賢者な英霊(仮)はとにかくヤりたい(真顔) 作:おき太さんかわゆい
今回は賢者がいつもより真面目です(前回のサブタイ通り)
更新が遅くて申し訳ない(安定の遅さ)
やっと長文病に打ち勝ったぞ! やったね!(なお偶然分割が上手くいっただけ)
「フンッ……!!」
「ハァァァアアアアアッ!!」
瞬く光のエフェクトと、つんざくような轟音の数々が、頭上天高き空間より伝わり、視覚や聴覚、ひいては肉体そのものを揺さぶる。
これまでの旅路が無ければ、思わず漏らしていたかもしれない光景が
上空にて文字通りの、伝説上でしか認識できないような、神話大戦を繰り広げる二人のインド。
施しの英雄、カルナ。
授かりの英雄、アルジュナ。
ランサーとかアーチャーとか。
クラスなど関係ないと言わんばかりの激戦。
ランサーだろうが眼から光線は放つし、アーチャーだろうが近接戦もこなす。
……いや、近接戦は逆に普通かな?
エミヤなんか双剣での白兵戦ばっかだもんね。
カルデアにいるダビデとかも杖でばっか殴るし、宝具は投石だし……。
アーチャーなのに弓を主武装として戦っている方が普通じゃないのかも。
「この時を、こうして貴様と対等に戦える機会をずっと待ちわびていた。今度こそ──今度こそ対等な立ち位置で決着を! お前の息の根を止めさせてもらうぞカルナ!!」
「……ああ、来いアルジュナ。オレも全力で応えよう。この槍に誓って、この
その戦いは常人の目ではとても追えず、近付けば余波だけで消し飛びそうな破壊力を伴う衝撃を撒き散らしていた。
とてもじゃないが、地上で戦いを繰り広げられた場合、敵味方関係なしに巻き込まれること必至。
まさに空想上でしか想像したことのない、否。
想像を超えた『神話』が
そんな尋常じゃない戦いを尻目に、私達は隠者さんと別れた地へと再び向かっていた。
南軍の兵士達はラーマに率いてもらっている。
つまり私達は小規模編成の別動隊にして本命。
マスターとサーヴァントだけで構成された特殊部隊『カルデア』だ。
先頭を私を抱えたマシュが駆け抜け、その後ろから進行方向にいる敵の多くを
現状打てる最善な布陣のはずだ。
最初は別動隊で行動する予定は無かった。
けれど事情が変わってしまった。
北の地に魔神柱が現れたとの情報を、ドクターロマンから報告を受けたのがきっかけだった。
それも二十八本。
思わずめまいが起きかけた。数がロンドンの比じゃなかったからだ。
ロマニによると、女王メイヴがかつて生み出した
隠者さんに足止めをくらってるとはいえ、南からのルートは闇の空間があるため実質通行止め。
だから彼女自身が動けない分、北部戦線を一網打尽にする一手として送り込んだのではないか、との見解だった。
北には賢者さんがいる。
でも、メイヴとは相性が良くなかったらしいので、彼女が召喚した魔神柱にも苦戦する可能性があった。
その場合北部戦線が崩壊するかもしれない。
だから急遽別動隊を編成し、一刻も早くこの特異点の元凶たる聖杯を奪取するため、大急ぎで向かっているのだ。
『気を付けてくれ立香ちゃん、マシュ! キミたちが向かっている場所から膨大な魔力反応が……!? って、なんだこれ?』
「ドクター? もっと詳しく」
『すごい量の魔力反応なのに、その反応範囲自体は恐ろしく狭いんだ。これはいったい……』
「……その中心にいるのが隠者さんなのでは?」
「きっとそれだ!」
『まさか……その地域だけ周囲の魔力が一点に集まってるのは、隠者くんとやらの仕業ってことかい?』
「隠者さんが宝具を発動してるだろうから止めてくれって、賢者さんが言ってたから。たぶんその宝具の効果だと思う」
どうやら隠者さんが今回足止めするために発動した宝具は自力で止めることができないみたいで、そのまま放っておくと周囲に魔力がある限り効果範囲を拡張し、やがて第5特異点全体を闇で覆い尽くした挙げ句、最終的に本物のブラックホールになってしまうらしい。
