立花くんのゾンビな日々   作:昼寝猫・

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150UAとか一日で余裕でした・・・。マジかよ、2000文字だぜ?見てくれた人超ありがとう!!

ただ同時に一話時点で一点評価も貰った・・・プロローグで評価貰うとも思ってなかったけど、一点は貰うとはもっと思わなかったぜw
 色々考えたが・・・タイトルっすか?あれは「来たる運命の日」的な意味であってわざとDawnじゃないんですけど。理由を教えてもらえるとうれしいです。サーセン。


原作前
死から始まる人生、あるいはまたの名を痛烈な皮肉


「え、なんだこれ?」

 

 

 

 気が付いたときには俺は一軒家のリビング、そのど真ん中に突っ立っていた。

 

 

 

「え、なんでこんな高い声で!?ええ!?えっ!!?えええええええ!!!??!?!??」

 

 

 

 

 

 

          ~しばらくお待ちください~

 

 

 

 

「お、思い出した・・・」

 

 

 

 しばらくの混乱の後に思い出した。どうやら神様は不親切な人間(・・・神だけど)だったようだ。

 

 俺こと立花洋介は転生者である・・・いやまあなんか神様に会って色々とおねだりをした末にこの世界に飛ばされたらしいのだが、その時の制約でいわゆる「原作」というものへの知識が「原作開始時点」までにだんだんとなくなって行くようになっているらしい。

 

 

 だんだんと思いだしてきた、そうだ俺は夢の中でアレに出会ったんだ。

 

 内容はあまり覚えていないが単純な結末だった。

 

 アレに願ったのはいくつかある。がお願いのうちどんな世界に行くのか、は選べないし分からないと言われたので・・・ああ?クソ何を願ったんだったか!言う事聞いておけばよかったぜ!!クソッ、頭がガンガンする!

 

 

 壁に手をついて荒くなった呼吸を整えていく。この記憶障害の原因はこうだ、アレとあったときアレは俺に絶対に振り向くなと厳命してきた。色々と尋ねて行っても別段変なこともされなかったし、言われなかったためどんな姿をしているのか好奇心がわいたのだ。

 

アレが言うには、姿を見てしまえば位の低い俺では死んでしまうというのだ!ますます持って興味がわいた。

 

 

 そのままよせばいいものを、俺は最後の最後で転生するさいに「我槍にてこの夢中の世界で死ぬことによって契約は成立する」と言われたので、どうせ死ぬならとバッと振り返った。

 

 そして俺は見た、燃えさかる青い炎を。一瞬で燃え尽きた俺には刹那のあいだしかそれを見ることは叶わなかったため、うっすらとも形を把握できなかった。できなかったが、あれは紛れもない「青い炎を纏った龍」だった。

 

 くそが!「預言者でも無い身では夢の中でさえ見ること堪え得ない」と言われて気が付けばよかったぜ・・・。あの天使の名は・・・「     」。

 

 

 ・・・・・・どうやら俺は名を思い浮かべることすら許可されないようだ。

 

 

 

 しかし俺の天使にお願いした要求はなんだったんだ?それが思い出せない・・・たしか五つあったはずなんだが・・・。そして俺のことだ、絶対銃に関係するもののはず。

 

 ヘタな死に方をした後遺症で痛む頭を抱えながら、色々と考察を重ねているとふと気になって後ろを振り返ってみた。

 

 そこに映ったのは三歳くらいのあどけない顔をした少年の姿だった。

 

 

 

「お、思い出した!一つ目は「準備期間が欲しい」だ!どんな世界に飛ばされるかは知らないが準備期間無しは無理ゲーっだからって頼んだんだった!!」

 

 

 

 一つ目の願いが思い出せると少し頭痛が収まった。なるほど、つまりお告げ的なものでさずかった能力を知らない状態が異常だから頭が痛いのか・・・な?とにかくとっとと能力を確認する必要がありそうだ。

 

 

 しかし見れば見るほど幼児になってるな俺・・・まて、という事は俺はどうやって生活を・・・。

 

 

 

「洋介~!どこにいるの~?」

 

 

 

 その声を聴いて、それに思い至った瞬間スッと頭痛が軽減された。

 

 そうだ、俺の二つ目の願いは・・・。

 

 

 

「ここにいたの洋介ちゃん!そろそろお昼寝の時間ですよ~♪」

 

 

 

 そうだ俺の願ったのは「都合の良い家族」だ。

 

 どう考えても頭のおかしくなったプレッパー(ナショナルな地理で放送してた「来るべき日」を想定して準備する人の総称らしい・・・本当にいるんだねこんな人!)な行動をしていくと、家族が問題になってくる。

 しかしながら、家族がいないのも大問題だ。友達はどうするとか、学校はどうするとか、根本的に社会生活を送る上で絶対不可欠なものだ。だから都合の良い家族を、俺は選んだんだ。

 

 

 しかしなんだ、叶えてもらったお願いの結果がこの・・・。

 

 

 

「お母さんと一緒にお昼寝しましょうね~♪」

 

 

 

 だいぶ緩そうな美人ってのは、どういうことだってばよ・・・。めちゃくちゃ魅力的な笑顔でニコニコ笑ってやがるぞ、コラ。どう見ても二十代前半・・・こんな若くて美人な奥さんとか、親父ェ・・・。俺の母親は三十路過ぎてから俺を生んだからな・・・もはやこの美人さんは、親という認識が持てない・・・。

 

 まて、確かものの本によると、最近の大人は子供に対して多く求めすぎていると言っていたな・・・健康な体を作りたいならば、一歳前後で立ち上がりをさせるのは、偏平足やそのたの身体に重大な欠陥を作る可能性があるとか。

 

実は、ハイハイのまま三歳ぐらいまでいさせる方が体にいいとかいう話だな・・・ということは、三歳ならまだギリギリじゅny・・・っは!

 

 

 い、いったい今俺は何を・・・?

 

 

 しばらく混乱していたが、なんとか落ち着くことに成功した。

 

 

 

 しかしそれにしても、ここはどこだ?どうやら自宅のようだが、えらくでかい・・・。それに見た感じ・・・!

 

 二つ目を思い出した。そうだ、俺は「必要なだけの住居」を望んだんだ。その結果として「都合の良い家族」金持ち設定になったんだったな・・・。ということは、ここはある程度の広さと要塞化が可能な住居ということになる。壁が厚いのもうなずける話だな。

 

 

 

 となると、気になるのは他の特典だな。早急に思い出す必要がある。

 

 

 

 どんな世界であるにせよ、過激な世界であった場合に備えて準備をしておかなければならない。

 

 それに・・・「都合の良い家族」とは言ったが、さっきからこの母親にもあった事のない父親にも思い浮かべるだけで温かい気持ちが湧いてくる・・・間違いなく、この体に精神が引っ張られているのだろう。

 

 もうすでに俺は、この家族を切り捨てる事を前提に物事を考えられずにいる。早急に準備をととのえなければならない・・・原作が始まるまでに。

 




 主人公が正確幼くなってたり抜けてたりするのはすべてこの天使を直視したせいです。このアラブ呼びだとエロく感じる天使様のせい。

 魔法少女じゃないよ!ジブリールは龍だったんや!
 
 先に言ってしまいますがお願いのうちの一つは「どんな武器でも手に入る」ことです。ぽっと現れるわけではなく手に入れられるというのがミソ。これである人物とのフラグががが。

 ヒロインは毒島センパイを含めて二人決定!あとはノリと要望によっては?

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