力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
書きながら思った。どうしてこうなった・・・
深夜テンションだと思ってあきらめてくれると幸いです。
~ダンジョン 10F~
どうも、ナレッジです。僕は今、ダンジョンに潜っているのですが・・・
「嫌な予感がするんだけど・・・」
寒気というか、悪寒というか、こう、嫌な予感がするんですよね。
「お姉ちゃんもですか?私もなんというか、
十八階層の変なローブの人たちに襲われたときみたいな嫌な感じがするんですよね」
そう、まさに明が言ったのと同じ感覚である。
それに加えて、全身を舐め回すようなこの視線がとても気持ちが悪い。
ふと感じた嫌な予感に、咄嗟に前に転がる。
後ろを向く、先ほどまで自分がいたところには、大剣が振り下ろされていた。
「あの時と同じ人ですかねぇ!『縛れ魔糸』!『防壁魔布』!」
魔糸の効果で相手の足を縛り、防壁魔布の効果で一時的に相手を隔離する。
その場からさらに離れる。直後に一閃、霧が裂かれ、鼻の前まで風を感じる。
霧のなくなったエリアから、大剣を持ったローブが迫ってくるのが見える。
「ラティ!腐敗毒!」
ラティを持ち、横に跳ぶ、大剣が地面に突き刺さったのを確認しないで、
先ほど自分がいたところに向けて投げる。
「ぬ」
先ほど自分のいたところから声が聞こえる。
見てみると、大剣の刀身、その付け根が融けていた。
『ブギィ』
後ろから聞こえる声、咄嗟にその方向を向くと、オークが棍棒を振り下ろしてきていた。
「お姉ちゃん!」
僕とオークの間に、大剣を盾のように構えた明が間に入ってくる。
ドゴッ
明の武器であるグラから鈍い音が聞こえる。
「この!邪魔です!」
明はグラを斜めにして棍棒を流し、オークの首を跳ねる。
しかし、忘れてはいけない。僕らの後ろには、あのローブがいるのだ。
明の方に跳び、魔糸で明を引き寄せつつ、先ほどいた場所から離れる。
腰の鞘に戻ってきたラティを再び抜く。
魔布はともかく、魔糸はここでは基本役に立たないからだ。
これがまだ木が生えてて、森のような場所なら、洞窟のような場所なら問題はなかったのだ。
しかし残念ながら、ここには壁もなければ木々もない。
身を守るためにも、ラティは持っている必要がある。
風を切るような音が聞こえた気がした。咄嗟に後ろに跳び、ラティを投げる。
明はそのままの勢いで後方に投げる。
「ちょ、合図はほしかったよお姉ちゃん!」
「ごめん!咄嗟だったからむr」
直後、脇腹に走る衝撃とともに、僕の体は宙に浮き、そのまま真横に大きく吹き飛ばされる。
「ゴブッ」
血の味がする。うまく呼吸ができない。目の前がちかちかする。
『ったく、なさけない。もっとうまく立ち回れよな?』
『俺』がそう話しかけてくる。無理を言ってくれるものだ。
僕のステータスなんて、それほど高いものじゃないのに。
『ちょ、急いで回復しないと!ていうかその前に、一回防壁を・・・!』
そんな声が聞こえた気がする。
この声は確か、キュウイと名乗った狐の少女の声だ。
そういえば、僕の守護霊だって言ってた気がする。
「お姉ちゃん!?この!あなたは一体何なんですか!
いきなりあらわれて、攻撃を仕掛けてきて!」
明が戦っている音が聞こえる。
「そこ!」
「追撃行くわよ!」
「伊達に高レベルじゃないのよ!」
アリス、クロワッサン、水奈の声と攻撃。
そして、それを軽々とかわすローブの姿が見えた気がした。
『助ける力がほしいですか~?』
今まで聞いたことのない声が聞こえる。そして、それに対する解答なんて決まっている。
(ほしいさ、全部なんて言わない。あいつらを護るためだけに)
そう、言ってしまうなら、
それが、自分自身を犠牲にするようなことであったとしても、
僕という存在を、無意識ながらに助けてくれている彼女たちさえ無事ならば。
『やっぱり私のマスターは狂ってますねぇ。
世界を超えてまで、自分がどうなるかわかってるのに、私を手に取ってしまうんですもん』
ふと、目の前に白と紫の槍のようなものが見える。手を伸ばす。
手にとって、それをよく見るために。記憶が流れてくる。
何ゆえだろうか、その記憶が、
それに加えて、彼女との記憶もよみがえってくる。
そうだ、彼女の名は・・・
「来てくれ、ジャガーノート=ルナ」
この世界に来て初めて、本来存在しないはずの記憶から現れた、彼女の名を呼んだ。
『やっぱりマスター、狂ってますねぇ、救えないほどに♪』
先ほどキュウイがどれほど直してくれたのかはわからない。
しかしまぁ、体がイカれる前に倒さなければならないだろう。
だって彼女は・・・
「十秒で片を付ける」
『狂わないといいですねぇ!』
使用者すら狂わせかねないのだから。
これはもうチートですね。題名変えてこないと・・・
ジャガーノート=ルナ
ブレイブソードブレイズソウルから
ちなみに極仕様、出した理由は好きだからです。