ロウきゅーぶ!短編集   作:gajun

46 / 51
初めてのダンク(前)

「すばるん、すばるん。はやくはやくー」

「おー。ひなもひなもー。まほの次はひなのばんー」

「それじゃ一人一回ずつだからね。悔いのないようしっかりね」

 日頃から文句も言わずに真面目に頑張ってくれてるんだ。

 この後に控えている部活のこともみんなわかってるだろうし、あまり時間は掛けられないが、これくらいはいいだろう。

 

 真帆に背中を向けながらしゃがみ込むと、すぐに俺の上に跨る少女の重みが肩から首に掛けて伝わってくる。

 しっかりと俺の上で安定した状態で乗ってくれたのを確認してから、両足を掴ませてもらい、ゆっくりと立ち上がる。

 スベスベの生地越しに少女の柔らかな両方の太腿に顔を挟まれている感触からは極力意識を背けつつ、智花が差し出してくれたボールを受け取り、それを頭上の真帆へ。

 

「うぉぉぉーっ。でっけーっ!! アイリーンよりたけぇーぞっ!!」

 一瞬おいおいと思ったが、周りどころかどうやら愛莉本人すら困り気味に苦笑をしているだけで、それ以上は特に気にしていない様子だ。

 初対面のときには不躾にいきなりコンプレックスを指摘してしまい泣かせてしまった彼女も、今は身長を自分の長所として大切な友達とのチームを支えてくれている。

 俺だけでなく、彼女たちも愛莉の成長を心から喜んでくれているに違いない。

 そう感じたからだろうか? どうやら俺もほんの少しだけテンションが上がってしまったのかもしれない。

 

「よし。ハーフラインから少し走るから、真帆。バランス崩さないようにしっかり掴まってろよ」

「おっけーっ! あたしがバッチリ決めてやるから任せろすばるんっ」

 真帆の両足首をしっかりと掴み、重心がずれないよう気をつけながら、軽く駆け出す。

 俺の上にいる真帆もわずかに触れている彼女の体を通じて、程よい緊張状態でタイミングを計っているのが伝わってくる。

 一定の速度、リズムで徐々にゴールまで接近して行き、遂にベストポジションへ最接近した。

 

――今だっ真帆!!

 

『いっけぇぇぇぇーーーーっ!!』

 

 今この瞬間、俺と真帆は確かに繋がっていた。

 みんなが息を飲みながら見守ってくれている中、二人の掛け声に合わせるように真帆が持っていたボールを掴んでいた両手を高く上げると、そのまま思い切りリングに叩き付ける。

 どん。と真帆の両手が力強くリングにぶつかる音と勢いよくゴールネットを潜り抜けたボールが床にぶつかる。

 二度三度と高くバウンドした後、ころころと床を転がりやがて止まった。

 

「やったな。真帆っ」

「く~~~~っ!! すっげぇーーっキモチいいーーっ!!」

 よほど気持ち良かったのだろう。俺に全身で抱き着き喜びを伝えてくれる。

 両手で俺の頭をかき抱くように強く締め付けられて、ほんの少しだけ苦しかったが、無粋なことを言って彼女の感動に水を差すような真似はしない。

 

「いつか自力でできるようにならないとな。真帆だったら絶対にできるって信じてるよ」

「うんっ。ありがとうっすばるんっ!! ――よ……っと。よし、着地もせーこーだっ」

 彼女を下ろそうとゆっくりしゃがもうとすると、途中で先に彼女の方から飛び降りてしまった。

 まだ興奮が収まり切らないといった様子の紅潮させた顔で俺に礼を言った後、急いでひなたちゃんの元へ駆け出したかと思うと彼女の手を引きながら戻ってきた。

 

 次はひなたちゃんだな。

 小柄な子が多い女バスの中でも彼女は特に小さいが、なんとしても彼女にもしっかりと経験させてあげたいところだ。

 

「ヒナっ。すばるんにまかせておけばゼッテーだいじょびだっ。メチャクチャ気持ちいいぞっ」

「おー。それはとっても楽しみー。おにーちゃん、よろしくおねがいしますー」

 片手を上げながら俺に期待の眼差しと無垢な笑顔を向けてくれる少女に、こちらからも一度微笑みを返し「どうぞ」と背を向けしゃがむ。

 小さな手が俺の肩に添えられる。

 続いて小さな体がぴたりと俺の背中にくっつけられ……!?

