正義の味方候補の魔術使い   作:ラグーン

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今回は頑張って早く投稿できました!ふっふっ、スラスラと書ける!これが、これが我が力なり!((いつも遅いだけ

だいぶ色々と詰め込みすぎて混浴回は次回に伸びたんですけどね((白目
いや、本当にごめんなさい。次回壮大に混浴回!って言っておきながら書けなくてごめんなさい……今月内にあと一回投下するので許してください((土下座


第12話 2人の秘密と彼女からの一つのお願い

南の島内にある一軒の旅館にて俺は指定された部屋で椅子に座り頭を悩ませることが起きた。

 

「……さて、どうするか」

 

南の島内で一泊する予定である旅館に向かい、ついたのは良かったがのだが別の問題が発生してしまったようだ。はっきりと言えば些細な問題であるのだが……楽しんでいる者たちの気分を害することであるためそれだけはどうしても避けたい。気にする必要などないっと言われたらそれまでのため非常に相談がしにくいこともある。

 

「着物の袖が長いのが救いか。……図太い神経ならば気にすることはなかったかもな」

 

つい数十分前の着物の袖のおかげで左腕の火傷の傷が隠れる事に喜んでいた自分が阿呆らしい。それ以上の難題が今直面しているというのに……どうもバイトの時の興奮が収まっていなかったようだ。こんな当たり前に直面する問題をうっかり忘れるわけないだろうに。

 

「……仕方ない、浅見先生に相談しよう。理由を話せばわかってくれるはずだ」

 

俺が記憶喪失であることを知っており、尚且つ安心して相談できる浅見先生に頼るしかない。独断で決めた時には浅見先生に負担がかかるだろう。それならば温泉に入る前に相談した方がいいはずだ。重い足取りで俺は部屋から出て浅見先生の部屋へと向かう。

 

(相談するにしろこの傷跡の多さは説明ができないのが現状だが……しょうがないか。難しいと言われた時は潔く引き下がる事にしよう。浅見先生に負担をかけること自体、俺自身が好んでない)

 

疲れが溜まっているはずの浅見先生には今回の修学旅行では疲れを癒してほしいこともある。周囲の目が向けられ居心地が悪くなることぐらい我慢はできる。そう考えながら教えてもらった浅見先生の部屋の近くまで来ると、浅見先生の部屋の前に扉に耳を傾けている見慣れた2人がいた。

 

「……なにやってるんだ?」

 

視力にはかなり自信があるため遠い場所であるが、間違いないく耳を傾けているのはレヴィとセリナだろう。それに耳を傾けているよりどちらかと言えば盗み聞きしていると言い換えた方がいいかもしれない。何故か今あの2人に話しかければとばっちりを受けるような気がする。そしてなにかしら会話が盛り上がっている様子で扉から2人は少し離れるると、やがて扉が開く。するとピタリっと2人の会話が止まったところをみると……ああ、やはり浅見先生か。話しかけないで良かったと僅かながら安堵をしつつ、浅見先生からの鉄拳制裁が終わったところで俺は止まっていた足を動かし始める。流石トリニティセブンと言うべきなのか、俺の気配でも感じ取ったのか、浅見先生とレヴィが俺の方へと視線を向ける。

 

「……全くレヴィは懲りたんじゃなかったのか?」

 

「自分はいつでも平常運転ッスよ。……それにしても見てたんでしたら話しかけてくれても良かったと思うんッスけど」

 

「さてな、なんのことやら。あと、セリナも今回で懲りたのなら今後は控えるか、やめた方が身のためだと思うぞ」

 

「やっぱり見てたんですよね!?……たまに思うんですけど、衛宮さんって割と性格意地悪ですよね?」

 

そんなことはない。今回はあくまでも偶々見かけただけであり、こんな展開になるとは予想していなかったさ。答えとしてニヒルに笑みを浮かべるとやっぱり確信犯だ!っとセリナから不満な声が聞こえてくるが……盗み聞きをしていた以上自業自得だ2人とも。迎える結果が変わるとしても俺にも被害が出ることぐらいだからな。

 

「衛宮さんの言う通り、今後はやめてください。衛宮さんはどうしたんですか?」

 

注意をされたレヴィとセリナは間の抜けた返事をするところ見ると再度同じことをするだろう。全く、懲りないようだなっと内心でつい苦笑を漏らしてしまう。

 

「いや、浅見先生に相談があったのだが……」

 

「相談ですか?」

 

 

「ああ。けど先ほどの盗み聞きをしていたあの2人を見る限り、すでに先客がいるのだろう?」

 

「はい、アリンさんとアラタがいますけど……」

 

