テイルズオブベルセリア 〜争いを好まぬ者〜 【完結】 作:スルタン
〜
崖から降りた後、3人は港に向けて走っていた。扉をくぐり開けた部屋に出る。
「港はこの先ね」
ベルベットは走りながら言う。その時だ、前方から声が響く。
「そこまでだ」
男の声。そこには青と緑の上着を着て、棒状の武器を持った人影が二人、その間から対魔士であろうもう一人の男が前にでてきた。今まで見てきと対魔士とは違うと一目で分かる。
「オスカー・・・一等対魔士がこの島に派遣されていたなんて」
シアリーズが驚愕する。ベルベットとケンは彼を見る。
「驚いたよ、シアリーズ。君が賊に協力していたとは。まさかアルトリウス様の命なのか?」
オスカーがシアリーズに問いかける。
「・・・いいえ、私の意志です」
シアリーズははっきりと答える。その言葉に嘘はない。
「聖隷が意志とはね・・・どうやら君を操っている者がいるようだ」
そう言い、ベルベットを睨む。まるでシアリーズの答えなど最初から聞いていないように。ベルベットは身構える。
(彼の言い方はなんだ、まるで聖隷を物のような言い方だ)
ケンはオスカーの言い方に不服を覚える。
「まってください。一等対魔士は、二等とは格が違います」
「もう小細工はきかない」
ベルベットはきっぱり言う。
「第一、こいつに勝てないなら、先に進んでも意味がないわ」
確かに、一等対魔士といっても彼以上の力を持つ者がいるだろう。ここで倒れればそれこそ
「業魔とはいえ女性。礼は尽くさせてもらうよ」
よく言えば紳士、悪く言えば性差別だが。
「我が名は、ミッドガンド聖導王国聖寮一等対魔士 オスカー・ドラゴニア、そちらは?」
何も言わず、構える3人
「・・・"無礼な業魔"と覚えておこう」
オスカーは剣を抜く。先が無くまるで首を刎ねるような剣だ。抜いたと同時に接近する。
「アルトリウス様より授かりし我が退魔の剣!受けられるか!」
「私が対魔士の相手をする!あんたたちは他のを相手して!」
ベルベットはそう言いオスカーに突っ込む
「危険です!!」
シアリーズが反論するが、ケンが制す。
「シアリーズさんここはベルベットさんに任せましょう。」
「ですが!」
「相手は前衛と後衛。前衛に気を取られれば背中に手痛い一撃をもらいかねない。ここは別れて戦いましょう」
「・・・分かりました。ではケンさん、あなたは後ろの術使いを抑えてください。相手は私と同じ聖隷、気をつけて」
「分かりました。」
ベルベットはオスカーに向かって回し蹴りを放つ、オスカーはそれに向かって剣を振るう。脚絆と剣がかち合う。
「ヤアアァ!」
ベルベットはすかさずもう片方の脚で回し蹴りを放つ。
「ふんっ!」
オスカーはそれも剣で止める。
「はっ!」
「ふうっ!」
今度はオスカーがベルベットに横切りで攻撃する。それを機に何度も斬りかかるがベルベットは紙一重で躱す。隙の大きい縦切りでベルベットはバク転、刺突刃を出し着地と同時に地面を蹴りオスカーに突きを放つ。それに反応したオスカーは刃を剣の腹で止める。そのままお互いの刃同士が鍔迫り合いになる所に緑色の上着を着た聖隷が槍を振りかぶる。ベルベットは反応に遅れる。
「しまった!?」
「させない!!」
そこへ炎が地面を走るように燃え上がり攻撃を遮る。槍を持った聖隷はシアリーズの方を向く。
「貴方の相手は私です」
シアリーズが手に炎を纏わせ対峙する。青の上着を着た聖隷が杖を振るい術式を発動させようとする、が横から杖を掴まれ術を遮られる。
「!?」
「攻撃させるわけにはいきません。」
ケンはそう言うと杖を自分の方に引っ張り、相手を引き寄せたと同士に両手で相手の腹を押す。聖隷は大きく後ずさる。
「これで一対一ね」
