ラム(姉)が仲間になってから更に6年の月日が経過した。今頃地球では第23回天下一武道会が開催されているだろう。
そんな中私は変わらずフリーザ軍の犬である。とりあえずこの6年間であった出来事をダイジェストでお送りしよう。
この6年間は私は愚か自分よりも弱いフリーザが私に対してでかい面してるのが気にくわないラムが何度もフリーザを殺そうとして、その度に私がラムを宥めるという作業を繰り返していた。フリーザの高圧的な態度を見る度に一触即発の空気が流れるので、マジで心臓に悪い。
しかしある日を境にラムはフリーザへの攻撃未遂をやめるようになった。理由としては意外なことにラディッツが役に立った。
ラムの生き甲斐と言っても過言じゃないくらいの彼女とラディッツとのやりとりは今日もやっているようです。
ラム「あら、弱虫大根じゃない。相変わらずヘタレオーラが出ているわね」
ラディッツ「弱虫大根って言うんじゃない!俺は誇り高き戦闘民族であるサイヤ人だぞ!!」
ラム「ならその実力を見せてみなさい。最低でも超サイヤ人2になった時のベル様くらいの実力をね。それくらいはしなくちゃ貴方は永遠に弱虫大根よ」
ラディッツ「うぐっ……!」
……とまぁ2人はこのやりとりを6年間ほぼ毎日やっており、最早日課レベルである。
ラディッツの弱虫大根という渾名の由来は読者のみんなは知っているだろうけど、ラディッツの名前の元である『ラディッシュ』という二十日大根と上記の会話のようにラディッツがヘタれるので、それらが合わさって弱虫大根という渾名が誕生した。
ちなみに今……1周目の能力を引き継いでいるラディッツの強さは人造人間編の悟飯をも上回っているのだ。大体レムと同じか少し劣るくらいかな?勿論気を抑えているけど……。そしてラムはそれを凌駕する。
ラムはさっき言っていた超サイヤ人2の時の私の力をこの6年で大きく上回った。
ラディッツ「い、今に見てろよ!俺だってベルのように強くなってやるからな!!」
ラム「期待してないわ」
ラディッツ「というかおまえは俺よりも年下だろうが!もっと敬え!!」
ラム「弱虫大根が私よりも上なのは年齢だけよ」
ラディッツ「このアマ……!」プルプル
というのがこの2人のやりとりである。まぁフリーザに対する怒りの矛先をラディッツに向けただけだけど……。
私から見たら痴話喧嘩にしか見えないけどね。ラディッツを揶揄っているラムは実にイキイキとしていた。
そんなやりとりを見ているとライからの通信がきた。
ライ『今大丈夫かしら?』
問題ないよ。どうしたの?
ライ『ロータスの居所を掴んだわ』
本当!?どこ、何処にいるの!?
ライ『惑星ドラッガという星にいるみたいね。ただ……』
ただ……?
ライ『いえ、それは行けばわかるでしょう』
なんだよ焦らすなぁ……。
ライ『それともう1つわかったことよ。ロータスは1周目の記憶がない訳じゃないわ』
えっ……?
ライ『理由まではわからないけれど、記憶がロックされているみたいで1周目の記憶を思い出すための切欠が必要ということね。それを与えることができるのは貴女だけよ』
私だけ……。そうだ、私がやらなきゃ誰がやる?
ライ『要件はそれだけよ』
ありがとう、ライ。
ライ『……例え貴女がどんなことをしても、私は貴女の味方よ。それだけは覚えておいて』プツン
そう言ってライとの通信は途絶えた。
ラム「ベル様、どうされましたか?」
ベル「ラム……。ラディッツとの話はもういいの?」
ラム「あんなのは会話ではありません。何時も通り弱虫大根が負け大根の遠吠えをしているだけです」
その割には2人共楽しそうに見えたような……。ラムとラディッツって相性良いよね。この2周目ではこの2人が結婚したりして……。でもそれはないか。ラディッツは1周目では結婚してたし。
ベル「そのラディッツは?」
ラム「弱虫大根なら何時ものように『覚えてろよ!』等と三下の台詞を吐いて逃げていきました」
ベル「あっそう……」
ラディッツって案外Mなのかな?ラムと初めて会った時からずっと同じようなやりとりしてるし……。まぁそれは置いといて。
ベル「ラム、今すぐ惑星オーガにいるレムに連絡して」
ラム「畏まりました」
行こう……。ロータスのいる惑星ドラッガへ!
4話終わり!
新たに星10の評価をつけてくださったごどおさん、ありがとうございます!
では次回でお会いしましょう!