力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
~ロキファミリア 食堂~
どうも、ナレッジです。僕は今、食堂にて・・・
「「何で性別が変わっているのか、説明してもらえるの(ですわ)よね?」」
尋問じみたものを受けています。
とりあえず、
性別が変わったことについてはステータスを見せることで納得してもらおう。
・・・あれ?見せても読めないよねこれ。
転生したことについては話せないしなぁ・・・
「えぇっと、目が覚めたらこうなっていたんだよ」
こういうしかない。悪いけれど、ステータスのことについては説明しずらいし。
「・・・そういうことにしておいてあげるわ。
でも!本当のことが言えるようになったらちゃんとに言うこと」
嘘ついてることがばれてますわぁ・・・というか、何でばれた?
「貴方が嘘をつく時、かならず少しだけ目に動揺が見えるのよ。
これでも何十年も二人で国を支えていたのだから、それくらい理解しているわよ」
おっと、心も読めるみたいだぞぅ。
しかし、うぅむ、国を支えていたってどういう・・・?
だめだ、全然思い出せない。
そういえば、助けてもらった時に、元騎士とか国王とか言われてたような・・・
「もしかして、記憶がないのでしょうか。
それに、どうやらこの世界も私たちのいた世界とは違うようですからね」
「ということは、また転生したのかしらね?
だとしたら本当に、神に愛されすぎじゃないかしらね?」
・・・おや?なぜ転生してることを知って・・・おいちょっとストップ、またってなに!?
「二人とも」
「なにかしら?」
「なんでしょうか?」
二人はナレッジの方を向きながらそういう。
できれば昔いったことがあるとかいう予想はあってないでいいと思う。
「なぜ転生のことを知っているんでしょうか・・・?
あとまたってなに?僕そんなに転生してるの?」
「結婚した後に聞いたのよ。転生のことを詳しく知ったのは死んだあとね」
「死んだ後にあなたを転生させたという神が目の前にいたので、
瀕死になるまで叩きのめして全部説明させたということがありましたわ」
予想はあっているらしい。昔はしゃべってよかったんだね。
でも、とりあえず言いたいことができた。
「アリス、色々って怖いんだけど・・・
てかクロワッサンもなにやってるのさ・・・」
そう言いながら、思わず頬を引き攣らせたのは悪くないと思う。
「それとまたっていうのは、私たちが別々の世界出身で、
前もってある程度の事情を知っていたからね」
うん、とりあえずなんとなくわかった。
知っていたのは、恐らく神にでも聞いたのだろう。
「なるほどね。ちなみに、二人はこの後どうする予定なの?」
一応これについても聞いておかねばならない。
返答次第では、色々と行動しなければならないからだ。
「それについては、さきほど貴方の主神を名乗る人物と話して、
二人ともこのファミリアに加入することにしたわ」
「そっか、それなら、一緒に潜るのかな?」
その場合は、他のメンバーにも話しておかなければならないだろう。
「ちなみに、他のメンバーには言っておいたわ。
あの人たちにプラスして、私たちが入る形ね」
「最終的には、昔のように最前線で指揮を執っていただけると嬉しいですわ」
・・・昔の僕って色々とどうなのさ・・・え?最前線で指揮を執ってる?
それって戦いながらってことだよね?
昔の僕ってきちんと剣振れたんだなぁ!
「って、反応するところがそこですの!?」
自然と思考を読んでくるクロワッサンであるが、それは今は置いておくとして、
とりあえず理由を言う。
「え?うん、だって僕、今の状態だとナイフすらまともに使えないもん」
「「え゛」」
二人はそんな声とともに口をあんぐりとあける。
「お二人とも、女性の出すような声ではないです。
あと表情ももう少しきちんとした方がいいと思いますよ?」
明がそう指摘することで、二人はとりあえず表情をもとの状態に戻す。
ちなみに水奈さんは僕の隣で二人のことを笑顔で見ている。
その水奈さんが、
「ちなみに、性別が変わったってどういうことなのかな?
