1人の男と武士娘の川神学園   作:龍仁

9 / 19
諸事情により書くペースが落ちてしまいます
本当に申し訳ございませんm(__)m
できる限り上げようと思いますのでそれでもよければ読んで頂けたら幸いです。






8話 初めての気持ち

決闘場所まで行き、百代・龍樹は向かい合う

 

「それでは!只今より決闘を開始する!」

 

 

「東方!川神百代!」

 

「ああ!」

 

「西方!神道龍樹!」

 

「おう!」

 

「始め!」

 

 

「先手必勝!川神流 無双正拳突き!」

 

鉄心の開始の合図と同時に百代は龍樹に突きを繰り出す

 

ドオオン!っという音が鳴り辺りに煙が立ち込める

 

 

 

「ふっ…しょせんこんなもんか……」

 

 

 

 

 

修行僧達も「終わったな」と次々に口を出す

確かに修行僧レベルなら1発で終わるだろう...だが、それは修行僧レベルの場合だ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーいや〜ビックリしたぜ!いきなり突きが来るんだもんよーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辺りに立ち込めた煙は消え、そこに居たのは百代の突きを片手で受け止めた龍樹がいた

 

『なっ!?』

 

 

「....ッッッ!!」

 

じぶんの突きを受け止められた事に驚き距離をとる

 

「……ふ、ふ、ハーッハッハッハッ!!」

 

久しぶりにやり合える奴がいた事に笑いと嬉しさがこみ上げてくる百代

 

「まさか私の突きを片手で受け止めるなんてな!久しぶりだこんなにワクワクしたのは」

 

「あんな突き受け止めるぐらい造作もないことだ!もっと本気で来なければ俺には勝てんぞ」

 

「いってくれる‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「爺さんよ...彼奴は何もんだ?....モモの突きを片手で受け止めるなんて普通じゃねえぞ....」

 

釈迦堂はこの川神院の中でも、トップクラスの実力者だ。百代の我儘で1番闘ってる彼がよくわかっていた、百代の実力を....

 

まだ釈迦堂には勝てないがもう少しで彼を越す程にまでなっていると釈迦堂自信がわかっていた。百代の突きを片手で受け止めるなんて絶対とは云わないが無理があった。

だが彼奴は簡単に受け止めている。

 

 

「彼はな龍樹君といってな、神道 刃の息子じゃよ」

「あー...成る程な納得だ...」

 

確かに彼奴の息子なら相当な実力があるのは理解できる

 

「ルーよ、龍樹君をどう見る?」

「見た限りだト、余裕の表情が見て取れますネ、まだまだ彼ハ強くなるのがワかりまス」

「なるほどのう、そう考えるか」

「総代ハどの様なお考えデ?」

「ルーの云う通り龍樹君はもっと強くなるじゃろう、彼は恐らく儂をも超えてくるじゃろうな」

 

『(ソれ程ですカ?)(まじかよ....)』

 

鉄心の言葉に二人は驚き龍樹に視線を戻した。

鉄心の実力は武術の頂点、総本山とも言われているほどの実力者だ。武道家を目指す者達は彼を目標にする者も多いだろう、そんな彼が10歳にもまだなっていない子供を評価している、自分を超えるだろうと...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「「ハア!・オラ!」」

 

ガン!という音がなり2人の突きが重なる

 

女の子とは思えない程の力だな....

っと思っていると百代が龍樹の腕をガシッ!っと掴んできた

 

「川神流 炙り肉!」

 

突然龍樹の掴んでいる百代の腕から紅蓮の炎がでる

 

「あっつ!!!!!」

 

火が出るとは思わなかった龍樹は動揺して隙を見せてしまった

 

「そこだ!」

 

その隙を見逃さなかった百代は龍樹の腹に突きを決める

 

「ゴハッ!!!」

 

もろに入ったパンチで息が苦しくなるが距離をとり息を整える

 

「はあっ...暑かった〜まさか手から火が出るなんてな」

 

「フフン!どうだ!」

 

参ったか!っというようにドンと胸を張っている

 

「面白いもん見せてくれたから、お礼にコッチも面白いもん見せてやるよ」

 

龍樹は刀を構え氣を出し始める

 

『!!!』

 

周りにいる人達は龍樹の氣のデカさに驚く

 

「はっ....はは...凄い氣だな」

(軽く私を超えたぞ...)

百代は龍樹の氣のデカさに驚きながらも構える

 

 

 

 

「一刀流 三十六煩悩鳳!!!」

 

斬撃を百代にむかって飛ばす

 

「なっ!」

 

百代は何とか斬撃を避ける

ふぅ、驚いたなまさか斬撃が飛んでくるなんてな....