 真帆のように勢いよく飛び付かずにまずはゆっくりと体を密着させてから、よじ登るつもりなのだろうか?

 お互いの体操着越しに彼女の発育途上ながらも、とても柔らかなものを背中に感じ……てなんかないぞ。絶対に。

 この状況で下手に体を動かすわけにもいかず、ひなたちゃんには早く俺の上に乗って欲しいのだが、なぜか俺の背中に抱き着いたままなかなか動かない。

 

「ひな。それだとおんぶになっちゃうから、多分ゴールに届かないぞ」

「おー。そうだったー今はおんぶじゃなくて肩車をしてもらうんだったー。ひなうっかりー」

 彼女の両手は変わらず俺の肩に置かれたままだが、彼女の体との密着状態から解放されたことに安堵す……全然できなかった。

 直後に俺の肩の方から、するりとひなたちゃんの生足が現れて度肝を抜かれたからだ。

 そう。ひなたちゃんはこの女バスの中でただ一人ブルマだ。

 スパッツ越しでもドキドキしていたのに、今度は俺たちを隔てる物が一切なくダイレクトに小学生の太腿が首や肩に押し当てられてしまっているのだ。

 このあらゆる意味で危険な状況に背筋が凍る想いを押し隠し平常心に努める。

 ポイントガードはどんな時でも冷静に落ち着いて対処せねばならないのだ。

 彼女たちのコーチとしても、ひなたちゃんはブルマだから肩車できない。なんて酷い差別できるわけもない。

 スパッツもブルマも機能性を重視しながらも、発育途上の彼女達の体をしっかりと守る大切な存在なのだ。そこになんの違いもない。

 

 そうだ。俺はただひなたちゃんを肩車してあげるだけなんだ。やましいことなど何もない。

 ならばと俺の両肩に掛けられた細い足首をがっしりと掴み、彼女の一気に突き上げるように立ち上がる。

 

「あっ。ごめんね。急に立ち上がっちゃったから、驚かせちゃったよね」

 自分の羞恥心を誤魔化すためとはいえ、いくらなんでも何も言わずにいきなり動いたら、さすがにビックリしちゃうよな。

 彼女のことを考えずに行動してしまったことを詫びる。

 

「ううん。いま、ぐんっ。ってきて、きもちよかったー」

 どうやらひなたちゃんからしたら、遊園地のアトラクションのような感覚だったらしく、むしろご満悦だったようだ。

 それならいっそもっと上下に大きく動いて喜ばせてあげるのも悪くないか? などと考え始めてしまったが、すぐに考えを改める。

 

 ちがう。今はそんなことをしている場合ではない。上下運動による一時の快楽なんかよりも、ひなたちゃんにはダンクの快感の方を味わってもらいたいんだ。

 

「おー。すっごいたかーい。あいりよりもたかいよー」

 俺が気の迷いを起こしそうになっていた最中もひなたちゃんは俺の上で楽しそうに周囲を見回して高い視点を満喫中のようだ。

 

「はぅ……もう、ひなちゃんまで……みんなだってすぐに私くらいになるんだよっ」

「あいつら愛莉が自信持ったと思ったら、すぐこれだな。……愛莉、本当に嫌だったら私から言ってやろうか?」

「ううん。ありがとう紗季ちゃん。大丈夫だよ。これ以上大きくなるのは、まだちょっとイヤかもだけど、これからもこの身長を活かしてみんなの役に立ちたいからっ」

「私も早く愛莉くらいになりたいな。それくらいあればバスケもだけど……う、ううん。なんでもないよっ」

 何やら智花が頬を赤らめている。そしてそれを見つけた紗季がにやにやとからかうような視線を彼女に向けていた。

 もしかして何か言いづらいことでもあったのだろうか? と思ったが、せっかくの女の子同士の会話に混ざるわけにも行かず聞き役に徹する。

 愛莉もすっかり頼りがいのあるセンターになってくれたな。この身長は中学になってからも強い武器になってくれるぞ。

 