アリンはアラタについて来たと考えられるし……アラタが浅見先生に用があって既にいるようだし。……さて、どうしたものか。

 

「とりあえず一度部屋に入りましょう。立ち話もなんですので」

 

「いや、俺は部屋にもどーーーー」

 

「はいはい、恭介さんも自分とセリナさんと一緒に入室するッスよ」

 

「先ほどの仕返しですからね」

 

「……わかったから押すのはやめてくれ」

 

部屋に戻ることを言う前に背中からレヴィとセリナが押してくる。……退路を断たれた以上逃げ切れないため潔く今回は諦める事にしよう。俺たちの光景を見て浅見先生は苦笑い浮かべていた。俺の願いは奇しくも叶わずそのまま2人に押される形で入室する事になった。

 

「……なんで2人から押されてるんだ恭介?」

 

「衛宮さんが逃げようとしたのでレヴィさんと協力したんです」

 

「こうでもしないと恭介さんは部屋に戻るッスからね。つまり強硬手段ッス」

 

してやったりっとセリナとレヴィはVサインをする。逃げようとするかはともかく部屋に戻ろうとしたのは真実のためなんとも言えなかったりする。全くこうやって振り回されるのになれてしまっている自分を見ると、慣れとは怖いものだと心底思う。

 

「……なんで2人はこういった時に意気投合するんだ」

 

「いつものお返しッス」

 

「いや、お返しと言われても身に覚えが全くないんだが……」

 

いや、お返しってなんなのさっと聞いてもレヴィは首を横に振るだけで答えてくれる様子はなく渋々諦めることにする。まあ……この課題は今は置くことにしよう。とりあえず戻るとしよう……この室内にはいつものメンバーであるが不安定要素しかないからな。

 

「……さて、俺は失礼させてもらう。少し用事を思い出してな」

 

今回も戦略的撤退がオススメなのだ。アラタとレヴィ、この2人がいるだけで収拾がつかなくなるのは海の家のバイトでわかった。……その現場にいなかったため内容は知らない。けど言おうにも言えないことだというのは理解したから深くは言及しなかっただけだ。戦略的撤退を行う前に浅見先生から呼び止められる。

 

「あの、今回も衛宮さんが居てくれると非常に助かるのでお願いします。流石に私だけだと……不安しかないので」

 

「浅見先生の言っていることは非常に理解できるんだが……」

 

「そう、ですよね……無理にとは言いません」

 

非常に理解できるからこそ浅見先生の落ち込む姿を見せられるとこちらも弱る。セリナはそこそこ常識人ではあるのだが悪ノリする時はとことん悪ノリする。レヴィとアラタはもはや手遅れと知り合いならば頷くほどスケベなのは間違いない。そして学園長も連鎖的に頭に浮かんで、俺はその場でつい頭を抱えてしまう。こう、なぜ浅見先生の周囲には常識人が欠けているのだろうか?今度甘い物でも振る舞おう。浅見先生が余りにも不遇すぎるではないか……そしてこの室内にはアリンは悪ノリするかわからいが、その悪ノリする3人が揃っている。浅見先生には何かしらの呪いでもつけられているのか?

 

「なあ、レヴィ。なんか恭介とリリスの仲が進展しているような気がするのは俺の気のせいか」

 

「アラタさんとセリナさんが逃亡した後、恭介さんはリリス先生のこと口説いていましたッスからねー」

 

「ええ、それは私も見ていたわ」

 

「ぬぐぐっ、記者として見逃してはいけない場面を見逃してしまっているじゃないですか私!レヴィさん、衛宮さんはどんな風に浅見先生を口説いていたんですかっ!!」

 

「バッチリ覚えてるッスから後で教えるッスよ」

 

「誰が口説いていたか戯け!俺はただ浅見先生を慰めていただけだ!」

 

アリンとレヴィがいたことはしっかりと覚えているからな。いくら記憶喪失で覚えていた記憶と思い出した記憶がまだ少なくとも、厨房場には2人がいたことは少なくとも俺ははっきりと覚えている。その2人から俺が浅見先生を口説いていたと捏造されるのはたまったもんじゃない。

 

「あと、仮にそうだとしても俺と浅見先生が釣り合うわけなかろう。俺は記憶喪失で身元不明の男であるのは忘れないでくれ」

 

なぜか浅見先生とアリン以外から呆れた視線で見られているのは何故だろうか?特にレヴィからの視線が誰よりも厳しいんだが……。

 

「いや、あれを口説いてないと言うのにはちょっと無理があるッスよ。『俺だったら浅見先生を易々と見逃したりしない』っとか、『いつも頑張っている姿を見ている身としては、浅見先生を支えていきたい』って言ってたのがなによりの証拠ッス」

