毎日鎮守府   作:馬鹿とオタク

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1週間に1話更新を目指していますが、正直不定期です。
早く話を書こうとすると内容の質が落ちる...よくあることですね。

そんなことは海の底に沈めておいて、今回また新しい艦娘が出てきます。
楽しみですね。後、今回は1日目より断然長いです。
なので時間があるときにゆっくりお楽しみ下さいませ。


はじめての出撃!~2日目~

「す、すいません...司令官さん」

 

 

「い、いや!いいんだ、だ!だが、こんなことは簡単に男にするんじゃないぞ!俺も下手したら大本営にこのことがばれて俺の首が飛ぶかもしれん。まあ、大丈夫だろうが...」

 

 

俺は今俺の提督机(みかん箱)をはさんだ向かい側で正座している吹雪と正座で対面している。

 

何があったのかというとそれは今日の早朝のことだった。

 

 

 

 

俺は目覚ましの音で目を覚ました。といっても割りといつもの時間に起きているので体が勝手に反応して起きる...といった感じなのだが今日は少し違った。

 

なにか「重み」を感じるのだ。後この上に乗っているものが暖かい。一体何が乗っているんだ?

 

とやっと俺の頭が少しずつ冷静になり目だけを開けてみるとそこには目を大きく開けた吹雪が馬乗りになって顔をすごく近づけてきていた。

 

 

「な...なにをしているんだ...?吹雪...それは以上はいけない...」

 

 

「ふゃぁあ!?いっいやこれはその違うんです!いや何も間違いではないんですけど!」

 

 

「とっとりあえず上をどいてくれ!お、重い!」

 

 

「おおおおおおお重い!!??そ!それはさすがにセクハラで訴えますよ!?さすがに司令官さんでも酷いです!」

 

 

「い!いや!これはその!そういう意味じゃなくてだな!というか訴えられるのは本当に困る!いや!たしかに少女...いや女性に向かって重いと言ったのは本当に申し訳ない!し、しかしだな!男の上に少女が馬乗りになっているというのは本当に大問題であってだな!本当に降りてくれ!頼む!」

 

 

 

 

ということがあり、少し時間が経ち、二人とも冷静になって両方ともさっきまでの行動を後悔し現在のこの状況に至っている。

 

 

「...何が...あったんだ?」

 

 

「いや...あのですね...。男の人と寝るなんて初めてだったものですから、その...司令官さんを起こしてあげようと思ったんですが起こし方が分からなくてですね、いろいろ試してみようと思っていたら目覚ましがなっちゃって司令官さんが起きちゃった。という訳なんです。」

 

 

「まあ、今回のことについてどうこう言うつもりはないが、以後気をつけろよ?ほんっとうに危ないからな。特に俺の立場が。」

 

 

「わ、わかってます!」

 

 

と、早朝の件が落ち着いたところでぐぅ。と俺の腹の音が鳴った。

 

 

「朝を食べに行くか。そういえば昨日中将から聞いたんだが今日から出撃とかでなく他の仕事を主にしてくれる艦娘が配属されてくるらしいしな。それに食材や資材も大本営から届くらしい。今日からはしっかりした料理が食べれるぞ!やったな!」

 

 

「はい!」

 

 

そんな話をしていると大型トラックが敷地内に入ってくるのが執務室の窓から見えた。実際この鎮守府は街からそうとう離れているところにあるので、わざと意識して来ない限り絶対に人が来ることはありえない。そしてこの場所を知っているのは海軍の人間だけらしいので必然的にあのトラックは大本営の関係者ということになる。

 

 

「なんですかねあのトラック?どうしたんでしょうか。」

 

 

「うーん、まあとりあえず行ってみるか。行ってみないと分からないだろうからな。それに俺に用があるんだろうし。」

 

 

「そうですね。朝食の前ですが大本営からなら仕方ないですね。」

 

 

 

 

 

そして俺たちが外に出るとそこには中将が居た。

 

 

「おはよう。新米提督くんと吹雪ちゃん。」

 

 

「は、はぁ。おはようございます。今日はどうしたんですか?」

 

 