 さて、高い視点で満足してもらってるけど、ひなたちゃんにはこれからもっと気持ちいい体験をしてもらわないとな。二本目行くか。

 

「ひなたちゃん準備はいい? 一発勝負だから真剣にいくよっ」

「おー。どんとこーいっ」

 ひなたちゃんも気合十分だな。

 雑念――白く柔らかな太腿の感触を極力意識から排除し、心を鎮める。

 スポーツマンたるもの、たとえどんなに心を揺さぶられるような状況であろうと、ここ一番の勝負をものにできるかどうかは、持ち前の勝負強さとそれを発揮するための強い自制心が不可欠だ。

 ひなたちゃんも俺から受け取ったボールを両手で強く抱き締めるように抑え込み、真っ直ぐゴールを見据えている。

 ほとんど感じないが、ほんの少し意識を向ければ確かに俺の上に存在している天使の淡く尊い重みを感じる。

 この小さな天使を絶頂の瞬間へ導くため俺は大きく一歩を踏み出し、真帆の時と同様にハーフラインから一気にゴールリング目指し駆け出す。

 そこから先はひなたちゃんに全てを託すだけだ。大丈夫、俺とひなたちゃんならできる。

 

「とーーーーっ!」

「やったぞっ!! ひなたちゃんの優勝だーーっ!!」

「わーいっ」

 俺には試合終了ラスト数秒の瞬間。最後の最後まで自分のチームの勝利を信じ、仲間から繋げられたパスを受けたひなたちゃんがラストアタックを見事決め、奇跡の大逆転を果たす光景がはっきりと見えた。

 さすがひなたちゃん、マジ天使!!

 

「……すばるんって、なんだかんだ言って、ヒナにイチバンあまいよな」

「長谷川さんもすっかりイノセント・チャームに掛かっちゃってるわね。まぁ本当に大事なときはちゃんとして下さっているから構わないのだけれど……トモも油断してるひなに長谷川さん取られちゃうかも知んないわよ」

「ふぇぇ!? べ、べべ別に昴さんは私のものってわけじゃ………………はぅぅ、でも、ちょっと羨ましいかも……」

「ひなちゃん、かわいいもんね。私もひなちゃんみたいに……ううん。私は私だもんね。長谷川さんも今の私でいいって言って下さったし。もっともっと自信持たないとっ」

 あれ? なんか真帆がちょっとだけ不機嫌そうにしてるし、紗季も心なしか呆れた顔で俺を見ている気がする……。

 智花と愛莉は、俺ではなく、ひなたちゃんに対してどこか羨望の眼差しを向けているみたいだ。心配しなくても君たちだって俺にとって大切な天使だ。

 

 とは言うものの日頃から不平等がないようにと気を掛けてるつもりなんだけど、ちょっとはしゃぎ過ぎてしまったかも……。イノセント・チャームおそるべしっ。

 

「……よ、よし。ひなたちゃん、一人一回ずつだから、次の人に交代しようね」

 気まずさを感じつつ、そそくさとひなたちゃんに降りてくれるよう促す。

 これからはもっとみんなに平等に接するように気をつけなければ。

 

「おー。名残おしいけど、おやくそくだし、みんななかよしがいいよねー」

 うん。さすがひなたちゃんだ。ちゃんと他の子たちのことも気に掛けられるいい子だ。

 

