俺のヒーローアカデミア[真オリジン]   作:さくそう

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↑これは漫画でいう次のページへ的な物だと思って下さい。なにぶん文才がない無いのでこんな感じでしか話を繋げない、


雄英高校入試試験

保存日時:2017年07月13日(木) 12:38

 

主人公 見極 真 〈みきわめ まこと〉

 

15歳 誕生日 7/7

 

家族構成や友人関係などなど

 

・父親 飛彩(ひいろ) 修二 ・母親 飛彩 涼子・長男 飛彩力也 ・次男 飛彩才人

父親、長男はプロヒーローで次男はヒーローの相棒 母親は専業主婦

 

真が個性のせいで周りから避けられているのは家族は知っている。また雄英に行く目的を知っているため父親や兄達は真に格闘技術やそれに必要な知識などを教えている。その為身体能力や格闘技術は轟寄りも上。八百万とは中学1年からの中。真が腹を割って話せる数少ない友人。

真の両親は真が4歳の頃に敵によって殺されており真自身も敵に誘拐されヒーローに保護されたのは8歳になってから。その時保護したのが今の父飛彩 修二ですでに両親がいない真を引き取った。

本人は苗字で呼ばれるより名前で呼ばれる方がいいっと思っていて周りには名前で呼ばせている。理由はプロヒーローと同じ苗字で呼ばれるのは父親の名を借りて甘えてしまう様な気がしている為と自分の本当の姓「見極」を忘れてしまいそうだから。しかし「飛彩」の姓が嫌と言うわけでなく親父は一人の人間、一人のヒーローとして尊敬している。

 

個性 『視覚強化』

 

自身の視覚を強化する事が出来る。

 

1.動体視力強化 文字通り動体視力が強化され物の動きはがハッキリ見える。銃弾の速さまでなら見切れる。

2.遠視 遠くのものがハッキリとみえる。範囲は2キロ程

3..熱源可視 サーモグラフィーの様に熱源が見える。

4.複眼 視野に入ったものを複数同時に見れる。

5.全方位視覚 360度視認出来て死角がない。

6.透視 壁などを透かして見ることが出来る。

またこれら6つの能力を3つまでなら重複して使用できる。

 

長時間使用すると目が霞んでくる。1つの個性なら一時間以上は使用可能。掛け合わせると時間が減り2つだと40分、3つだと20分程。

 

弱点

 

・広範囲攻撃

普通の遠距離攻撃は個性で避けれるが身体能力はあくまで人の範疇なので避けれるのには限度がある。

例)轟、上鳴、爆豪、マシンガン、ショットガンなど

 

・ムキムキの筋力増強系個性

そもそも打撃が通らない。

例)オールマイト、脳無など

 

 

 

一応ざっくりと書いてみました。ではこれから本編開始です。

 

 

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「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、!」

まだ日も上がりきって居ない薄明るい空の下、真は日課であるランニングをして居た。父親に『個性も大事だか最後には自分の身体がモノを言う』と言われかれこれ4年はやっている。朝の5時に起き5キロランニングと筋トレを日替わりでやっている。初めはキツくて堪らなかったがヒーローになる為続けてきた。ランニングを終え帰宅しシャワーを浴びながら真は進路について悩んで居た。

 

(もし雄英に受からなかった場合の第2志望どうするか...)

 

目的達成の為にはヒーロー科の最高峰である雄英に受かる事に意味がある。しかし自分の個性では実技試験の合格は厳しい。だからと言って士傑や他の高校に行っても目的から逸れてしまう。士傑や士戦は決してレベルの低い高校ではないが真も目的を抜きにしても雄英には受かりたい。

 

「どうしたもんか...」

 

今日は最終の進路相談だ。本来は担任と話し合って受験校を決めるのだが真は第2志望が決まらず周りよりも2ヶ月ほど遅れて居たが流石にこれ以上は伸ばす事ができず今日で受験校を決めなければならない。

今だに悩みながらも朝食と身支度を済ませ学校へ足を進める。

 

〜〜〜

 

