正義の味方候補の魔術使い   作:ラグーン

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ーーーーーふっふっふっ、はっはっはっ!遅れてすみません((土下座

え、えぇ。今回はなるべくギャグをメインに頑張ってみました。ギャグセンスがないため面白いかどうかはわかりませんが……やはり某神父を出すべきだったかなぁ((トオイメ

さて、さて、こんな前書きは無視をして、本文にどうぞ!


第11話 大海原での一休み

「やはり……暑いな。それなりに暑いことは覚悟はしていたが……」

 

水着やまともな服を持ち合わせていない以上どうするか悩んだ結果、俺の格好は、黒のアンダーシャツそして黒の長ズボンっといった格好だ。他にも服といえるものは一応あるのだがこちらの方が動きやすいのだ。動きやすさならば黒の外套を纏ってない状態もそうなのだが学園長とレヴィに却下された。俺個人としてその格好が慣れているんだが……ダメ出しされて手軽に準備できる範囲で考えた結果この格好にたどり着いた。それにしても外よりいくらかマシだろうがやはり暑いことには変わりない。もしかしたらだが外の方が涼しいのではないだろうか?っと思うがそれだと今より余計に暑く感じてしまうため考えることを放棄する。なんせ外には広大な青い海があるのだ。室内にいる俺らより外にいる人らのどちらかが涼しいのか考えることなど馬鹿馬鹿しい。自分から志願したわけではないが頼まれた以上サポートもとい監視は手を抜くつもりはない。それに左腕の火傷の跡、身体が傷跡だらけのこの身でどちらにしろ泳ぐつもりはなかった。周りが楽しんでいるというのにこんな傷だらけの男がいれば逆効果になることは明白なのだから。

 

「アラタ、注文の追加だ。魔王焼きそば2つ、ホットドッグ2個、コーラを2個だ」

 

「わかった……繁盛している分休む暇がないな」

 

深いため息を吐きながらアラタは不慣れな手つきで魔王焼きそばを焼くのを再開する。俺はそのため息に苦笑いで返すことしかできなかった。アラタの今の格好は暑いためか頭にタオルを巻き、黒のタンクトップ、迷彩色ショートパンツだ。海を泳ぐというより動きやすい格好でなおかつ涼しさを重視している。この暑さではその格好の方がむしろ丁度いいぐらいだ。

 

「だけどよ、本当にいいのか?」

 

「それはどういうことだ?」

 

「いや、だって南の島なんて滅多に来れる場所じゃないから恭介も楽しんできた方がいいんじゃないか?」

 

アラタの疑問は間違っていない。なんせ南の島、俗にいうバカンスといった状況なのは俺とて理解はしている。こんなところには滅多にこれる場所じゃないということもだ。確かに羽を伸ばすのならばここはうってつけであり現にクラスメイトや他の生徒らも羽を伸ばして楽しんでいるだろう。だがーーーーー

 

「アラタの疑問はわかるが俺はどちらかと言えば体を動かしている方が好ましい。まあ、学園長が少なからず俺にも利益があるように説明している以上サボるというのもな。それに数少ない友人を見捨てるのも気が引けるのだ、大きなお節介だとでも思ってくれ」

 

「本当に大きすぎるお節介だけど……本当に助かる」

 

ほんの少し照れくさそうにアラタは笑う。その姿を見て俺もつい笑みを漏らす。こういうのもなんだが男友達はアラタしかいないというのが現状のためアラタがいることは実に精神的にもかなり助かっていたりする。ただ、アラタいつも羽目を外しすぎていると思うのは内緒である。いや、もしかしたら俺以外にもそう思っている人はいるかもしれないな。

 

「ならもう一つ頼みたいことあるんだけどさ、いいか?」

 

「まあ、内容によるが……」

 

「焼きそば焼くの変わってくれないか?」

 

「それぐらい自分でしたまえ」

 