そうなれば人理修復どころじゃない。
私達まで巻き込まれてここで詰む。
賢者さんに任されたのは、クー・フーリン・オルタと女王メイヴを彼抜きで撃破し聖杯を奪還すること。
それを成すためには必然的に隠者さんの宝具を解除する必要があるのだ。
というか隠者さん、わざわざ私達を逃がすためにそんな危険な宝具を使ったんだもん。
助け出すのは当たり前のことだよ。
私達が賢者さんを助けるって息巻いたのに、結局隠者さんに救われたようなものだしね。
「あっ! 先輩! アレを見て下さい!」
マシュに言われて目をこらす。
視線の先にはドーム状に形成された闇の空間。
間違いなくアレだ。
目的地に接近しながら、私はマシュと並走しているナイチンゲールに一声かけた。
「婦長、手筈通り宝具を一発お願い!」
「言われるまでもありません。根本治療のためにあの
賢者さんに言われたのだ。
『幸いなことに、隠者が展開している宝具を止める最適な手段を持つサーヴァントが今は仲間にいる』、と。
「周りの敵は任せるねエミヤ! スカサハさん!」
「ああ、任された」
「引き受けた」
闇の空間の目前にたどり着いたので、マシュに降ろしてもらおうとした。
だが。
「う、うわぁ! か、体が吸い込まれる……! 待って足が浮いて」
「マ、マスター! わたしの盾の裏に!」
「くっ! ……よっと。ふぅ、助かった」
伸ばされたマシュの手を掴んで戻り、盾の裏側に体を預けて一息吐いた。
ギリギリセーフ……!
危うく闇の空間から生じる引力に足許をすくわれて、助けに来たはずの私まで隠者さんの宝具の餌食になるところだった。
危ない危ない。
『大丈夫かい立香ちゃん!?』
「だ、大丈夫でーす。思わずブラックホールに飲まれかけただけで」
「全然大丈夫じゃないですからね先輩」
「それよりもドクター。隠者さんの位置は?」
『キミもだいぶタフになったね。……魔力が集まる部分に隠者くんの反応がうっすらある。マシュの読みは正しかったみたいだね。だから恐らく闇の半球体の中心部にいるはずだよ』
だいたいの場所がわかれば後は彼女に任せるだけだ。
「婦長!」
「すべての毒あるもの、害あるものを絶ち、我が力の限り、人々の幸福を導かん……!」
ナイチンゲールの背後に、彼女に酷似した巨大な『白衣の女神』の上半身が顕現する。
「
巨大な『白衣の女神』は大上段に構えた剣を、闇の空間の核目掛けて振り下ろした。
効果範囲のあらゆる毒性と攻撃性を無効化するという婦長の宝具だ。
即ち、一時的に武装や宝具の効果が失われる。
強制的に作り出される絶対安全圏。
……いつ見ても攻撃宝具にしか見えないけどねこれ。
まさにダイナミック帝王切開、みたいな。
とはいえ、その力が一部の闇を祓う。
だが残念ながら隠者さんの宝具を完全に封じるには至らなかった。
効力が強すぎるのだ。
けれど、それで良い。
隠者さんの姿を
婦長の宝具は回復効果も兼ねており、
それが最も重要なことだと賢者さんは言っていた。
『隠者の宝具は効果範囲内における干渉を全てマイナスに変換してしまう。……攻撃されれば回復する。つまり逆のパターンをこなせば良い』、と。
回復してあげれば逆にダメージを受けるということ。
だからこそ彼女の宝具が最適だった。
闇の中から彼を見つけ出し、回復することを可能とするナイチンゲールの宝具が。
それが炸裂した結果。
「ウギャァァアアアアアアアア!!!???」
回復宝具は開腹宝具と化した。
剣が振り下ろされてる絵面も相まって、まさしくダイナミック帝王切開。
隠者さんの悲鳴が大陸中に木霊した。
「────って、エェッ!?」
ちょっ! 賢者さん!?
