力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
はまったおかげで手を付けていなかったものを投稿。
いつも通りのグダグダ感です。
~水奈の工房~
どうも、ナレッジです。あのあと、服は着ていくことで話は済んだので、
いまは水奈さんの工房で、僕でも使えそうな武器がないか見て回っています。
「貴方ならきっと私を使いこなせる。ほら、私を手に取って」
・・・ファ!?何今の声!?そんな風に思いながら、周りを見る。
「こっちよ、あなたの後ろ」
そういわれて後ろを向くと、そこには金髪緑目の幼女がいた。
服は若草色で、白い布が袖から出ていることなどから、
おそらく下には白い服を着ているのだろう。
「えぇっと、君は?」
「私はラティ、精霊短剣ラティよ。
あなた面白そうだし、折角だから私と契約しない?」
唐突な話ではあるが、ナレッジとしては嬉しい申し出である。
精霊短剣と銘打たれている以上、形状は短剣であろう。
そして、契約するということは、なにかしらの能力が使えるということだからだ。
「えっと、それじゃあお願いしていいかな?
とはいっても僕、チキとも契約してるから、二人がそれでいいならだけど」
「全然かまわないわよ?私としては、面白そうだからついていくってだけだしね」
直後、ナレッジの両肩に何かやわらかいものが乗っかる。
「私も別にかまわないわ。もとより、私は近接武器なんてもの用意できないもの」
どうやらチキだったらしい。ところで、筋力低い僕の上に乗ってて、
何で僕倒れないんだろう?軽すぎないかな?
・・・まあいいか。気にしないことにしとくべきだよね。
「チキもいいって言ってるし、そういうことならお願いします」
「もう、お願いしますじゃなくってよろしくでいいのよ?マスターさん♪」
ラティは楽しそうに笑いながらそういう。
ナレッジはそれに対して、
「それと、僕はナレッジでいいからね?
マスター何て呼ばれるのはなんというかなれなくってね」
という。マスター何て呼ばれることがなかったため、
どうしても違和感を感じてしまうのだ。
ちなみに前回チキと会った時には、色々あったせいか言うのを忘れていた。
「マスターはマスターなのだけれど、あなたがそういうなら仕方がないわ。
よろしくね、ナレッジ」
チキはそういった後、笑みを浮かべ、そのまま姿を消す。
「ナレッジさん、ほら、これが私よ」
ラティがそういうと、ナレッジの目の前に一本の短剣が浮かぶ。
濡れ羽色の持ち手に、若草色の刀身、
持ち手と刀身の間部分に金色の宝石が埋め込まれている。
あぁ、一応言っておかないとだよね。
「水奈さん!この短剣もらっていきますね!」
「まさかの決定事項告げただけだった!?私が探してる間に何があったの!?」
短剣の山を持ち運んでいた水奈さんは、とても驚いていたのであった。