俺はバッサリとその頼みを断るとアラタから不満な声が聞こえてくるが聞こえなかったことにする。確かにアラタのサポートと言われたが責務は真っ当させるつもりだ。バイトの身であるから交代するときがあれば交代はするがな。

 

「自業自得です!そもそもアラタとアリンさんが学園を壊しちゃったからでしょうが!」

 

見慣れているベレー帽をかぶっている浅見先生は水着の上からパーカーを羽織っていた。不自然には見えないがベレー帽をかぶっていることが気になるが気にしないようにしよう。

 

「……そうは言ってもな」

 

アラタはバツ悪そうに表情を歪めて居心地の悪さを誤魔化すように頰をかく。確かにアラタは一番の被害者であるが、加害者でもある。しかし結果的に言うならば自業自得であるのは変わりない。そして聞いたかぎりでは浅見先生はその場に居合わせたので言い訳すらも通じないだろう。

 

「そうよ、旦那さまのせいだもの。しょうがないわ」

 

注文を取り終えたアリンが近づいてくる。アリンも海の家ということもありエプロンの下にはスクール水着を着ていた。しかし今に思えば俺とアリンは面と話し会ったことはなく俺が多少見かけたことぐらいだったはずだ。……俺が情報収集のためアリンとアラタを尾行したことも含まれるが。アリンの方は前回の学園長室での顔合わせで俺を姿を見たぐらいだろう。

 

「お前のせいだもあるだろうが」

 

「……つまり、夫婦の共同作業?」

 

「ふむ、そうとも言える」

 

ご覧の通りアラタとアリンは俺が尾行をした時より更に打ち解けておりこのような漫才のようなやりとりが行われている。本当に反省しているかと疑問に思ってしまうが反省していると思いたい。それに、浅見先生の体が小刻みに震えてるためそろそろカミナリが落ちるはずだろう。

 

「と・に・か・く!今後校舎を破壊するような実験は一切禁止ですらねっ!!」

 

ものすごい剣幕で怒る浅見先生の前ではふざけることができないのかきちんとした返事でアラタは答えた。アリンは少し困ったように難しいのねっと呟いていた。いや、ちょっとまってくれ。崩壊現象のアレは実験のようなものだったのか?……聞かなかったことにしよう。そうでもしないと学園長室での自身の発言を今ここで前言撤回したいと感じてるのだから。

 

「……はぁ、アラタの肩を持つのは今回で最後にしよう」

 

「なんか言ったか?」

 

「……気にするな独り言だ」

 

再度はあっと僅かにため息を吐いている俺を見てアラタとアリンは怪訝そうに見てきたが、すぐに大したことでないと判断でもしたのか、アラタは思っている疑問を浅見先生に聞き始める。

 

「処罰として労働を命じられたのはわかるんだけど……なんで南の島でなんだ?」

 

「……それは確かに疑問があるな。労働ならば学校の修理の方が効率がいいからな」

 

なんの理由があるかは知らないが何故このような場所で労働をすることを命じたかは興味はある。どちらかと言えば先ほども言ったように学校の修理を命じた方が良かっただろうに。少なからず俺も南の島で労働を命じた真意がわからない。まさに学園長のみが知るっと言ったところか。

 

「それはですね、予てより学園長の希望で南の島での修学旅行が計画されていたんです。なので、校舎が使えない以上、折角だから実行してしまおうっと」

 

確かに理由としては辻褄は合うな。元から計画されいた段階で学園が崩壊してしまった。校舎の復興など考えた結果、修学旅行を実行したと言ったところか?それにあのようなことが起きて生徒らは身を待って体験してしまっている。生徒らのメンタルケアも含まれているのかもしれないな。……まあ、あの学園長がそこまで考えているかはわからない以上、メンタルケアに関しては俺の勝手な憶測だ。

 

「ただアイツが遊びたかっただけなんじゃねーの?」

 

