賢者な英霊(仮)はとにかくヤりたい(真顔)   作:おき太さんかわゆい

16 / 24
お ま た せ

下ネタ「汝、汚物を欲するか?」
勘違い「3時のおやつにいかがかな?」

ヤリサー二人を片付け(区切りよく原点に)帰ってきた賢者
前回の所業にブレーキ役たる『彼ら』はボイコットもといスルーを敢行
ツッコミ不在の恐怖とまたもや傾向変化な下ネタ、数々の飛び火する風評被害をどうぞ

第5特異点『イ・プルーリバス・ウナム』編第8話始まります







WARNING!!



※賢者が作者の脳みそをハッキングしました。後半の賢者視点は開幕から風評被害な下ネタがメーター振り切れてぶっ飛んでるので覚悟を決めて下さい。戯れ言と割り切ることをオススメします

つまり自ら欲した(閲覧した)汚物(拙作)自分で消毒しちゃって下さい(自己責任でお願いします)(意訳:耐えて)
大丈夫! 『前半』は綺麗だから!


眩草が立った(隠語)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 余はコサラの王、ラーマ。

 

 

 思えばこの特異点に召喚されてからは散々だった。

 

 

 同じくこの時代に召喚されたシータが、ケルト軍に囚われていることを知り、奪還するためケルトの狂王に挑むも、魔槍で心臓の八割を破壊される瀕死の重傷を負った。

 

 シータに再会したい一心から、余は何とか気合いで生命を繋ぎ止めてた訳だが、彼女を捜しに行くことすらできない体になってしまったことが、すごく歯痒かった。

 

 そんな死に体な余を保護してくれたのが、同じくサーヴァントとして召喚されたジェロニモだった。

 彼があそこで保護してくれなければ、余は近いうちに限界が来て消滅していたかもしれない。

 

 だが根本的な解決には至らなかった。

 この身はサーヴァント。その上、呪いの魔槍を心臓にもらったのだ。

 宝具で抉られた心臓が、この時代の人間による医療技術だけでどうにかできる程甘くはない。

 わかっていたことだ。

 

 

 それでも余はシータにもう一度会いたかった。

 だから耐え抜いた。

 

 

 おかげでナイチンゲールの治療を受けることができた。

 消滅までの時間を少し稼ぐことができたからだろう。霊基が消滅していれば、治療を受ける受けない以前の問題だったのだから。

 

 

 ……正直、ナイチンゲールの医療行為で意識が何回も飛びかけるはめになるとは想定外だったがな。

 魔槍で心臓を貫かれるよりも、死線を超えた気がするのはきっと気のせいではない。

 危うく治療で殺されるところだったと思うのは、後にも先にも今回が初めてだった。

 

 しかしそれ程の激痛に苛まれようとも余は耐えた。シータに会えるチャンスを逃したくは無かったから。

 

 

 それでも完治まではいかなかった。

 

 

 婦長殿は尽力してくれた。あの槍の呪いが想像以上に凄まじいものだったってだけだ。

 

 だが治療効果を向上させる為、余の設計図(にくたい)をよく知るシータに会う必要が出てきた。

 本来であれば余の力でシータを奪還したかった上、万全な状態でシータには会いたかった。

 でも生きる屍の身では四の五の言ってはいられない。

 それに何よりシータに会えるのなら、そんな些細なプライドは二の次だ。

 再会、それが叶うのならば、どんな理由であろうと余にとっては願ったり叶ったりだった。

 

 

 

 その方針が決まってからは驚きの連続だ。

 主にマスターが連れるサーヴァント、賢者のアヴェンジャーによって。

 

 どうやったのかはさっぱりだが、シータの居場所を直ぐ様特定し、いざ向かった先のアルカトラズ島にはワイバーンの群れが待ち構えていたのだが、まさかのボートで陸地であろうとまとめて轢き殺し、目的の刑務所前までたどり着いてしまったのだ。

 

 思っていた以上に早く到着できた。

 それ自体は悪くない。

 シータに早く会いたい気持ちはあったからな。

 

 だが余は……余は二度とあんな恐ろしいアトラクションには乗りたくない!

 いや、二度とどころか一度だって乗りたくはなかった。それ程に恐ろしい体験だった。

 

 

 レールも何もない。

 獣道どころか道ですらない。

 そんな木々が生い茂る中、襲いかかってくるワイバーンやケルト兵を、猛スピードで轢き殺すボート……の上の余。

 

 轢き殺す毎に仰向けに寝ている余の真上を、流れる不安定な景色が見える中、ミンチと化したワイバーンやケルト兵が一瞬だけ通過する時の、余の気持ちがわかるか?

