バーサーカーしかいねえ!   作:安珍

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前回のFGO!

茶々「茶々じゃ! 茶々ー、実際のところイベント鯖じゃしー、時系列とか特に気にならんじゃろ? もう出てもいいと思うじゃが? なーなーそなたー」
ライコー「ならば私も……」
イバラギン「帰って!!」




第九話「キャッツコミュニケーション」

 

良い匂いがして、立香は自然と目を覚ました。

どこかで嗅いだことのある食欲を掻き立てられる匂い。耳障りに良い焼ける音。そして香ばしく感じるーー肉の匂い。

 

「なんで人の部屋でケバブ焼いてんだこのバーサーカー!?」

「起きたかご主人! 新しい朝だぞ、希望の朝だワン!」

「重圧すぎるよ希望が! ちょ、換気。換気しないと部屋に肉の匂いが充満する!」

 

もう若干手遅れであるが、立香は部屋の換気扇をつけた。

どこから持ってきたのか分からない機材で、タマモキャットはケバブを焼きながら鼻歌を歌っている。

 

それから数分後、出来上がったケバブを朝から食べるという苦行を味わいながら、立香は改めてキャットに向き直った。

 

「さてーー」

「先制攻撃だワン! ご主人の部屋を片付けと称して調べさせてもらった!!」

「なにしてくれちゃってんの!? 色んな意味でフリーダムすぎる!」

「フハハハハ! ご主人はキャットのマスター、キャットはご主人のサーヴァント。故にご主人の身の回りのなんたるかを身を以て知っていたのである。うむ、褒めて遣わせ」

「図々しいよ!」

「して、ご主人よ。ご主人は一般男子のくせにエロ本の類は持ち合わせておらんようだな!」

「図々しい通り過ぎて馴れ馴れしいよ!! あと持ってるわけないだろ!」

 

キャットの自由気ままな言動に早速疲れてきた立香は、息を整える「隙など与えるか! 伏せカードオープン! キャットは正座して膝を叩いた!」

「ぐあああ!! ひき、引き寄せられる……!」

「こっちだ……こっちに来いご主人。万夫不当の膝枕を堪能させてやろう」

「くっ、俺は屈しないぞ! その尻尾を使われない限り! その尻尾をモフらせてくれない限り!!」

キャッツ(good)! ご主人の我が儘っぷりは我輩は嫌いではないぞよ。アタシの尻尾をモフらせてやる」

「キャットーーー!!」

 

立香は抗えなかった。

全速力でキャットの膝上に行き、そこに頭を乗せて寝転がる。

そしてお腹にふさぁっと乗っかった尻尾を思う存分堪能した。

 

「んっ、ご主人良い手つきだな。以前はペットでも飼っていたか」

「亀を少々」

「ほぅ良い趣味だ。んむ、手つきと関係無いな」

 

ケバブに起こされたせいか、またも眠気が襲ってくる。

立香はこの尻尾の手触りをまだ味わっていたくて眠気に耐えながら、会話で意識を繋ぐ。

 

「どうして……こんなことを?」

「ふむ、それを聞くか。まぁあれだな、キャットはこれが初の契約であるため勝手がわからぬ。キャラ的にもフリーダムさが売りであるしな。猫を被っても我輩は我輩であるために長続きしようもないしするつもりもないので、まずアタシのキャラを知ってもらうためにさせてもらった」

「そうか……色々と考えてるんだな」

「失敬な。キャットは聡明でかつ良妻であるぞ。ご主人が予想だにできないこともちゃーんと考えているのだ。なので、あれだ、まぁ……もし気に食わなければ、契約を切ってもらって構わぬ。キャットは奥ゆかしいからな、ナイン以外には。今ならまだ契約は切れるぞ、クーリングオフ期間中だ」

「そんなことは……しないよ……」

「眠そうだなご主人。ふむ、契約を切らないというのであれば、もうこれ以上は死ぬまで、いや死んでも離さぬ。クーリングオフ期間は終了した。特典として毎日キャットの餌付けと散歩と毛並みを整える権利をやろう」

「…………」

「ふふふ、ようやく寝たか。我の尻尾でここまで保ったことを褒めてやろうご主人」

 

器用に尻尾で眠る立香を撫で、キャットは笑う。

 

ーーーーーーニヤリ(・・・)と。

 

キュポンと、手、肉球? で持っていたマジックを取り出す。

 

「ふふふ、フハハハハ、キャットの手の届く場所で眠るとは油断大敵慢心だぞ。よく身を以て思い知るが良い」

 

キュッキュッと立香の顔に落書きを施して行く。

そして出来上がったものを見て、キャットはさらにニンマリと笑った。

 

「さて、あとはーーご主人が起きるまでにここに誰も来ないことを祈るだけだ」

 

『キャット専用』と書かれた、拡散型地雷を製造した犯人は、優しく微笑むのだった。




キャッツ!(挨拶)

いやー……日刊一位ですって奥さん。
大丈夫? 本当にこの作品が一位で大丈夫かハーメルン。あ、そっすかはい、あざーす(小声

皆様の応援があり、ついにこの作品が日刊一位に輝きました!
これからも頑張って行きたいと思います!

番外編について色々な意見、そしてこちらの不手際の件もありましたので……うん、全部ね! 了解!
とりあえず次の記念すべき十話は二本立て。
本編としての十話、そしてEX十話を書きたいと思います。

あと前回書いた選択肢とちょっと変わるかもしれないけどそこは勘弁してください! 思ったのと違う? 俺もそう思う!

イベント鯖を出すタイミングを計りつつ適当にこれからも書いて行きます!
では次回また読んでくださいね!
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