「真さん、おはようございます。」

「あぁ、おはよ八百万。」

「...?どうかなさいましたか真さん。深刻そうな顔をしていますけど。」

「最終志望校の面談があるんだよ。俺だけこんな遅れてるのにまだ2次が決まらなくてさ。」

「やはり二次は普通科を受けるか決めかねてるのですか?」

「そう。一次でヒーロー科落ちたら第2志望はどこを受けよ...ん?『普通科』ってどう言う事だ八百万?」

「いえ、私てっきりもし一次でヒーロー科合格できなかった場合二次はヒーロー科か普通科で悩んでいるのかと。」

「ごめん。そこで普通科が出てくるのが分からないんだけど。」

「もしかして真さん今年の雄英のパンフレットの普通科を見ていませんの?」

「ヒーロー科は見たがそれ以外は見てないな。どうしてだ?」

「雄英の普通科は今年から体育祭の結果によっては普通科からヒーロー科への編入制度が導入されましたの。真さんなら目を通しているかと。」

「.........マジ?」

「マジ?ですわ。」

 

 

〜〜〜

 

 

「よし。じゃあ飛彩の一次は雄英のヒーロー科、2次は普通科だな。」

「はい。」

「しかし本当にいいんだな。飛彩の学力なら普通科は問題なく入れるが入ったとしてもヒーロー科に編入出来るとは限らないぞ?」

「可能性が少ないですけどヒーロー科に入れる選択地が2つに増えたのは大きいです。それに体育祭で普通科がヒーロー科を差し押さえていい結果を残して上位に入るなんてカッコいいじゃないですか。それでヒーロー科に編入出来るなら一石二鳥ですよ。」

「...そうか。応援してるぞ飛彩。それと推薦の件なんだがすまん。話は通したんだがその...受かれる可能性の低い生徒には無闇に推薦は上げられないとあしらわれてしまった。本当なら飛彩も八百万と同じく推薦を貰えてもおかしく無いんだが。」

「自分が期待されてないことは知ってます。どうせ他の先生は『個性』で判断してるんでしょ。けど俺はその考えを変える為に雄英に行くんです。大丈夫ですよ先生、俺は絶対ヒーロー科に入ってを見返してやりますから。」

「その目的があれば飛彩は必ずヒーローになれる。先生は信じてるからな。試験まであと2ヶ月悔いが残らないよう頑張れよ!」

 

最終的な進路も決まり試験までの残り2ヶ月間は勉強に集中出来そうだ。取り敢えず家に帰り家族に今回の事を報告しなければ。

 

〜〜〜

 

「え?お前『その個性』でそんな大事な事見逃すって良個性の持ち腐れじゃん。しかもヒーロー科にしか興味がないからって他を見ないのはどうなんだよ。」

「くっ、全くその通りです...」

 

両親と偶々帰ってきていた才人に話すと最もな指摘を受け思わず下を向いてしまう。

 

「しかし随分な賭けだな。確かにヒーロー科に入れる道は増えたがやはり道のりは厳しいな。」

「けど真はそれで納得しているんでしょう?なら貴方の進みたい道を行きなさい。私達は貴方の意見に反対する気は無いわ。」

「けど俺よりも偏差値の高いとこに行かれるのは兄としては複雑だな。」

「体育祭で活躍する弟の雄姿を指くわえて見ててくれてもいいんだぞ?」

「なんだとお前⁉︎」

「ハッハッハッ!じゃあ体育祭は家族全員で見なきゃな!」

 

 

真の進路を家族は反対せずに受け入れてくれた。ただでさえ色々と不利な条件での受験を受け入れてくれたからにはどうしても受からなければならない。進路も決まり悩みの種も消えコレで試験勉強に身が入る。そして気づくとすでに時期は雄英高校受験日!

