力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
~ダンジョン 1F~
どうも、ナレッジです。
僕は今、明と一緒にダンジョンに潜っています。
ほかの二人は用事があるようなので、とりあえず二人で対処できるように、
一体ずつ引き寄せて戦ってるのですが・・・
「これで五体目!」
明かりの武器の試し切りというか、火力が高すぎて、床とか壁がえぐれているのですが・・・
いや、どちらかというと振り下ろす力と、
あの武器の重量変化なる特殊効果が原因そうなんですけど。
「それはいいんだけど、魔石まで粉砕するのもこれで五回目だよ?」
「うぐっ」
うん、ついに灰が見えないからね。魔石はないから、二人そろって収入はないですよ。
・・・そろそろ僕もやらないとなぁ。
「あ、ゴブr「六体目!」はぁ」
発見した直後倒されると、僕が武器を試せないんだけど・・・
(´・w・`)ションボリ
「今の顔なんですか?すごくかわいかったです!」
「いや、なんでもないから気にしないで。それと、次は僕に戦わせてくれるかな?」
「わかりました!」
そんな風に話していると、何やら奥から走ってくる音が聞こえる。
「なんだろ。すごいいやな予感がするんだけど」
私はそういいつつも、グローブから糸を取り出す。
それに従い、明も自身の武器であるグラを構える。
足音が近づいてくる。うっすらと姿が見えてきた。
「あれは・・・ゴブリンにコボルト?それに、あれの前を走っているのは・・・」
「人、ですね。しかし」
「うん、笑みを浮かべてる。それに、全力でこっちに向かってきてる」
一階層にいるゴブリンたちと、それをトレインしている二人の男の姿が見えた二人は、
そのまま足元に糸を張り、こちらに来るために時間を稼ぎつつ、
それ以外の場所にもいくつかの罠を張る。
そうこうしているうちに、その姿がはっきりとわかるようになった。
そして、男二人はナレッジたちのことを確認すると、
「ギャハハ!獲物がいたぞ!おい相棒!あいつらに押し付けるぞ!」
「おうともさ!後で死体から装備だけは拝借にし戻らねえとなぁ!」
などと笑いながら言う。
ちなみに罠は見えていない。
結論から言うと、
「「ぐわっ」」
二人そろって盛大に転ぶのだった。
「なっ、やめっ、てめえらか!こんなところn」グチャ
「明、行こう」
「うん、そうだね」
ゴブリンたちに囲まれ、一瞬にして見えなくなった男たちの声を無視し、
そのまま二人は地上に戻るのだった。
そうして、二人の二回目のダンジョンは終わったのである。
「あ、結局モンスターにたいして攻撃的な意味で使ってないや」
「あの二人組もある意味モンスターって言えるから、妨害面では平気・・・かも」
そんな会話があったらしい。
やっぱり戦えないナレッジ君、もう数話ほど戦闘はできそうにない模様。