転生ローラのファイブスター物語   作:つきしまさん

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二部二章 反撃の風(コーラス)
【15話】風吹きて


 コーラス領内の両軍の動きは停滞したように見えたが長く熱い一週間だった。

 アイリーン・ジョル率いるトリオ騎士団と戦線に復帰した師団がハグーダ軍が集結するのを阻止したのだ。

 ハグーダ軍は戦力を一点集中させることができず、本国からの逐次戦力投入という消耗戦を強いられることとなった。

 クロス・ポイントと名付けた戦略地点を中心にゲリラ戦を繰り広げたことでコーラスは大きく時間を稼ぎ、再生産された戦力を新兵と共に前線へ送り出すことに成功したのだ。

 コーラスはようやく反撃の糸口を掴もうとしていた。

 

──星団歴二九八九年七月二日

 

 そしてここ、コーラス領の第2ヤース空港は多くの兵役志願者で溢れ返っていた。

 招集を呼びかけたコーラス王の演説で集まってきた志願兵、義勇兵が大半を占める。MH乗りの傭兵参加者も混じっている。

 反ハグーダの機運は市民にも伝染し、最初は静かだった波から大きな活気となって盛り上がりを見せている。 

 通常の旅行者にも戦争中の注意と厳しいチェック体制を敷かれているが、おおむね国内の戦闘区域以外への立ち入り制限はなかった。

 とはいってもガイドの料金は大きく跳ねあがっている。危険に似合うだけの戦争見物料だ。バトル・チェイサーと呼ばれる戦争追っかけ人もいるくらいだ。

 人々の熱気に触れて一人の青年がチェック・ゲートでパスポートを職員に差し出す。

 

「戦争特需って奴だねえ……」

 

 見回す限り自分と同じ旅行者という格好の人間を見ることは難しかった。今も傭兵と一目でわかる集団がゲートを抜けていった。

 

「コーラスへようこそ! お一人ですか?」

「ええ、友人を訪ねる所です。しかし、すごい混雑だね……」

「すいませんねえ。ヤースの空港は軍の受け入れ専用になっちまいまして。少し長くかかるのでエア・バスをお使いになるのが一番いいでしょう」

 

 入国の印鑑が押されてパスポートを返される。

 

「東ゲートから出ていますが、何分、戦時中なもので十分お気を付けください」

「ありがとう」

 

 返事を返し、青年──レディオス・ソープは暑い日差しを受け止めて荷物をぶらりと片手に下げる。 

 

「うーん、この日差し! まさにジュノーだね。やっぱり暑いや!」 

 

 エア・バス乗り場を見つけソープは歩き出すのだった。

 

 

 ──同時刻のハグーダ軍、アトキ駐屯地──長引く戦に最前線の兵には色濃い疲労感が漂っている。軍の風紀は乱れ始めアトキ市民といざこざを起こす者も増え始めている。

 市内の通りの噴水広場に一人カエシが水辺の縁に腰掛けている。

 熱い太陽の日差しを広げた新聞で遮り葉巻の煙が上がった。新聞のトップ一面を飾るのはコーラス王の演説の記事であった。

 しばらく沈黙を保っていたコーラス・サードだが、国民の前に姿を現した王は反ハグーダをうたい、連日報道が戦況の行方を論じている。

 コーラスの傍らに民の目に馴染んだウリクルの姿はなく、代わりにエルメラ王妃がサードに寄り添うように立った。

 これまで表舞台にあまり出ることのなかった王妃が報道に姿を現し、ウリクルが重体であると知らされ国民に大きな動揺が走る。

 復帰は容易ではなく生みの親であるモラード・カーバイト氏が快癒まで治療を行うと発表される。

 心配と激励の便りが寄せられコーラス城門前には多くの見舞いの花が届けられた。いかに民衆にウリクルが愛されているかを物語るものであった。

 コーラス軍の再編に貢献したアイリーン・ジョルには「銀剣くさび勲章」が贈られた。

 苦境にあってはベルリンを駆って反撃の道を開き、その活躍は獅子奮迅の活躍であったと報じられ一躍時の人となる。

 