ふふ...やっぱり彼奴は面白いな...

 

 

「後ろだよ!旋風脚!」

 

龍樹は背後から旋風脚を食らわす

突然の出来事に反応できなかった百代は龍樹の蹴りを脇腹に食らう

 

「あああ‼︎ッッッッくっ‼︎」

 

龍樹の蹴りを食らった百代は10メートルほど吹き飛ぶが何とか体勢を立て直し着地する

 

「致死蛍」

 

着地した同時に百代は龍樹に向かって氣弾を飛ばす

 

「波動拳」

 

同じ様に龍樹も氣弾で対抗する

 

バチン!!!っという音がなりお互いぶつかった氣弾が弾け飛んだ

 

「はあ!」 「オラ!」

 

先程と同じ様に2人の拳が重なる

その威力は凄まじく辺りに衝撃となって辺りに響く

 

 

『………』

 

周りにいる修行僧達は声が殆ど出ていなかった。子供とは思えない程の力のぶつかり合いが起きているのだから....

 

 

「「ハア....ハア....」」

 

(ここまで長引くとは少し予想外だったな、流石鉄心さんの孫だな……だけど……俺だって負けるわけにはいかねぇんだよ!)

 

生きる者全てにはスタミナが存在する、当たり前の様にスタミナは無限にあるわけではない、鍛えればスタミナは伸びるものだ。この時点で二人のスタミナはほぼ同じだと云ってもいいだろう。

 

 

「川神百代!これで最後だ!次の一撃で終わらそう...」

 

龍樹は天に向かって高く飛びそして刀を構える

 

「一刀流!」

 

 

 

 

 

 

「私はまだお前と闘いたかったんだけどな、まあいいさ」

 

 

 

「か〜わ〜か〜み〜」

 

百代はかめは◯波の様な構えをとり氣を溜め始めた

 

「波!!!」

 

百代は極太のエネルギー波を放つ

 

 

 

 

龍樹はそのまま百代が出したエネルギーに向かって突っ込む

 

「ウオオオオオオオッッッ!!!」

 

龍樹はエネルギー波を刀で一閃する、一閃されたエネルギー波は真っ二つに割れた

 

「なっ!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーー楽しめたよ川神百代‼︎

 

 

 

 

その時の龍樹はとても笑顔だったそうな

 

「飛竜 火焔!!!」

 

龍樹は重心を加え百代を斬りつけた

 

「ガハッ………」

 

百代はそのまま意識を手放した

 

「勝者!神道 龍樹!!!」

 

鉄心の声で試合が終了した

 

「ありがとな...楽しめたぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「龍樹君、今日はありがとうのう」

 

「いえ、俺も楽しめたんでよかったです」

 

まさか同じぐらいの子にここまで強い子がいたなんて知らなかったし、いい経験になったと思う

 

「そうかい、それはよかったわい」

 

「その若さでココまで強いなんて予想外だヨ」

 

「親父やヒュームさんに鍛えられてますからね」

 

「どうだ?小僧俺とも一戦やってみねえか?」

 

釈迦堂はそう云いながら氣を龍樹にぶつける

 

「(この人...かなりできるな...だけど何だろうか?なんか荒々しい感じがするな...)」

 

 

龍樹は釈迦堂の氣を感じとり心の中で思う、この人も"戦闘狂"だということを。

 

「これ!釈迦堂!今日龍樹君は儂の我儘で来てもらっておるんじゃ、これ以上彼に迷惑をかけてはならん!」

 

「いえ、迷惑だなんて思ってないですよ、本当に来てよかったと思いますし、やっぱり色んな人と戦う事はとても大切だとわかりました」

 

「釈迦堂さん、今度来た時に相手して下さい」

 

「そうか、わかった、残念だかまた今度にしとくわ」

 

「はい、じゃあ、俺はそろそろ失礼します」

 

俺は3人に一礼をし家へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

龍樹が帰った後三人は百代の部屋に来ていた

百代はすでに目を覚ましていた。

意識が回復した百代は頬をプクッと膨らませていた

 

「惜しかったネ、百代」

 

「あーもう、悔しいなぁ〜」

 

「お主もまだまだ未熟だということじゃ」

 

 

 

同じ位の子に負けたのは初めてだ...

 

だが、何故だろう?私は悔しいと思っている確かなのに何だろう...この胸の高鳴り...ドキドキする...

 

「神道 龍樹...(ボソ)」

 

不意に彼奴の名前を呟いてしまう....