 

 乗ってる間も乗り終わってからも、けろっとしていた賢者に言ったところで伝わらないだろうから言わないが……。

 

 

 

 

 余は正直……怖かった。

 王としても戦士としても非常に情けない気持ちはあるが、あのボートにもう一度乗るくらいなら、ラーヴァナと再戦し続ける方が幾分もマシと思えるくらいには怖かった。

 

 

 

 

 あんな凄惨で絶叫の絶えない乗り物は二度とごめんだ。

 

 特に余が怪我人で寝たきりな状態だったのがよくない。万が一何かあった時、余は自分を守れないのだから。

 そんな状態で、あんな狂気のアトラクションに乗せられたのだ。余がこんな気持ちになるのもわからなくないだろう。

 

 マスターやマシュは恐らく共感してくれる。

 何せ余と同じように絶叫していた。

 けれど言わない。

 外見も精神も小僧っ子としている余ではあるが、王の意地というやつだな、うん。

 

 

 

 あんな安全性も何もあったものではないアトラクションに乗せられたことは度しがたい。

 実際降りた後は賢者に対して文句の一つでも言ってやりたいとこだった。

 

 しかし、そんなちょっとした怒りはこの後の賢者の行動で、全て霧散してしまった。

 

 

 余自身は確かにシータに会いたい。

 でも余には呪いがかかっていた。

 彼女と「同じ幸福を分かち合えない」呪いが。

 

 

 生前から続き英霊と化してからも根付く離別の呪い。

 

 

 だから心の何処かで「どうせ会えない」という気持ちが無かったか? と問われれば首を軽々しく横には振れない。

 会いたい気持ちがどんなにあっても、これまでに何度も失敗している以上、余は「今回は必ず会える」と、そこまで前向きには考えられなかった。

 

 

 

 

 しかし予想もつかないことを賢者はやってのけた。

 

 今までずっと余とシータを引き離していたあの呪いを、一時的にとはいえ打ち破ったのだ。

 

 マスターから令呪の補助があった。

 だがその程度でどうにかできるようなやわな呪いではないことは、余が一番よくわかっている。

 

 シータに会いたい。ただ会って話がしたい。たったそれだけで良い。

 でもどれだけ試してもそれは叶わなかった。

 

 だからこそ、もしも聖杯に願っていいのならば「シータに会いたい」とする程に追い詰められていた。

 

 

 にもかかわらず、賢者は事も無げにそれを叶えてくれた。

 …………いや彼は常に仏頂面だ。

 単純に顔に出ないだけで、余には及びもしない程途方もない労力を割いてくれたのかもしれない。

 

 

 理由だって「カルデアの余から色々と話を聞いていたから叶えてやりたかった」なんて、賢者の第一印象からは想像もつかない内容だった。

 正直賢者がそんな感情で動く者だとは、クールで無愛想な感じから到底思っていなかったんだ。

 だからあの時の彼の行動と。

 

 

『そしてラーマ! 離別の呪いは一時的に封じたに過ぎない、だから後悔なきように行動しろ。キミの妻が待っている』

 

 

 あの時の彼の台詞で随分と印象が変わった。

 賢者は基本的に寡黙で仏頂面だけど、本当は情に熱いやつなのかもしれない……と。

 

 特に「後悔なきように行動しろ」。

 あの一言には賢者の実感がこもっている気がしたんだ。

 恐らく賢者は余とシータの関係に、何かしら共感を得てくれたのだろう。

 たぶん賢者は後悔していることがある。

 そして余に自分を重ねて見たのかもしれない。

 それ故にあの後押しと、あの言葉。

 

 余に自分と同じような後悔をして欲しくなかったからなのかもしれない。

 理由はどうあれ余は嬉しかった。

 余の願いを聞いてくれた上、一時とはいえ叶えようと力を貸してくれたことに。

 

 

 シータに会いたい。

 

 

 たとえ生前の行動によって、バーリの妻に掛けられた呪いが、互いが互いを愛する限り出会うことを許さずとも。

 生前、シータが不貞を働いてるのではないかという疑念が民に広まったことから、無用な争いを避けるためとはいえ、彼女に疑念を向け拒絶してしまったとしても。

 それらの致命的な選択に未だ深い後悔を抱き、未練がましく彼女を想っていようとも。

 

