月の少年とRoselia   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
今回は転校についての話です。
拙い内容ですが楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。



第1話 転校

「「「「て、転校!?」」」」

「そうよ~♪」

 

瑠花さんから言われたのは、

僕達4人を転校してもらう内容だった……

いきなり過ぎて僕達4人は状況が追いつけなかった。

 

「あ♪ でも安心して? 転校しても休日には遊びに来てもいいし、別に月ノ丘高を卒業できなくなるって訳じゃないから」

 

僕達4人の誰かが言いたい事を予想していたのか、

いつも通りのほほんとした表情をしながら瑠花さんは答える。

 

「…それにしても急ですね? なんかあったんですか?」

「まぁちょっと色々ね~……」

 

瑠花さんが"色々"と言った瞬間、

それ以上は敢えて訊かない事にした。

これは僕達4人しか分からない暗黙の了解だったりする……

 

「ねぇねぇ~お母さん~、わたし達の転校する学校って何処なの~?」

 

ルーちゃんが訊くと瑠花さんはB4サイズくらいの封筒を

4人分取り出し僕達の前に差し出した……

 

「とりあえず教室に戻ったら4人で必ず見てね?」

「「「は、はぁ……」」」

「はあ~い」

「それじゃ連絡は以上だからね~♪」

 

今ここで見ちゃダメなのかというツッコミは無しにした。

どうせ教室に戻って見る事になるんだろうし……

 

 

 

 

理事長室を後にし教室に戻った僕達は、

さっき渡された封筒について話していた……

 

「これってやっぱり私達の転入先の学校についてかな?」

「そうじゃないかしら? ルナママの言い方から察するに……」

 

花怜ちゃんの疑問に答えるティアちゃん。

それ以外だったら理事長室で瑠花さんが僕達4人に話す筈だしね。

そんな事を考えていたらルーちゃんが……

 

「ねぇねぇ~早く開けて見ようよ~」

 

封筒の中身が気になるのか急かしてきた。

 

「それもそうね、じゃあ先に私から開けるわ」

 

ルーちゃんの意見に同意したティアちゃんは、

渡された封筒を手慣れた手つきで開封した。

そして1枚の紙を僕や花怜ちゃん、ルーちゃんにも見えるように机に広げた。

 

「「花咲川女子学園(はなさきがわじょしがくえん)?」」

「…ここがティアちゃんの新しい転入先の学校?」

「みたいね」

 

ティアちゃんが転校する学校は、

花咲川女子学園という女子校だった……

てことはルーちゃんと花怜ちゃんも同じ学校なのかな?

 

「じゃあ次~わたしが開けるね~? え~い♪」

 

ビリビリビリという音がしながらルーちゃんは封筒を開封する。

大事な書類なんだからもう少し丁寧に開けなよと言いたいが言うだけ無駄なのでその辺は僕達も諦めている……

現に花怜ちゃんは苦笑い、ティアちゃんは溜息を吐いていた。

 

「ん~? 羽丘女子学園(はねおかじょしがくえん)~?」

「ここってけっこう偏差値が厳しいってママから聞いた事あるけど……」

「ルナがこの学校でやってけるか私凄く不安しかないけど……」

「ティアちゃんひど~い!!」

 

ルーちゃんの転校する学校は、

羽丘女子学園と書かれていた……

花怜ちゃん曰く、入学するのも厳しいらしい……

ちなみにティアちゃんがルーちゃんに対し不安がっている理由は授業中に居眠りしたりしないか心配なのだろう……

でもルーちゃんは授業中に居眠りして先生に今の問題を答えなさいと言われても簡単に答えてしまうから、ある意味問題ないのである。

 

「それじゃ次は私かな?」

「流れ的にそうじゃない? 何故か僕が最後になるもん」

「昔からそうだもんね?」

 

封筒を開封しながら答える花怜ちゃん。

そして1枚の紙を机に広げる……

 

「えっと…私は藍音学院(あいねがくいん)かぁ…………え"っ!?」

 

自分が転校する学校を見た瞬間、

花怜ちゃんは目を見開きながら驚きの声を上げていた。

その様子を見ていたルーちゃんとティアちゃんは……

 

「あら、ツキヒ達が通ってる高校じゃない」

「花怜ちゃんいいな~♪」

「あれ? そうだったの? あっでも確かに、つきひ君、私達より先に転校したもんね……」

 

知り合いが通ってる高校と聞いて羨ましそうに花怜ちゃんを見ていた。

ちなみに花怜ちゃん達の会話に出てきた人物は僕達の幼馴染みである……

 

僕が転校する学校って、何処なんだろ……?そんな事を考えていたら花怜ちゃんが僕の頬っぺたをつまんできた。

 

「ゆうり君また自分の事なんか関係ないって考えてたでしょ?」

「…いや別に」

「ユーリ。目が誤魔化してるわよ」

「…だってそうやってゲロカスな中学を過ごしてきた訳じゃん」

「ゆうくんは少し前向きに考えてもいいと思うよ~」

 

3人がこうやって言ってくれるのは僕の過去や中学時代を知ってるから。

花怜ちゃん達だけじゃなく理事長である瑠花さんも事情を知ってるのでよく僕の事を息子のように心配してくれたり気にかけてくれる……

 

「…善処する。それにしても僕はどこの学校だろ?」

 

疑問を抱きながらも瑠花さんに渡された封筒を開封する。

僕の場合は色々とあるので転校できる学校と言ったら()()()しかないかなと予想していた……

…ま、合ってるかは分からないけどさ。

 

「あら、ユーリもカレンと同じ学校なのね」

「うん。花怜ちゃんと一緒ってなんか珍しいね?」

「た、確かに……」

 

ティアちゃんの言葉に自分の予想が当たった事に内心驚く僕。

紙を確認すると藍音学院(あいねがくいん)と書かれていた……

実はこの学校はティアちゃんのお母さんである如月ティナさんが理事長をしている少し変わった学校である。

この事については別の機会に話す事にする……

 

「…とりあえず帰ろうか、そろそろ完全下校の時間みたいだし」

 

僕がそう言うと、

花怜ちゃん達は自分の席に戻って帰り支度を始めた。

その様子を見て僕は今日まで一緒だった友達が急にそれぞれが別の学校に転校というのは少し寂しいなと感じた……




読んでいただきありがとうございます。
この作品の設定の都合上、色々と考慮した結果……
悠里と花怜以外のオリキャラの転入先の学校は……


瑠菜……羽丘女子学園


ティア……花咲川女子学園




という結果にしました。
次回も投稿が遅くなる事もありますがよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。



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