「んで、これが出回ったコーラス王騎ジュノーンですってな。ご満足いただけましたかな?」

 

 ジュノーンの情報をリークした当のカエシは安物の葉巻を吹かす。

 広げた新聞の一面の見出しに大きくジュノーンの姿が載っている。コーラスの公式には存在しない王騎の写真がスクープされてネットでも大きく話題になっていた。

 第三者の手で公開されたことで、いらぬ憶測が飛び交うことを憂慮したコーラス側が王の騎体であることを認めた。

 話しかけた相手は目の前にはいない。相手は宇宙の上のどこかだ。

 

『件の少女がウリクルの命を救った、とはないが、モラード預かりとなればしばらくは表舞台には姿を現さないでしょうね。コーラスと同じ現場にいたということは、ジュノーンとも何らかの関りを持ったのかもしれないわね。Dr.ヒュードラー。彼女の望みも上手く動いたようだし」

「知りませんがね。こちとら面倒な二股かけてるんだ。報酬倍増ししてもらいましょ」 

『ガスト・テンプルが持ち帰った戦闘データ次第ね。面白いモーターヘッドの情報でもあれば良いのだが。そのためにあなたたちに与えたのですから』 

「それについちゃあ見てのお楽しみだな……Dr.ディー」

 

 それが依頼人の名前である。ケサギは口が軽いのでその名前は伏せているがカエシは知っていた。  

 試作品であるというガスト・テンプルの戦闘データ収集をする約束でタダで譲り受けたが、その際に受けた別件の依頼がカエシとケサギが関わったいくつかの事件に繋がっている。

 だが、この依頼人はかなりの曲者だ。まるですべてを知っていて把握するかのようなことを言う。

 裏で使っている人間はカエシたちだけではない。が、立ち入ったことに首を突っ込むのはこの世界では御法度である。

 相手が”一〇本線”の”ダブル・マイト”ともなればなおさら知らぬ方が良いこともある。

 

『そうね……ハグーダの裏にいる連中のことはおおよそ見当はついているわ。面白みのない話だし興味もない』

「追加料金も忘れずに払ってくれよ」

『傭兵というのは現金だね。だが、金の分だけ働いてくれる。君たちの腕は買っているとも。確認するといい』

「そいつはどーも……」

 

 通信を切るとカエシは特殊回線の通信機を新聞に挟み畳むと脇に挟んだ。

 冷や汗ものだ。また戦場で「あの化け物」に出会ったら尻尾を巻いて逃げるが得策である。

 

「くわばら、くわばらだぜ……」

 

 熱くなった金属が焼ける匂いをどこからか嗅いでカエシはその場を立ち去る。

 

 

 ──そして午後のコーラス城で少女二人が行き交う人々を見下ろしている。

 

「そおれ!」

「飛べ~~!」

 

 二つの小さなお口が同時に勢いよくストローに空気を送り込んで丸いシャボン玉が空に舞った。次から次へとシャボン玉が生み出されては眼下へと流れて人々の上に降り注ぐ。 

 コーラス城は連日人の出入りが多くなっていた。工場に運ぶ機材を乗せた小型ドーリーが通り過ぎるのを眺める。

 セイレイとローラは新たなシャボン玉を作ろうと手元の瓶をかき回した。

 

「あなたのお友だち。丸裸でヒッチハイクしてたんですって。服脱ぐと乗せてもらえるの?」

「あの人たちがトクシュなんです」

 