ここまでの大惨事になるなんて聞いてないよ!?
隠者さん血塗れなんだけど! お腹の部分がパックリ傷口開いちゃってるんだけど!?
私は思わず盾の裏側から飛び出して、隠者さんに駆け寄っていた。
幸い隠者さんの宝具は解除できたらしく、発生していた闇も引力も薄れていたからそれは良い。
でも、ここまでの事態になるなんて聞いてない!
それなのに彼はサムズアップしてきた。
「た、助かったぜ嬢ちゃん達……精神ダメージが許容限界いっぱいで、意識を虚空に投げ渡す寸前での肉体ダメージ。見事だったぜゲフォッ……!!」
『血反吐吐きながら言っても説得力皆無だぞ隠者くん!?』
「フッ……これは吾の一発芸ガフッ……!」
「何処が一発芸なんですか!? 一発芸にしては体を張りすぎです! 余裕もまったく感じられません!」
ドクターもマシュも大慌てだ。
本当だよ!
病弱な沖田でもそんな量の血吐かないよ!
一発芸というには無理があるってば! 全身痙攣してて産まれたての小鹿みたいじゃん! 今にもポックリ逝きそうじゃん!
「ほ、宝具は解けたんだよね?」
「お、おうよ……ゴポッ」
「なら婦長! もう一回宝具……いや使ったばっかじゃダメか。スキルで治療を頼める?」
スキル・鋼の看護なら治療可能なはずだし!
「え、ええ。きき傷は……わ、私が癒します!」
「あ、これダメなやつです! 手に持ったメスや薬品が震えています」
「わー! ストップストップ!」
『治療するはずの宝具でスプラッタな事態を招いたから、きっと動揺してるんだ!』
たぶん命を奪うつもりで救う場合なら、彼女はまったく微動だにしないだろう。
今回は攻撃の一切を封じ込みかつ仲間を癒す宝具を使用したにもかかわらず、逆に血塗れになったから少し取り乱したんだ。
私は場違いながらこんなことを思っていた。
ナイチンゲールでも動揺することあるんだ……。
そんな思考を浮かべた私は、ここが戦場のただ中で、隠者さんが今まで何を封じ込めていたのかすら、この一瞬だけ頭から抜け落ちていた。
エミヤやスカサハさんが、周囲のケルト兵とワイバーンやキメラなどのモンスター、そして賢者さんが生み出したはずの白き生命体を
「新たな私の
その一瞬の油断が。
「そしてお出でなさい、『白き巨人』。私に歯向かう敵を一掃するのよ!」
死を招く。
死は身近なんだと私は改めて自覚したのだった。
――――――――――――――――――――
たまたま(意味深)、今の南軍の状況がどうなってるのか気になって隠者の視界を通して見てたんだけどさー……。
隠者の奴、立香ちゃんにナニやってんだ。
自分が死にかけてんのにわざわざサムズアップするとか、常識を疑うぜホント。
だって「Fuck you」とか「お前の肛門に突っ込んでやる」なんて意思表示をあの局面で普通するか?(絶対その意味で使ってねーよ)
えっ? サムズアップだぞ?
そういう意味のジェスチャーやん(解釈違いだよ)
日本人のマスターにそんな意味で使う訳ないって?
いやいやいや、それこそ偏見よ。
俺なら使うもん(常識を疑うとはこれ如何に)
あの局面で使ったのがサムズアップだったことに、常識を疑ったのであって、ジェスチャーを使うことを否定した訳じゃねーよ。
どうせ使うならさ、俺なら親指と人差し指で輪をつくるOKサインを使ってるとこだね。
女性に向かって使うと『
ナニを言ってんだ。それが良いんだろ?
