この世界には 五つの国がある。

 商業が盛んな国 オーヴィネポリ
 騎士が治安を守る国 ヘルネラント
 大規模な鉱山を持つ国 アルジョントメール
 漁業を主とする国 ポースミリア
 冒険者が集う国 シュマルド

 国同士での争いは無く 表向きは平和である。
 しかし 平和を満喫するのが人間なら 平和を壊すのも人間である。
 そして 平和を維持するのも 他ならぬ人間である。


 この世界では 様々な種族が存在する。

 ヒトはもちろん エルフやゴブリン ドワーフにオーク コボルト トロール等 様々である。
 人間社会に生きる場合 種族の壁は存在しないと考えるのが普通である。

 この世界の法の上での『人間』とは
 人間に種としての害意を持たない者
 理性が存在し 意思の疎通が可能な者
 種族の価値観を押し付けず また 他種族への理解がある者

 これらの条件を満たせば 種族や姿形に関係なく『人間』として扱われる。
 極端な話 翼を持ち炎を吐くドラゴンや 木に意志が宿ったトレントでも 条件を満たせば法としては人間として扱う。
 あくまで適用する戒律や罰等が人間のものになるだけで その者をドラゴンやトレントと呼んでも問題は無い。


 この世界には ギルドがある。
 元々はただの同好会のようなものだったが 次第に様々なギルドが結成されていく内に 数多の依頼を解決する一種の組織となった。
 ギルドと一言に言っても 冒険者や商人が集う組織 職人に農民が集まるもの等がある。

 冒険者は 主に行方不明者の捜索や人助け 賊の討伐に未踏の地の探索を担う。
 商人と農民は 依頼された物品の納品がほとんどであり 職人は依頼品の製作や修理を任される。


 この世界は 世界征服を企む魔王がいるだとか 世界が危機に陥っているだとか そんな事は起きていない。
 この物語は 魔法を扱う者が集まる冒険者ギルド『ウェルド』に所属する ある二人に焦点を当てた物語である。
 依頼を解決したり 事件に巻き込まれたり 時には何もしない そんな話。
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