「……それで提案した学園長は?」

 

すまないが日頃の態度を知ってる以上俺もアラタ側だ。いるのならば今でも砂浜あたりではしゃいでるんじゃないか?前回、窓ガラスを突き破りながら現れるという前科があるからな。偽・螺旋剣(カラドボルグII)の威力調整をしたいため、いるのならば是非練習台として付き合ってほしいんだが。

 

「頑張って校舎を直してます」

 

「「なにっ!?」

 

浅見先生からの意外な回答に俺とアラタは同じタイミングで同じ言葉を漏らした。……あの男が校舎を直しているだと?多少評価を改めないといけないかもしれないな。変態というレッテルが変わることは断じてないが。

 

「凄かったんだなアイツ……」

 

アラタも多少なり学園長の評価が改まったのか微妙な表情を浮かべていた。浅見先生は聞き取れなかったのかキョトンとした表情だったがアラタの言葉に答えるように聞き慣れた声がそのことについて返ってくる。

 

「そりゃもう、あれでも学園長は一応この世界で5本の指に入る大魔道士ッスからね」

 

声の主の方へと視線を向ければやはりそこには水着姿のレヴィとセリナがいた。レヴィは何故か首元にマフラーしていることに気になるが触れないことにしよう。……なぜか妙な記憶らしきものが思い浮かべてアラタの顔色が青ざめている光景が目に浮かんだ。……うむ、深く関わらない方が良さそうだ。

 

「なかなか可愛い水着じゃねーか」

 

「あははっ、ありがとございます」

 

「ペタ属性の皆さんを悩殺ッス」

 

2人はアラタと談笑を始めたこともあるしアリンは今この場にいる。……そろそろ表に出て注文を取りに行かないとな。

 

「どうッスか、恭介さん。似合ってるッスかね?」

 

どうも逃がすつもりはないのか俺が移動するタイミングでレヴィは俺にも聞いてくる。ほんの少し笑みを浮かべいるところを見ると素直に感想を求めるいる様子ではないとみえる。

 

「少なくとも俺は似合っていると思うぞ」

 

「むぅー、もう少し率直な感想が欲しいッス」

 

少し頰を膨らませるところを見るとどうもお気に召さなかったようだ。しかし、率直な感想とはどのように言えば良かったのだろうか?……ふむ、記憶を探ろうにもその記憶といえるものが欠落しているためどう伝えれば良いかもわからない。

 

「……勘弁してくれ。俺にそう言った感想を求めても君の要望に応えられるような答えは持ち合わせてない」

 

「そこはもう少し考えてみましょうよ……」

 

何故かセリナからも呆れられた視線で見られる。理由はわからないが全面的に俺が悪いということは理解した。……そうだな、月並みの言葉ぐらいしか思い浮かばないが言わないよりかはマシなのか知れない。

 

「……まあ、そのなんだ。似合っているぞ」

 

レヴィから視線をずらして居心地の悪さに俺は頰をかく。満足ではないにしろ彼女は納得した感想をもらえたのか少なからず機嫌は多少良くなったようだ。居心地の悪さに俺はそのまま逃げるように注文を取りに行くと後ろからついてくる足音が聞こえるため振り向けばそこには意外にもアリンがいた。

 

「注文を取りに行くつもりならば俺が行くために問題はないぞ?」

 

「そうではないわ。貴方のことも見るようにと言われたから」

 

思わぬ言葉に眉をピクリと動かす。少なくともアリンはでアラタのみに執着していると思っていたが……奴の差し金か?念のため探りを入れる必要があるな。

 

「アリン、君にそう言ったのはもしや学園長か?」

 

「ええ、学園長に言われたわ。『魔王候補ではないもう一人の彼も注目しておくといいよ』って」

 

「……それだけなのか?」

 

「それだけよ」

 

俺の言葉に彼女は考えることもなく頷く。あっさりと答えてくれたことが以外でもあるがそれ以外にも学園長の真意が解らない。

 