アレよ、一種の無知シチュ的な感じでさ(セクハラじゃねーか)
猥褻な行為をされてるとは微塵も思ってない相手に、卑猥な意味のジェスチャーをするところに背徳感が湧くんだろうが! わっかんねぇかなぁ?
あ。ちなみに男性には使うなよ!? 男性に向かって使うと『
おっと! 隠者のせいで脱線するところだったぞ! 今そんなジェスチャーの解釈違いによる無知シチュの魅力について語ってる余裕なんざまるで無ぇんだよ。
ったく、隠者ってば傍迷惑な奴だぜ(おまいう)
隠者が無駄なジェスチャーするから、俺が心の中とはいえツッコミ入れるはめになったじゃねーか(ブーメラン)
閑話休題。
いつもなら一発出してたが、生憎今回は弾切れだ。残念だったな()
さて、突如出現した
戦意すら喪失しかけていた。
それ程までに強大な気配を放つ、おぞましき
恐らく強化された『ビッチ』に召喚されたおかげで、一本一本の戦闘力もロンドンに現れた
だが、そんな敗戦確定染みた空気をぶち破るが如く、俺は臆せず前に出る。
「ッ! 賢者さん……?」
「……エジソン。機械化兵士やレジスタンスだった連中は全員撤退させろ。アレの相手はサーヴァント以外には流石に酷だ。無駄な犠牲は出すべきじゃないだろ?」
「あ、ああ! わかった!」
呆然としていたリリィが、俺が前に動き出したのを見て反応したが、今は先にエジソンに指示を出した。
無駄な犠牲を出すこと程、愚かなことはない。
兵士はやられても問題ない
奇しくも
おかげで今の俺は頗る冷静で思考もクリアだ。
だが一時的なものだろう。感覚的にわかる。
気を抜けばまた謎の性欲に囚われる。
けれど、この状態にならない明確な手段を用意する余裕は残念ながら今はない。
ならば今は冷静な思考が可能な間に
今の俺はフルバーストした弊害で、白濁光を使えない。初っぱなから大賢者モードですらない。おかげで『疑似顕現・
それがどうした。
あの時とは違う。
たとえ白濁光も
否。
そんなことは問題じゃない。
俺が招いた問題が仲間に波及した。
二人の少女に尻拭いをまるまる任せるはめになってしまった。
俺のせいで更なる強敵と化した『ビッチ』の相手を、彼女達に押し付ける形で。
それが元々善意の行いだったとかは関係ない。
実害を及ぼしてしまってる以上、これは咎だ。
実際ここまでの戦いで、俺なら親玉相手でも上手く立ち回れる、大丈夫だという慢心があったのも事実。
そんな思い上がりが、守りたかった二人を傷付けるかもしれない『強敵』を生み出した。
けれど、俺は干渉できない。
『ビッチ』が相手では現状の俺は足手まといどころか、便利な強化アイテムでしかない。
参戦するだけで邪魔者どころか、難易度が激増。
その場にいない方が絶対にいい。
つまり彼女達に任せる他ないのだ。
だから俺は償わなければならない。
せめて北部戦線は維持する。
それくらいは任された身として最低限やらなければ立つ瀬がない。
だが、あくまで最低限だ。
それ以上の成果を出す気概が無くてどうする。
「賢者さん……? いったい何を……」
俺がやるべきこと、それは。
「……知れたこと。(この特異点における)全人類(童貞卒業者と『ビッチ』除く)の救済だよ」
確かサンタアイランド仮面がどっかの世界線で言っていた言葉だ。
その願い、俺が引き継ぐ(願い下げなんだよなぁ)
だからアンタの宝具名を勝手にリスペクトさせてもらうぜ!(オイやめろ)
「そのためにはあの脅威は即刻排除しなくちゃならない」
ただし変態王モロチンと対峙した時の
「だが我一人では奴らの相手は流石に荷が重い。半分は我が引き受ける。だから残り半分は皆に任せたい。……頼めるか?」
俺は背を向けたままだ。
いやだって、どの面下げて感半端ないし。
でも一人でやってまた失敗するのもあれだし。