 その想いは、その望みは、決して間違っていないと、賢者が肯定してくれたように感じたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして。

 ついにその時を迎えた。

 その時の余の心境は筆舌に尽くし難い。

 

 

 念願であり悲願。

 シータに会いたい。

 ただそれだけ。

 

 

 実際に叶うと、思考が真っ白になった。

 色々と伝えたい言葉はたくさんあったはずなのに、胸の奥が苦しくなってなかなか言葉が出てこない。

 

 

 それでも万感の想いを込めて絞り出した。

 今の思いの丈をシータに伝えたくて。

 賢者が言った通り、もう二度とあんな後悔をしたくは無かったから。

 

 どれだけ君に会いたかったのかを。

 どれ程悔やみ続け、君にずっと謝りたかったのかを。

 そして。

 

 

 

 どれだけ僕が君を大好きで愛しているのかを。

 

 

 

 必死に紡いだ。

 会えなかった長い時間に暖めてきたこの想いを、この短い奇蹟の間に伝えきりたくて。

 時間が足りないことがわかっていても。

 

 

 言葉を交わした。手を繋ぎ握りしめた。互いに涙を流しながら抱き締め合った。接吻を交わした。幸せだった。本当に幸せだったんだ。

 

 

 でも、賢者が言った通りこれは一時的な措置。

 本来であればどうしようもない呪い。

 タイムリミットが迫っていた。

 

 

 

 その上、シータの協力とナイチンゲールの医療技術により肉体の修復はほぼ済んだものの、巣食った“何か”────ゲイ・ボルクによる呪いは解けなかった。

 ナイチンゲールの言うことによれば、元気になったとしても戦士としては戦えないだろうと。

 シータに会えたのだ、別にその程度なら構わない気持ちも確かにあった。

 

 しかし、マスターと賢者には大きな恩がある。

 戦力として見込めない体では足手まといにしかならない。

 恩返しなど夢のまた夢。

 

 

 そんな僕の葛藤をシータは見抜いたのだろう。

 シータは言った。

 その呪いを私が肩代わりすると。

 

 

 当然、僕はそんな選択をさせたくなかった。

 漸く出会えた愛しき人を犠牲にしてまで、戦士に戻ろうとするなんて。

 

 

 けど彼女は言ったのだ。

 

 

『ラーマはわたしに会うためにここまで来てくれた』

 

 

『でも、この短い奇蹟が終わればまた離ればなれになってしまう。……だからあなたが背負ったものを、あなたが感じた痛みをわたしが背負って行きたいの』

 

 

『少しだけでも、あなたの戦いに役立てるのなら。そしてそれが、その痛みが、あなたと同じものなら、短い間でも一緒にいられた証だと思えるから。それだけで幸せなの』

 

 

 それに、とシータは続けた。

 

 

『伺った様子では今、必要なものは何より強き戦士。それなら、ラーマ────あなたが世界で一番強い人。……そうでしょう?』

 

 

 最愛の妻にここまで言われては、格好悪いところは見せられない。

 改めてシータからの了解を得て、ナイチンゲールに病巣(のろい)の転写を余自ら依頼した。

 せめて余自身が選ぶ必要があると思ったから。

 シータの覚悟に対する余なりの気持ちだ。

 

 余は覚悟を決めた。その上で告げた。

 

 

『必ずまた会いに行く……! 離別の呪いを完璧に打ち破る術を見つけ出して。今度はもう二度と離さない! ……だから待っていてくれるか?』

 

『……待ってるよ、ずっと。あなたが大好きだから』

 

『僕も、君が大好きだ』

 

 

 ちょうど転写が終わり、シータは微笑みながらこの特異点より消滅した。

 その笑顔は僅かな時間だけど、生前彼女と一緒にいられた一番幸せだった時代に、余の隣で浮かべていたものと瓜二つだった。

 

 あの笑顔をまた見ることができた。

 今までのことを思えば、それだけで充分すぎるくらいの報酬だった。

 

 

 

 賢者には本気で感謝してるんだ。

 もちろん大した事情も聞かずに、即決で令呪を切ってくれたマスターにも。

 シータに余が会えるように攻撃から身を呈して守ってくれたマシュにも。

 この身を治療してくれたナイチンゲールにも。

 

 

 

 

 

 だからシータが誇ってくれるような戦士として、ここまで力を貸してくれたみんなに恩返しをしたかった。

 特に賢者がベオウルフとの戦いの後、不幸な事故で気を失ってしまったから、賢者の穴埋めとして余は戦うつもりでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、意気込んでアルカトラズ島に攻めてきたフィオナ騎士団率いるケルト兵の連中と戦ったのだが。

