残念すぎる天才ボーカル   作:初羅 柊羽

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4話 【赤色の奏者】

 

 

翌日いつもと同じように授業をサボり、

屋上でギターを演奏をしてる奏がいた。

 

本日もお日柄が良く、

心地よくのんびりと演奏をしていると

例の三人組と一人の一年生がきた。

 

 

 

「やぁやぁ、スクールアイドル諸君。

 その子は新メンバーちゃんかな?」

 

 

「あっ!先輩っ!!こんにちはーっ!」

 

 

「っっ!!私はスクールアイドルじゃありませんっ!」

 

 

「おろ?違ったか~。ごめんごめーん。許してねっ☆」

 

 

「……………先輩…」

 

 

 

チャラいウィンクを決める奏を

海未がジト目で見つめる。

 

 

 

「っで、どったの?今日は」

 

 

「あっ!今日はこの子に作曲を頼みに来たんですっ!!」

 

 

「ほーう。っということは、

 君は音楽をやってるのかな?」

 

 

 

キランと奏の目が光る。

どうやら同じ音楽をやってる身として

気になってるらしい。

 

 

 

「っ!………趣味でやってるだけです…」

 

 

 

一瞬ピクッと反応した真姫。

 

 

 

「ふーーん。ピアノ?」

 

 

 

そんな真姫に気づきつつも、

奏はあまり突っ込まないことにした。

奏なりの思いやりである。

 

 

 

「っな、何でわかったんですか」

 

 

「ん~?何となくそんな感じがしたんだよ。

 それによくピアノの音が聞こえてくるし」

 

 

「へぇ~。そんなこともわかるんだ~」

 

 

「まぁ、勘だけどねっ☆」

 

 

 

奏は音楽に関しては本当に天才的である。

それ故に本能のようなところで分かったのだろう。

 

 

 

「おっと!話がそれてたっ!!

 ねぇねぇっ!作曲してもらえる?」

 

 

 

右手をグーの形にして左手の手のひらにうつ。

すっかり忘れてたぁというのが、

言葉にしなくても伝わってくる。

 

 

 

「お断りしますっ!」

 

 

 

そんな穂乃果に真姫は間髪いれずに言う。

 

 

 

「えぇっ!!何でっ!?」

 

 

「嫌だからですっ!そんなもの」

 

 

「どうしてっ!廃校を救うためだよっ!?

 生徒数を増やすためだよっ!?」

 

 

「興味ないですっ!」

 

 

「そんなぁ~」

 

 

 

がっかりしてる穂乃果達をよそに

真姫はスタスタとこの場を去っていった。

あらまぁっと言わんばかりにそれを眺める奏。

 

 

 

「振られちゃったね~」

 

 

「うぅ~。せ~ん~ぱ~い~っ!」

 

 

「おぉ~。よしよし」

 

 

 

子犬を撫でるかのように穂乃果に接する奏。

穂乃果自身も満更無さそうである。

そんな二人をみて海未はため息をついた。

ちなみにことりは苦笑を浮かべてる。

 

 

 

「可哀想に。私が演奏して慰めてあげよう」

 

 

「やったーっ!先輩の演奏だーっ!!

 って!!演奏っ!!?」

 

 

「ん?」

 

 

 

穂乃果はハッとした。

身近にいるではないか。

もう一人、作曲できる人が………

海未達もそれに気づき、三人は顔を合わせる。

 

 

 

「「「先輩っ!!作曲してくださいっ!」」」

 

 

「えぇ~。私?」

 

 

 

少し嫌そうな顔をする奏。

そんな奏の様子に穂乃果達はきょとんとする。

 

 

 

「私、スクールアイドルの曲とか

 よく分かんないし無理だって~。

 バンド系の曲ならいけるけどさ~。

 ほら、ロックな感じのやつとか」

 

 

「うぅ~。ダメかぁ……」

 

 

「やっぱりあの子じゃないと……」

 

 

「そうですね。どうにか説得できると良いんですが…」

 

 

「まっ、頑張れ~。若者達よ。

 私はもう若者じゃないしね~」

 

 

「「「いやっ!先輩も充分若いでしょうっ!!?」」」

 

 

「てへぺろっ☆」

 

 

 

このとき、三人同時にイラッときたらしい。

 




【主人公設定】

制服は適度に着崩していて、ネクタイゆるゆる
Yシャツも鎖骨が見えるほどボタンを開けてる

ギター&ボーカル

ギターは赤色と黒色の格好良いエレキギター
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