 返事を返したローラはすっかり調子を取り戻している。染めていた髪も元に戻した。

 だいとーりょーとソープ一行は無事に城に到着しサードと面会しているはずである。ついさっき入城したらしいけど顔は合わせていない。

 道路で脱いでヒッチハイカーしてたのをコーラスからの出迎えのディグが拾ったと聞いている。

 やっぱりやりましたね。という感じ。

 ソープ君はともかく、仮にもフローレンス(等級最高位)のメガエラに脱がせるとか常識外れもいいところだけど、ボード・ビュラードならしょうがない(のかな?)。

 

 デルタ・ベルンを統べる光皇アマテラス(ソープ)。

 アドラー、トラン連邦のミッション・ルース大統領(ボード・ビュラード)。

 ジュノー、コーラス王朝のコーラス二三世。

 

 星団三大巨頭会談と呼んでも差し支えない面々が顔を突き合わせているはずだ。

 ラキシスもそのうち来るだろうし、ずいぶんと賑やかになるんじゃないでしょうか? 

 

「あのね、明日になったらすごい人来るよ」

「だーれ?」

 

 セイレイがぷわーっとシャボン玉を送り出す。 

 

「黒騎士が来るの! うちの指南役なんだ」

「そか~~ エストに会えるんだ。初めてだから楽しみ!」

 

 実はもう先生から聞いて知ってた。元々、黒騎士侯と一緒にジュノーに来る予定だったらしいけど、ウリクルの緊急事態に駆け付けてきたみたい。

 黒騎士とうちの兄が果し合いをしてロードス侯は死んでしまう。主をロストしたエストは放浪してデコースと巡り合い、次の黒騎士に兄がなる。 

 それがいつ頃のことなのか記憶は曖昧だ。

 ちょっと複雑な感じ。まだ会ったことないけれど、そんな最期を迎えてほしくない。でも、兄にも死んでほしくないし……勝手だなぁ……わたし。

 

「モラード・カーバイトの弟子なのに会ったことないの?」

「それが初めてなんですねー」

 

 負けじとローラはセイレイと同じくらいシャボン玉を作る。

 セイレイの機嫌はだいぶ改善されたみたい。父様と母様がまたすごく仲良くなって嬉しいみたいだ。

 その裏にあるふかーい事情をセイレイはもちろん知らない。わたくしと先生とウリクルの間で交わした約束は他言無用の門外不出なのであります。

 

「あれ、アイリーンとヒュードラー博士じゃない?」

「はい?」

 

 セイレイが指さした先──城下の格納庫へ揃って歩く二人がいた。遠目からもアイリーン・ジョルとヒュードラー博士だとわかる。

 あの二人、いつの間に仲良くなったんでしょ? 後で行ってみようかな。 

 

「姫様~~!? どこですかー? お時間ですよっ!」

 

 遠くでセイレイを探す声が聞こえる。ウリクルが面倒を見れないので侍女がお目付け役になっている。

 

「じゃあね、また明日遊びましょう」

「うん」

 

 手を振ってセイレイが去る。

 晩御飯までまだ間があるし、一人の時間をどうしようかと迷ってから下に行く通路を歩き始める。

 

「よお、お嬢ちゃん。俺、迷子になっちゃった。案内してぇ~~」

「はい?」

 

 格納庫に向いた足を止めてローラは馴染みのある声に反応する。誰って? ボード・ビュラードだ。 

 

「こんにちは」

 

 ストリップかました時の人、レディオス・ソープもいた。初めて会ったときもこの二人セットだったけ。

 

「どーも、こんにちは……迷ったの??」

「いんや、今日の宿を割り当てられたところさ。俺たちの部屋はあそこー」

 

 ビュラードが来賓客が使う建物を指差す。ローラたちが使ってる建物とは別棟だ。

 

「ソープと一緒にローラちゃんを探してたんだぜー」

「え、何? 何か用事ですか?」

「そりゃ、コーラスの恩人の顔を拝みにさ。ウリクルの命を救けただろ?」

「あ、いや……特に何もしてません。自分の仕事しただけで……」

「良くやった。頑張ったよね」

 

 ソープさんも何ですか……

 