「おにーちゃん。またこんども肩車とかおんぶやだっこもしてくれる?」

「もちろんっ! いつだってしてあげるよっ!!」

 去り際の可愛らしいおねだりに思わず全力で答えてしまった。

 い、いや、これはひなたちゃんだけじゃなく、みんなにもしてあげるからね。と周囲へのフォローも忘れない。

 ひなたちゃんだけを特別扱いするわけにはいかないんだ。

 

「良かったわね、トモ。長谷川さんに抱っこしてください。って頼んでみたら?」

「ふぇぇ!? そ、そそそんなの恥ずかしすぎるよぉーーっ!!」

 ごめん。ちょっと訂正。さすがに俺もよほどの事情がない限りは抱っこは無理だ。どう考えても恥ずかしすぎる。

 ってか、誰かに目撃されたら俺の身が危ない。

 さすがに自分の命と引き換えに小学生を抱っこするだけの覚悟はまだ持ち合わせてない。

 

「と、智花。抱っこは無理だけど肩車なら、約束通り今するけど……どうする?」

 紗季の無茶振りにひどく狼狽している智花に救いの手を差し伸べる。いや、本当にこれが救いの手となっているのかは甚だ疑問ではあるが。

 順番的にはちょうど智花の番になったのだし、彼女が望むのなら是非とも俺の手で初体験を迎えさせてあげたい。

 

「そ、それでは……す、昴さん……お、お願いしますっ」

「そんなに畏まらなくてもいいって。智花さえ良かったら、いくらでもしてあげるよ」

 ……とはいっても、さすがに何度もこういう格好をするのは恥ずかしいかな?

 男の上に跨るなんて彼女からしたら、とんでもないくら恥ずかしい行為だろうし。

 余計なサービスなど考えず手早く済ませてあげた方がきっと彼女のためになるだろう。

 そう考えながら、できるだけ彼女をあまり刺激しないように優しく準備を進めて行き、彼女が俺の上に跨ってくれたのを確認したところで、ゆっくりと立ち上がる。

 

「良かったわね、トモ。長谷川さん、トモにならいくらでもして下さるって」

「そ、そんなこと言ってないでしょっ!? わ、私だけじゃなくてみんなにもって意味で――はぅ!? す、すみません、私が勝手に決めてしまってはいけないですよねっ!?」

「にししー。もっかん、そんなテレんなよー」

「おー。ともかお顔まっかー」

 智花の表情は見えないが、おそらくみんなにからかわれて真っ赤になってしまっているだろうことくらいは今までの付き合いから十分察することができる。

 奥ゆかしい少女は慌てて俺に勝手なことを言ってしまったと謝罪を口にしていたが、別にそんな必要はない。概ね彼女の言うとおりだ。

 まぁ、今日は練習に影響が出ない程度で我慢してもらうけど。

 気持ちの上では、みんなが望む限り俺はいくらでも何度だって、彼女たちが満足いくまでしてあげるつもりだ。

 さすがにいくら小学生相手でも無尽蔵と言うわけにはいかないだろうけど、それでも体力が完全に枯渇するまで続ける自信がある。

 

 ただ、その……なんというか、頼むからこれ以上智花を恥ずかしがらせないでくれないかな? みんな、ホント頼むから――

 

「……と、とも……か……その、少しだけ力を、ゆ……緩めてくれないか……な? かなりき、きつくなってきて……」

 出ちゃいけない物が出そう……

 彼女は小柄な見た目からは考えられないくらい、その……なんていうか、決して筋肉質ではない細く繊細な柔肌のどこにそれだけのパワーが秘められているのだろうと思うくらい生命力に満ち溢れている。

 そんな彼女の太腿が今俺の首に絡みついているのだ。細い太腿が正確に俺の頸動脈を締め上げるようにギリギリと彼女の制御を離れ徐々に出力を高めている。

 

「え? ……はぁう!? ご、ごめんなさいっ!! 大丈夫ですか、昴さんっ!?」

 ようやく彼女の太腿の締め付けから解放され、体が求めていた酸素を大量に取り込みながら、生を実感する。

 あやうく小学生の太腿に締め上げられて昇天する男子高校生という情けない姿を晒さずに済んだことに心底安堵する。

 

