~2019年7月30日午後1時00分~
柊也said
目を開けると見慣れない天井が広がる。ここはどこだろうか。いつも寝ているベットの感じでもない。この条件がそろって、自分の家ではないということがすぐにわかった…のはいいのだが、本当にここはどこだよ。目を左へ向ける。そこには、ガラス張りされている壁がある。外に広がる景色…きれいだ…。ん?左から何か聞こえるような。スゥースゥーと。今度は、その音が鳴る方向へ目を向ける。そこにはベットに顔を乗せて眠る、僕の唯一の友達――――――朝田詩乃さんがいた。ずっと寝っころがるのも退屈なので僕は、上半身を起こす。ギギギギー。僕が動いたときになった音だ。その音のせいで、朝田さんがゆっくりと目をかけ始めた。ゆっくり寝さしてあげたかった…
詩乃「ん、ふぁ~…あ、比羅くんおはよ~」
柊也「おはよう」
詩乃「比羅くん…比羅くん!?だ、大丈夫なの!?」
柊也「ん?この通り元気だけど?」
詩乃「そうなの…よかったぁ…1日ぐらいずっと寝ていたから、心配したよ…」
はぁ!?1日寝てたぁ!?
確か昨日、朝田さんと一緒に遊んでいて…遊んでいて…「kirito」だ・・・この文字、この言葉を見てから、記憶がない…あ、そうだ。ここはどこだ。
柊也「ここってどこ?」
詩乃「え?どこって…病院だけど…」
柊也「へ?」
思わず声を出してしまった。
詩乃「…覚えてないの?」
柊也「うん。昨日遊んだとこまでは覚えてるんだけどね」
詩乃「そうなんだ…」
しばらく沈黙した時間が続く。静かだ。外の木々が揺れ、葉と葉がふれあい音を奏でている。こうやってゆっくりするのも良いな。
柊也「朝田さん、何でここにいるの?」
詩乃「心配したからに決まってるじゃない!…邪魔だったかしら…」
柊也「いやいや、そんなことは思ってないよ。確かこんなに大きい病院は朝田さんの家の近くにはなかったはずなんだけど…そこまでして僕のお見舞いをしてくれなくても良いのになと思っただけだよ…ここに来るだけでも大変なのに…あ、ありがたいんだけどね!?」
詩乃「私が心配したんだから…大変だとか思わないわよ」
柊也「そうなんだ…」
僕は、自分のことを心配してくれたり、気を使ったりしてくれる朝田さんにとても感謝する。申し訳ないという気持ちがこみ上げてくるが、彼女がそういうのであればと気持ちを押し込む。
詩乃「あ、起きたら連絡してといわれた」
そういい、詩乃は病室を出る。少し落ち着いた。さて、あの「kirito」というのは何者だったんだろうか。そして頭の中に残る黒コートの男はいったい誰なのだろうか。考えていると、朝田さんが病院の先生を連れてきた。
ふぅ、少ししかかけませんでした。ガッカリ…
次はたくさんかけるよう、がんばります!