ベルベットがオスカーと、シアリーズが槍を持った聖隷と、杖を持った聖隷がケンと。距離を離しながら対峙する。
「くっ・・・」
オスカーが苦い顔を浮かべる。
「いくわよ!」
ベルベットの声を合図に戦闘が再開した。ベルベットの刃と蹴りを、オスカーが剣での応酬。シアリーズが炎を巻き上げ相手を追い込む。
術の攻撃を撫でるように躱すケン。一進一退の攻防が続く。
だが連戦による疲労からか徐々に押されて行くベルベットとシアリーズ。ケンは防御と持久力に特化した戦い方なので消耗はごく僅かたがほぼ防戦一方、やがてオスカーの剣がベルベットを弾き大きく後ずさせる。シアリーズも隣まで後退する。
「「はぁ・・・はぁ・・・」」
息を上げる二人
「・・・手強いな。聖隷を一、二体は潰す覚悟がいるか」
オスカーが目で合図する。杖を持った聖隷が僅かに振り返る。
「その前に貴様が邪魔だ!」
オスカーが杖を持った聖隷と戦っていたケンに接近する。
「危ない!」
シアリーズが叫ぶ
杖を持った聖隷が光となって消える。術による瞬間移動だろう。消えた光を目くらましにしてその後ろから剣を構えてオスカーが斬りかかる。
「そこだっ!!」
右から左への横切り
「!!」
こんどは右の腕を斬られる。あの男より広い傷ができる。数歩後ずさる。オスカーはそのまま後ろに下がり杖を持った聖隷に目で支持する、杖を持った聖隷が別の術を展開し放つ。黒い炎のような物が地面を走りベルベットとシアリーズをを襲う。
「くうぅッ!」
「ふうっ!」
二人は左右に別れて回避する。オスカーが槍を持った聖隷に目で指示する。聖隷は槍を捨てベルベットに向けて走り。掴みかかる。聖隷ごと術を当てるつもりのようだ。オスカーの指示でもう一度術を放つ。
ベルベットが気づき聖隷を蹴りうずくまった所で背中に足をかけ跳躍し回避する。結果術は聖隷だけに当たる。
「ウギャアアアアアア!!!」
聖隷が悲鳴を上げながら黒い炎に包まれる。
「なんということを!」
シアリーズが叫ぶ
「『非情の戦いは非情をもって制すべし』」
オスカーがそう言いながらベルベットに接近するベルベットは刃を出しかち合わせる。お互い後ろに下がる。
「それがあんたたちの
ベルベットが皮肉めいて言う。その直後刺突刃で突きを出しオスカーが避けると同時に顔に向かって後ろ回し蹴りを放つ。オスカーもそれを避け、反撃する。そしてまたお互いの獲物が鍔迫り合っている最中、術を受けた聖隷に変化が起きる。
「うあああ・・・おおおっ!!」
聖隷が悲鳴を上げ、その体が変化し始める。ベルベットとオスカーが気づき、お互い離れる。
「いけない!」
シアリーズが悲鳴を上げるように叫ぶ。
「あれは一体・・・」
ケンは傷など気にせず聖隷を見る。
「うがあ・・・があああ〜〜っ!!」
聖隷を包んでいた炎が大きくなる。その直後、炎の中から鋭い爪を持った前足が出てくる。
「聖隷が業魔病に!?」
ベルベットが驚愕する
「くっ!?制御がっ!」
オスカーが焦るように言う
「ギャオオオオオオン!!!」
聖隷がドラゴンに変異した。ドラゴンが羽を羽ばたかせ、オスカーの方へ向く羽を一層に動かすと突風が吹き荒れオスカー達を吹き飛ばすし壁に叩きつける。
「ぐああ・・・!!」
そのまま崩れ落ちる。ドラゴンが今度はベルベットに狙いを定める。最早理性もないようだ。空中からベルベットに襲いかかる。
「くっ!!」
ベルベットが構える、正面ではまず無理だ。
「危ない!!」
ケンが走るが距離が離れている。これでは間に合わない。その時シアリーズがベルベットに向かって走る。
「ベルベット!」
シアリーズかドラゴンに背中を向けベルベットを庇う。
「あああっ!!」
シアリーズの背中に深い爪跡ができる。
「!!」
「なんてことだ・・・!!
