ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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オォォォ!!キャベツゥ~!!
早くポイントよ、溜まれ!
勿論、トレクルですよ。


164 第八十五話 一対複数の戦闘について

足止めをすると担架斬った俺は、逃げるわけにも行かず、作戦を立てる。

 

 

さて、この一対多数の戦闘をどう切り抜けるか。

 

俺は今のような味方なし、敵多数の戦闘が苦手だ。

 

未熟な俺は一人の敵に集中してしまい、不意打ちの攻撃に弱い。

体を常に鏡で覆って置ける程の体力がなく、避けるか攻撃が当たる部分をピンポイントで鏡を張って防御するしかない。紙絵や剃を重点的に覚えたのはその為だ。

敵が視界内にいなければいけない、という一対一の戦闘向けのスタイルなのだ。

 

故に敵が複数だった場合は一人又は視界内からの攻撃に集中してしまい、視界外からの攻撃に気づかず、攻撃を喰らってしまう。

俺が見聞色の覇気を覚えていたのなら、視界外からの攻撃にも対処できるようになるはず。

 

早く覚えないとな、あれで習得方法を調べてみるか。

 

 

見聞色の覇気の大切さを今一度確認していると、海兵が攻めてくる。

俺は道を塞ぐ様に展開していた鏡を消すと、戦闘態勢に入った。

 

一つ言うが、俺は一対多数の戦闘が苦手なだけで、戦闘方法がないわけではない。

ただ防御一択に絞り、敵の攻撃をひたすらに跳ね返し続ける。

これは、先程も言った通り俺は体を常に鏡で覆って置ける程の体力がない。

しかしそれは、体を動かしている状態でのこと。

なら、止まった状態ではどうだろうか?

答えは、体中に鏡を纏える、だ。

 

しかし、欠点もある。

鏡を纏うことに集中し、動けないのだ。

 

敵が俺だけを敵視している戦闘ならこの戦法でも大丈夫だが、今回の敵は海兵。

それも多数も多数、千はいかないだろうが、二百は大きく超える人数がいるはず。

その数全てが俺に向かって来る訳ではない。

増援もあれば、迂回して先を走るルフィ達を追いかける部隊もいる。

 

要するに俺が防御一択を取って、ただ突っ立っているだけでは敵の足止めとは言えない。

確かに俺に向かって来る海兵の数だけ足止めとなるが、何せ俺は動けない。

海軍が包囲することに作戦を変えれば敵の足止めではなく、俺の足止めになってしまう。

そうなってしまえば、この街を仕切る『海軍本部大佐』が出て来る。

 

そいつはルフィと同じく、悪魔の実の能力者だ。

情報によると『モクモクの実の能力者』煙人間、そうロギアだ。

ロギアだと俺も分が悪い。

攻撃を防ぐことは可能だが、こちらの攻撃も当たらない。

ロギアは弱点を突くこと以外には武装色の覇気を纏った攻撃しかダメージを与えられない。

 

つくづくと覇気の大切さを知る俺であった。

 




今回は全然進まず、独り言?心の声?ばっかしになってしまいました。
あぁ、まためんどくさい設定を増やしてしまったと後悔している自分です。
次回はちゃんと進むと思います。

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