(……交渉内容について忘れるほど馬鹿じゃないはずだ。少なくとも、俺の魔術を直接教えてるわけじゃない。奴の狙いはなんだ?駄目だ、ピースが足りなすぎてアリンにそうアドバイスした奴の理由がわからん)

 

少なくとも交渉内容についてはスレスレのことになるが理由がわからない以上動くとはできない。それにもしかしたらだがアリンにも俺についてサポートするように伝えているのかもしれない。……いや、その可能性は低いだろう。最悪、あの男に直接聞きに行けば済む話だ。素直に話すかどうか話は別であるが……行動しないよりマシだろう。

 

俺は今はアリンの行動を問題ないと判断をして注文を取るため客席へと向かう。注文を取っている時にチラリっとアリンの様子を見るがまたもや意外で俺と同じく注文を取っていた。それを見てアリンがどのような少女なのかは少なくともわかったような気がした。注文を取り終えてアラタに伝えるため厨房に向かっていると今は聞き慣れたカミナリが落ちたようで厨房方面から怒鳴り声が聞こえた。

 

「……またか」

 

「あれは旦那さま?」

 

アリンの表情は変わりなかったが今の俺は曖昧な表情をしているだろう。俺とアリンの視界にはセリナの手を握って逃亡しているアラタがいた。やはり今回も浅見先生を怒らせたのだろう。多少歩くペースを早めて厨房に向かえば案の定そこには若干涙目のレヴィとかなり落ち込んでいる浅見先生がいた。

 

「……今回の騒動はレヴィも共犯か」

 

苦笑いを見せるレヴィだが言い訳をしないところを見ると今回はやりすぎたと自覚しているのだろう。どのようなことをしたかその場にいた俺はわからないが……この厨房の雰囲気を感じ取るに下手に聞かないほうがよさそうだ。

 

「……もう、お嫁にいけない」

 

……あの浅見先生が落ち込んでいるんだ。下手に聞いたらこれ以上に落ち込ませそうで内容を聞こうにも聞けない。部屋の片隅で座り込むほどなのだから余程のことだったんだろう。しかし、いつまでもこの状況なのは非常に悪い。なんせまだまだお客はいるし、更に来店するのだ。アラタもいなくなった以上非常にマズイ。これから更に客が訪れることが多くなる……ならば俺がやるべき行動は一つだ。

 

「……アリン、君はこのまま注文を取りに行ってくれるか?」

 

「別に問題ないのけれど……貴方はどうするの?」

 

「アラタが不在な以上誰かが厨房に立たなければならない、しかし頼み棚である浅見先生は今はあの状態だ。……多少だが料理には自信がある。アラタが戻ってくるまで厨房は俺が立とう」

 

アリンがどれほど料理が出来るかわからないし、把握ができていない状況だ。そのため申し訳ないが彼女には注文を取りに行かせることに専念させることになる。俺は少なからず料理出来る身のため今切り抜けるにはその方法しかない。

 

「ええ、わかったわ」

 

「すまない、この借りはいつか必ず返そう」

 

アリンは嫌な顔一つすることなく頷いてくれた。かなり疲れることになるのにそれでも承諾してくれたアリンにはいつか恩返しをしよう。しかしいくらなんでもアリンに注文を取ることを全てを任せるつもりはない。それ故に俺はもう一人の犯人であろう彼女を巻き込むとしよう。

 

「……レヴィ、一ついいか?」

 

「……だいたいわかったッス。自分にも手伝ってほしいんッスよね?」

 

「理解が早くて助かる。君にもアリンと同じく注文を取りに行くことと料理を運ぶのを手伝ってもらいたくてな」

 

「それぐらいなら問題ないッス……けど、断っても初めから自分に手伝わせるつもりだったッスよね?」

 

「さてな、それは君の想像に任せる」

 

