受験生なので、投稿スピードがとてつもなく遅いです。すみません。
今回、ちょっと急展開です。
瞼を開くと白い天井が広がっていた。
―久しぶりだな。最近は調子良かったのにな。
病院の天井だ。正直見飽きた。
僕、また倒れたのか。検査とか色々あるんだろうなぁ。
僕はナースコールを押し、看護師さんたちの質問に答えていく。
―また入院かな。やだな。学校に行きたいな。
しばらくすると、両親と僕の担当医の先生が病室に入ってっ来た。
そして先生が重々しく口を開いた。
「湊君。君はあと五か月しか生きられない。」
その後の話は頭に入ってこなかった。先生の言っていることの意味が全く分からなかった。
―あと五か月しか生きられない。
その言葉が僕の頭で何度も繰り返される。
「一応、入院や手術とかすれば少しは長く生きられるかもしれないけど、すごく辛いよ。
もう高校には通えないかもしれない。・・・君はどうしたい?」
「僕は・・・。」
手術をすれば長く生きられるのかもしれないけど、もう如月さんとは会えなくなってしまうんだ。それは嫌だ。
「僕は・・・学校へ行きます。」
「「湊!?」」
両親の驚愕の声が聞こえる。僕はそれを無視する。
「学校に通うのがずっと夢だったんです。その夢を叶えられずに死ぬくらいなら、少しくらい無理して学校へ行きます。」
「それが君の答えか・・・。わかった、こちらも努力するよ。」
―ある日
僕はあの後様々な検査を受けたけど、三日ぐらいで退院することが出来た。
―僕には時間が無い。
僕はあくまで”普通”の学校生活を送ることが目標だ。周り迷惑をかけるわけにはいかない。何としても病気の事を隠し通さなければ。
「よーっす!湊!今日、放課後暇か?」
そう言って正弘が俺の背中を叩く。
「げほっ!げほっ!」
いつもなら何ともないのに、叩かれた瞬間、激痛が背中に走った。
「み、湊!?大丈夫か!?・・・俺、そんなに強く叩いたかなぁ・・・。」
正弘が僕の予想外の反応に、驚愕する。
―このままでは不味い。正弘に怪しまれる。
「や、やだなぁー。友達が軽く叩いた時に本気で痛がったら、どういう反応するのか見て見たくてねぇ。」
「お、おう。」
「やっぱり正弘はバカだなぁー。すぐ騙されるし。」
「んだとぉ!!」
何とか誤魔化せたみたいだ。正弘は元々バカだから、騙すのはそこまで難しくない。
「正弘ー!今日委員会あるぞー!」
教室の外から、他クラスの正弘の友人が正弘を呼んでいる。
「わかったー!今行くー!・・・湊、後で覚えてろよ。」
「はいはい。」
正弘は一晩寝れば今日の出来事は綺麗に忘れているから、あまり心配してないけど。
さて、正弘と帰ることが出来なくなってしまったから、如月さんと一緒にいつものカフェにでも行くか。
僕は立ち上がり、如月ちゃんの教室を目指す。
途中で如月さんの姿を見かけた。彼女は階段を上って行った。
僕は如月さんに用があるので、彼女について行く。
すると、彼女は屋上で足を止めた。
僕が彼女に声をかけようとしたら、彼女の前に一人の男が立っていた。
―もしかして・・・告白!?