 

 

〜〜〜

 

「何だかんだで今日だもんな。あっという間だったな。けど推薦枠は実技試験が一般とは別なんだな。」

「今年は障害物競走みたいですわ。私の個性では少々相性が悪いですが頑張りすの!」

「障害物競走か、もし推薦貰えててもどっちにしろ俺には無理っぽいな。けど八百万の個性なら俺と違って色々出来るから行けるだろ。」

「隣の芝生は青く見えるものですわ。真さんの個性も十分素晴らしい個性ですわ。」

「まぁお互い様だな。お、雄英見えてきたぞ。」

 

名門雄英高校。真の目的への第一歩にして最大の難所とも言っていいだろう。それが今、目の前にある。

 

「...デカ」

 

真が抱いた第一印象だ。さすが天下の雄英高校。体育祭などで間接的には雄英を見ていたが目の前にしてみるとその大きさがよく分かる。

緊張か寒さか武者震いか。手先が少し震える。やっぱりヒーロー科受かれないかも?普通科に受かってもヒーロー科には行けないかも。そもそも雄英に受かれないかも。『かも、かも』とどうしても不安な方へと思考が言ってしまう。筆記ならイケるとは言っていたがいざ本番となるとやはり落ち着かない。

 

「こう目の当たりにするとやっぱり緊張するな。」

「えぇ、ですがプロヒーローになる為には避けては通れない道です。大丈夫ですわ。真さんは私には無い判断力ありますの。本来なら推薦は私よりも「隣の芝生は青いだろ?八百万。」

「八百万にも俺にも長所も短所ある。せっかく貰った推薦なんだしもっと自信持っていいぞ。」

「そうですわね。私は私の出来ること。真さんには真さんにしか出来ない事がありますものね。」

「そういう事。一般と推薦じゃ説明会場が違うみたいだし試験が終わったらまたここで会うか。」

「わかりましたわ。ご健闘を。」

 

 

もともと可能性が低かったヒーロー科。それが普通科からヒーロー科への編入制度のおかげでわずかな光が少しだが大きくなった。普通科と言う保険のおかげで少しは楽な気待ちで試験を受けれる。普通科へ入れてもヒーロー科への編入出来るか分からないがまずは雄英に受かる事を頭に置き説明会場へ向かう。

 

 

『YEAHHHHHHH‼︎』

 

(おぉプレゼントマイクじゃん。)

 

雄英はプロヒーローか講師を務める為何人かはプロヒーローに教えてもらえる為興奮しているものもいる。些かテンションの高い説明は無視をして内容自体は至極単純。A.B.C.D四種の仮装敵に1.2.3.0とポイントが割り振られていてそれを『行動不能』にする事で点数を得られる。そして仮装敵Dは倒しても0P。それでいて暴れまくるという無視をするのが正解な仮装敵がいる。そこで真はこの試験の一部が気になった。

 

(仮装敵を『破壊』しなくても『戦闘不能』にするだけでいいのか)

 

『破壊』と『戦闘不能』一見似ている表現だがその意味は全く違う。仮装敵を破壊して戦闘不能にするのとただ戦闘不能にするとでは仮装敵一体に掛ける時間が大分変わってくる。破壊による行動不能ならば真には厳しい条件だがただの行動不能なら出来ないことはない。まさかの試験当日で可能性が出てきた。説明を終え生徒全員は試験会場へと案内された。

 

「...デカ」(あれ?デジャブ?)

 

目の前には小さな町なら入ってしまいそうなほどの『市街地』が広がっている。

 

(けど限られた仮装敵をこの人数で早い者勝ちだとむしろ狭いのか?そう考えたら機動力がない俺は生徒がいる所よりも生徒が少ない所に行った方が『ハイスタート!』...ん?)

 

『どうしたぁ⁉︎実戦じゃカウントなんざねえんだよ‼︎走れ走れ‼︎』

「そういう感じかよ⁉︎」

 

急な開始の合図を聞いて生徒たちは一斉に市街地へと走り出す。

 

(このまま一緒にいても出遅れるだけだ!)

 

『透視』と『遠方強化』を同時使用し周囲にる仮装敵を探す。すると10時の方向に誰にも見つかっていない仮装敵Aがいた。生徒の群れから外れ真は仮装敵Aへ向かう。

 

『目標発見!ブッ潰ス!』

「機械の癖に物騒だな!」

 

仮装を見つけたがどう見ても素手で壊せるような柔な構造はしていない。

 

「やっぱり持ってきといてよかった。」

 

個人による道具の持ち出しが許可されていた為『某密林』で購入した特殊警棒(約1メートル)を背中から抜き構える。すると仮装敵の方からアームを後ろへ引きながら真へ迫ってくる。

 

(この速さなら個性を使わなくてもいける!)

