とりあえずできたので投稿しました。
短いかもしれませんが楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
「「「…………」」」
悠里です。
現在凄く気まずい空気になっています。
それは幼馴染みの湊友希那ちゃんと今井リサちゃんと奇妙な再会をしたからです……
具体的には見ず知らずの人にぶつかってしまい謝ったら実は知り合いでしたーっていう感じです……はい。
「と、とりあえずさ移動しない?」
「…うん」
「…そうね」
空気を察してくれたのか、
リサちゃんが提案し僕達3人はとりあえず歩く事に……
「それにしても、ぶつかった相手が悠里だったなんてアタシ驚いたよー」
「…ごめん。よそ見はしてなかったんだけど」
「いいっていいって♪ アタシは気にしてないから♪」
僕の背中をビシバシ叩きながら言うリサちゃん。
「…悠里はこれからライブハウスに行くの?」
「…うん。と言ってもいつも通り練習しに行くだけだけどね?」
友希那ちゃんに訊かれたので答える僕。
すると今度はリサちゃんが……
「あれ? 友希那、ライブハウスで悠里と会ったりしないの?」
「ないわよ。それに仮にそうだとしたらさっきみたいに驚かないわよ」
「それもそっかぁ……」
さっきみたいというのはリサちゃんとぶつかった際の件だろう。
実際に僕もぶつかった相手がリサちゃんだとは思わなかったし……
「…あのさ友希那…まだ…バンドのメンバー探してるの?」
リサちゃんが友希那ちゃんに気まずそうに訊いた。
さっきから僕も気になってたけど友希那ちゃんが
「バンドのメンバーは当然探してるわ。今年のフェスに向けたコンテストのエントリーの受付はもう始まってる」
そういえばクラスでもフェスの事とか話題になってたな……
毎年の事だけど……
そんな事を考えてる内にライブハウスが視えてきた。
「それに私は真剣なの。やるからには全てを賭ける…
その言葉を聞いた僕はちょっとだけ驚いた。
全てを賭ける……まるで目的の為なら何を捨ててもいいという風に僕には聞こえた。
「じゃあライブハウス着いたから、悠里また後でね」
「…うん」
それだけ言うと友希那ちゃんは、
ライブハウスに行ってしまった。
sideリサ
「相変わらず頑固だなぁ……」
「…なんかあったの?」
アタシの呟きが聞こえたのか、
悠里が訊いてきた。
ていうか何気に2人きりだよね? 今の状況って……///
「友希那がああいう性格になったのって、友希那のお父さんの事が原因でああなっちゃったんだよ……」
「…そういえば友希那ちゃんのお父さんってバンドでメジャーデビューしてたよね? それ関係でなんかあったの?」
悠里って昔からこういう事に関しては鋭いんだよね……
何せアタシの隣にいる本人がそうだったんだし……
「その…アタシも言いにくいんだけど……」
「…『売れる音楽』を強要されたの?」
「……っ!」
余りにも的確過ぎる答えを言われた。
「…はぁ、点と点が繋がった。考えたくなかったけど道理でおかしいと思った。ラストアルバムのCDが発売された日に周りが好き勝手言ってた事をその場にいた友希那ちゃんが聞いちゃったんでしょ? まず居たかどうかは知らないけど」
「え? もしかして悠里……あの場に居たの?」
「…発売日だったからね……ってどしたの? リサちゃん驚いた顔してるけど」
実際、悠里の言った事は本当。
そしてその日以降、友希那の家ではもう音楽の話が出る事もない……
「…友希那ちゃん、笑ってないの?」
「うん…その日からずっと……」
「…そっか」
久しぶりに悠里と話してみて思ったけど、
昔と違い寂しさっていうか上手く表現できないけどそんな感じがする……
これじゃなんだかまるで……
(友希那と同じじゃん……)
やっぱり
でもその事はアタシも友希那も分かってるつもりだし……
…けど、それだけじゃない気がする。
読んでいただきありがとうございます。
今回初めてリサの視点を書いてみました。
次回も頑張りますのでよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。