短編ですよ。特にあらすじはありません。

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一つ目 ちょっと怖い系です。
二つ目 七不思議のお話です。
三つ目 ハグをするお話です。


3作品

   

                機械

 

 ある青年の耳に入るやけにうるさい踏切の音と、蝉の鳴き声。

 人混みを抜け、スマホを持ち列を成すロボットが目に入った。青年もその後ろに立ち、ロボットとなる。

 ロボットはホームで電車を待っていた。

 その背後に不死者のようにおぼつかない足取りで歩いて行く男がいた。

 不死者はロボットの間を縫うように歩いていった。うめき声を上げながら。

 ロボットたちは不死者を認識していた。が、無反応であった。

 やがて不死者はロボットたちよりも2,3歩前に出た。

 そして、突進する鉄の塊に身を投げた。

 ロボットたちは、轟音と赤い液体に反応したが、悲鳴はどこからも聞こえなかった。

 悲鳴の代わりに聞こえたのは、少しのボヤきと多量なシャッター音であった。

 

 

 

               花子さん

 

 花子さんって知ってますか?そう。学校の七不思議でよく出てくるあの子です。トイレの花子さんです。

 実は私、その花子さんなんですよ。最近悩みがあるんです。聞いてください…。聞かないって言っても聞かせます。

 何かって言うとですね、学校の七不思議って言う割には七個も不思議がないんですよ。うちの学校。他所もそうですかね?

 よく出てくる光るベートーベンの目とか、動く二宮金次郎像とか、踊る人体模型、ないんですよ。うちには。そもそもベートーベンの絵とかありません。もちろん二宮金次郎像も人体模型もです。ひとりでに鳴るオルガンはあったんですが、10年ほど前に壊れて捨てられちゃいました。代わりにあるのは生徒が無造作に引く小奇麗なオルガンです。夜のBGMに最適だったのになあ…。一段多い階段はあるかどうかもわからない。だって幽霊から見たら怪奇現象は普通に見えるんですもの。だからここの階段が一段多いのかなんて区別がつきません。…え?鏡はどうなのかですって?あれは魔除けの道具ですよ!そもそもなんで噂になったのかもわかりません。

 あーあ、新しい仲間増えないかなー…。

 あともう一つあります、聞いてください!

 最近ここ(トイレ)で、一人でお弁当を食べてる子がいるんです。どうしましょう。たまに三人組に上から水をかけられてるんです…。前までこんなことなかったのに…。

 それを見かけるたびに妖気を飛ばして一週間ほど三人組に不幸な目に合わせているんですが、なかなかやめません。もう今度のっとっちゃいます!

 聞いてくれてありがとうございました!またお話ししましょうね!それでは!

 

 

   なんだこのメール…。

 

 

 

               幼馴染

 

「もっくん〜…」

「なに、春。」

「あづい…」

「じゃあ抱きつくのやめてよ。」

「えー…。」

「えー…。じゃないよ。」

「だって、もっくんに抱きついてたいんだもん。」

「…///」

「なーに、もっくん照れてるの?顔赤いよ。」

「照れてないし!暑いだけだし!」

「ふーん。そうなんだ。」

「そうだよ。」

「放したげる。」

「あっ…。」

「残念そうな顔してる〜。」

「うるさい!///」

「ああ、そっぽむかないでよ。」

「春なんかしらないからな!」

「…元就くん。こっちむいて。」

「なに。」

「ギュー!」

「やっぱり抱きつくのかよ!」

 この想いはいまはまだ私の心のうちに留めておこう




 花子さんと幼馴染は続くかもです。

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