ベルベットが驚愕し、ケンが無意識に喋る。
「くううあああ!!」
シアリーズは切り裂かれ、倒れながらも術式を発動しドラゴンを吹き飛ばす。
「シアリーズ!」
ベルベットが駆け寄り抱きおこす。ケンも近くに寄る。ベルベットはシアリーズを起こすがその手には血が付く。
「致命傷ですね・・・」
「・・・」
「諦めてはいけない!」
ベルベットは何も言わず、ケンはシアリーズの傷にすかさずガーゼを当て止血しようとしている。だがシアリーズが
「ケンさん・・・もういいのです・・・」
「何を言ってるんです!船はすぐそこなんです!諦めちゃダメだ、こうなったら!」
ケンが右手を光らせコスモフォースを使おうとするが
「ケ・・・ンさん!」
「!」
意志の篭った声がケンを止める。シアリーズがベルベットに顔を向ける。そして。
「私を・・・喰べてください」
「何を言ってーー」
ベルベットが言うが
「私の体には、命を捧げることを枷とした"誓約"がかかっています。私を喰らって"力"を手に入れて下さい。"前に進むための力"を」
「どうして・・・」
「私の心にもあるのです。あなたと同じ、消したくても消えない炎が」
シアリーズが懐から櫛を取り出す。
「これはラフィの!!」
「・・・」
ベルベットが驚く。ケンは黙って聞いている。
「だから許せない・・・凍てついた世界も・・・人も・・・げふっ!!」
「っまさか内臓にまで!!」
ケンが驚く。
「・・・結構、面倒な女なのですよ」
「・・・」
「早く・・・!私の命が、尽きないうちに・・・!」
「ああぁ・・・」
ベルベットは俯く。ケンは何も言わずに立ち上がる後ろを向きドラゴンと対峙する。
グルルル
ドラゴンはダメージから回復し3人を見る。
「ベルベットさん、ここはお願いします。僕があいつを抑えます」
「!?でもお前一人じゃ幾ら何でも!!」
「貴方はシアリーズさんの意志を受け継がなければならない。彼女の[選択]を受け入れなければならない!」
「でも・・・」
「僕はあいつを『倒す』覚悟をしたんです。それに、彼はもう・・・」
「っ・・・」
ドラゴンの眼には理性はない、もう助からない。
「だからお願いします・・・お願いしますから・・・」
「・・・分かった」
「・・・ケンさん」
シアリーズが苦しそうに話す。
「・・・彼を・・・楽に・・・」
ケンは頷く。ケンはドラゴンに数歩近く。ドラゴンが吼える。ケンは構える、がいつもの手を開く構えではなく右手を捻り上へ左手を胸の前にやる。次に左腕を脇に締め右腕を水平に払い戻すと同時に両腕を交え右腕を脇へ左腕を前に出し手を開ける。そう、彼のもう一人の師ウルトラマンレオの構えを取る。
「何あれ・・・今までの構えとは違う・・・」
「・・・やはり、彼なら・・・」
構えと同時にドラゴンに向かい駆ける。ドラゴンは爪を振り下ろす。
「でいやッ!」
ケンは爪を躱し、ドラゴンの顔に回し蹴りを放つ。
ガオオ!?
蹴りが顔にめり込む。すかさず首に打拳と手刀を連続で打ち込む
ガアアアア!!!
ドラゴンが負けじと噛み付こうとするがケンは跳躍し躱す、両手を合わせ前に突き出す。そこから一発の光弾が放たれ、ドラゴンの顔に直撃する。
ガア!!ガフッ!?