「トモ。いくら長谷川さんが大好きだからって、そんなに強くしがみ付いちゃったら長谷川さんだって苦しいわよ」

「――!? ち、ちがっ……うぅ……うぅぅぅ……」

「さ、紗季……頼むから、もうその辺にしてくれ」

 息を整えるのに必死だったせいで、よく聞こえなかったが紗季の一言で再び智花の太腿が俺の首を徐々に締め付けようとしていく気配を感じ咄嗟に自重を求める。

 

 互いに準備――俺は呼吸を、智花は心を整えた後に、ようやく行為を再開する。

 

「ふぁう……こ、このまま飛んでいってしまいそうです……」

「大丈夫だよ。俺がしっかり智花のこと捕まえてるから、どこにだって行かせるものか」

 さっきの失敗を気にしているのか両足に力を入れないようにしているが、代わりに両手を回し俺に抱き付くように掴まってしまっている。

 

 真帆以上ひなたちゃん未満の幽かな――いや、なんでもない。

 

 とにかくこれ以上、無自覚な少女との密着状態を続けるのは、あまりよろしくない気がする。

 やはり彼女のためにもさっさと終わらせてしまおう。

 

「智花、行くよ」

「はいっ。お願いしますっ」

 俺から渡されたボールを受け取ると、おそらく真帆にも負けないくらいの力強いダンクシュートを決めてくれたようだ。

 みんなの感嘆とした表情や繋がったままの彼女の体を通じて伝わってきた振動から察するに、相当見事なものだったのだろう。

 俺の視界からはほとんど彼女のフォームを見ることができなかったのが悔しい限りだ。

 いつかきっと俺が見たことがない智花の部分をしっかりと見せて欲しい。と、ただ純粋にそう思ってしまった。

 

「二人の共同作業も無事成功ね」

「もぅ……そういうのはもういいよっ。本当に恥ずかしかったんだからね」

 共同作業って……別に俺は智花の下で動いていただけで、最後にしっかりと決めてくれたのは彼女の力だ。

 珍しく頬を膨らませるくらいに怒ってしまっている。嫌と言うわけではないだろうと思いたいが、相当恥ずかしい思いをさせてしまったようだ。

 

「でも嬉しかったんでしょ?」

「はぅ!? そ、それは……………………うん」

 紗季の何気ない一言が羞恥心で頬が真っ赤に染めあげられている智花から、とても幽かな声でだが確かに彼女の口から肯定の言葉を引き出してくれた。

 この言葉を聞けただけでも、俺の行為は間違ってなかったと確信できる。

 ダンクは花形なんだ。バスケが大好きな智花がそれに興味がないなんてことありえない。

 

「あの……昴さんご迷惑だったにも関わらず、私のわがままを聞いて下さり、本当にありがとうございましたっ」

「迷惑だなんて思ってないよ。この経験が少しでも智花にとってプラスになってくれるのなら、これ以上に嬉しいことはないからね」

 行為後に俺の上から降りると丁寧に頭を下げてくれた。

 あまりにも純粋に嬉しそうな笑顔を浮かべながら俺に礼を述べる少女に不純な感情を抱いてしまったことに罪悪感を感じながら、彼女を下ろしつつ、速やかに脳裏に焼き付いてしまいそうになっている少女の柔肌の感触を記憶から排除していく。

 いつか智花が一人でできるようになったところを是非俺に見せて欲しい。そんな想いをこっそり胸に秘めながら彼女の頭を優しく撫でると嬉しそうに目を細めてくれた。

 

 多少のトラブルはあったものの、俺との経験済みの子たちとの行為は滞りなく済ませることができたし、この調子で二人にもしてあげないとな。

 これまでの光景を目の当たりにして、すっかり俺とする気分になってくれているはずなのに、まだどこか戸惑い気味な表情で素直になれていない恥ずかしがり屋な少女に俺は優しく微笑みかけるのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。