 

「いや、確かにそう言ったがな!?」

 

「そして最後には『涙より微笑んでいる方が似合っている』で終わらせてるッスよね?」

 

「いや、それは真実だろう。浅見先生のような綺麗な人は微笑んでいる方が似合っているじゃないか」

 

「……うわー、やっぱり無意識で言ってるんですねこの人」

 

「……少なくとも記憶喪失前でもこの天然タラシは持ち合わせていたのは誰もがわかるッスよ」

 

はぁっとレヴィとセリナから壮大なため息を吐いている。浅見先生はなぜか頰を赤くして俺から視線をずらしている。……いったい俺が何をしたって言うのさ?

 

「うーむ、もしかしてこれって俺は色々と出遅れているパターンか?」

 

「大丈夫よ、だんな様。私はだんな様一筋だから」

 

「アリンのこと信じてるぜ」

 

そこの2人は漫才をするより助け舟を出して欲しいんだが……ああ、空気を壊すことだけに長けている学園長がいればこの雰囲気も壊してくれることを願えたんだがな。……いや、あの男なら悪ノリするだろうな。その時は遠慮なく校舎ごと吹き飛ばしてやろう。

 

「あ、あの時の話はこれで終わりですっ!!これ以上聞く場合は遠慮しませんからね!!」

 

微かにまだ顔が赤い浅見先生は何処からか取り出したのかハリセンを持っていた。あのハリセンのサイズを見るからに間違いなくかつてアラタを一撃でノックダウンさせた、あの懐かしいハリセンだろう。その証拠にアラタは古傷でも疼いたかのように頭を抑えてるからな。ハリセンのサイズを見てセリナは渋々引き下がり、アラタを一撃でノックダウンさせた光景でも思い出したのかレヴィも表情で納得していないものの引き下がった。

 

「ふぅ……相談する前から妙に疲れが溜まってきたな」

「原因は貴方だと思うのだけれど?」

 

「……どうやらそのようだ」

 

少し疲れた表情を出すとアリンから的確な指摘をされて苦笑いを返すことしか出来なかった。アリンはたまに的確な指摘をしてくるから頭が上がらなくなる。それすらも跳ね除けるアラタはいろんな意味で尊敬をしてしまうが……口にはしないほうがよさそうだ。

 

「それでかなり今更聞くのはわかるんですけど……アラタさんはいったいリリス先生となに話してたんですか?」

 

「ほら、俺もようやくテーマを見つけて魔道書っぽくパワーを発揮できたわけだろ?」

 

「ああ……あのスッポンポン魔術ですか……」

 

謎の魔術名とセリナの表情を見る限りとりあえずアレな魔術なのだろう。……いや、考えることもなく謎の魔術名でセリナながどんな被害を受けたか容易に想像できるな。いや、アラタらしいと言えばらしいのだが……。

 

「あれで崩壊現象を消したのも確かだしな。俺もついに魔導師デビューしたわけだ。これで、ようやく聖を取り戻せるってな!!」

 

力強く拳を握り今まで見たことがないぐらいにアラタは真剣な表情だった。聖っと言うのは明らかに人物名であり、アラタにとってはとても大切な人なのだろう。

 

(……なぜ、だろうな。妙に羨ましく思うのはどうしてだろうか?)

 

決意しているはずの理想、衛宮切嗣な理想を叶えなくちゃいけないのに羨ましい。そんな感情が生まれたことに俺は戸惑いが生まれてしまう。

 

(空っぽな俺が唯一思い出して、目指さないといけない理想じゃないか。それを嬉しく思っているのに、それを切嗣の変わりに目指さないといけないのはわかってるのに……ああ、本当になんでだろうな。心の奥底、いや、身体奥底から羨ましく感じる……)

 

この感情の意味を記憶を失う前の俺ならば理解できるのだろうか?空っぽな今の俺では到底理解できなかった。いくら思考を回してもどうしても……わからなかった。けれど何故か幻か幻影だったかはわからないけれどあの銀髪の少女の言葉が思い出す。

 

『また恭介はその道を選ぶんだね』

 

『誰かの幸せのためじゃなくて、自分の幸せのために生きて』

 

今でもこの言葉の意味はわからないけど……あの銀髪の少女が誰なのか分かったらこの言葉の真意に気づくのだろうか?それとも……全ての記憶を取り戻せば羨ましいっと思ったこの感情を理解できるのだろか?少なくとも今の俺には理解ができなさそうだ……。

 

「恭介さん、どうしたんッスか?急に難しい顔をして」

 

