力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
~ダンジョン 1F~
どうも、ナレッジです。僕は今ダンジョンにいるのですが・・・
「わ!わわわ!」
「やばい!抜けられた!」
「怖い!やっぱり無理ですよ!」
「大丈夫!お姉ちゃんは私が守るんだから!」
ゴブリンに殺されかけたり、コボルトから逃げたりしつつ罠はったりしてます。
もっとも、罠の効果はなさそうですが・・・
え?なんでって?それは・・・
「なんでまたタイミングよく出てくるんだよぉ!」
つけた直後に解除されてたら、効果ないですよねぇ(泣
おかげでこれステータスが俊敏だけ高くなりそうなんですけど。
ダンジョンが僕に嫌がらせを続けてくる!絆様助けてぇ!
なんて叫びたくなる程度にはひどい状態です。
「あぶな!っこの!」
コブリンの攻撃を回避して、そのまま手に持っているナイフを使って首を攻撃する。
・・・刺さんないよぅ・・・
むしろはじかれた。どうしろと?
自分のあまりの貧弱さに思わず泣きたくなってきた。
「お姉ちゃん!」
「!?やばっ!」
首を狙っていたはずのゴブリンは、いつの間にか体勢を立て直していたのか、
こちらに攻撃をしてくる。
とっさに攻撃をよけるも、動きを止めていたこともあり、
服(鎧とかつけると全然動けなかったため)が少し破けて、おなかのあたりが出てしまう。
僕を攻撃したゴブリンは、明の一撃で灰になる。
「ごめん、かすっちゃったや」
「ごめんじゃないよ!偶然ゴブリンが『バランスを崩した』から助かったんだよ!?
あのままあたってたら死んじゃったかもしれなかったんだよ!」
「とりあえず、一回でるぞ、ナレッジの戦闘はもう少し装備整えてからだな」
「怪我したら大変です」
サラとレンの言葉にうなづくと、全員で上に上る階段に移動する。
「ていうか、もうナレッジ厨房担当とか服屋とかやれば?戦闘は危なすぎるだろ?」
レンが正論を言ってくる。確かに服とかは作れるし、料理とかも作れるが、
どれも出来(料理の場合は量)が悪いものばかりだ。
服は少なくとも、
ファンタジードレスショップで買ったやつとおんなじくらいの肌触りじゃないと!
料理?前世のおかげで作ることはできるけど、多く作るのはちょっと・・・
この世界に来てから貧弱になったし・・・
やろうとして一部焦がしてしまったのだから笑えない。
というわけで一言。
「無理だね、料理は少し手伝ったけど量作れないし、裁縫のほうは目標に届かないし」
「それならしょうがないか・・・なら、明と常に近くにいるといいだろうな
そいつなら護りながら戦えるだろ?ちなみに俺は無理だ」
明はそれを聞くと、笑みを浮かべた後、
「当然!モンスターも害虫も悪い虫も近寄らせないよ!」
というのだった。そこで、少し離れたところが少し騒がしくなってくる。
「そろそろ出口だ。早く帰って報告した後、飯食ってからまたダンジョンに行くぞ」
これが、僕の最初のダンジョンだった。
ほんと、散々な結果だったなぁ・・・はぁ。
ゴブリンにナイフが刺さらないナレッジ君クオリティ、
一階層でこれである。
アイテムが揃うまでこの最弱は変わらない!
ではまた