ところで。また投稿間隔が長くなってきてんなAQUA BLUE……ですって?
よ、よーし! それよか早速スタートです!
――堕天使と格闘ゲームに興じよう。前回返り討ちにされた
と、放課後直前は考えていたのにッッッ! 今構えているのは
さて、それだけならまだマシなのだが。
「
我はもう1つの状況下に陥っていた。家からいくらか離れた傾斜気味の歩道の中で、渋っているのだ。
おかげで予定を潰された
財布は歩道のど真ん中にあり、見た感じでは落とされてからあまり時間が経っていなかったようだった。しかしながら名の記載がどこにも見られず、さらに中身は千円札1枚だけ。他の情報としては
「ええいっ、力を……迷いの霧をかき消す力を我にッッッ!」
お手上げゆえに祈りを捧げてみる。悲しいかな、我の小さな賭けは
徐々に反対の道へ消えていくカップルを一睨みしたりしながら、我は打開の光を探るも――時はただ刻々と過ぎていく。しばらく棒立ちした末、本意ではないが「先に用を片付ける」という結論に落ち着いたのだった。
財布をボストンバックの中に放り込み、我は改めて
海辺にいた
☆
平日とはいえども夕刻を意識させ始める頃合いだけあり、スーパーには少なからず賑わいがあった。人々もそれなりに
例えば――。
お菓子コーナーから厳選してきたであろうポテトチップスをねだる幼い少年と、その要求を容赦なく断る彼の母と思わしき女性。どこか物寂しげな様子で惣菜ブースを
油を売ってばかりもいられない、ぶらつきがてら使いっ走りを遂行する。食材集めだ。想定していたより品が減っている。
幾度となく来ているので、売り場の構造は頭に入っている。
つまらぬのもあってか、予期せぬような面白きことが起きてくれやしないだろうかと――そこらの人間が抱きがちな願望が浮上してきた。くそったれめ、腹いせに己の土産も買っていってやろうか。
通りすがりにも届かない程度のボリュームで、我が愚痴を溢した瞬間であった。現在進んでいる直線の左右一定の間隔ごとにある別ブースへ分岐する道、その一角に。
――ぴょん、と一本だけ際立って生えている橙の
ぴったり曲がりきるところだったのだろう、それは間もなくして角の奥に消えていった。
「あれは……?」
放っておけず、立ち止まる。少しばかり特徴的な髪の毛など、精々一瞬注目するだけですぐさま忘却する。それでも釘付けになってしまったのは、捉えた橙に覚えがあったから。
もしかすると、もしかするやもしれぬ。引き寄せられるように、我は慎重に向こう側へ行った人影を追う。買い物の件はとうに頭からふっ飛んでいた。
曲がってみれば、アホ毛を持つ当人は意外と近くで品を片手にしゃがんでいた。女であった。男が着ないような清涼感ある軽装と、ゴツゴツとしていない
「っ……!」
頭の方へと視線を移して――我は戦慄した。つい叫びそうになるのを左手で口を押さえることで堪え、半ば無意識に
――他人の空似といった
眼前でしゃがむ彼女は、我の
我は可能な限り音を殺して軌道修正し、それから斜め後ろの角へ駆けた。幸い、向こうはブースの品に集中していてこちらに気付かなかったようである。どうにか
「ハァッ……ぬゥ……こんな形でぇぇぇ」
撤退するつもりは毛頭なかったのだが、姿を確認した途端に足が動いていた。現場から離れるために神経を張り詰めさせた疲労と、急激にスピードを発揮したために上がった心拍が、追って我に重圧をかけてくる。こんな形で出くわすことになるとは想像だにしなかったぞ――――千歌ねえちゃん。
「…………あ、にんじんだ」
そして何の
思考の
今回と次回は「本編に関係するかもしれないし、結局は関係しないかもしれない」本編と番外編の中間的なお話でございます。また、変な要素入れてみたりと結構遊び心が生じてきておる。うむ。
なに、堕天使ヨハネが全く出てこなかった?
……非常に申し訳ないッッッ! そして終焉の炎!