 いくら病み上がりとはいえ、この体たらく。

 

 ざっと見ても百名を軽く超えるケルト兵は、面倒な上厄介ではあった。

 でも霊基が回復したサーヴァントの身としては、充分に対処可能な敵だ。

 

 

 だから問題だったのはディルムッド・オディナ。

 

 

 負けるつもりはさらさら無かったが、本来ならさっさと打ち倒してマシュ達の応援に向かいたかった。

 しかし想像以上に組みついてくる上、余が宝具を放とうとすればその発動を妨げる為に、奴も宝具を使ってくる。

 

 ならばと、宝具なしの地力だけで圧倒し出すと、もう一本の宝具で治癒不能の傷を与えてこようとする。

 最初は避けていたのだが、余が回避行動に移ると奴は自分の傷を全快し出すのでなりふり構ってなどいられなくなった。

 

 はっきり言って戦況が良いとは言い難かった。

 この戦況をひっくり返せそうなマスターの一手も、余が直ぐに察せずワンテンポ遅れたせいでいかすことさえできず。

 マスター、マシュ、リリィに危機が訪れる事態にまでなってしまった。

 助けに行きたかったが、ディルムッドとケルト兵共がそれを許さない。

 自損覚悟で無理にでも宝具を解放しこの場を切り抜けようとしたその時だった

 

 

 

 

 突如復活した賢者がフィン・マックールを吹き飛ばしたのは。

 そこから先は怒濤の連続だった。

 

 

 どす黒いオーラを纏って登場。

 

 どす黒い弾丸をフィンに連射。

 

 どす黒い球体を作り出し上空に蹴り飛ばす。

 

 飛んできた水の奔流を、全身に発火させた炎で蒸発。

 

 炎を纏う剣でフィンを島の外まで一気に吹き飛ばす。

 

 炎を噴射し空を飛んで追いかける。

 

 島の外から凄まじい戦闘音。

 

 だがわりと直ぐに島の外から音が聞こえなくなる。

 

 すると、いつの間にか今の今まで余が戦っていた目の前のディルムッドが後ろから串刺しにされていた。

 

 

「キ、サマ……!?」

 

()っていいのは()られる覚悟のある奴だけだ」

 

 

 余が気付いた時にはディルムッドの背後に賢者が立っていた。いつも仏頂面だが今は特に底冷えするような冷徹な瞳を向けていた彼に思わず息を呑む。

 

 

 

 そして、間髪入れずにディルムッドの心臓付近から刃先の付いた杖が飛び出してきた。

 

 

 

 下から上へといった感じに斜めに突き立てられていた様子から、どうやら背後から接近した後さらに手動で押し込んだらしい。

 

 

「こんな結末、俺は認めンアッ────!!」

 

 

 よってディルムッドは心臓が抉られていた。

 血涙を流しながらディルムッドは消滅する。

 

 

 

 目まぐるしく変わる状況と、音も無く気配もまるで無く突如現れた賢者による凄惨な所業を見て、余は思わず呟いていた。

 

 

「よ、容赦ないな賢者……」

 

「……敵は潰す。それに今は時間が惜しい。エミヤ達の応援に向かわなきゃならないだろう? だから我は手段を選ばない」

 

 

 気負う様子も無くさらりと告げられた。

 別に返答を求めた発言ではなかった。

 でも、理解する。

 賢者は、賢者のアヴェンジャーは。

 

 仲間には寛容かつ情に熱いが、敵対者にはここまで冷酷な面を覗かせる。

 敵と味方の線引きが恐ろしくきっちりしているのだ。

 

 

 

 

 

 

 そして、思った。思ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 …………賢者のアヴェンジャーが敵サーヴァントとして現界した場合どうなるのだろう、と。

 

 

 

 マスターの味方で召喚された彼に、安堵すると共に。

 

 この先で別の賢者が敵として召喚された時の恐怖を余は拭えずにいた。

 

 

 

 ……どうかこの先の特異点で、彼がマスターの敵として立ちはだかるような事態にならないことを願うしか、今の余にはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラーマきゅんの青ざめた表情を見て、ついに俺の息子(クララ)が勃った。

 

 俺ヤッたよ。取り戻したんだ日常を。

 これで思う存分見イキに興じることができる。

 

 

 うっ…………ふぅ。大丈夫だ、問題(痛く)ない。

 

