まだまだ毎日鎮守府の日常をお楽しみくださいませ。
残念ながら、あまり話すネタもないので、すぐに本文に移ります。
まあ、更新期間短いですからねー。
それと、今回かりゅーど!が毎日鎮守府の前に投稿されてないやん!
と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、かりゅーど!はあくまで息抜きで書いている小説ですので、不定期更新なのです。
そこんとこ、ご了承ください。
「...。」
正面に座っている中将はとてもにこやかな笑顔でこちらを見ている。
「中将...今なんと?」
「だから、今日士官学校を卒業する艦娘たち三人を君の所に来るように手配したから、ね?」
「いやいや、ね?じゃありませんよ。そもそもなんでその子たち三人なんですか?」
「まず、士官学校で勉学に励んでいる艦娘たちには、成績優秀者から順に、行きたい鎮守府に希望することができるんだ。といっても、配属されるかどうかはそこの提督たちの判断次第だけどね。」
「ん?それで、どうしてその三人の子たちなんですか?」
すると中将は出されていたお茶を飲み干してから、口を開いた。
「まあ、簡単に言ってしまえば、成績下位者の三人ってことだね。」
なるほど...。そういうことか。
「でも、その子たちにも鎮守府を選ぶ権利があるでしょう?」
「ああ、その三人の子たちも一応それぞれの希望する鎮守府に行ったんだが...その...ね。」
「ん?何があったんです?」
「まあ、士官学校に居た頃の成績もその鎮守府に送られるんですよ。」
何となくこの先の展開は分かってきた。
「それで他の所の提督さんたちは断った、というわけですね。」
「まあ、そういうことだ。残念ながら基本ある程度の成績があれば提督君たちは受け入れてくれるはずなんだが...。」
「そこまで...ヤバいんですね?」
「ああ、ヤバい。といっても、実際の成績自体はそこまで悪くないんだ。」
中将もなかなかこちらが少しでも興味が出るような話し方をする...。
それほどまでにここに来させたいのだろうか?
そこまで信頼されているということか?
「じゃあ、どうしてその三人が成績下位者なんです?」
「そうだね。じゃあ、まずその三人について説明しよう。」
中将がそう言うと、持ってきていた手提げ鞄から、書類をいくつか取り出して読み始めた。
「まず一人目。重巡洋艦、鈴谷。彼女は演習訓練でも上位の成績、筆記試験などでもほとんど10位以内...だけど、常日頃の態度が原因だったようだね。」
「態度...ですか。素行不良なんですか?」
「まあまあ、最後まで話は聞いてくれよ提督くん。彼女は別に他の艦娘に喧嘩を吹っ掛けたりするような子ではないんだ。ただ...。」
「ただ...?」
「発言がね...。まずタメ語。こんなのは他の艦娘にもいるから特に問題はなかったんだけど、それに加えた誘惑するような発言。本人に実際に聞いてみたんだが、意識してして発言しているときと無意識に言っている時があるんだ。これが、教官の艦娘たちからあまり評判がよくなくてね。」
「はあ、それだけですか?」
「彼女はそれだけなんだよねぇ。たぶん、よっぽど発言に問題があったかなんだけど...彼女自体結構まじめだったりするんだよ。だから正直心配しなくていい。」
「はあ、分かりました。で次の子は?」
「まあまあ、焦らない焦らない。次の子は軽空母、龍驤。まあ、彼女も悪い子じゃないんだよ。彼女の成績が低い理由は、まあ、その、可哀そうなんだが...。」
途端に中将の言葉の歯切れが悪くなった。
「どうしたんです?教えてください。」
「まあ、彼女は駆逐艦と疑われていたんだよ。一時期、ね。」
「どうしてです?軽空母と駆逐艦を間違うはずがないでしょう?素人でもないのに。」
「彼女は、なんていうか。まな板なんだ...。」
「まな板...?なぜ調理器具の名前が...?何かの暗号ですか?」
俺がそう聞き返すと中将は急に座っていた来客用のソファから立ち上がり、大声で言った。
「貧乳なんだよ!つまり!!そのお胸様が慎ましいせいで駆逐艦と間違われたんだよ!!!」
怒られた。やはり中将も女性だからこんなに怒っているのだろうか。
