「俺、マサラタウンのサトシ!!
夢はポケモンマスター!!
俺の相棒と一緒に、目指すぜ世界の頂点!!」
……なんて、考えてた時も私にはありました。
しかし、今は個体値だの努力値だのに、心を縛られてばかり。
そんな日々にはもうお別れだ!!
好きなポケモンで今こそ勝とう!!

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ポケモンバトルが書きたくなったのでここに。
初めてピカチュウ版をやったわくわくを書いてる途中に思い出しました。


俺のピカチュウがおかしい。

俺はマサラタウンのサトシ!

夢はポケモンマスター!

相棒のピカチュウと一緒に冒険の旅へレッツゴー!!

 

 

 

 

 

此処は始まりの町「マサラタウン」

この町に住む少年サトシ。

彼は今日、初めてのポケモンを貰いトレーナーになる!!

のだが………

 

「すー……ぴー……ぐー……」

布団の中で、一人の少年が寝息をかく。

彼が件のサトシ少年だ。

 

「くすくす……サートシ、おきなさぁい?

ママぁ、ちっともサトシがおっきしないから、起こしに来たのよ?」

 

「んん……まま?」

 

「ほぉら、今日。オーキドセンセからポケモン貰うんでしょ?

強くて、おっきくて、暴れっぱなしのポケモン、サトシの初めてのポケモン貰うんでしょ?」

 

「あ、あー!!!寝坊した!!

い、いかなきゃ!!ママ行ってきまーす!!」

 

「くすくす、男の子っていっつも元気なのよねぇ」

慌てて飛び出たサトシを様子をママは嬉しそうに見ていた。

 

 

 

 

 

オーキドポケモン研究所。

マサラタウンの名士にして、ポケモン研究の元第一人者。

オーキド博士の研究室。

かつては、世界一の博士として名を馳せたが、何をトチ狂ったのか「ポケモンは150種類」とか言う明らかにおかしな論理を立て、学界から総すかんを食らった博士が住んでいる。

日々、研究室にこもり、ポケモンの悲鳴が聞こえてくることで有名な研究所だ。

 

「オーキド博士!俺、ポケモン貰いに来ました!

早く見せてください!!」

 

「おー、サトシ……よく来たのぉ……」

キラキラ輝く少年の瞳と、ドロドロに濁り切ったオーキド博士の視線が交差する。

 

「俺、初めてのポケモンは、ゼニガメにします!!

俺もママもカメさんが大好きなんです!!」

 

「すまんのサトシ、ゼニガメは寝坊してない子が持っていった……」

 

「そんな……」

その言葉に、サトシが露骨に残念がる。

 

「じゃ、じゃあフシギダネにします!!草で弱点多いけど……

炎タイプのゴミトカゲよりましです!!」

 

「すまんが、フシギダネがさっき来た子が持っていったよ。

因みに、ヒトカゲはまた別の子が持っていった……」

 

「ええー?じゃ、俺のポケモンは?

俺、ポケモンマスターに成りたいんです!!

それには相棒が必要なんです!!」

 

「ふーむ、なら、仕方ない。ほんらならあまりお勧めしんのだが……」

オーキドが、指を鳴らすと研究所の電源が一斉に落ちた!

そして再度、オーキドが指を鳴らすとそこには――

 

「これはピカチュウというポケモンじゃ。

コイツを連れていきなさい」

 

「うわぁ!」

ピカチュウを見た瞬間、サトシの目が輝いた!!

目の前に現れたのは黄色の巨体!!

サングラスに隠れた鋭い瞳!!

鍛え抜かれた、丸太や鋼の様な肉体!!

身長185㎝!!体重92キロ!!

圧倒的な存在感を持ったポケモンが目の前に!!

 

「すごーい!!漫画やアニメのマッチョマンみたいだ!!」

 

『ピ”カ”チ”ュ”ウ”』

野太い、渋い声がピカチュウの喉から発せられる。

 

「さ、ピカチュウ、このボールの中に入るんだよ?」

そう言ってボールを差し出すが……

 

『ピ”カ”チ”ュ”ウ”……』

首を横に振って、拒絶を現す。

 

「このポケモンは、ボールが嫌いなようじゃな」

 

「お前、ポケモンなのに変な奴だな」

ピカチュウはサトシをひょいと、持ち上げ自身の肩に乗せる。

 

「わぁー高い!博士!!俺、ピカチュウが気に入りました!!

ピカチュウ!今日からよろしくな!!」

 

『ピ”カ”チ”ュ”ウ”』

再度その野太い声が発された。

 

 

 

 

 

「よぉ、サートシ君!おじいちゃんからポケモン貰ったんだって?

バトルしよぉおぉぉぉぉぉお!?

なんだそれ!?」

研究所の前、茂みに隠れて待っていたサトシのライバル、シゲルがピカチュウを見て大声を上げる。

 

「なにって、俺の相棒のピカチュウ」

 

『ピ”カ”チ”ュ”ウ”』

 

「声渋!?っていうか、どう見てもポケモンじゃないだろ!?

