力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
あとやっぱり駄文。
~ロキファミリア 訓練場~
どうも、ナレッジです。僕は今・・・
「あんな装備、いったいどこで手に入れたんだい?」
ロキファミリアの訓練場で質問されています。
どこでと言われても、店の名前を言ってもわかるかどうかわからないですし、
どう説明するべきか・・・
「そういえば、前に明拾ってきたときに、廃屋に入ったと思ったら、
袋持って出てきてたけど、もしかしてあそこに店があったのかな?」
ティオナさんがそういう。
「・・・廃屋だと?」
リヴェリアさんがそういう。表情も険しい。だが僕は言いたい。
「僕が言ったのは廃屋ではないですよ?僕以外の人もそのことは知ってると思いますし」
いや、本当に。決して廃屋ではなかった。
「私たちも見ましたけど、私の記憶が正しければ、
あんなところに店なんてなかったはずなのよね」
水奈さんがそういう。えぇ、うそでしょ?え?
なにこれ、ドッキリか何かなのかな?ハッ、実は夢落ちだったのか!
いや、ないな、うん。そんなふざけたことは考えず、
きちんと考えてみようか。
わかっているのは、
僕と明が買い物をしたとき、ティオナさんから見たら廃屋だったこと。
水奈さんの記憶ではあそこは廃屋であったこと。
僕たちが買った服が消えていないことから、
あそこは実際にあったものであると思えること。
・・・これだけだとわからないなぁ。もう少し何か情報がほしい。
「そういえば、あそこの店長さん不思議なことを言っていましたよね。
たしか、『貴方ならばもしくは』って感じのことを。
あれって、どういうことなんでしょうか」
「たしかに。他にも、『また来れるなんて運がいい』って。
もしかしたら、一定の条件を満たさないといけないとか」
明と水奈さんがそういう。
そういえばそんなことを言っていた。
服の性能を見てすっかり忘れていたようだ。
でも、そうなると一体条件ってなんだろうか?
始めていたときは、僕、明の二人。監視でティオナさんがいたが、
ティオナさんには見えなかった。
そして二度目、前回の二人に、水奈さん、アリス、クロワッサンの合計五人。
共通点は、僕と明がいたことと、メンバーが入った時には女性だったということ。
そうなると、女性であることが条件?でも、おそらくそうではない。
いくら監視だからと言って、かなり近くで見ていたであろうティオナさんが、
その条件に入らないわけではないだろう。
だとするのならば、あり得るのは二つ。
一つは転生者、あるいは転移者と呼ばれる存在の約二メートル内にいること。
もう一つは、僕のスキルのどれかしらが作用したというところだろう。
そして、スキルであるのだとしたら、あり得るのは絆の加護くらいであろう。
あの加護の説明の一部に、世界を渡ることができる、とある。
死んだわけではないが、もしかしたら、
別の世界に跳ぶことのできるスキルと言えるのではないだろうか。
水奈さんが見たことのないような布、それも、あんなに性能が高い以上、
あるのであれば普通に使うはずだ。それを、
最前線で戦う冒険者が知らないという事実には首をかしげるしかないだろう。
だが、別の世界のものであるならば納得ができる。
そんなもの、普通に考えれば手に入れることなんてできないのだから。
「それで、結局この服の扱いはどうするんですの?」
クロワッサンがそういう。
「これを着れば、僕も最前線で戦えたりするのかな?」
「「「「近接武器で傷つけられないのに無茶言わないでください」」」」
買い物に行ったメンバー全員から言われました。
あとで水奈さんには使い勝手のいい短剣を用意してもらうことにした。
軽くって攻撃の刺さりやすいものを用意してもらおうそうしよう。