だからと言ってこれは贖罪も兼ねてるつもりだから、人より多く屠らなきゃダメだと思うし。
その絶妙なラインじゃない? 14本の
「任せて下さい賢者さん! 私の聖剣の威力もあなたのおかげで上がりましたから、お役に立てるはずです」
「わざわざライブステージを用意してくれたそなたの頼みだ。余達に任せよ」
「ええ! こうなったらやってやるわよ! プロデューサーの無茶ぶりに応えるのもアイドルの務めだものね!」
「よくってよ、とっておきを出してあげる!」
「ハッハッハッハッ! 貴様は休んでいるがいい凡骨。雷撃を振るうこの私がいる以上、出番はないからな」
「ば、馬鹿を言うなミスター・すっとんきょうが! 貴様一人に任せるくらいなら
そうか。ああ──安チンした(清姫が来るぞ)
や め て。冗談でも勘弁して(なら言うな)
気を取り直し、俺は二十八本の
………………いや、よくよく考えれば二十八本のチンコがひしめくただ中ってなんだよ(哲学)
字面だけ見ると、そんなただ中に飛び込むとか、自ら輪姦されに行ってるみたいで酷く気持ち悪い絵面が浮かぶんだが……オエェェエエ……! きもちわるっ!?(いい加減学習しろ)
完全に『大乱交
やめよう! これ以上の想像はやめよう!?
おのれ……! 魔神柱に
変態王モロチン絶対許さねぇ!(冤罪)
見せてやるよ新たな力!
真第一宝具『
つまりその効果を使えば、俺の体の部位ごとに別効果を発揮する宝具を編み出すのは容易い。
イクぜ! 初お披露目の宝具の数々。
特と見よ!!(嫌な予感)
一本の
「ヒッ……! ちょ、ちょっと待って! ま、魔神柱って、もしかして男の人の
ぶっちゃけ説明するまでもないだろうが、右手で触れた
続けてイクぜ!
またもや別の
こいつも右手とほぼ同様の効果を有する強制射精宝具さ(天草四郎ですら救済拒否案件)
フッ、俺は両利きなのだ。即ちどちらの手もオナニーを極め抜いてる! あっ! 極め抜いてる上、極めて抜いてるというダブルミーニングだからね? そこんとこおわかり?(どうでもいいわ)
「」
おや? エリちゃんってば絶句してる。
仕方ない。ちゃんとさっきの質問を、律儀に答えてあげるとしましょうかね。
「……キミは知らなかったのか? 人理焼却を仕出かした今回の黒幕は、己のことを魔術王と名乗っているが、実際は魔神柱という名の局部を見せびらかしながら、小便をかけるのを嗜好とする小便王だぞ」
俺ってば親切ぅ(風評被害拡散)
「な、な、な──! なによそれーーーーーー!! それってただの変態じゃないのよー!!」
「……肯定はしない。しかし、第4特異点で本人に遭遇した時に入手した情報によると、人理焼却をした理由も、人類の死に様をネタに自慰にふけるという快楽殺人目的らしい。それが嘘か真かは不明だからこそ……否定もできない」
変態王モロチン、今回は直接変態とは言わず、曖昧に言葉は濁してやったんだから感謝しろよ?(上から目線な恩情)
「うむ……。随分と前衛的なデザインだとは思っていたが。よもや本物だったとは」
「なんと、交流以上にわかりあえん存在か……。立場は違えど、大統王にして発明王なこの私と魔術王。同じ王なのだから理解できるところもあると考えていたのだがなぁ」
「直接見えんことには定かではないが、もしそれが事実なら直流以上に理解に苦しむな。紳士の風上にもおけん」
「……なんというかそれが真実か嘘かは置いておくとしても、そんな内容で嘘を吐く時点でマハトマがまるで感じられないわ」
「ヘンタイよ! ヘンタイ! 魔術王じゃなくて変態王の間違いじゃない!」
うんうん。良かったなモロチン。
俺のおかげで順調に貴様の
全員鵜呑みまではいかなかったのが残念だが。
とはいえ、信じる信じないは別としても、この噂をサーヴァントで知らない者は直にいなくなるんじゃないか?