 

 名作を穢すとか最低だな? クララなんて名前、ヨーロッパじゃ特に珍しくもないんですがそれは……何を根拠にしてるんですかねぇ。

 だいたいその名作を、低燃費とか家庭教師とかJKとかにしてるどっかの島国よりは全然マシな発言だろうに。

 そもそもその名作自体にスイスで生まれた原作がある上、その原作もドイツの作品をヒントにしている可能性が高いという……昔から人間は世界共通でパロディやオマージュ、二次創作をするのが好きだったのかねぇ。

 

 というか大前提に、俺が口にしたクララが人名だって決めつけること自体間違ってるぜ。

 眩草(クララ)って多年草のことかもしれないだろ! いい加減にしろ!

 

 それはそれとして息子なのに、クララって女性名なルビとかこれ如何に。

 自分でツッコミ入れたくなるってどうなの?

 これが股間にルビでクララなら、ぶっちゃけ勃ったのはどっちだ? ってなるよね。

 

 まあ、大前提に俺の性別が不明じゃないと成り立たないけどさ。女性だったらモロバレですな。

 たぶん股間は水で濡れたティッシュみたいにグッショグッショに違いない。

 

 俺はその女の子にツッコミたいよ。何故股間にクララってルビ付けて勃ったなんて言ったしって。

 あ、もろちん……もちろん突っ込みたいって話じゃなく、あくまでそのセリフにツッコミたいってことなので悪しからず。

 いや、物理的にも突っ込みたいけども。

 

 ……なんかこれも使い古されたネタみたいになってきちまったな。

 中古だわ中古。

 俺は中古女でもノープロブレム!

 カルデアの女性職員さん、抱いて上げますよ?

 失礼だろ馬鹿か俺は。

 

 ってあれ? さっきのって結局のところ俺が女だったらって話になるんだっけ?

 だとしたら俺は性転換した俺に突っ込みたいってことに……? いやまあ別に美少女になってんなら特に抵抗ないけどさ。

 

 なんか俺が変態みたいじゃねーか。

 こんなことばっか言ってるからダメなんだよな。

 別に俺、童貞の神ってだけで変態じゃないのに、こんな発言ばっかしてっから変態な認識になっちまうんだよ。

 ったく、マラヤッちまっ……またやっちまったぜ。

 

 

 

 

 

 仕方ない汚名返上だな。

 多年草の眩草(クララ)の方の可能性もあることを示してやるよ。

 もちろん息子にルビとして付いてんだから、隠語なのは当然として説明すっぞ。

 

 眩草(クララ)の名前の由来は、根が有毒かつ苦味があり、噛むと目が眩む程に苦いことからクララという名が付いたのが一般的だと言われている。

 

 さて翻訳とイこうか。

 

 根は男根のこと。

 有毒かつ苦味があるのは精液。

 噛む、つまり口に含む。

 目が眩む程に苦い=眩暈がする程に濃い=前後不覚になるくらい性的に興奮する味。

 

 即ち眩草(クララ)とは「歯立て尺八からのケフィア(意味深)をごっくんしたら発情不可避になる性棒」という意味になる。

 まあ、意訳するなら「絶対快楽堕ちんぽ」ってとこだろうな。

 

 これなら「息子(クララ)が勃った」って発言が、名作を穢すなんてことにはならないだろ? はい論破!

 

 

 

 

 

 じゃあ新説もついでに提唱しよう。

 

「クララが立った」=隠語説。

 

 まず簡単な翻訳は「クララが勃った」。

 つまりクララが勃起したってことを示してる訳だが、問題なのはクララとは何を表す隠語なのかってことだ。

 

 ここで欠かせないのがドイツ圏じゃありふれた名前のアーデルハイトとペーター。

 世界的に有名な聖人から名前をとることがヨーロッパでは多いので、ありふれるのも仕方ない。

 ちなみにアーデルハイトは女性の名前。

 ペーターは男性の名前だ。

 

 そして実は「クララが立った」という言葉を口にしたのは女だと勘違いされがちだが、実は男の方なのだ。

 

 真相が見えたか?

 

 年頃の男と女が一緒にいたらヤることは一つだろう。

 よっこらセックスってとこか。

 アーデルハイトとはどっかの島国の現代風で言うならAV女優という意味の隠語。

 ペーターとはアーデルハイトの対を成すAV男優という意味の隠語だ。

 

 あとは簡単。

 つまり「クララが立った」とはアーデルハイトに向けて、ペーターが口にしたセリフに他ならない。

 即ちクララとは女性のある部位のことを示している、そして立ったは勃起を表す隠語。

 ならばもうおわかりだろう?