というか...中将も胸部装甲がだいぶ貧じゃk「こらぁー!今私の胸を見てえぐれ胸だとか思ったでしょー!!」
「い、いえ、そんな訳ありません。ありませんよ。」
「そ、そう?じゃあ龍驤の話に戻るんだけど、結局その容姿のせいで時々駆逐艦たちと間違われて単位が取れなかったということが多々あって成績が低いのよ。」
「なるほど、それはかわいそうですね...。というか中将、素が出てます、素が。」
「あ、あぁ。取り乱してごめん。」
「それで?最後の子はどんな子なんです?」
「最後の子は、軽巡洋艦、川内。この子がある意味一番問題児かもね。」
ついに中将の言葉からいつ出てくるのだろうという問題児という言葉が出てきた。
「どんな風に問題児なんです?」
「彼女、夜戦が好きなのよ。それも尋常じゃないくらいにね。」
「夜戦好き...?戦闘狂ということですか?」
「いや、正確には、夜戦というより夜が好きって感じだね。彼女は夜行型で、夜になると「夜戦夜戦ー!」って騒ぎだすんだ。それが成績の低下につながったって感じだね。まあ、毎日夜中に騒がれちゃ他の艦娘や教官たちからも注意されてね。結局それが素行不良で減点に減点。さらに減点されちゃったってわけさ。」
「中々大変そうな子ですね...。」
まあ、中将の川内という子のものまねが可愛かったせいであまり頭に内容が入ってきてないんだが。
「まあ、そんな子たちを始めは私の鎮守府に迎えようとしたんだが、うちもだいぶ艦娘が多くなってきていてな。それで君にところに迎えてもらえばいいんじゃないかという結論に至ったわけだ。」
「まあ、だいたいは分かりました。それで、いつからここに配属に?」
「今日だ。」
「分かりました。今日...きょう!?」
だいたい予想はついてたけどいっつも突然すぎるんだよこの人!そういうのは人に迷惑かかっちゃうだろ!!??
「まあそう慌てるな。何も私もこの鎮守府への艦娘たちの配属を考えたのはついさっきだったからな。」
「分かりました。では、いつ頃ですか?その子たちが来るのは。」
「いや〜。実は君を驚かせようと思ってすでに扉の前に待機させてある。」
はぁ!?それは小一時間扉の前で待たせていたってことじゃん!そんなの申し訳なさすぎるでしょ!
そして、中将が入ってきていいぞーという言葉を扉の向こうにいるであろう3人に投げかけると、勢いよく扉が開いた。
「ちょっち中将ー!鈴谷寒かったんだけどぉー!まだ冬だし、外で待たせるのは酷くなぁーい!?」
この子が鈴谷だな。まあ、ある程度予想はしてたんだが、ギャルって感じだな。雰囲気が艦娘っぽくないしな。
「中将!うちら扉の向こうから声聞いてたんやけどうちの紹介だけ酷すぎやろ!なんであんな紹介の仕方すんねん!胸部装甲は発着艦のために精錬されたフォルムなだけやから貧弱じゃないし!」
この子が龍驤だろうな。まあ、この容姿だと駆逐艦に間違えなくも...いや、それは失礼か。
「ちゅうじょー。まだ夜戦はできないのー?早く夜戦したぁーい。」
この子が川内だな。しかし、夜行型と言っていたくらいだし昼間は大人しいんだな。さすがに一日中うるさいと耐えられないしな。
「みんな、俺がここの提督だ、これからよろしく頼む。」
「よろしくねぇー。提督ー。」
かなり鈴谷はフレンドリーだが、これが彼女のいいところだろうな。
「提督ー!提督は夜戦...好き?」
川内、彼女はやればできる子だと思うが、やはり夜戦好きなのは聞いて予想できた通りだな。
「うちは龍驤や、よろしゅうな!司令官!うちはこれでも軽空母やさかい、駆逐艦と間違えてもらったら困るで!」
龍驤、彼女はただただ真面目にしてただだけなのに、まあ、不憫だな...。
そんなことを話していると、中将のスマホに電話がかかってきた。
中将はこちらに目配せをしてきたので、うなづく。
すると中将は部屋を出て、執務室の前で電話を始めたようだ。
鈴谷たちと話していると、少ししてから中将が笑顔で執務室に入ってきた。
正直嫌な予感しかしないが、聞くしかないので聞く。
「どうしました?中将。」
「いやぁ!僕はそんな気はなかったんだけどねぇ!?」
「はぁ。何ですか?」
「残念ながら、君の所に追加だ。安心してくれ。今度は主席だぞ。」
「はあ!!??」
次回へ続きます。
こんな書き方したの初めてですが許してください。