……というのは建前で、私が読みたい設定のSSを探しても見つからないので、誰か書いて下さいアピールをするべく書きました。
これはそんな安直な考えで書き始め、僅か十分もかからずに書き殴り終えた短編です。
これを読んだ人が、誰かこんなスタンスの二次創作を書いてくれないかな(期待)
……というのは建前で、私が読みたい設定のSSを探しても見つからないので、誰か書いて下さいアピールをするべく書きました。
これはそんな安直な考えで書き始め、僅か十分もかからずに書き殴り終えた短編です。
これを読んだ人が、誰かこんなスタンスの二次創作を書いてくれないかな(期待)
あるところに爆豪勝己という少年がいた。
彼は凡人ではなかった。〈個性〉、頭脳、運動神経。様々な才能に恵まれた、まさに天才と称するに相応しい少年であった。
そんな天才少年、爆豪勝己はやはり普通の人間ではなかった。
ある日のこと、彼、爆豪勝己は思い出したのである。
―――自らが、〈前世〉を持つ転生者であるということを。
◆
「ッざけんなクソがぁあ!」
爆豪勝己は荒れていた。猛烈に怒り狂っていた。もし今誰かが彼を見たのならば、間違いなくヴィランと思って通報するであろう、それ程までに彼は元々険しい眼つきの顔を更に歪ませ、青筋を浮かび上がらせていた。
「クソクソクソクソっざけんなクソがああああ!」
ひと睨みでそこらの小物ヴィランは失禁し、自らヒーローに助けを求めるだろう程に、爆豪勝己は怒りに満ちた凶悪な顔で吼えていた。
両手のひらからは小規模ながらも〈個性〉による爆発が弾けており、当然ながら彼の部屋は酷い有様になっている。壁には穴が空き、勉強机は木端微塵に吹き飛んでただの焦げた木片と化している。
だが、そんな状況など爆豪勝己の眼中にはない。〈個性〉の使用は無意識な暴走。それ程までに彼は抑えようのない怒りを覚えていた。
「なにがっ! なにが〈爆発的みみっちさ〉だオラぁあああ!」
この腸の煮えくり返るような怒りの原因は決して、今朝のテレビ番組の占いコーナーで自身の血液型が最悪の運勢だったからでも、まだ小学三年生の自分を置いて両親が熱愛デートに出かけたからでもない。
―――彼は前世で、〈僕のヒーローアカデミア〉という漫画を読んでいた。その漫画の内容と、その時にネットで読んだ〈爆豪勝己〉という登場人物への評価を鮮明に思い出したからである―――。
「ヘドロヴィランに捕まる!? 俺が!? 有り得ねえっ!」
――右手が既にボロボロの壁を爆破する。
「ネーミングセンスが壊滅的だああ!? っざけんな!」
――左手から放たれた爆発がドアを吹き飛ばす。
「みみっちいみみっちいうっせえんだよクソがあああああ!!」
――両手から放たれた爆発がベッドを粉々に粉砕する。
「俺のアンチスレなんて立ててんじゃねえよ死ねクソニートどもがあああ!」
――ランドセルが跡形もなく消し飛ばされる。
「オールマイトはデクの野郎に力渡してんじゃねェえええええ!!!」
――爆豪勝己の部屋が、屋根ごと木端微塵に吹き飛んだ。
◆
――とある通行人Aさんの証言。
「あの子ねえ、すごい〈個性〉だと思ってたんだけど、性格には前々から難があると思っていたのよぉ。だけど、まさか癇癪起こして自分の家を破壊するなんてねぇ。まだ小学三年生なんでしょう? これからいい子に育つといいけれど……」
――とある通行人Bさんの証言。
「はい。そりゃあ驚きましたよ! 爆発音がするなあ~って見てたら、一際凄い音がして、いきなりあの家の半分近くが粉々になって吹き飛んだんですから。もう、バンっなんてもんじゃありませんよ。ズドバアーン! って感じですよ! あれは凄かったですね」
――とある通行人Cさんの証言。
「今の若い子はねえ、ダメね。すぐに暴れるし、人への迷惑を考えられないのね。確かに家の中なら〈個性〉を使ってもいいとはなっているけれど、限度ってものがあるでしょう? 限度ってものが。幼稚園生ならまだしも、小学生なら分かりそうなものなのに。ほんと、今の若い子は怖いわねえ」
―――これが、爆豪勝己という少年の波乱万丈な物語の幕開けであった。…………幕が開けちゃったのである。
おかしい。ストレス発散させるはずが、ストレスを与えてしまった……。
以下、私の我儘です。
爆豪くんにオリ主憑依が流行っているようですが、私はこんな感じの設定のSSも読んでみたいです。
誰かお願いします。読みたい……
私は東京喰種の瓜江久生くんでこれをやりたい(何年後かに)