世界一初恋律ちゃん大好き二次小説です。

今回は高律関係ありません。

ウサギさんの担当だったりっちゃんってどんな感じだったのかなって妄想していたら
りっちゃんが天然女子になってしまいました。

高野さんは当然出てきません。


そんなでOKな方のみ閲覧してください。
※苦情は受け付けません(#^.^#)

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ウサギさんの担当編集のりっちゃんを妄想をしたところ
りっちゃんが女の子になりました。
高律ではないです。
大丈夫な方だけどうぞ。


ウサギさんと小野寺さん

ウサギさんのところに小野寺出版から編集者として来る小野寺さんは、聡明な女性なんだけどちよっと変だ。

 

いや…、ウサギさんを見ているせいか普通の基準が分からなくなってきていてるような気もするから、ひょっとしたらちょっとじゃなくてかなり変かもしれないんだけど…。

 

大学が終わってバイトも終えてやっとの思いで帰ると、部屋で小野寺さんをウサギさんが抱擁するように腕の中に抱え込んでいた。

 

小野寺さんは腰まである蜂蜜色の長い髪の毛を両手でかき上げていて、ハンサムで背も高いウサギさんがその長い手を小野寺さんの背中に回している。

小野寺さんの肩にはウサギさんの顔が乗せられていて、びったりとくっついた二人は夢のようにお似合いだった。

 

しかし!二人はそういう関係ではない。そういう関係にはならない。

 

なぜならばウサギさんは幼い頃のトラウマで女性を愛すことができないし、小野寺さんは学生の頃、男の人にもてあそばれたそうで、男性を恋愛対象として見ることができないのだそうだ。

 

だから二人がそういう関係にはなりえない、違うって分かってるけど、分かってるけどドキッとするからやめて欲しい。

 

でもそう言ってもなんで?と二人は首をかしげる。

 

お金持ちのお嬢さんである小野寺さんは洋服を人に着せてもらうのは日常なので違和感がないらしくて

「ブランド物なんて着ていません。」

と言いながら洋服はどうしているのかと聞くとすベてオーダーメードだという。

 

「お母様のお知り合いの方に作っていただいています。え?その方ですか?外国の方です。」

 

つまり…、プレタポルテじゃなくてオートクラチュールって事じやん。しかし本人は至ってまじめだ。

 

「バッグも靴も傷んだら修理してもらって大事に使っています。何個ぐらいあるかですか?私はとても少なくてお母様のように靴部屋もバッグ部屋もありません。500個に も満たないです。」

 

だそうだ…。

 

修理してもらえるような靴やバッグってどこのだろう…。

だから人に何かをしてもらうっていうのはごく普通のことらしい。

 

じゃあ何で働いてるのかって?それは何だか良く分からない話なのだけど、女性もきちんと仕事を持つベきだという天の啓示が降りてきて、父親のやっている出版社に勤めることにしたらしい。

 

でも案外その不思議な感性で何とかなっているからそれもまた不思議だ。

 

ちなみにウサギさん以外にも隅先生の担当もしていて、そちらでは聡明な頭脳を生かしてスーパーコンピューター並みのデータ力を発揮しているらしい(と、隅先生の息子さんの隅先輩に聞いたことがある)

 

「美咲、いいところに帰ってきた。そっち引っ張ってくれ」

 

ウサギさんがちょっとワラワラとしている俺の心の中のことは気にもせず、小野寺さんの背中の方を指さした。

 

「この服、紐がたくさんでこんがらがってるからどうにかして。」

 

小野寺さんはヨーロッパのビスクドールのように綺麗な顔をしていて、身体つきも細身で小柄で黙って座っていると生き物には思えないほど無機質な感じの人だ。

 

ウサギさんは小野寺さんを見て得たシンパシーで、今小野寺出版で人形の出てくる話を書いている。

それがとても評判になって、こうやって小野寺さんを毎回着せ替え人形にしてイメージを膨らめているのだ。

 

もともとクマ好きのウサギさんとテディベアの大好きな小野寺さんは不思議な電波で会話をする仲で、例えば卵焼きや沢庵の黄色について、いいよねと言ったウサギさんに紅色もいいですと梅干を見つめて言ったという逸話がある。

 

俺にしたらどっちもうまい以外の何物でもないのだけどな…。

 

だからしばらくは二人にもやもやしてきたけどだんだん馬鹿らしくなって、小野寺さんが(も)飛びぬけて不思議な人なので最近はやきもちも焼かなくなったところだ。

 

でもべったりくっつくのはやっぱりやめて欲しいな…。

 

「美咲さん、申し訳ないです。宇佐美先生が不可思議な服を用意したのでこんなことに…。このたくさんのリボンはまるでパズルのようです。」

 

小野寺さんは一応言葉は謝ってくれているけど表情は人形のように変わらないままだ。 今回ウサギさんが用意した服はどうやらゴスロリの中でも白いロリータ服のようで、ビスチェのようにギューギューと腰を絞めるタイプの服だった。

そして小野寺さんはスカートを腿まで捲り上げてガーターベルトを俺につけさせた。

強烈な女性には慣れている上に、ー応男の恋人をもつ身とは言っても、それ以外は普通の感性を持っている青年なのだからやめて欲しい。

 

「私ももういい年なのでそろそろ似合わなくなってきていると思うのですが、 宇佐美先生の執筆のお役に立つのであればシワシワのおばあさんになっても着ますわ。」

 

小野寺さんはにこりともしないでそう言いはなったのだった。

 

「そう言えば今日宇佐美先生がわたくしにお料理を振舞ってくださいました。」

 

ヘ?…、まさか!?

台所が心配だ…。

 

心の中で焦るけど小野寺さんは人指し指を頬に当て、少し首をかしげて 「黒い塊でした。ーロ目が苦くて、二口目も三口目も苦いお味でした。時々ガリっとした感触がありまして、なんとも摩詞不思議な食べ物でした。」 と言った。

 

ウ…、ウサギさん…、小野寺さんに何食べさせたの?聞くのが怖い…。

 

「宇佐美先生にお聞きしたところ玉子焼きとおっしゃっていらっしやったのですが、私の普段いただいているものとは異なるようなので、どこのお国のタマゴ焼きなのか聞きそびれてしまいました。」

へあ!?

「消し炭」という言葉が脳裏に浮かんだけど口からそれを出すわけには行かなかった。

ウサギさんは時々小野寺さんに変なものを食べさせて反応をみるんだけど、小野寺さんは動じない。

ファーストフードもレトルトも食ベたことがないと言っていた上に、料理をしようかと思った時に、お母さんからコックの仕事を横取りすることになるのでやめなさんと諫められたそうだ。

 

ー人で生きていけない人がここにもいたと呆れたけど、この小野寺さんをもてあそんで捨てた豪の者はいったい誰だったんだろう。

 

丸川の相川さんが百面相なのに比べてあまりにも能面で驚いちやうほどだけど、それでもいつかもっと仲良くなれたら聞いてみたい。

 

そんな風に思う俺だった。

 

 

 

 


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