 

 

 クララとは即ち突起部。

 敢えて言うならクラちゃんやクラトリス。

 

 

 そう「クララが立った」とは!

 ビンビンにいきり勃ったクリックリ! な女のクラトリスを見た男の発言であり、意訳としては「セックスの準備万端じゃねーか!(歓喜)」という意味になるのだ!!

 

 無論、対象が乳首でも可であり、雨や汗などで濡れ透けになっている女性の胸のポッチが浮き上がってる時などに「クララ立ってますよ」と、然り気無く指摘することもできるなどの応用も利く優れたセリフなのである!

 露骨な言い方にならない魔法の言葉。

 

 それこそが「クララが立った」の真髄なのだ!

 

 つまり冒頭の息子(クララ)が勃ったは、この表現の場合に限って実を言うと誤用である。

 何せ俺は男であって両性具有って訳でもない。

 クララは付いてなどいないのだから!

 あ、乳首がって意味なら使えなくもないし、女性限定の隠語だと理解した上で『男の』クララが立ったって口にする分には問題ないがね。

 

 他にも応用表現として「クララ立つわー」って発言はセックスアピール、発情や欲情してますの意。

 逆に「クララ立ちぬ」とか「クララ立たない」って発言は、普段は興奮しないという意味になるが、行為中に使う場合は性交渉拒否というか「アンタの性技マジ下手くそ」という意になるので、女性は使う時注意が必要だぞ。

 

 そんなこと言われた男子は心パイパイ停止に陥り、独り魔羅尊(マラソン)に精(液)を出すことになるのが大半だ。

 だがめげずにバトンを握ってリレーできる持続力を得る努力を積めば、そのバトンを包み込んでくれる穴を持った女子と、夜の大運動会を繰り広げることができるかもしれなかったりもする。

 

 あ! 当然「マラソン」も隠語な。

 マラソンってオナニーのことだから、「マラソン行ってくる」とか「今度マラソン大会があるんだ」って口にする相手は、「オナニーするから干渉して来ないでね」っていう警告なんで察してあげてくれよな!

 

 逆に「マラソン見に来てね」的なことを言う人は、公開オナニー好きだとよくわかる。

 そして、口にする側と言われる側の性別や立場によって、同じセリフでも性的嗜好の差異が出たりもするのが特徴だ。

 別に言われたからといって見に行く必要はないぜ?

 ただし友人や家族から言われたのなら、通報は流石にやめてあげよう。

 精一杯止めるか、協力してあげてね。

 

 ……赤の他人から「マラソン見に来てね」って言われたら、迷わず通報しましょう。

 

 

 ちなみにロッテンマイヤーという隠語もある。

 クララに対して過保護な扱いというのが表向きの意味だが直球では『皮』の意を持つ。

 無論クララの皮である。

 ロッテンマイヤーが剥けることでクララが立つのだ。

 

 だからロッテンマイヤーは重要なんだよ。普段はデリケートなクララを保護してくれてるんだから。

 なのに、ロッテンマイヤーはだいたい幼児達には毛嫌いされていることが多い。

 守護ってくれてるロッテンマイヤーなんか見向きもせず、アーデルハイトのクララばっか眺めたり愛でたりしたいらしいのだ。幼児は。

 

 第二次性徴迎える前からドスケベばっかじゃねーか! 大丈夫なのか、こんなんで。

 いや、大の大人もアーデルハイトのロッテンマイヤーを剥いた後はクララ立たせる為に、必死だったりするけどな。

 あんまりクララ苛めすぎんなよ? 敏感なんだから。上も下もだぞ。優しく丁寧にな。

 がっつきすぎ注意だぜ。

 

 俺みたいにクールにイこう。

 まあ、童貞の頂点までイクとクララを立たせるのも、大した刺激も無しに余裕なんだがな。

 ただし、童貞が捨てられるとは言ってない!