あと転生とかいうのにも説明お願いね♪」
という・・・あっ。二人にも説明しないといけない流れだこれ。
(どうしましょう絆様、もう言ってもよいものなのでしょうか)
「問題なくなったからいいよ♪もっとも、ここにいる人だけだけどね」
後ろから声が聞こえる。
それに驚きながら後ろの方を向くと、そこには絆がいた。
ガタガタッ
僕以外の全員が驚きながら絆のほうを見る。絆はニコニコと笑みを浮かべている。
「・・・あなたは誰ですか?」
明が絆にそう尋ねる。まぁ、当然の反応だろう。
「私?私は絆、ナレッジ君をこの世界に送った本人で、一応、
分類的に言うと神様やってます。よろしくね~」
(唐突すぎて色々と整理が・・・これって話していいってことだよね?
だれか。これについてきちんと説明出来そうなドールさんも連れてきて・・・)
少し遠い眼をしながらそんなことを考えていると、
絆の背後からドールが現れる。
「おい絆。仕事終わりきってないんだから、説明が終わったなら帰るぞ」
「わかってるって。それじゃあまたね~」
そういって、絆が姿を消す。ドールはそれを確認すると、ナレッジに一枚の紙を渡す。
「これ、あとで説明するであろう時に困るだろうから、とりあえず持っておけ」
そういうと、ドールも風のように姿を消す。
とりあえず、許可が出た(ということにする)ので、説明しよう。
「えぇっと、今来たのは、僕を転生させてくれた神様なんだよ」
「あの人が・・・」
明が小さな声でそうつぶやく。
「うん、ちなみに、僕が死んだ理由を聞いたけど、本当に聞きたいって人だけに話すよ」
僕がそういうと、そこにいた全員が僕のことを見てくる。
どうやら、全員が聞きたいらしい。
「わかった、話すよ。とはいっても、僕が知ってるのはほんの一部だけなんだけどね」
そうして、僕はそこにいた全員に僕の死んだ理由とその友人だったものについて話す。
~説明中~
所々わからない部分を、さきほどドールから渡された紙で補足しながら、
明達に説明をし終える。
話しを聞いた全員の表情には、怒りのが見えていた。
とはいっても、なんとなくながらもその理由はわかる。
「まさか、その友人が貴方の父親に雇われた暗殺者だったとはね」
まさにその一言につきる。
僕もまさか、自分の父親が暗殺者雇ってまで僕を殺しに来るとは思わなかった。
というか、あの町じゃあ僕を殺しても隠蔽されるから、
別にわざわざそんなことする理由もないだろうに、
何て思ったりもするが、それは言わないでおこう。
「まあ、これで全部かな。とりあえずみんな理解できたってことでいいのかな?」
「「「「はい(えぇ)」」」」
「それと、一応言っておくけど、このことはほかの人には伝えないようにね?」
僕がそういうと、明が、
「わかってますよ!こんなこと言えるわけないじゃないですか!」
と言ってくる。とりあえず、これ以上説明することもないし、
この後は休憩もかねて解散にしようと思ったら、
「それじゃあ、この後は買い物に行くわよ。当然、ナレッジは参加だから」
と、アリスが言ってくる。
「え?ちょっ、え?」
「ちなみに拒否権はないわよ。私たちの服を選ぶためだから、
決して荷物持ちではないけれどね」
どうやら決定事項らしい。でも、僕も服を買いたいところだ。
なにせ、性別変わったら身長も増えるし、男性用の服も買わねばなるまい。
ワンピース着た男とかちょっと危ないだろうし(実は見た目があまり変わらない人)。
やはり、僕も買い物についていこう。服のセンスはないけれど、
なぜか他の三人もアリスと同じこと言い出しそうだし。
「わかったよ。それじゃあ行こうか。
服といえば、前偶然見かけたあそこってやってるのかな?」
この後の予定も決定したことだし、お金のほうは・・・
「そういえばさ」
「どうかしたのかしら?」
「・・・僕たちのパーティー、全然お金持ってないと思うんだけど、
買えるものあるの?」
「あっ」
どうやら明かりは気付いたらしい。そう、魔石なんて換金していないということ、
そして、魔石自体を持っていないという事に!
なんて、心の中で思っていると、水奈さんが一言。
「さっき倒したゴブリンの強化種と、足りない分は私が払うからいいわよ?」
その一言によって、とりあえずの資金があることが分かったのだった。
ところで、あのゴブリンの強化種の魔石っていくらくらいになったんだろう。
いつも以上に長くなってしまった。しかもわかりずらいと思います。
アドバイスなどありましたら、消したり付け加えたりさせていただきます。
次回はショッピングの話です。