俺はニヤリと笑みを浮かべると悪役みたいッスよっとレヴィから言われてしまう。そんなつもりは一切なかったんだが……若干傷つきながらも俺はレヴィにやり方を説明する。すぐに理解したようでレヴィが頷くところを見て、次の行動に俺は動く。

 

「……浅見先生、少しいいですか?」

 

「……なんでしょう?」

 

非常に落ち込んでいるようで涙目に、いやすでに涙を流しているようだ。今この場にいない友人を恨みつつ慰めることに徹しよう。

 

「浅見先生、またアラタがやらかしたんでしょうか?」

 

「……いえ、今回はどちらかと言えば主にレヴィさんです」

 

……この場にいるレヴィに視線を向ければ冷や汗を出しながら俺から視線をずらしているようで主犯はレヴィであるのは間違いないらしい。だいたいわかった、レヴィがなにかしらのことをやりそこにアラタが便乗したのだろう。

 

「……私はもうお嫁にいけません。うぅ、あんなところを見られた以上された以上……もうお嫁にいけません」

 

思っている以上に浅見先生の傷が深い。時間をかけて傷が癒えていくのがいいかもしれないが……浅見先生の協力が必要不可欠だ。けれど協力云々の以前にこんな状態の浅見先生を放っておくことはできない。

 

「レヴィとアラタになにをされたかはわかりませんし、聞きませんが……浅見先生ほどの綺麗な人だったらきっと大丈夫ですよ」

 

「……無理ですよ。もうお嫁にいけない、あんな姿アラタに見られました。誰ももらってくれないですよ……」

 

「そうですか?俺は少なくともそうは思いませんが。浅見先生のような綺麗な人を俺は見逃したりしません。まだ出会って短いですが浅見先生はよく生徒のことを見ていますし、俺やアラタと年齢は近いはずなのに大変である魔道士の教師として常日頃から頑張っている浅見先生を見てきた俺だったら浅見先生を易々と見逃したりしませんよ」

 

俺はまだ浅見先生のことは全くもって知らないけれど、誰よりも生徒のことを見ていて、何事も真剣に真面目に取り組む姿勢は尊敬に値する。そんな浅見先生を見てきた俺は

少なくとも見逃したりしない。浅見先生のような綺麗な人と結婚が出来たとしたら男にとってはまさに天国のようだろう。……なぜか周りから視線が痛いが気にしないことにしよう。

 

「……本当ですか?私はまだお嫁に行けますか?」

 

「はい、浅見先生だったらきっとお嫁に行けます。それにいつも頑張っている浅見先生を見ている身としては、俺はそれを支えたいと思っています」

 

徐々に泣き止んできている浅見先生を見て俺はホッとする。やはり浅見先生のような綺麗な人は涙を流しているより笑顔が似合っている。それに浅見先生に魅力を感じていないわけではないため先ほどの発言は俺の本心でもある。常に真面目で頑張っている浅見先生に多少からず手助けをしたい、たとえ浅見先生がトリニティセブンの1人だとしてもだ。

 

「……ありがとうございます、衛宮さん。少し落ち着きました」

 

「……それはよかった。浅見先生のような綺麗な人は涙より微笑んでいる方が似合っている」

 

「えっ!?えっ、その、ありがとございます……」

 

浅見先生は何故か急に顔が赤くなってきたがどうしたのだろうか?熱があるのならば流石に手伝わせることはできないな。浅見先生は多少無理をしているような時と感じる時がある。真面目なのはいいことだが体調管理には気をつけるべきだ。

 

「体調が悪いのならば先に合宿に送りましょうか?」

 

「い、いえっ!大丈夫です!えっ、えっと、衛宮さんは私に何か用事があったのでは?」

 

強引に話を変えられたような気がするが本人が大丈夫だと言うのならば多分問題ないだろうが……本当に危険だと判断した時は合宿へと連れて行った方がいいだろう。

 