 

 

 尚、ここまでほぼ隠語パレード。

 ナニが隠語でナニがそうじゃないのか、よくわからなくなってきたね俺は。

 隠語のゲシュタルト崩壊やな。

 

 

 ったく、世の中幼い頃から性に興味津々の変態、大人になってもド変態ばっかかよ、と元人間の神の視点的には人間の性事情について心配になる今日この頃。

 

 そりゃモロチンも人理焼却したくなるわなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 さて、そんなことより問題が発生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ディルムッドを撃破して直ぐ、俺はとある事実に直面したんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 よくよく考えれば野郎の肛門に己の指を突っ込んだのだという現実に。

 

 

 ぶっちゃけ自覚したら死にたくなった。

 盛大にゲンナリである。

 

 

 なんか穢された気分なのよね。

 いや穢した側なのは百も承知だけども。

 今になって精神的反動ダメージが酷い……戦闘のテンションと怒りのテンションがシンクロしてたから何とかなってただけやねん。

 気が沈む。

 思わず隠者の口癖が出そうになるなオイ。

 うーん、賢者モードですわこれ。

 正直、ヤリサー騎士団の相手は凄く萎えた。

 俺、ノンケやし。

 

 ラーマきゅん? 女やん。

 

 そんな訳で俺は急いで試運転がてら白濁ジェットで海までUターン。

 あ、もちろん復活したばかりなので調子を確かめるって名目をマスター達に伝えてからな!

 たどり着いたら、即白濁の容器を形成して海水をぶっ込み、さっきの青ざめたラーマきゅんを脳内再生でドライオーガズムして性火を点火。

 

 今は性火で沸かしたお湯で指を熱湯消毒中だったりする。

 さっきまでの怒濤の隠語講座はお湯を沸かしてる間の暇潰しだったって訳よ。

 

 

 ちなみにこの性火こと燃えたぎる熱き性欲(ブレイジングリビドー)を、フィンとの戦闘で使ってた訳だが、少し考えればおかしいと気付いたと思う。

 何せこの力は性欲を昂らせることで全身に炎を灯すのだ。

 

 最初使った時はマスター達があの場にいた。

 即ち興奮するための生のオカズがたくさんあった。

 

 だが途中からはフィンのみ。

 どう考えても発火が持続できるはずがない。

 ……流石の俺もフィンで性的に興奮はしたくない。できるできないの問題ではなく、純粋にしたくない!

 いや、やれって言われてやむを得ない状況ならフィンもオカズにするけどさ。

 視界に二次元シミュレーションでフィルターかけるなり、脳内コラージュするなりすりゃ何とかなるしな。

 

 だができればしたくない

 やっぱどんなものだってが良いだろが!

 ビールはが良い! オカズだってが良い!

 いずれ挿入する時もが良いじゃんよ!

 

 そんな訳で今回は強要されることも無かったんで、フィンをオカズにしてないのだ。

 ならば何故俺はまだ燃えてたのか。

 

 戦闘中に今まで使ったオカズを回想していた?

 断じて否!

 あの時はマシュをフィンによるアブノーマルな婚前交渉から阻止する為に、ぶちギレてたからそんな思考に割く余裕はナッシング!

 

 では何故、性火を持続できてたのか。

 

 

 

 実は性火って俺自身も普通に熱いんだよね。

 

 まあ、あれだよ。

 

 

 

 

 ちょいと過激なセルフ蝋燭プレイを楽しんでた訳だ。

 

 

 

 

 最初にオカズがあれば後は簡単。

 

 オカズを使って射精を伴わない絶頂(ドライオーガズム)→性的に興奮する→性火を全身に灯す→じんわりとした熱さが気持ちいい→性的に興奮する、といった具合に後は無限ループもとい半永久機関の完成ってこった。

 

 ローブ越しに感じるあの炎の熱さがたまらなく興奮するんだ! ジュルリ……おっとよだれが。

 じんわりと来るあの熱さが気持ちええんよぉ……。

 

 

 うん? ドMではないぞ?

 SもMもイケる質ってだけで。

 女の子に攻撃されるのって良いよね……デヘッ。

 

 

 

 

 

 ぶっちゃけ勝利すべき黄金の剣(カリバーン)も痛いけど気持ちよかったからこそ、宝具(オムツ)の中が大惨事になった訳でして。

 

 

 

 

 

 無防備な股間に一撃もらったから痛みの方が勝っちゃったってだけで、普段の硬さマシマシガチンコオチンコなら問題なく、気持ちよさが勝っていたはずだったんだ!

 あれは盛大にミスったぜホント。

 修行が足りなかった……痛みを快感に、なんて常識の範疇だろうにまったく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 にしても…………思ってた以上にぶちギレてたんだな、って今更ながら自覚したぞ。

 どうやら余程俺はマシュをフィンに奪われたくなかったらしい。

 

 卒業候補だから? ってのもなんか違う気がするんだよな……。

 あれかな? ここんところ訓練にもよく付き合ってたし、父性的な感覚があったのかも?