「つーわけで、ローラちゃんのお祝い打ち上げパーティーするぞっ!」

「お祝い?」

「頑張ったお祝いだ。心配するな。俺とソープのおごりだ」 

「はぁ……」

 

 ビュラードに押し切られて案内される。上に上がって扉が開くと同時に星入りクラッカーがパンパンと派手に散った。

  

「サプライーズっ!」

 

 青いファティマ・スーツの美女はメガエラだとわかった。

 

「POPOPIPURURU~♪」

「オイワイ! オイワイ! オメデトウっ!」

 

 リョウとハロにエルカセットまでいる。

 

「えいっ!」

 

 三角きらびやかな帽子をかぶったエルカセットがローラの頭上に正確に金色の星を降らせた。リョウが喜びハロが駆けまわる。

 何です? このカオスは?

 部屋にはもう一人黒メガネに髭の紳士がいるが、エルと同じパーティ用の三角帽子をかぶっている。

 テーブルにはお菓子に簡単な料理と飲み物が並んでいる。

 

「エルまで……」

「メガエラに準備させてたのさ。おっと、ボード・ビュラードのファティマはメルクラな。これテストに出るから」

「出ませんから」

 

 即答で返す。何のテストだ……

 

「そこのメガネはレイス。俺の右腕で左腕だよ」

「どうも、よろしく」

「はい、よろしく……」

 

 ローラは伸ばされた手を握り返した。

 トラン評議会のルビース・レイス判事は評議会の大物で、十年以上姿をくらましていたミッション・ルース大統領よりも庶民に知られた顔である。

 まさに大統領の懐刀と呼んでいい大物が気さくに握手してくるなんてどんな状況なの?

 コップにジュースが注がれ渡される。

 

「えー、お集りの紳士淑女諸君っ! 俺たちのローラのデヴュー記念だ。今日はぶれーこーだ。好きなだけ楽しんでくれ!」

 

 ビュラードが音頭を取り、レイスがタンバリンを鳴らす。

 メガエラが音楽をかけ、ハロが飛び回る。

 エルカセットはキッチンで追加の料理を作り始める。

 何だかとても……楽しいかもっ!

 ローラはソファに座らされ、両側にホスト役のソープとビュラードが陣取る。

 ソファの脇にリョウがボディを置いた。 

 

「君のエトラムルのデータ見させてもらったよ。ジュノーンを最後まで制御できていたし、ちゃんと自律もしている。それにエンジンの調整バランスをしたヒュードラー博士は一流だ。あのバランスで出力を得るにはエンジンの限界まで知っていないとできないことだよ。君が見せたかったエトラムル……エトラムルには性別なんてないけれど、彼と呼んでいいのかな?」

 

 すぐ横のリョウをソープが見る。

 

「リョウには男性的な性格のプログラムを施してます。性別をそう呼んで問題ありません」

「やっぱりね。モラードのお弟子さんは次は何を見せてくれるのかな? まだまだこのエトラムルは進化の余地を残しているようだし」

「ヨンダ? ヨンダ?」

 

 ハロがソープにまとわりつく。

 

「その子を甘やかすのは厳禁でお願いします。粗食に耐える子にしたいので」

「厳しいね」

「ヒジョーニキビシイ! ローラ、イジワル。イジワル! アクマノコっ!」

「口の悪い言葉ばかり覚えてっ!」

 

 指先でハロを弾くとメガエラの方へ流れていく。

  

「よーし、レイス。ギターだ。一曲歌っちゃうぞ~~! 盛り上がってるかーっ! ほらほらぁ~」

「ヒューヒュー?」

 

 ビュラードが歌い、レイスが演奏する。この二人息ピッタリです。

 しかし……近所迷惑では……

 

「ここは角部屋で隣はボクだから……」

「さいですか」

 