「……いや、気にしないでくれ。少し考えごとをしていただけさ」

 

「考えるのはいいことですけど……今後どうするかきちんと聞いてたッスか?」

 

「今後?」

 

「……妙に恭介さん今日は抜けてるッスね。旅館の散策しながらアラタさんの魔導師になった理由を聞くことになったッスよ。ちなみに恭介さんは拒否権はないッス」

 

「……俺の意思を無視するのはやめてくれ。はぁ、もう好きにするといいさ。多少からず興味はあるからな」

 

「相変わらずの捻くれッスねー」

 

少しニヤついた表情をしながらレヴィは俺の右腕に絡みついてくる。わざとなのか無意識なのかわからないが慎ましくても柔らかい感触が右腕に感じる。……いや、レヴィの性格を考えると間違いなくわざとだな。

 

「……前にも言ったが君は可愛いだからーーー」

 

「今すぐ止めるんだ、って言いたいッスよね?」

 

「……わかっているのなら今すぐ離れるんだ」

 

「答えは否ッス。さあ、行くッスよ!アラタさんたちは先に出てるッスから」

 

……こうなったら止めようにも止められないため俺は深いため息を吐いて右腕になるべく意識を向けないようにする。きっとだが浅見先生のハリセンの一撃は回避できまいっと鬱になりかけているが……その時は心を決めてその一撃を喰らうとしよう。

 

 

 

「おちゃらけた人かと思ってましたが、意外とシリアスな理由があったんッスねぇー」

 

「ええ。いつもの姿だと想像しにくいですが、崩壊現象の際に消えてしまった聖さんを取り戻すために魔導師になったんですよ」

 

「魔導師になって、魔道書を使いこなせるようになれば聖を助けることができるって思ったわけだ」

 

「おおー、主人公っぽいですねー!」

 

そうだな確かにアラタの普段の姿を見ている身としては想像もつかないな。学園長室の時とアリンから閉じ込められた時にはそれっぽい雰囲気はあったが。……ん?俺が何故会話に入っていないかだと?ああ、話す必要などあるまい。レヴィに腕を組まれた状態で合流したため案の定ハリセンによる一撃を喰らったわけだ。一瞬だけ意識を失い、タイガー道場って謎の単語がチラついたが、激しく嫌な予感がしたのでなんとか瀬戸際で意識は戻った。頭には見事なタンコブが出来ているためそれを冷やしている最中だ。その時の光景を見ていたアラタ曰くだが『あれは俺以上の威力があったと思うぞ』らしい。

 

「……なんでさ」

 

「貴方もだんな様と似ているもの。自業自得って言うのかしら?」

 

「アリン、それは聞き捨てならない。俺がいつアラタのような発言をしたんだ」

 

「これが学園長の言っていた、天然女たらしなのね」

 

……さて、あの男の死刑判決は確定のようだな。ああ、構わないさ。学園長を仕留めることが悪ならば、俺はそれで構わない。学園長を仕留めるためなら悪にだってなってみせる。学園長を仕留めることは間違いなんかじゃないんだから!

 

「そう言えばさ、俺ずっと気になってたんだけど……恭介の魔術ってなんなんだ?」

 

 

「衛宮さんの魔術ですか?確かーーームグッ」

 

……危なかった。今までの中で一番危なかったぞ。セリナには悪いがその情報を話させるわけにはいかないため手で口を塞がせてもらっている。

 

「すまない、少しセリナと用事をがあることを思い出した。すぐに戻るから待っててくれ」

 

バシバシとセリナから腕を叩かれているがこれだけは譲れない。いや、本当に今すぐ謝罪したいのだがレヴィ以外の視線から逃れるため、元来た道を戻り視界を遮る場所まで戻ってくる。僅かながら冷や汗をかきながらも俺は塞いでいた手を離す。

 

「く、苦しかった!急になにするんですか!?」

 

「いや、先ほどのことについては本当にすまない。しかしだな、どうしてもあのような手段を取らなければいかなくてだな……」

 

「流石に強硬手段すぎますよ!?」

 

「……本当にすまない。すまない、悪気はないんだそれだけは信じてくれ」

 

先ほどの非礼を謝罪して深々と頭を下げる。悪気はないことはわかってくれたのか今回だけですからねっ?と少し怒った様子だったが許してくれた。安堵を漏らしてしまうがとりあえず早めに本題に入ろう。

 

「衛宮さんがあんな行動をした理由はなんなんですか?理由がないと流石に怒りますからね?」

 

「ああ、あんな行動をした理由に関してはきちんと理由がある。時間がないため詳しくは説明できないが……俺の魔術に関してはアラタを含め、トリニティセブンのメンバーには秘密にしてほしい」