 

仮装敵が振ってくるアームを躱しすれ違いざまに警棒を仮装敵に叩き込む。ガァアン‼︎仮装敵はよろけ装甲が一部破損するも行動不能までには至らない。仮装敵はそのまま真に攻撃をするがそれを躱し数回カウンターを入れるもダメージは少なくこのままでは時間だけが過ぎていく。

 

「やっぱり叩きつけるだけじゃダメか。」

 

真は『透過』を使って仮装敵の内部を見る。そして仮装敵の首に当たる部分に警棒を構え仮装敵に向かって走り出す。それを見た仮装敵はアームを振るいながら迫ってくるがそれも躱し仮装敵の喉元に警棒を〈突き刺した〉。すると先程まであんなに警棒を叩きつけたのに平気だった仮装敵かたった一撃で倒れ動かなくなった。真が仮装敵の内部を見たのは壊されたくない箇所を見つける為だった。この方法なら殆どの仮装敵は一撃か数回の攻撃で行動不能に出来る。

 

「よし、このままじゃんじゃん行きますか!」

 

〜〜〜

 

始めの仮装敵を倒してから6分後、先程まで順調に仮装敵を行動不能にして来たがここで大きな壁に当たる。

 

『ヒーローブッ飛バス!』

「こいつら硬ぇ!」

 

仮装敵Aが減ってきB.Cと対面する事が多くなって来たが敵Cが思ったより装甲が強固で弱い部分を狙った突きでも装甲を貫けない。その上遠くからペイント弾やミサイル(派手なだけ)で攻撃してくる為非常に鬱陶しい。まだ真は敵Aを五体、敵Bを三体、敵Cは0体。このままでは合格は危うい。

 

「これでやっと一体か、このペースだと間に合わないな。」

 

弱い部位の攻撃が効かない以上比較的攻撃が通りやすい関節部分を集中的に狙ってやっとの事で一体を行動不能にした。仮装敵Cでは時間がかかりすぎる為A.Bに狙いを絞って倒して行く。そして......

 

 

『終〜〜〜了〜〜〜‼︎』

 

 

長いようで短かった試験が終わったら。A12体、B8体、C3体

合計22ポイント。仮装敵を倒している最中横目で他の生徒を観察していつが倒した仮装敵の数は少なくはないと思う。その後生徒を集め人数確認を終えた後合格発表の結果日やその詳細などの説明を終え校門で待っていた八百万と共に今日の事を担任に報告する為一度学校へと戻る。

 

「八百万の方は試験どうだった?」

「やれる事はやり尽くしましたわ。手応えも悪くありませんわ。真さんはどうでしたの?」

「俺もやれる事はやったから後は結果待ちだな。手応えは何とも言えないな。けど推薦入試の実技って言ったらやっぱりすげぇ奴ばっかなんだろうな。」

「確かに皆さん凄い生徒ばかりでしたけどその中でも例年のタイムを大幅に上回る記録を更新した生徒が二人いましたの。風を使うお方氷を使う方でしたわ。恐らくあのお二人は合格すると思いますわ。」

「そう言えばこっちにも一人すごい奴が居たらしいな。何でもビル位の大きさの仮装敵をワンバンで倒した奴が居るとかで......」

 

 

学校へ行き試験の報告を終え家と帰宅する。今日は母親以外出払っており今日の事を報告して風呂に入るとドッと眠気が襲ってきた。

 

(あんなに個性使った1日は中々無いからな。もう寝るか。)

 

一次試験を終え結果結果が来るまではもしもの為の勉強以外に特にすることもなく時間は過ぎて行く。そして

 

 

「真ー!雄英から貴方宛に手紙来てるわよー。」

 

雄英からの合否を知らせる手紙がきた。恐らく人生で5本の指入る程緊張して居るだろう。手紙を手に取り2度深呼吸をして手紙を開け中身を見るそこに書かれて居たのは...

 

 

 

 




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