怯んだ隙に眉間に向けてチョップを叩きつける。そのまま地面に叩きつける。
「おおお!」
ケンはドラゴンの懐に飛び込みそのまま持ち上げ、投げる。大きな音を立てドラゴンが転がる。
「さあ!早く」
ケンが声をかける。ベルベットが決意を決めた顔になる。左腕を変異させシアリーズの顔を掴み持ち上げる。
「例も謝罪も言わないから」
ベルベットは言う。だが顔が強張る。
「必要ありません。私の望みもーー」
シアリーズの面が割れ、砕け散る。目が見えた。それでいて穏やかだ
「同じ・・・ですから」
「!!?」
ベルベットが驚く
「大好きだった」
腕に手を添えるシアリーズ、腕に力を込めるベルベット。歯を食いしばり、耐える。
「あなたたちと・・・アーサーと過ごした・・・あの日々が」
シアリーズの目から涙が流れる。
「うああああ〜〜〜っっ!!!」
「ケンさん・・・」
シアリーズはケンに言う。ケンはドラゴンと対峙したままだが。
「妹を・・・お願いします・・・」
聞こえないほどの小さな声だがそれが届いたのかケンはほんの僅かに頷く、そして。
なにかが潰れる音が辺りに響いた。
シアリーズの手が垂れる。その瞬間炎と光に変わりベルベットの左腕に入り込む。ベルベットの中にシアリーズの記憶が蘇る。
アーサーとの出会い、家族の団欒、挫折、そして裏切りを決めたその時の記憶。それが終わりベルベットの前に一つの指輪が現れる。それを左腕て掴み取る。ベルベットなにも言わない。青い炎を纏いながら。
〜
「ぐっ・・・なにが起こっている・・・?」
オスカーが気が付きよろめきながらも立ち上がる。そこにはダメージが残りながらも滞空するドラゴンと構えるベルベットとケンがいた
「・・・どけ。さもないと」
ドラゴンが吼える
「お前も喰らうっ!!」
〜
「ケン!!あたしに合わせろ!」
「分かりました!」
二人が左右に別れて走る、ドラゴンが混乱する。
「うおお!」
ケンがドラゴンの右の腹に拳を打ち込む
「今です!」
「はあああっ!」
ベルベットが左腕でドラゴンを喰らう。ドラゴンが叫ぶ中
「ファランクス・レイド!!」
喰らった力を相手に向かって放出する。
「喰らった力を撃ち返した⁉︎こんな業魔がいるのか!」
オスカーが驚愕する
ドラゴンがベルベットにブレスを吐こうしたが。
「させないぞ!」
ケンがドラゴンの口の上から膝落としを食らわせる。
「だぁぁっ!!」
その隙に喰らう。怯んだと同時にケンが背中に垂直蹴りを打ち込むベルベットはダメ押しに刺突刃と蹴りのラッシュを放つ。
ベルベットがケンに合図する。
「トドメを刺すぞ!」
「はい!」
ケンが構えをとり5メートル程跳躍する、錐揉み回転をし蹴りの放つ、右足が赤く発光しながらドラゴンに突っ込む。レオキックはドラゴンの横っ腹に直撃し、大きく吹き飛ぶ。その先にベルベットがいた。
「はあぁぁ!!!」
そしてドラゴンに渾身の力をぶつけた。
「ファランクス・レイド!!!」
技を受けたドラゴンは叫ぶが力なく倒れる。ベルベットは息を切らせる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ケンは着地するがその瞬間よろける。
「ぬっ・・・」
「おいっ!?大丈夫なのか?」
「まだ未熟ですからね・・・」
「あれで未熟か・・・」
その瞬間ベルベットに術が当たる
「ああっ!!」
「ベルベットさん!」
ベルベットは吹き飛ばされる
「ううっ!」
「悪く思うな。お前のような強力な業魔を世に放つわけにはいかない!」
オスカーが叫ぶ。だがベルベットが立ち上がる