 その後お酒が入った男どもがどんちゃん宴会を始めてビュラードが腹芸を披露するのであった。 

 おかしい。これが一国の首脳だなんて。あきれ返っちゃうくらい破天荒な人たちだ。

 飲んで、食べて、踊って。飲みすぎたビュラードが前のソファで寝転がりいびきをかいている。レイスはもう部屋にいない。

 エルカセットとメガエラはキッチンで一緒に後片付け中だ。

 はしゃぎ疲れたローラは足元でハロを転がす。

 時計を見ればもういつもなら寝てる時間だった。

 

「こう見えてもビュラードは頼りになる男だよ」

「知ってます」  

「そしてボクもね。君の研究には興味があるし、頼ってくれてもいいんだ。お金のこととかも心配しなくて大丈夫だし。君が必要とするならいつでも支援する用意はあるんだ」

「え?」

 

 それはレディオス・ソープとしての言葉ではないだろう。デルタ・ベルンのアマテラス帝の懐ならばどんな研究も不可能はない。

 提示された言葉は彼の保護下に入るということだ。

 今は自分の可能性もエトラムルの将来も定まっていない。最初の数歩を歩き出したところにいるに過ぎない。まだ評価されるような立場ではない。

 

「お言葉ありがとうございます……でも、まだわたしは自分の可能性がどこまであるかを知りません。自分の力でどこまでできるのか。どこまで行けるのか。それを探しているのです。だから今は……」

 

 約束された保護と安穏に身を置いたら自分をダメにしてしまいそうな気がした。そんなことを言うのも口はばったい気もして口を濁した。

 

「わかった……君の気持ちを尊重するよ。でもね、いつでも頼ってくれていいから」 

「はい……ありがとうございます」

「そーだぞぉ。いつでも頼ってくれ。俺と俺の仲間はすごく頼りになるぞぉ……んごぉ……」

 

 ビュラードが寝返りを打ち、ソープがくすりと笑って返すのだった。

 

「では失礼します」

「お休み、ローラ」

 

 すっかり夜は更けて部屋を辞す。ローラは自分の部屋に戻り、ベッドに潜り込んでまぶたを閉じていた。

 

 

 そして朝がくる。それは騒がしくも新しい風を伴ってやってきた。

 

「開門! 開門っ!」

 

 コーラスの城門が開き三つ巴のマークが入ったドーリーが入城してくる。そのマークが示すのはただ一つだ。黒騎士(ブラック・ナイト)の紋様だ。

 多くの人が集って黒衣の老人ロードス・ドラグーンを出迎える。その隣に立つのはエストだ。

 人ごみに混じってローラも二人を見上げた。

 黒騎士侯の人気は大変なものだ。トリオの指南役は伊達ではない。 

 

「ロードス侯っ! エスト様も!」

 

 あっという間に二人は騎士たちに囲まれてローラが近寄る余地もない。  

 

「すごい人……」

 

 話しかけるのは諦めて振り返ると、こちらを見下ろすソープとビュラードがいた。ソープがこちらに気が付いて手を振ってくる。

 

「もう一人客がいるが、引っ込み思案な内気娘でなぁ。マロリー、何をしている?」

 

 ロードスが声を上げて人々の注意がドーリーの降り口に向く。すると、そこで様子を窺っていた影が動いた。

 

「うっせえな、じ・じ・いっ! 乙女にゃ準備ってもんがあるんだよ!」

 

 扉を蹴っ飛ばし中学生ほどの年恰好の少女が姿を現した。

 背中に身の丈ほどの太刀を背負っていて、ジャケットに短パン姿でスラっとした健康的な素足をさらしている。

 ローラとその少女の目が合った。

 

「どーも、コーラスの皆さん。ここにあたしより強い奴はいるかしらん?」

 

 不敵に笑い、マロリーと呼ばれた少女が腕を組んで人々を見下ろす。

 コーラスに新しい風が吹く。それは波乱の風となって吹き荒れるのだが……それはまた次のお話で──


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