまう。

 

 

「何だこの液体は?」

 

 

独特な臭いのした、液体である。

その臭いを嗅いでいると頭の上に同じ液体が落ちてくる。

 

 

「痛え!?あれ?目の前に星が回ってる〜」

 

 

バルバスは頭に液体が落ちると足元がおぼつかない状態になった。

 

 

「あるれ〜?俺はどうしちまったんだ〜?お〜い、待ってくれ〜い。ん?」

 

 

振り向いた瞬間、彼は見てはいけない物をみてしまった。

 

 

「ぎゃ〜!旦那!伊丹の旦那!助けてくれー!」

 

「バルバスどうした!?」

 

 

しかし後方は真っ暗闇で、もう返事もなかった。

 

 

「バルバス?おーい?」

 

 

反応なし。嫌な沈黙が流れる。

 

 

「おいヤオ、確かめてきてくれないか?」

 

「うう、正直怖いが伊丹殿がどうしてもと言うならば……」

 

 

結局、3人全員で確認することにしたが、そこには誰もいなかった。

 

 

「あいつどこにいったんだ?ここ本気でバイ●とかサイレン●ヒルじゃねーよな……?」

 

 

3人はさらに警戒して、先ほどの作戦に追加して駄犬(バルバス)の救出も渋々することになった。

 

大樹が生えてる大広間につくまでに、一応いくつかの書物と薬草を拾ったが、どれも期待出来そうなものは無かった。あと念のためにロクデ梨も拾っておいた。

 

 

「ここまで来て大した成果ないとは……」

 

「伊丹殿、焦っても仕方がない。アルペジオ殿、何か良い物は見つかったか?」

 

「さっぱりダメね……無いよりはマシ程度の薬と書物だけど、はっきり多分ダメね。ああ、ここで妹を見返せるチャンスなのに!」

 

 

口ではそう言いつつも、かなり心配している様子だ。彼女も最初は看病のため残ってもらう予定だったが、「妹が苦しんでいるのに姉が行かなくてどうする」と真っ先に着いてくることを宣言したのだから、本当は仲の良い姉妹なのだろう。

 

 

「しっ、静かに……」

 

 

伊丹に言われてヤオとアルペジオは姿勢を低くして息を殺す。

 

見ると大樹の麓に大きな獣人が座っていた。

 

ミノタウルスである。

 

 

「くそ、あいつがロゥリィを……」

 

 

3人はゆっくりと死角を利用して接近する。

 

ミノタウルスは眠ってるのか、何の反応も示さない。

 

 

「伊丹殿、何か様子が変だ……」

 

「ヤオ、俺も今思ったところだ」

 

 

伊丹は試しに石をミノタウルスに投げる。

 

ピクリとも反応しない。

 

そして3人は恐る恐るミノタウルスの前に出ると、原因が分かった。

 

ミノタウルスもコカトリス同様、ミイラ化して絶命していた。そこまで古くから無いが、伊丹が迷宮に踏み込む前から既にこの状態だと予測できた。そして、体には(あな)のような傷が穿かれていた。

 

 

「え……じゃあ、ロゥリィは?」

 

 

3人は顔を見合わせる。

 

そして突如上からの気配。恐る恐る見上げると……()()()は太い幹にぶら下がっていた。

 

 

「おい、俺が3つ数えたら、一気にさっき来た穴へ逃げるぞ」

 

 

ヤオとアルペジオはつばを飲み込んで返事をする。

 

 

「3、2、1……今!」

 

 

3人は全力でダッシュすると同時に()()()は落ちて来た。

 

そして伊丹たちもあと少しで穴に届く。

 

 

はずだった。()()()が出てこなかったら。

 

伊丹たちはスライディングして止まる。

 

 

「な、なんだこの鉄の逸物よりも逸物のような卑猥な形をした生物は!?」

 

 

ヤオが訳の分からないことを口にするが、言われてみれば確かにそうである。

 

目の前には卑猥な頭をした本当にバイ●ハザードにでできそうなクリーチャー。後方もキモさでは負けておらず、白いヒルのような化け物。

 

伊丹たちは卑猥なアルビノクリーチャー(フルフル)キモい毒怪竜(ギギネブラ)に挟まれてしまった。

 

 




原作では共演果たしてない彼らにここで共演してもらおうと思います。
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