嬉しさで咽び泣くが良いさ(黒幕大激怒不可避)
……このタイミングで言うのもアレだが、実はまた一つ新たに重要な記憶を取り戻していた。
俺の体内にはどうやら『聖杯』とは似て非なる、けれどモデルは同一な、亜種とも言える器──その名も『性杯』が埋め込まれているようだ。
その性能はオリジナルよりは劣化するが、魔力リソースとしては十分な力を発揮することは既にわかっている。
本来の使い方『顕現器』としての役目は、“童帝神”という存在の確立により
俺の両手はオナニーを極め抜いたことで『不浄』を司る宝具と化した。
ひとたび触れれば、『不浄』判定を受けた存在のエネルギーを強制的に排出させる力がある。
そして俺が両利きだからこそ、この宝具を編み出すことができた!
「『
両利きの俺は両手が恋人!
これこそはオナニーに欠かせない二人の力を一つにした絶対射精宝具だ!!(島原の乱不可避)
よって、まとめて三本の
その光景はまるで……極太芋虫を潰した時に出てくる体液。男達の分身とも言える存在の咆哮と呼んでも過言ではないかもしれない。断じて射精には見えないようん。飛び出た中身(意味深)が白濁色じゃないからね! 射精には見えないって!(回りくどい)
これで合計五本撃破だ。
「なんと……! よもやこの短時間で五本も倒すとは!」
「諸君! 我々も続くぞ!」
……士気は上がったみてぇだな。
無茶な動きをした甲斐はあったか。
俺の魔力は、基本的に精液に依存している。
魔力の9割が精液だ。
けれど、フルバーストしちまってる現状では1割分の魔力しかない。そんな状態での宝具の連発は、神の体とはいえ生身の俺には負担がでかい。
体内に埋め込まれた性杯の存在を、「思い……出した!」 してなければ、魔力を捻出しただけで意識不明になっていた可能性すらある。
とはいえ結局のところ残存魔力は乏しい。
だけど、この戦いで使い切るくらいの覚悟で挑まなきゃ、たぶん負ける。
ならば魔力を効率よく使って無駄な消費を抑えろ!
勝つ必要はない。けれど負けるな! 余力は残せ! とにかく今は耐え抜け!! と。
────そうやって俺に、後僅かなきっかけで思い出せそうな記憶の断片が、心の中で訴えかけて来るんだ。
何が何やらわからない。
この記憶の解放条件もわからない。
時間の経過で目覚めるものなのか、特定の条件を満たすことで思い出せるのか。
それすら不明。
でも、それでも。
この記憶が重要なもので、思い出せばこの戦況を大きく変えうる力になることを、深層心理で理解していた。
魔力に乏しい危機的状況下であるなら、尚更有用な力であることも。
なるべく犠牲を出さないことこそ、この記憶に秘められた力を使うために最重要なことなのだと、直感的に理解していたんだ。
きっとこれは予兆だ。
俺の──否、
だからこれ以上の犠牲を北側では出させない。
その決意の元、
南側の犠牲はマスター頼みだから祈る他ない。
俺にやれることをやる。
今は
それが先決。
そう、これは堪え忍ぶ戦いだ。
即ち俺が最も苦手とする行為にして苦行。
謂わばオナ禁と同一(真面目かと思いきやこれ)
今はフルバースト済みだから耐えられるが、通常時にマスを触るのも、見てイクのも抑えなくちゃいけないなんて……通常時に女性に触れてフルバーストせずに耐える並みの難易度だ(そこまでか)
俺は基本的に我慢するという発想がない。
欲望の赴くままに、欲情したら即発射が常だ。
それが趣味における射精であろうと、戦闘時における白濁光の射出であろうと。
俺が出してない時なんてほぼない。
俺にとって射精とは、呼吸なのだ(は?)