そう思った僕はすぐさま隠れて、様子を見ることにした。
―正直、この時間は少し苦手だ。
それは、高校に入ってから何度も経験したことだが、未だに慣れない。
話したことのあるクラスメイトならまだ大丈夫だが、話したことのないクラスメイトや先輩などは断るのにはすごく神経がいる。
「如月 奈央さん!僕と、付き合ってください。」
そう言って、彼は私に右手を差し出し、頭を下げる。
「・・・ごめんなさい。」
私はそう言って、頭を下げる。出来るだけ深く。
自分の表情を見せたくないし、何より相手の表情を見たくない。悲しそうな顔をしていたら、例え知らない人でも
心が痛む。
「そっか・・・。すみません。急に呼び出してしまって・・・。」
良かった。面倒くさいタイプの人では無かった。たまに、断った理由などを聞いてくる人がいるが、どうやら彼はそういうタイプでは無かったようだ。
「いえ・・・。」
「あの・・・。少し聞いてもいいかな?」
「?構いませんが・・。」
理由でも聞かれるのだろうか。
「3年の神崎 湊と付き合ってるの?」
「え!?」
そんな根も葉もない噂。どこで流れているのだろうか。
第一、先輩に告白してないし、先輩は、その、別に好きな人がいるみたいだし・・・。
「つ、付き合ってませんよ。どこでその噂が・・・?」
「いや、噂とかじゃなくて。その人と帰ってるところとかよく見かけるし・・・。」
―ドサッ
ふと、近くで物音がした。音の方向へ目をやると、誰もいなかった。
恐らく風だろう。
「では、僕はこれで。急に呼び出してすみませんでした・・・。」
「い、いえ。お気持ちは嬉しいので・・・。」
そう言って、彼は足早に去って行った。
私も帰ろうとすると・・・。
―さっき物音がした位置に、湊先輩が倒れていた。
「湊先輩!?大丈夫ですか!?」
私は急いで湊先輩に駆け寄る。
急いで、保健室に運ばないと・・・・!
「うーん・・・。え?如月さん!?」
湊先輩が気が付いたようだ。
「先輩、急いで保健室に行きましょう!」
「あ、いや!大丈夫!僕元気だから!」
そう言って先輩は、自分の腕をぐるぐる回し、自分が元気なのをアピールする。
「でも・・・。」
「大丈夫。気にしないで!」
先輩がニカっと笑う。さっきまで先輩を助けようとしていたから、かなり距離が近い。
「・・・どうしたの?如月さん?まさか、熱でもあるの!?」
「ち、違います!その・・・。顔が・・・。」
「僕の顔がどうしたの?」
「顔が・・・・その・・・。」
「顔が?」
「ち、近いっていうか・・・・。」
「顔が近い・・・・?ってうわぁっ!!!!」
先輩が急いで私から離れる。
「ごごごめん。僕、気が付かなくて・・・。」
「い、いえ・・・。」
沈黙が訪れる。だが、沈黙を破ったのは湊先輩だった。
「き、如月さん。今日、一緒に帰れる?」
「帰れますけど・・・。いいんですか?」
「何が?」
「す、好きな人とかに見られてもいいんですか?」
「す、すすす好きな人!?」
先輩が驚愕している。・・・・んん?
「え、だって、先輩気になる人がいるって・・・。」
「え?・・・あ、あぁ。いるけど・・・。」
「だったら、勘違いされちゃいますけど・・・?」
「えーっと。大丈夫!問題ない!」
いや、問題だらけでしょ。
「そういう、如月さんは好きな人とかいないの?」
「えぇ!?・・・ま、まぁ、います・・・けど・・・。」
目の前にいるんですけどね・・・。
「そ、そっか。そう、だよね。うん。如月さん可愛いから、攻めれば一発でしょ。」
いや、貴方ですからね!?
「そ、そうもいかないんですよ・・・。」
「そ、そっか。応援してるよ。」
「あ、ありがとうございます・・・。」
再び沈黙。
「じゃあ、そろそろ帰りましょうか。」
「そ、そうしよう。」
そして、私達は他愛のない話をしながら帰った。
―危なかった・・・。
如月ちゃん達のこと見てたら、急に発作が出ちゃって、倒れるなんて・・・。
急いで薬を飲んだけど、結局倒れて、如月さんに迷惑かけちゃったなぁ。
―如月ちゃん。好きな人、いるんだ。
まぁ、モテるからすぐ彼氏できそうだしねぇ。
僕みたいなやつ、あんまり釣り合わないだろうな・・・。
実際、彼女は学校のアイドル。僕は生徒Cぐらいの知名度だし・・・。
―しかも、僕は五か月しか生きれない。
もし、仮に僕が如月さんと付き合えたとして、僕は五か月後に死んでしまう。
そんな奴と付き合う意味はあるのだろうか。
僕は、この気持ちを隠し通すと、心に誓った―
もっと青春感が溢れる作品を書けるようになりたい・・・。
コメントくれると嬉しいです。