力と耐久ないけどダンジョンにいるのは間違っているだろうか? 作:血濡れの人形
~ダンジョン 10F~
一突き、ローブの懐に入り込み、心臓に向かって突き出す。
咄嗟に後ろに跳んだローブの肌を、軽く刺す。
一薙ぎ、首に向けて振りぬく。軽く首を斬るだけで終わってしまう。
魔力を込め、声を張り上げる。かつて、多く使用した力を開放する。
「『L.U.N.A.C.Y.』!」
直後、ローブを囲むように光の柱が現れ、ローブを襲う。
「フンッ!」
ローブそれを、地面に拳で穴をあけることで回避場所を作り、別な穴を作り出てくる。
もはやマイクラとかの世界の住人みたいに見えなくもない。
しかし、それでもさすがに無傷とはいかなかったのだろう。
出てきた穴の近くには血がついているように見える。
しかし思うが、いつから僕はこんな視力が上がったのだろうか?
まあいい、ローブの前まで走る。攻撃があてられる距離まで来たら、
空中で体をひねりながら振り下ろす。
ローブは右斜め後ろに跳ぶ。
しかし、衝撃によって大きく吹き飛ばされ、木に背中を打ちつける。
きっちり十秒。ジャガーノート=ルナを返還する。
同時に体に走る激痛に、そのまま倒れてしまう。
筋肉痛に近い感じの痛みに、顔をしかめる。
「明たちは大丈夫でしょうか・・・」
「こっちのセリフよ。嫌な予感がしたから、とりあえず遠くに逃げてたけれど」
「帰ったらきちんと話してもらうわよ?」
「さっきの武器、私が打ったものではないわよね?いったい誰が作ったものなのかしら?」
「もしかしたら死んじゃうんじゃないかって心配していた私たちにそれいいますか?
お姉ちゃん、帰ったらリヴェリアお姉ちゃんに叱ってもらいますから」
「デスヨネー・・・ついでにお願いできるなら、あの人といっしょに運んでくれるかな?
ちょっと今動けなくって・・・」
それを言うと、その場にいた全員に呆れたようにみられる。
やめてください。そんな目で見ないで!なんて思いつつ、地面に顔を伏せる。
ため息とともに、僕の体が浮く。確認すると、クロワッサンが持ち上げてくれたらしい。
ローブの方は、どうやら明と水奈が持っていくらしい。アリスはそんな僕たちの護衛だ。
「さて、それじゃあ速く上に上がるわよ。長い間貴方たちを護れる保証もないし」
そうして、僕たちのレベルアップ後の冒険は終わった。
そういえば帰っている最中、ウサギのような少年と、
大きなバックを背負った少女を見かけたが、
あの少女の眼、どこかおかしかったったような気がする。
まぁ、僕たちには関係のないことなので、そのあとすぐ忘れたのだが。
前半で戦闘終了。魔剣の力で強制的に動かしていたため、
全身の筋肉が悲鳴を上げ、そのままダウン。
最後の二人組は、原作主人公とリリです。