力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか?   作:血濡れの人形

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明の武器は何やらかなり特殊になるらしい(軽いのに重いとは一体・・・)

~水奈の工房~

 

どうも、ナレッジです。

 

あれから少しして、水奈さんの所有している工房に来ています。

 

「それじゃあ、一回グローブを預かるね。少し強化するから。

 

その間、適当にそこら辺においてあるのみてていいからね」

 

そういうと、水奈はグローブを持ち、そのまま奥に消えていく。

 

「・・・明の武器でも探すか」

 

「・・・そうですね」

 

二人はそういいながら周りにおいてある武器を見ていく。

 

そうして見回していると、明はその中に気になるものを見つけた。

 

ちなみに、ナレッジはナイフなどを探しては持ってみたりを繰り返している。

 

「これ、木製の床の上に置いてあるのに、刃が床に刺さってない」

 

それは、かなり大きめの大剣。

 

地面に向けて刃が置かれているそれは、床を一切傷つけていない。

 

しかし、それはおかしいのである。当然、物の切れないものを作っているとは思えない。

 

それだけでなく、刃渡り約2、3mはありそうな大剣だ。

 

重さがゼロなどと言わない限り、地面に刺さらないなどということはないだろう。

 

それにかなり分厚くできている。むしろ大盾のほうが軽そうである。

 

「その剣気になったの?明ちゃん」

 

後ろから声がかけられ、思わずびくりとなる。

 

ドアには鈴がついていたので、誰かが入ってきたらわかるはずだ。

          ・・・・

しかし、私はこの声を知らない。

 

「あの、あなたは誰ですか?」

 

私は後ろを向かずにそういう。お姉ちゃんが不思議そうにこちらを見てくる。

 

「私?私はグラ、あなたが見ている剣についてる精霊だよ?」

 

「・・・精霊?」

 

疑問に思いながら、私は後ろを向く。

 

するとそこには、蒼い眼、薄紫色のロングストレートの髪、

 

身長は120cmほどの少女が立っていた。

 

服装は黒のワンピースである。

 

「そう、精霊。私たちは、水奈が作る全ての武器に宿っている。

 

当然、性格もそれぞれだし、それのせいで使える人と使えない人がいる。

 

私たちは気に入った特定の人物しか見えないようにすることができるから、

 

私たちのことは製作者とほんの一握りの人以外知らない」

 

「・・・それで、なんで私に声をかけたの?」

 

それを聞くと、グラはにこりと笑みを浮かべ、

 

「当然、気に入った子には売り込まないと。買われないで廃棄なんて悲しいわ」

 

といいながら、明の腕に絡みつく。

 

「それと、いいことを教えてあげる。

 

私たち精霊がついた武器たちには、何かしらのスキルが組み込まれる。

 

私の場合は、初期でついているのが重力操作、

 

しばらく使い込んで、私が見限るなんてことがなければ、契約してあげる」

 

「契約すると、いったいどうなるの?」

 

当然の疑問、それに対し、グラは腕をからめたまま、

 

「新しくスキルが追加されるっていうのが一つ、あとは、切れ味が上がったり、

 

今までの戦闘の中で一番使われた効果が強化される。

 

例えば私の場合、盾として使えば契約した後、防いだ時の衝撃が減少するし、

 

斬る目的で使い続けてくれるなら、全てを切り裂く刃になる。

 

あとはあまり関係ないけど、人の体でそのまま動けたりとかできるくらいかな」

 

「・・・? 動けるところに利点をあまり感じないような・・・」

 

その明の一言に、グラは頬を膨らませると、

 

「そんなことないよ。私の説明するとき、私本人が説明したほうがわかりやすいもん」

 

という。

 

「それもそうかも。うん、それなら「どうかした?さっきから一人で話してるみたいだけど」」

 

買ってもいいかも、というところで、お姉ちゃんが声をかけてくる。

 

そういえば、グラの姿ってほかの人から見えないんだった・・・!

 

「あ、アハハ、なんでもないよ。それよりお姉ちゃん!私この剣がほしい!」

 

こんな風に強引にそらすしかないけど、お姉ちゃんが不思議そうにしながらも、

 

「そっか、ならこれを買おうか・・・ところでこれいくらだ?」

 

といいながら、近くに貼ってあった紙を見に行く。

 

よかった。ばれて?ない。いや、決して悪いことしてたわけではないけど!

 

「うん、これなら買えるね。水奈さん!この大剣買います!」

 

「うん、大きな声出さなくっていいからね?それじゃあ、これがグローブで、

 

こっちの大剣のほうは・・・今回は無料でいいよ。うん、整備にもお金かかるしね」

 

「え?いいんですか?これ結構いい武器ですよね?」

 

「むしろお金とったら殺されそう・・・いや、なんでもない。

 

うん、別にかまわないよ。これから先もこの店をご贔屓にってね」

 

そういうと、水奈さんはそのまま店の奥に行ってしまった。

 

「ふふふ、私が気に入った子なんだもの、そもそもこのお店は、

 

精霊が気に入ったら無料になるからね」

 

何てグラが言っていたが、聞こえないお姉ちゃんは首をかしげながら、

 

なぜ無料になったのかを考えていたのだった。




武器説明

大剣『グラ』

重力を表すグラビティという言葉の最初の二文字を取って名がつけられた。

効果は重力操作、契約することによって○○○○という特殊な効果を持つ。

刃渡り約2m70ほどの剣であり、刃全体を盾として使えるようになっている。

ちなみに、本来の重さは約一トン、重力操作でゼロまで下げることができる。

グラとは、ついている精霊の名前でもある。

性別は女、グラの姿は、蒼い眼、薄紫色のロングストレートの髪、

身長は120cmほど。

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