最初会った時は生意気な奴だと思ってた、だけど戦いになると彼奴の顔は別人の様に変わっていた。

真っ直ぐな眼差しで私を見ていた、ふいに思ってしまったカッコいいと......戦っている時の彼奴の顔はとても男らしい顔をしていた、普段私が通っている学校に男子は勿論いるが、私は一度も男子の事をカッコいいと思った事はなかった。周りの男子は私みたいに強くないからだ、勿論わたしが武道を習っているからもある。

 

だけど初めてカッコいいと思ってしまった....彼奴のことを....初めて会った男子に....

 

 

 

彼奴の顔を思い出すと顔が熱くなる...こんなの初めてだ...ていうか彼奴は!?

 

「じじい!彼奴は何処に居るんだ!」

 

百代は布団から勢いよく飛び出した

急に勢いよく飛び出したので鉄心、ルー、釈迦堂はびっくりしている

 

 

「龍樹君なら今さっき帰ったぞ」

 

その言葉を聞き百代は部屋を飛び出していった

 

「どうしタんでしょうかネ、百代ハ?」

 

ルーは百代の突然の行動の意味が分からなかった、ただし二人を除いては....

 

「いや〜若いっていいのぅ(ニヤニヤ)

 

「気持ち悪い顔すんなよ爺さん(ニヤニヤ)

 

「???」

 

二人が何故ニヤニヤしているのか分からないルーであった

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「今日は中々楽しかったな」

 

鉄心さんのお願いで彼奴と戦ったけど、面白かったな、確か、川神百代だっけ?あんな奴が居るとは思わなかったな

っと考えていると後ろから音が聞こえる

 

「ん?」

 

後ろを振り返ると何かがコッチに向かって走ってきている

 

「ーーーーーーて」

 

「誰だ?」

 

「まてーー!!」

 

「うお!!」

 

物凄いスピードで迫ってきたので横に避ける

迫ってきた者はキキキー!っと音を鳴らしスピードを殺した。

 

「ハア...ハア....やっと追いついた...」

 

「あれ?川神百代じゃねえか、どうしたんだよ?」

 

「いや...あの...一言いっとこうと思ってな」

 

なんか川神百代はそう云いながらモジモジしている、なんか話しにくい事なのか?

 

「なんだよ、一言って?」

 

 

「今回は私の負けだが、次は負けないからな!!」

 

そう云いながら百代は龍樹に向かって指をビシッ!っと差してくる

 

「それだけを云いにわざわざ追いかけてきたのか?」

 

「ああ!私は同い年ぐらいの子に負けたのは初めてだった、とても悔しかった。私はもっともっと修行してもっと強くなってお前に勝つ‼︎」

 

「いいぜ、また機会があればまた勝負してやるよ、だが次も俺が勝つぜ‼︎」

 

「私だって負けないさ‼︎」

 

「ふっ.....」 「ふっ.....」

 

『あはははははははは!』

 

二人はそう云いながら可笑しくなったのか笑いあった

 

 

「じゃあ、俺はそろそろ帰るな、またな川神百代」

 

「モモ...」

 

「え?」

 

「私の事をモモって呼んでくれないか?」

 

その時の百代は顔が赤くなっていたが丁度夕方だったので顔が赤くなっているのに龍樹はわからなかった

 

「わかった、じゃあこれからはモモって呼ばせてもらうぜ、俺の事も龍樹って呼んでくれ」

 

「.....っ‼︎ああ‼︎///」

 

「じゃあ、そろそろ帰るな、またなモモ‼︎」

 

「またな‼︎龍樹‼︎」

 

そうして2人はそれぞれの家に帰って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

俺は家に着きそう云いながら家の中に上がる。

中から「龍樹、おかえり」「ワン‼︎」と云う鳴き声が聞こえてきた、親父とハクが出迎えてくれた。

 

「どうだった龍樹?川神院は?」

 

「なかなか面白い所だったよ、親父の云う通り色んな人と戦うのって大事だなぁーって改めて思ったよ」

 

「そうか、よかった、で、百代ちゃんはどうだったんだ?勝ったんだろ?」

 

「ああ‼︎勝ったよ。とっても強かったよ、まさか同じぐらいの子があんなに強いと思わなかったよ」

 

「まあ、いい経験になったろ?」

 

「うん」

本当にいい経験になったと思っているとお腹の音がグーっとなった

 

「親父ー腹減った」

 

「丁度出来たところだから入れるの手伝え」

 

「はーい」

 

2人と1匹は家の中に入って行き仲良く御飯を食べた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回もお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。