翌日いつもと同じように授業をサボり、
屋上でギターを演奏をしてる奏がいた。
本日もお日柄が良く、
心地よくのんびりと演奏をしていると
例の三人組と一人の一年生がきた。
「やぁやぁ、スクールアイドル諸君。
その子は新メンバーちゃんかな?」
「あっ!先輩っ!!こんにちはーっ!」
「っっ!!私はスクールアイドルじゃありませんっ!」
「おろ?違ったか~。ごめんごめーん。許してねっ☆」
「……………先輩…」
チャラいウィンクを決める奏を
海未がジト目で見つめる。
「っで、どったの?今日は」
「あっ!今日はこの子に作曲を頼みに来たんですっ!!」
「ほーう。っということは、
君は音楽をやってるのかな?」
キランと奏の目が光る。
どうやら同じ音楽をやってる身として
気になってるらしい。
「っ!………趣味でやってるだけです…」
一瞬ピクッと反応した真姫。
「ふーーん。ピアノ?」
そんな真姫に気づきつつも、
奏はあまり突っ込まないことにした。
奏なりの思いやりである。
「っな、何でわかったんですか」
「ん~?何となくそんな感じがしたんだよ。
それによくピアノの音が聞こえてくるし」
「へぇ~。そんなこともわかるんだ~」
「まぁ、勘だけどねっ☆」
奏は音楽に関しては本当に天才的である。
それ故に本能のようなところで分かったのだろう。
「おっと!話がそれてたっ!!
ねぇねぇっ!作曲してもらえる?」
右手をグーの形にして左手の手のひらにうつ。
すっかり忘れてたぁというのが、
言葉にしなくても伝わってくる。
「お断りしますっ!」
そんな穂乃果に真姫は間髪いれずに言う。
「えぇっ!!何でっ!?」
「嫌だからですっ!そんなもの」
「どうしてっ!廃校を救うためだよっ!?
生徒数を増やすためだよっ!?」
「興味ないですっ!」
「そんなぁ~」
がっかりしてる穂乃果達をよそに
真姫はスタスタとこの場を去っていった。
あらまぁっと言わんばかりにそれを眺める奏。
「振られちゃったね~」
「うぅ~。せ~ん~ぱ~い~っ!」
「おぉ~。よしよし」
子犬を撫でるかのように穂乃果に接する奏。
穂乃果自身も満更無さそうである。
そんな二人をみて海未はため息をついた。
ちなみにことりは苦笑を浮かべてる。
「可哀想に。私が演奏して慰めてあげよう」
「やったーっ!先輩の演奏だーっ!!
って!!演奏っ!!?」
「ん?」
穂乃果はハッとした。
身近にいるではないか。
もう一人、作曲できる人が………
海未達もそれに気づき、三人は顔を合わせる。
「「「先輩っ!!作曲してくださいっ!」」」
「えぇ~。私?」
少し嫌そうな顔をする奏。
そんな奏の様子に穂乃果達はきょとんとする。
「私、スクールアイドルの曲とか
よく分かんないし無理だって~。
バンド系の曲ならいけるけどさ~。
ほら、ロックな感じのやつとか」
「うぅ~。ダメかぁ……」
「やっぱりあの子じゃないと……」
「そうですね。どうにか説得できると良いんですが…」
「まっ、頑張れ~。若者達よ。
私はもう若者じゃないしね~」
「「「いやっ!先輩も充分若いでしょうっ!!?」」」
「てへぺろっ☆」
このとき、三人同時にイラッときたらしい。
【主人公設定】
制服は適度に着崩していて、ネクタイゆるゆる
Yシャツも鎖骨が見えるほどボタンを開けてる
ギター&ボーカル
ギターは赤色と黒色の格好良いエレキギター