つまりフルバースト後の弱体時は、常に息を止めて行動してるに等しい。
それは通常時なら環境に適応できているが、弱体時では空気を吸った途端、後遺症が残るレベルの事態に発展する──即ち弱体時の接触はテクノブレイクを招く。
それで死なずとも、最悪
普段なら弱体時に性欲が湧くことは無かったはずだが、今は謎の性欲に翻弄される危険性まである。
だから怒りも絶やしてはいけない。
そんな恐怖を抱えつつ、女性と接触をしないよう常に気を張り続けねばならない。
まるでそれは、勃起を常に保ちながら射精はしないように我慢汁を出し続ける時と似ている(同じ扱いかよ)
どちらにしろそれは辛い。
苦行でしかない。
ぶっちゃけストレスが貯まる。
けれど、いつものストレス発散である射精は使えないという悪循環。
この負のスパイラルにより憂鬱の魔力は生成できるのだが、如何せん隠者が現界している以上、その魔力は隠者にしか使えないし隠者に自動で供給されるから、俺自身の現状改善には至らない。
辛かろうと『何か』が訪れた場合に対抗する為の余力を残す必要がある。
だから今は耐える他ないのだ。
────なんてな。
この局面で消極的になってどうすんだ!!
モロチンに一泡吹かせるために、
「この剣は
俺の詠唱に応じ性剣のギミックが稼働する。
刀身が上空に射出され、白濁の光がリング状へと姿を変えた。
さっさと
来るかもわからない『何か』に怯えて、出し惜しみをして二人のピンチに駆け付けられない方が嫌なんだ!
「それはあらゆる
上空に展開していた白濁の光の輪が、さらに円筒へと姿を変えて落下し、
ん? 繰り返す……? クリ返す? マングリ返……ハッ!?
今はビラビラじゃねぇ! チンチンを骨抜きすることに集中するんだ!(言い方ェ)
魔力が乏しい? 限界を超える覚悟で挑まなくてどうすんだ! 自然界の魔力を掌握し、どうせなら
体内で生成する魔力だって、生命力から無理矢理にでも引き出せば良い! 性杯の稼働限界を無視して絞り出すってのも手だな。
やがて
「次」
ここで無茶しなくていつ無茶するんだ。
失敗を取り返すなら、それなりのリスクを負うのが筋ってもんだろ。
筋? マン筋……違う違う違う!
今は筋じゃねぇ! 棒にだけ意識向けてろ!(それはどうなの)
……向けてろ? 剥けてろ? クリを剥き剥きッ……! ちっ! 油断するとこれだ。
剥き剥きじゃねーよ! 今はムクムクの方だ。ナニイッてんだ!(本当に何言ってんの)
現状ではどうにもならない『ビッチ』が相手なら、こんな無茶はしない。
断行? ……男根?
ナニも間違ってないな。今は男根のことだけ考えてれば良いんだから(頭涌いてるの)
無茶をしても勝てる可能性が0の相手と、無茶をすれば勝てる可能性のある相手。
後者が相手なんだ。
勝ちにイカせてもらうぞ!
目指すは最低ノルマ14本を超えること!
とにかく片っ端から
って………………あれ?
なんか俺、複数の
完全に『大乱交
やめよう! これ以上の想像はやめよう!?
おのれ……! 魔神柱に
変態王モロチン絶対許さねぇ!(原点回帰)
ごめんなさいサンタアイランド天草仮面
【戯れ言】
さて第二部始まっちゃいましたね……無論私もやりました。二部の始まりに相応しい良い話でした。軽くネタバレしますと第二部OPの最初ら辺の白い荒野とか、永久凍土帝国のCMなんかの舞台って思いっきり雪原っぽいですけど、実はアレ全部賢者の白濁光なんですよ(大嘘)
あと個人的には、どっかのギャグイベントでエルドラドのバーサーカーとサリエリが同時に『ア○○ウスゥゥゥ!!』って叫ぶシーンが見たいと思いましたまる