「はい、アラタが不在のため今人手が足りなくなってしまって……浅見先生には厨房のサポートを頼もうかと思いまして」

 

「それは構いませんけど……調理の方は誰がするんですか?」

 

「それは俺がやります。少なからず料理には自信がある方なので」

 

記憶がなくても体が染み付いているのか家事に関しては自信はある。少なくともゲテモノ料理にはなり変わらない自信があるため問題ないだろう。

 

「はい、わかりました。……あと、衛宮さん。無理して私敬語を使わなくていいですよ」

 

「いや、それは……」

 

「教師としての立場ですけど、私も衛宮さんとは近い年齢ですので。それに教師なので皆さんとはあまり年齢が変わらないのに敬語を使われて話されるのは少し寂しいんです。その点、アラタには感謝してたりしてます。あっ、このことについてはアラタには秘密ですよ?アラタが知ればすぐに調子に乗りますので」

 

俺が頷くと浅見先生は嬉しそうに笑顔を向けてそのまま会話を続ける。

 

「ですので……もしよかったら私にも普通に接してください。アラタ、レヴィさん、セリナさんと接しているように。……無理にとは言いません」

 

少し寂しそうに笑う表情を浮かべる。年齢が同じ人から敬語を使われて話されるのは寂しく感じていた。その気持ちは浅見先生が感じている孤独感だ。……そんな1人の少女としての憧れを拒否することなどできやしない。

 

「……了解した、浅見先生。次からはこのように話しかけることになるがいいだろうか?」

 

「……はい、ありがとございます。衛宮さんから敬語で話しかけるのは少し違和感を感じていましたから」

 

「……そう思われていたとは少し傷つくな」

 

お互いにクスリと笑みを漏らす。このまま浅見先生と談笑していたいがその時間はまたの機会にしよう。今はこの戦場(料理)を行うことが先決だ。

 

「……浅見先生、サポートを頼むがよろしいだろうか?」

 

「はい、私でよければ手伝いますよ。教師としても何もしないでいれませんから」

 

実に頼もしい返事をもらえて俺は静かに笑みを浮かべる。さてならば、始めよう。ここから先は戦場だ、一歩たりとも間違えれば全てを失うことになる。俺は鉄板の前に立つ、浅見先生には背中を見せている状態だ。

 

「……浅見先生、一つ確認したいことがあるがいいかね?」

 

「……なんでしょう?」

 

「作るのは構わないが別に、ーーーーー完売してしまっても構わんのだろう?」

 

俺はニヒルに笑みを浮かべる。浅見先生は静かに首を縦にして頷いてくれた。ならば俺はその浅見先生の信頼答えよう、全身全霊でそれに答えなければなにが正義の味方(料理人)かっ!!

 

 

ーーー後にこの海の家は毎年この日限定であるが完売するようになるようになったと答えておこう。




いやー、fgoにて武則天が来てくれてはしゃいでるラグーンです。武則天に聖杯使おうか迷ってますけど、やはりアサシン枠はパライソなんだ!ごめんね、武則天……!

……そうですねぇ、何度も言います。この作品のメインヒロインはレヴィさんです!これは揺るぎませんので!この言葉は信じてください!……今回は浅見先生ことリリスちゃんの回でした☆……次回こそきっとレヴィさん回です、してみせます((アキオ、ミラ、セリナ、この3人の中の1人の回になりそs((黙

次回はお待ちかねの(誰も待ってねえよ)混浴回ですよ!テンションが自然と上がるのは仕方ないですよねぇ!?きっと、してみせますとも!その前にオリジナル回入りそうなんですけどね……((トオイメ

次回の更新も未定ですけど気ままに待ってくださると嬉しいです!誤字&脱字の報告もお待ちしております!

(え?浅見先生の慰めてる内容どうにしろって?……自分にはあれが限界なので……許してください(土下座
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