力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
~ダンジョン 18F~
どうも、ナレッジです。僕は今、目を覚ましたのですが、
はて、なにか四、五人くらいに襲われて・・・
あれ?どうなったんだっけか?う~む、思い出せない。
ただ、今自分の頭の中に、いくつか覚えのない記憶があることだけはわかる。
直後、腹部に突然の衝撃。声を出すことすらできない衝撃を出したそれは、
僕にスリスリと頭を擦り付けてくる。
そこをみると、明がいた。
目のところが赤くなっている。先程まで泣いていたのだろうか。
とりあえず状況を確認するために、明に話しかけることにした。
「えっと、一体何があったのか教えてもらっても良いかな?
なんか、森を出た辺りからの記憶が曖昧で」
とかいったら、納得しているような顔でこちらを見てくる。
おいまて、マジでどうしたって言うんだ。
「なにがあったんヒデブ!」
なにがあったんだ、そう言おうとした直後、
三回ほど衝撃が襲ってくる。目の前が真っ暗になってしまった。
いや、ネタじゃないからね?ちなみにいいにおいがするが、
いったら何かに殺されそうだからやめておくことにする。
視界が再び開けるとともに、服の破れているアリスと、
見たところ傷等は一切見えないクロワッサン、水奈の姿があった。
・・・とりあえず言いたいことがある。
「アリス、服着替えない?その服装はさすがにアウトでしょ」
「変えの服なんて持ってないわよ?」
すぐに返されたその返答に、思わず固まってしまう。
それから数秒ほどして、
「・・・それもそうか、わかった。チキってどこにある?あれがあれば服なら作れるから」
といった僕の手には、チキがはまっていなかった。
周りを見渡しても、チキもラティも置かれていない。
というか、見渡して気が付いたけど、たぶんここ、
ロキファミリアの僕たちのテントだ。
「あぁ、それなら私が持ってるよ。さっき起きた後に調整していたからね」
水奈はそういうと、チキとラティを渡してくる。
とりあえずどちらも受け取り、ラティを側におき、チキを手にはめる。
「『服を作れ 魔布』」
とりあえず肌が見えないように、服の下に薄い布地の服を作る。
「『補強しろ 魔布』」
そのあとに、切れているところにあわせて魔布を作り、
服に出来ている傷を無くす。もっとも、見えなくなっているだけなのだが。
「とりあえず、説明お願いしても平気かな?」
僕がそう言うと、明達はうなずいた後に、
「それじゃあ簡単に説明しますね」
といって、話始めたのだった。
まあいってしまえば、襲われて、僕が気絶したあと謎の服を着て、
怪我したアリスに紅い瓶に入っていたなにかを飲ませて、
目が覚めたアリスにキスされて、
襲ってきた集団を一人を除いて全滅させたらしい。
・・・は?ってなっていた僕は悪くないと思う。
まあとりあえず、全員無事でよかった、と笑顔でいったら、
全員から心配させた奴の台詞じゃないと言われ、思い切り抱きつかれました。
『今回は代金なしで良いが、次は貴様の左目を対価に頂くぞ』
そんな声が聞こえたが、そんなことよりも先に、首が閉まって死にそうだ。
誰か、この拘束を外してくれ・・・カクッ
そうして、僕は再び意識を失うのだった。
ちなみに、胴体、首、両腕、両腕+胴体を同時に拘束された結果が気絶した理由。
目を覚ました時に、腕がとても痛かったですという程度にはきつかったらしい。
ちゃっかりキュウイが保護して、大きな傷にならないようにしていなければ、
腕の骨が逝っていたのは確定ですね。
次回は・・・遠征(いるだけ)をここまでにして、
布だけ渡して18階層でのんびりする話でも書こうと思います。
あくまで予定だから、実際どうなるかは不明
ではでは(`・w・)ノシ