 庇護対象的な……うん。

 いや、自問自答したけど独占欲かこれ?

 

 うわっ! 恥ずっ。マシュが卒業相手になってくれるのかも定かじゃないのに何してんだ俺は!

 俺からの誘いを断られる可能性だって充分にあるってのに。お断りされたら他の卒業候補にお願いすることになるんだから、そこまでしてフィンを排除しなくても良かったんじゃ……。

 実際相手がヤリサー騎士団だったとはいえ、今になってヤリすぎ感ガガガガガ。

 弱点を容赦なく先手必勝で攻めるの自体は間違ってないと思うけどよ。

 

 なんというかアレよね……ヤッてからこれヤリ過ぎじゃね? って気付くこと多い気がする。

 ベオウルフの股間粉砕然り、フィン・マックールのアナル開発破壊然り……ディルムッドはなんかついでの感覚でヤッちまったっけ?

 まあ、ディルムッドは俺の後ろの童貞狙って来てたんだから、正当防衛みたいなもんだろ。

 …………いややっぱ過剰防衛だったかなぁ。

 

 

 

 今更後悔しても仕方なし! 殺っちまったもんは殺っちまったんだし!

 

 卒業候補を強姦するよりは遥かにマシだから結果オーライ!

 あっちは無理矢理()っちまったら責任問題どころの騒ぎじゃねーしな!

 

 そんなことしたらエクストラクラス・強姦魔のサーヴァント、レイパーにクラスチェンジしちまう!

 ただでさえ、不名誉な称号頂いてんのにこれ以上自分から増やしたいとか思ってねーから!

 

 つーか俺自身できればラブラブエッチな初体験がしたいし!

 

 強姦は駄目だ! 最低でも和姦、できるなら気持ちの通じあった状態でのセックスが望まし…………あれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 童貞卒業だけが俺の願いなら、卒業候補を相手に無理矢理でも卒業すりゃ良いんじゃないのか?

 

 

 

 

 

 

 ただ卒業するって目的だけなら、それくらい強引な手段を取るのもありなんじゃないのか……?

 

 そもそも前提がおかしい。

 

 俺の体質上、卒業したら死は免れられない可能性が高い。

 なら体質を治す手だてを捻出してから、卒業を狙うのが道理だろう。

 にもかかわらず、戻ってきた記憶の一部を閲覧する限り、()()()俺はそれを最初から勘定に入れてないように思える。

 

 それどころか()()()()()()()()()卒業しようとしている気がする。

 

 であれば、だ。

 どうせ死ぬなら無理矢理でも良いんじゃないのか?

 

 だが、そこまでの覚悟を持ちながらも、何故か最低でも同意を得た相手としか卒業する気がないようだった。

 別にどうせ死ぬなら愛する相手で卒業したい、ってことなら理解できなくもない。

 けれど。

 

 

 

 

 ()()()()()()()()相手としかしようとしなかったのは一体どういうことだ?

 卒業するだけならそんな条件はいらないはず。

 

 

 

 

 なんかきな臭い気配が漂ってきたんだが……。

 

 童貞卒業って願いはもしかして『何か』のついでか?

 それとも願望が2つ以上あるのか?

 はたまた童貞卒業が本当の願いを叶えるための条件なのか?

 

 ……記憶がまだ戻りきってないから、よくわからんぞい。

 

 

 

 

 

 

 

 でも、なんか冷静になってきた。

 ここはひとまず戻ってきた重要そうな記憶の数々を、整理していくことから始めよう。

 

 

 思考領域を封印の解けた記憶の整理に半分程割きながら、俺はマスター達の元へ再び合流する為、白濁ジェットで空を舞うのだった。

 

 

 さっさと合流してネロとエリザの応援に向かわねば!

 必ずや俺の眩草(クララ)で、君達のクララを剥き出しにしてみせるから待っててくれ!

 

 

 

 

 

 

 

 ……紅茶と緑茶は男のクララ立たないし、帰ってどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 




安定の落差()

△情に熱い
○情欲に熱い(が酷い)
◎性欲に忠実
↑これが真実だとラーマは当然気付いていない

ストーリーがほぼ進んでない?
賢者のせいってのもあるけど、まあ

い つ も の 分 割

まるで進歩がなくて本当にすまない……
あ、唐突だけど次回にて賢者が死にます(ネタバレ)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。