模様の入った黄色い全身タイツ着たオッサンじゃねーか!!」

 

『ピ”カ”チ”ュ”ウ”?』

シゲルの言葉にピカチュウが反応し、自身の頭の耳や尻尾を手で振り回して見せる。

 

「どー見たって布だよ!!ってか、メイドインって――」

ジョギン!!

ピカチュウはメイドイン~と書かれたタグを捨てた!!

 

「よーし、シゲル。バトルしようぜ!!」

 

「い、いいだろ!そんな偽ポケモンなんかが俺の相手になる筈無いんだよ!!」

シゲルとサトシがお互いの距離を開ける。

 

 

 

チャラララ~ら~ら~ら~らー!!

ちゃらららららぁ~ん!!

 

ライバルの シゲルが しょうぶをしかけてきた。

 

「へ!本物のポケモンバトルを見せてやるぜ!!

行け、ポッポ!!」

 

『ポッポー!』

 

 

 

「いけぇ!ピカチュウ!キミにきめた!」

 

『ピ”カ”チ”ュ”ウ”』

 

 

鳥ポケモンのポッポと、ネズミポケモンのピカチュウが向き合う。

タイプ相性ではピカチュウが有利だが、相手のポッポには空を飛べるアドバンテージがある。

 

「いけぇ!ポッポ!かぜおこしだ!」

 

「ピカチュウ!でんきショック!」

ポッポの風を交わしながら、ピカチュウが走る!!

 

「ばーか!そのピカチュウにでんきショックなんて使える訳――」

 

バチン!!!

 

『ボッボ………!?』

何かが弾ける音がして、ポッポが地面に落ちた。

驚くシゲル、ピカチュウ(仮)の手を見ると黒い塊が!!

 

「す、スタンガン……」

 

『ピ”カ”チ”ュ”ウ”』

満足したように、ピカチュウが胸のポケットにスタンガンをしまった。

 

「は、反則だろ!?」

 

「なにがー?普通にバトルしただけだろ?」

 

「ググググ……!!

いけぇ、コラッタ!!でんこうせっかだ!!」

 

『ちゅちゅー!!』

すぐにポケモンを交代したシゲルが今度はコラッタを繰り出す!!

ピカチュウの周りを高速で動き、正面から責めない姿勢だ!

 

「頑張れ!ピカチュウ!!」

 

『ピ”~カ”チ”ュ”ウ”!!』

サトシの応援を受けたピカチュウ!!!

自身の尻尾をつかみ、フォンフォンと高速で振るい始める!!

そして――

 

フォン!!ドガ!!

 

『ぎじゅ!?』

一瞬金属音がして、コラッタの脳天にピカチュウの尻尾がめり込んだ!!

 

「すっげー!金属の音……お前、アイアンテールが使えるのか!」

 

「尻尾に鉄板仕込んでるだけだろ!?ってか、コラッタ……

しっかりしろよ!!

おい、コラッタ?……コラッタぁああああああ!!!!」

シゲルがコラッタを抱き上げ、涙を流した。

すぐにボールに戻したので、死んではいないだろう。多分。

 

「くっそー、俺はポケモンマスターになる男だ!

いっけー!イーブイ!!」

 

『ぶぃぃぃ――――ぎゃぶ!?』

出現したてのイーブイ!!

その体がピカチュウの野太い蹴りの一発で吹き飛ぶ!!

 

がぁん!!

 

『い……ヴ……』

研究所の壁にぶち当たり、地面の落ちた。

 

「お、俺の負けだ……」

 

「やったぜ!初勝利だぜ!!」

 

『ピ”ッ”ピ”カ”チ”ュ”ウ”!!』

サトシとピカチュウのVサインが決まった。

 

「サトシー!図鑑を渡すのを忘れておった。

ほれ、持っていけ」

扉を開け、扉の前に倒れていたイーブイを踏みながらオーキドが現れ、図鑑を渡してくる。

 

「これはポケモンと出会うたびに自動で登録される優れものじゃ、この図鑑と共にポケモンを登録するのじゃ。

良いな?」

 

「はい!俺、頑張ります!!

早速ピカチュウからだ!」

サトシが、図鑑に登録されたピカチュウを見る。

電子音声の説明文が読みあげられる。

 

『高さ0.4m 重さ6.0kg

 

電気を 溜める 性質

時々 思い切り 放電

しないと ストレスを 感じる』

 

「あれぇ~?」

サトシは不思議そうに自分のピカチュウと図鑑のピカチュウを見比べる。

 

明らかに自分より大きな身長。

明らかに自分より重い体重。

さらに、胸のポケットから煙草ライターを取り出し、戦闘後の一服までしている。

 

ここで、サトシは或重要なことに気が付いた。

 

「俺のピカチュウがおかしい。」

 

 

 

 

 




ポケモンバトルって楽しいですよね。
色違い厳選で、色ゴーストが出ないのでイライラしました。
いろいろごめんなさい。
アナタのピカチュウは可愛いままです。

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