 

「えっと、どうしてですか?衛宮さんの魔術は錬金術ですから別に隠すようなことじゃないと思うんですけど……」

 

「……それでもだ。お願いだセリナ、俺の魔術に関しては秘密にしてほしい」

 

「……その理由を教えてくれますか?」

 

……やはり言うべきだろうか?いや、駄目だ。投影魔術について教えることはやめよう。教えたり、知られればするほど俺の投影魔術がばれやすくなる。それだから避けなければならない。ならば嘘の理由でも言うか?いや、駄目だバレた時のリスクがでかすぎる。そして何より、セリナに嘘をつくことはしたくない。

 

「……それは、できない」

 

「…………うぅっ!記者としたら非常に気になることなんですけど、衛宮さんには助けてもらいました……わかりました。衛宮さんの魔術については秘密にしておきます」

 

本当に謎だらけなんですからっと小言を言われるが先ほどの言葉で俺はほっと息を漏らす。

 

「あっ、でもレヴィさんは知ってるんですよね?」

 

「あ、ああ。レヴィは俺の魔術については知ってるがそれがどうかしたのか?」

 

「いえ、なんでもありませんよ。ただ確認したかっただけですので」

 

怪しげな笑みを浮かべているところを見る限りでは嫌な予感しかしない。……いや、これ以上のセリナへ要求するのは間違いだし、ここはレヴィのことを信じよう。レヴィもその辺のことについてはきちんと理解してくれていると切実に思いたい。

 

「私が無料で秘密にするのは非常に癪なので、一つだけお願いがしたいんですけどいいですか?」

 

「俺ができる範囲なら別に喜んで引き受けるが……」

 

「うーん、頼み込む側ですが流石のお人好しぶりに少し心配が……いえ、それも衛宮さんの良さなんですけれど……」

 

急にブツブツと小声になるがきっと悩んでいるのだろう。ふむ、できる範囲ならなら喜んで引き受けるが流石に悪ノリを一度だけでも参加するなどだったら普通に魔術をバレてしまった方がいいレベルだからな。その時はその時で考えるか。よしっと声を出したところを見るとお願いを決めたのだろう。首から下げているカメラを握りにながらセリナはゆっくりと口を開く。

 

「もし、私が困っている時は、その時は力を貸してください。それが私からのお願いです」

 

「……こんな俺でよければいくらでも力を貸すさ。それがセリナからのお願いなら俺は喜んで引き受けよう」

 

「絶対ですからね?」

 

「勿論だ。俺はこの状況で嘘はつかない。不安があるのなら誓いを立てても構わないが?」

 

「誓いを立てなくても衛宮さんなら、私のこと、ううん、レヴィさんのこと、皆さんのことも助けるじゃないですか」

 

「さて、どうだろうな?助けないかもしれないぞ。俺だってそこまでお人好しではないからな」

 

「いえ、確信を持って言えます。衛宮さんならきっと助けるって、少なくとも私はそう思ってますから。そろそろ戻りましょう、アラタさんたちから怪しまれますからね」

 

クスリと笑みを浮かべてセリナは俺を引っ張るように連れて行く。今日は連れ回されてばかりだなっと苦笑いをつい浮かべてしまうが……やはり慣れは怖いものだな。少しからず楽しんでいる俺がいることに嬉しく思う自分がいるのだから。






ふっと、気づいたんですよ。今現在進行中のトリニティの巻数を見たんです。するとまだ二巻なんですよね……それもようやく半分なんですよ?あれ?これって今年中にルーグさんと戦闘できるかできないかじゃね?って思ってきたので頑張って投稿速度上げます。これはもう、詰め込みたいことがありすぎて……せめて、せめて今年の内にルーグさんと戦闘までにはいきたいんです!

……え?今回も主役がセリナだって?すまない……本当にすまない、けど大丈夫だ!次回は本当にレヴィさんの回にしますから!混浴回だからこそレヴィさんは更に動きやすくなるんですよ!そう、約1ヶ月という付き合いがあるからこその余裕ってやつですよ!((殴

次回こそ、本当に、本当に混浴回です!内容の期待は裏切るかもしませんが……原作内容の混浴回だけは裏切らないんだから!

(皆さまApocryphaコラボお疲れ様でした!自分は無事にジーク君とイベント礼装凸を終わらせましたbそしてケイローン先生もお出迎えして、ケリィも宝具レベル2なるとは……アサシン枠が最近魔境と化しているのでは?っと少し怖くなってます((震え声

あ、今更ながら武則天も宝具レベル2になったりしてます((白目
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