力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか?   作:血濡れの人形

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最弱、女の子に名前を与える(入団試験もするって)

~ロキファミリア ナレッジの部屋~

 

どうも、みなさんおはようございます。ナレッジです。

 

僕は今、ベットから起き上がり、女の子の名前を考えています。

 

「うむむ、どうしたものか・・・」

 

そうして考えることおよそ三十分後、朝食の時間の五分ほど前まで悩み、

 

ふと、自分のことをこの世界に送ってくれた女神のことが頭に浮かぶ。

 

「確か、あの人の一族の名前は、星野、だったよな?なら・・・」

 

トントントン

 

そうしているうちに、ドアのほうからノックする音が聞こえる。

 

「お姉ちゃんいる~?」

 

昨日拾ってきた女の子だ、ちょうどいいと思い、ナレッジはドアを開けながら、

 

「あぁ、ちゃんとにいるよ。呼びに来たってことは、ご飯の時間なのかな?」

 

という。

 

それを聞いた女の子は、ニコリと笑みを浮かべ、

 

「そうなの!リヴェリアお姉ちゃんに、お姉ちゃんに声かけてきてってお願いされたの!」

 

と言ってくるので、ナレッジは女の子の頭をなでながら、

 

「そうか、お願いをちゃんと聞けて、明(あかり)はえらいな」

 

というと、女の子、明は首をかしげたあと、周りを見る。そして、

 

「おねえちゃん、明ってだれ?」

 

と、ナレッジが不思議そうに聞いてくるので、クスリと笑った後、

 

「昨日、お前に頼まれていただろ?前の名前は言いたくないから、お姉ちゃんが付けてって。

 

だから、あのあと、ていうか今日なんだが、考えてね。

 

僕の恩人といえる人の名前から、星野、

 

そして、星明りのようにすべてを照らせる希望であってほしいという願いを込めて、明、

 

だから、お前の名前は、今日から星野明だ」

 

と、明に向けて説明をする。

 

明はそれを聞いて納得したのか、思わずまぶしくて目を細めたくなるような笑顔を浮かべる。

 

「さ、それじゃあいくか」

 

「はーい!」

 

そのあと、二人は食堂に行き、リヴェリアの両隣(リヴェリアには少し移動してもらった)で食べ始める。

 

周りからは、「また幼女率が増えた」だとか、「やっぱりリヴェリア様はお母さん」だとか聞こえる。

 

まぁ、そんな言葉を無視して、リヴェリアを含めた三人が食事を終えると、

 

ロキから呼び出しがかかったので、三人はロキの後ろをついていく。

 

~ロキファミリア 団長室~

 

四人が団長室に入ると、中にはフィン、ガレスの二人が待っていた。

 

「これから入団試験を開始したいと思いまーす」

 

ロキが唐突にそういい始める。

 

とりあえず説明一切受けなかったので、八つ当たりとして脛のあたりを蹴っておいた。

 

威力なんて全然なんでしょうけどね!

 

まぁ、それは置いておくとして、

 

「入団試験って、もしかして明のですか?」

 

と聞く。

 

明以外はそう行けば今聞いたばっかりか・・・

 

頭の上に?を浮かべていたので、一応説明しておこうと思う。

 

「この子の名前ですよ。昨日名前付けてほしいって言われたから、

 

朝食を食べに行く前につけたんですよ。

 

本人も気に入ってくれたみたいでよかったです」

 

僕がそういうと、四人は納得してくれたみたいだった。

 

「てか、だから昨日名前教えてくれなかったんやな。

 

んもう、いってくれたらうちがつけてやったのに」

 

ロキがそういうと、明は少し眉をひそめ、リヴェリアのスカートを握りながら短く、

 

「や」

 

とだけ言うのだった。

 

あ、なんかロキが落ち込んでる。

 

「はぁ、まぁ、そこにいる人は置いておくとして、試験って僕にやったようなやつですかね?」

 

「まぁ、特に変えることはないかな」

 

「そうか、なら問題ないな」

 

ナレッジはそういうと邪魔にならないように移動する。

 

「さて、それじゃあいまから僕たち三人が質問させてもらうけど、いいかな?」

 

フィンがそういうのにたいして、明は小さくうなずく。

 

それを確認した三人は、それぞれ質問を始める。

 

~質問中~

 

「力と一言で簡単に言っても、その中には多くのものがあります。

 

体力精神力知力握力筋力抵抗力、一つでは役に立たないものの塊が力といえるのではないでしょうか?

 

勇気はそれだけです。勇気ある者である?そんなものは望みません。

 

あったとしても困ることはないでしょう。

 

ですが、なかったからといっても困るでしょうか?

 

生物とは本来臆病なものです。

 

その臆病さを無理やり押し込めて、敵に立ち向かうのが勇気と呼ばれるものなのでしょう。

 

それで、それに負けてしまったら?ちょっとしたけんかならいいですね?

 

では、負けるとわかっているほど相手が強大であり、その結果命を落とすとしたら?

 

家の状態がまさにそれでしたよ。

 

機嫌を損ねれば瀕死になるまで殴られ、蹴られ、ナイフで斬られ、

 

呼吸が苦しくなるまで水面に顔を押し込まれ。

 

そんな状態で、勇気を振り絞って逃げた、今回は声が聞こえたのか、

 

運よくナレッジさんが助けてくれました。

 

では?そうでなかったら?たしかに、あって困ることはないし、それで助かることもあるでしょう。

 

ですが、それは本当に勇気だけですか?運が必要ではありませんか?知識が必要ではありませんか?

 

知恵とは何に関しても必要なものです。

 

この方向に行けば大通りがある、ということを知っていたから私は今ここにいます。

 

知らなければ、今ここに私はいないでしょう。

 

逃げるという行為を知らなければ見つかることがなかったでしょう。

 

それが私の答えです。満足していただけたでしょうか?」

 

なんか、僕が入るときも似たようなこと言った気がする・・・まあいいや。

 

「それで、合格?」

 

「似たようなこと、君も言ってたしね・・・これで断るのはちょっとなぁ・・・

 

うん、合格だよ。

 

でもそっか、勇者は望まれないかぁ、はは・・・」

 

フィンが遠い目をしているな。まぁいいや。

 

そうして、明がうちのファミリアに入ることになりましたとさ、チャンチャン。

 

「だれか、うちにはんのうしてほしかったんやけど」

 

あ、そういえばいましたね、ロキ様。

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