戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第451話 パルパレーパの最期

パルパレーパ「ば、バカな!?アマルガムだと!?」

 

自身の乗る機体最大の必殺技である"ゴッドアンドデビル"を受け止めるゴジラの拳―響が使用するガングニールのアームドギアの黄金の拳に驚く。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

翼の"アマルガム"発動に呼応するように目覚め、響のアームドギアを使用するゴジラの咆哮と共に拳が"ゴッドアンドデビル"を打ち砕き、パルパレーパ・プラスを殴り飛ばした。

 

※ここからゴジラとアンギラスが人間の言葉を喋りますが周囲やパルパレーパには鳴き声にしか聞こえません。

 

アンギラス「お…王よ……」

 

ゴジラ「よく耐えた、お前たち。ここからは任せ、休んでいろ」

 

自身が回復するまでの時間を稼いだアンギラスたちを労うゴジラ。

 

アンギラス「も…勿体なき…お言葉で…ございます……」

 

ゴジラの言葉を聞いてアンギラスはその場に倒れてしまう。

 

パルパレーパ・プラスの"ポイズンオーラ"の毒に侵され体力が限界に達していたのだ。

 

腹部がゆっくりとだが動いているから息はあるようだった。

 

※ここから普通の鳴き声に戻ります。

 

パルパレーパ「おのれぇ!!」

 

機体を起こして怒るパルパレーパ。

 

パルパレーパ「悪魔の破壊神、まだ立ち上がるか!神に逆らうとはどういうことか、まだ分からんらしいな!!」

 

立ち上がるゴジラを見てパルパレーパはそう言いながらパルパレーパ・プラスの手をナイフ型にして構える。

 

翼「受け取れ、ガウ!!」

 

同時に"アマルガム"を発動させた翼の形成したアームドギアがゴジラの元へ渡された。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

翼に渡されたアームドギアをゴジラは黄金の腕の右手で受け取り、構えた。

 

パルパレーパ「例え"アマルガム"といえども神に最も近い私には敵うはずがない!!」

 

シンフォギアと同じ"アマルガム"を使用するゴジラを見てパルパレーパは言うと突っ込んでいく。

 

パルパレーパ「ヌウゥゥアァァァッ!!」

 

ナイフ型の腕で斬りかかるパルパレーパ・プラス。

 

ゴジラは右のナイフを翼から受け取った剣で、左のナイフを拳で受け止める。

 

瞬間、パルパレーパ・プラスの両手のナイフが砕け、両断されるように破壊された。

 

パルパレーパ「なに!?」

 

武器を破壊され驚く。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

武器を破壊され驚くパルパレーパ・プラスの胸部めがけて剣で斬りかかる。

 

パルパレーパ「くっ!!」

 

緊急回避するようにパルパレーパ・プラスは後ろへ跳んで回避する。

 

パルパレーパ「ポイズンオー…!?」

 

"ポイズンオーラ"を放とうとしたパルパレーパ・プラスだったがゴジラが左腕の拳をロケットパンチのように発射してきた。

 

発射された拳はパルパレーパ・プラスの胸部を捉え、変形させ"ポイズンオーラ"防いだ。

 

パルパレーパ「小癪な!!」

 

武器を破壊されて元の手に戻すとカーベータ型モジュールを連結・結合させて鉗子型にして両腕に装着した。

 

パルパレーパ「ゴッドアンドデビルッ!!!!」

 

最大・最強の技である"ゴッドアンドデビル"を繰り出す。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

パルパレーパ・プラスが"ゴッドアンドデビル"を放ってきたのを見てゴジラは剣を上空へ放り投げると黄金の両手を組み、エネルギーを体全身に纏わせる。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

訳:ヘル・アンド・ヘヴン・ウィィィィタァァァッ!!

 

ある程度エネルギーが体に纏わると地面を蹴り砕き、"ゴッドアンドデビル"を放つパルパレーパ・プラスへ向かっていく。

 

両者の技がぶつかり合い、衝撃で辺りの木々が吹き飛び、地面を抉る。

 

パルパレーパ「うおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

気迫と共に力を増す両者、だがゴジラの拳がパルパレーパ・プラスの鉗子型モジュールを両腕ごと打ち砕いた。

 

パルパレーパ「なんだと!?」

 

鉗子型モジュールを両腕ごと破壊され驚くパルパレーパ。

 

パルパレーパ・プラスの両腕を破壊してゴジラは構えを解いて跳躍する。

 

跳躍したゴジラの真上には上空を舞う剣があった。

 

剣をキャッチすると柄の部分を両手でしっかり握り、振り上げた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

訳:縦一文字斬り!!

 

両手で握った剣でパルパレーパ・プラスを頭から一刀両断する。

 

パルパレーパ「これが…私の運命か……………」

 

機体ごと両断されたパルパレーパは何かを悟ったかのように言うと自らの敗北を認め機体ごと爆発したのだった。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

パルパレーパ・プラスを斬った時に地面に突き刺さった剣を抜き、ゴジラは爆発の煙や炎を背に風鳴宗家へ向かっていくのだった。




クリス「おい、今日のガウの奴が出したの二番煎じしかねーぞ!いいのか、これ!!」

響「気のせいだよクリスちゃん~♪」

調「うん、勇者王だったり勇者特急だったりの必殺技を出したりしてないよ」

切歌「調、それを言っちゃってると同じデスよ?」

サンジェルマン「勇者は決して悪には屈しないものよ!」

クリス「いや、悪って誰だよ!?」

カリオストロ「それでは次回を~♪」

プレラーティ「お楽しみになワケだ」

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