「・・・ベルベットよ」
オスカーが驚く
「あたしの名前。アルトリウスに告げなさい」
ベルベットはそう言いドラゴンに近づく。左腕を変異させ顔に喰らいつく。
「あたしはベルベット・クラウ。業魔も、聖隷も、対魔士も喰らい尽くすーー」
ドラゴンの身体が左腕に取り込まれる。
「最悪のっ!!」
左腕に火球が現れる。
「"喰魔"だっ!!」
火球をオスカーに向けて放つ、それがオスカーに、正確には左眼に直撃する。
「うおおおーーっ!!」
オスカーの身体が燃え上がる聖隷がすかさず駆け寄り光のように消えた。
ベルベットは息を切らせたが呼吸を整えシアリーズから渡された櫛を見つめる。ケンは斬られたところに包帯を巻きながら近づく。その時扉が開く音が聞こえた。
「ほほ〜う!よさ気なトコ出れたわ」
砕けた喋り方は聞き覚えがある。
「いやはや、塔から飛び降りた時には死ぬかと思ったわい」
「お前は突然きて、俺に負ぶさっただけだろう、だがあのへこみはなんだったんだ?」
もう一つの声も聞き覚えがある。
「おう、お前らは!」
「貴方達は確か」
「お前のおかげで號嵐を見つけられた」
男は太刀を見せ、頭を下げる。
「俺は、ロクロウ・ランゲツ、
「挨拶は後じゃ。急いで逃げんと、囚人どもは、ほとんど制圧されたようじゃぞ」
またもやオーバーな動きで喋る、ついでにケンの尻も触る。
「おわぁ!ちょっとマギルゥさん!勘弁してくださいよ!」
「よいではないか〜減るものでもあるまいし〜」
今度は太ももと腹筋をねっとりと触ってくる。
「あーも!ホントやめてくださいよ!」
「うっしっしっし〜」
マギルゥはニヤニヤしながら触る。ベルベットは無視して話す。
「港はこの先よ。手伝って」
ベルベットは踵を返し歩き出す。ロクロウが後に続く。ケンはマギルゥに引っ付かれながら後を追う。
〜
4人は港に出る。外は嵐だ。
「天気もご機嫌ナナメじゃよ〜」
「そろそろ引っ付くのやめて欲しいんですけど・・・」
「イヤじゃ」
「ええ・・・」
「こりゃあ外洋はもっと荒れるぞ」
「船に詳しいの?」
「いや。帆と舵の基本を知っているくらいだが」
ロクロウが頭を掻きながら話す。
「贅沢は言えないわね。頼むわよ」
「素人だけで船を出す気か?」
マギルゥがベルベットの目の前で抗議する。やっと離れた。
「・・・わかった。これも"號嵐"の礼だ」
ロクロウが腕を組む
「ゆってものー、こんな天気じゃ、すぐに方角も分からなくなるぞ?」
「わかるわよ。船には羅針盤ってものがあるんだから」
ベルベットが言い聞かせるように話す
「牢のコヤシか、魚のエサか・・・ま、どーでもいいがの」
そう言いつつケンにへばり付く、ケンは何も言わなかった。というか諦めた。4人は船に乗り込む。ベルベットは一人呟く
「待ってなさい・・・アルトリウス!」
〜
港から警備兵が飛び出してくるが船は海に向かって進み出す
この嵐を切り抜けれるのだろうか。それは誰にも分からない。ある一人を除いて・・・
ふむ、なんとか島を脱出できたようだな。初めはどうなるかと思ってヒヤヒヤしたよ。 ん?君なら知ってるんじゃないのかって?ふん、まあ、そこは気にしなくていいだろ?
さて、シアリーズがベルベットに喰われた訳だが、消えたわけじゃないな。彼女の存在がどのようになるか、楽しみだ。え?どうしてそんな事言うのかだって? フヘヘ、それは昨日いっだだろう。・・・あ、いやすまない。君たちにとっては明日の出来事か。ではまた会おう。
第5話 終わり
どうでしたか?ご意見ご感想お待ちしてます。