ソードアート・オンライン 一人の少年の物語(旧)   作:お砂

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詩乃と小学校生活
1話


〜西暦????年?月?日~

 

 

ここは...一体どこだろうか...

 

一人の少年──────飛羅柊也(ひらしゅうや)が目を覚ます。

 

 

ぼんやりと目を開け、今まで見なかったものばかりがある。しかし、どれもどこに何があるのかが分かる不思議な状態だ。カレンダーを見る。

 

柊也「今日は...2019年...2019年!?」

 

柊也 (あれ?確か僕が生きていッ!)

 

その時、頭に痛みがはしった。尋常じゃない痛み。まるで炎に焼かれるような痛みだった。

その痛みは徐々にやんでいき、何を考えていたのか忘れてしまった。

 

柊也「あ、学校!!!!」

 

柊也はれっきとした小学4年生だ。遅刻20分前のことに気付き、急いで歯を磨き、朝ごはんを食べる。

ちなみに朝食はピザトースト、朝食の中では僕の一番好きな食べ物だ。

 

柊也「行ってきます!」

 

母親「行ってらっしゃい」

 

登校道に入る。この時には、遅刻5分前となっていたので、走って学校に向かう。

そこに脇道から一人の少女が現れた。柊也はかわしきれずぶつかってしまった。

 

柊也「痛たた...」

 

???「痛た...」

 

柊也「大丈夫?」

 

???「ええ...」

 

柊也「ごめんね、急に飛ぶ出してぶつかってしまって!」

 

???「大丈夫よ。あなたこそ大丈夫?」

 

柊也「大丈夫大丈夫!」

 

そこで初めて顔を上げ、少女を見る。

その様相は、ショートカットされている髪の毛、一目見ただけで物静かそうな子だと思った。

 

柊也「あ、学校!ごめん!もう行かなきゃ、じゃあね!」

 

僕はその子と別れ、学校へ向かう。

学校に到着したのは、遅刻1分前だった。

 

柊也(危ないー、セーフ!)

 

そう思った彼は素早い動きで教室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜西暦2019年4月6日午前9時30分〜

 

 

この日が始業式であり、入学式も執り行われた。

新入生を迎え、柊也も小学4年生となった。

しかし、いくら進級したとしても生活が激的に変わるわけでもないので、極々普通な生活を送っていた。僕はいつも通り、1番隅っこの席に座る。

 

先生「みんなおはよう!今日から僕がこのクラスの担任をすることになりました。よろしく!」

 

クラス一同「よろしくお願いします!」

 

柊也 (また学校が始まるのかー)

 

先生「では早速────────入ってきてくれー」

 

ガラガラガラ──と教室の戸が鳴り響く。

 

そこから、一人の少女が入ってきた。

その少女は、ショートカットした髪の毛であり、物静かな見た目だ。

 

先生「今日から、このクラスに新しい友達が加わります!詩乃ちゃん自己紹介お願いできるかな?」

 

詩乃「はい。朝田詩乃です。皆さんよろしくお願いします」

 

柊也以外の男子一同「おー!可愛い!!!」

 

柊也(あれ、どこかで...あ!)

 

先生「じゃあ、席が空いている柊也近くに座ってくれ」

 

詩乃「わかりました」

 

そういった彼女は、落ち着いて1歩1歩進んでいき柊也の近くの席に座る。

僕はその子対しての第一声を...

 

柊也「さっきはごめんね。怪我していない?」

 

詩乃「もう済んだことだしいいわよ。気にしていないから。」

 

先生「それじゃ、入学式終了後の次の時間に漢字のテストを行うから準備をしてねー」

 

えー!と教室全体に鳴り響く中、柊也と詩乃は先生の話を無言で聞いていた。

 

先ほど先生が言ったように、入学式が終了した後、漢字のテストを行った。

僕は自信がないとは言えないけど、自信があるとも言えない、いわゆる普通という状態だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜西暦2019年4月6日11時30分〜

 

先生「漢字のテストの採点が終わったから、返していくぞー。100点の子はいなかったが94点の子が2人居たぞー。まずその2人から返していくぞー。まず、朝田詩乃!」

 

教室から「おー!」という声が鳴り響く。そして、詩乃は笑顔でテストを取りに行った。そんな表情をするってことは、今までこんな感じに褒められたりしたことがないのだろうと柊也は悟った。

 

先生「そして、2人目は、飛羅柊也!」

 

まぁ、わかっていた。僕の名前が呼ばれた時は、特に何もなく、「おー!」という歓声の代わりに、「またあいつかよ」「いい顔しやがって」「カンニングしてんだろ」といった罵声が飛びかかる。

テストを取りに行くことがとても辛い。でも、自分でそうしたことなのだと気持ちを切り替える

テストを手に取り、自分の席に戻る。

しかし、僕の隣の席に座る少女は違った。特に歓声をあげるわけでなく、ただただ拍手をしていた。僕はそれが嬉しかった。

 

この調子でテストは一気に返される。テストを返され、帰りのSHRが終わると柊也は一人で学校の玄関にいた。

帰ろうと思い1歩を踏み出すと右から...

 

詩乃「ねぇ飛羅くん、どうしていつも一人なの?」

 

柊也「え、何故だろうなー?」

 

詩乃「あなたもしかして、わざと一人になろうとしている?」

 

思わずギクッっとしてしまう。その反応隠すように...

 

柊也「何故そう思った?」

 

詩乃「だって、私と話をしている時にはとてもはつらつとしているのに、それ以外だととてもつらそうだもん。」

 

詩乃はよく他人を見れていると思った。

そう、僕はわざと一人になろうとしている。

何故かはわからないけど、勝手にそうしちゃってる。

何故だろうか...何故何故な...

 

柊也「ッッッ!!!」

 

また朝みたいな激痛がはしった。いや、それ以上。

頭からの信号が胴体絵と伝わらなくなり、「飛羅くん!?大丈夫!?」という声が聞こえる中で、僕はその場で倒れた。

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