「いやまぁ。今回はいろいろと用事があってね。提督くんにも、吹雪ちゃんにも。」

 

 

「司令官さんは分かるのですが、私にもですか?」

 

 

「ところで事情とは?たしか今日は新しい艦娘が配属されると聞いていたんですが。」

 

 

「そう、そのことについてなんだが...」

 

 

 

 

 

 

 

 

「えぇ!?配属が延期、ですか!?」

 

 

「これは...困りましたね。司令官さん。」

 

 

「なんか大本営での会議でまだ出撃が主な艦娘が1人しかいないのにそんなに他の用途の艦娘を配属させられないとかいうちょっと意味不明な意見が挙がっちゃってね。それに大将さんの方のいうことだから反対できなくてね~。優しい元帥さんたちは今日は他の会議で忙しそうだったし仕方なかったんだよ~。」

 

 

たしかにお偉いさん方の言うことも分からんでもないが、どうしたものか。やはりそんなに簡単に事は進まないんだな。

 

 

「でもまあ、食材はしっかり持ってきてあげたよ。はい、これ一ヶ月分!」

 

 

「い、一ヶ月分ですか!?それにしては結構量が多くないですか?」

 

 

そこにはありえない量の食材がおかれていた。まあ食堂の調理場のところにあった業務用の冷蔵庫もありえないほどの大きさだったのだがこれはさすがに食べきれる量ではない。

 

 

「確かにそうですね...こんなに大量の食材を消費しきれる気がしないのですが...」

 

 

「まあ、ぶっちゃけ言うと他の艦娘たちが来たとき用なんだよ。正直私もこんなにたくさんの食材を君達二人だけで消費しきれるとは考えてもいないよ。」

 

 

さすがにこの量を二人で消費しろと言われるのではないかと考えてひやひやしていたが安心した。

 

 

「まあでも一人も艦娘が来なかったらこの量を二人で消費してもらうことになるんだけどね!」

 

 

やばい。ひやひやしてきた。

 

 

「じ、尽力します。」

 

 

「だ、大丈夫ですよ司令官さん!さすがに一ヶ月で艦娘が一人も増えないなんてありえないですから!」

 

 

「そうだよ!大丈夫だって、安心しなさい!」

 

 

「そ、そうですね。そういえば、吹雪にも用事があると言っていましたが、どうしたんですか?」

 

 

「そうだね、ま、それは提督くんが食材を食堂に運んでくれている間にでも済ませちゃおうかな。」

 

 

「まさかこれ自分が全て運ぶのですか!?」

 

 

「そうだよ。よろしくね。じゃ、吹雪ちゃんはちょっとおいで。」

 

 

といって中将は吹雪をトラックを挟んだ反対側に連れて行ってしまった。まったく、本当に自由奔放な中将さんだな。とりあえず、これを全部運ばないとな。まあ食堂はここから近いし、さほど時間はかからないだろう。

 

 

 

 

 

「よし、じゃあ吹雪ちゃんに今から質問をいくつかするけど、いいかな?安心してくれていいよ。単なる新任提督さんの態度アンケートみたいなものだから。」

 

 

と、中将さんは手にメモを見ながら私に問いかけてきます。人に嘘をついてはいけませんが、昨日の夜と今日の早朝の話は司令官さんに迷惑がかかるのでやめておきましょう。

 

 

「はい、何でも質問していただいて構いませんよ。」

 

 

「ん?今なんでもするって...よし、じゃあ一つ目。提督くんは優しくしてくれているかい?まあ、あの子だから大丈夫と思うけど、一応提督くんも男だからね。何かあったら遠慮なく言ってくれていいよ。」

 

 

「司令官さんはとてもいい人ですよ!とても私に気を使ってくれていますし。最初はちょっと頼りないかなと思っていたのですが、それは杞憂でしたし。」

 

 

私の話を聞きながらメモ帳に何か書いている中将さん。普通に考えて私の受け答えを書いているんでしょうね。

 

 

「そうかいそうかい、それは良かった。じゃあ、二つ目の質問だ。提督くんについて何か不満はないかい?ちょっとでもいいんだ。彼に改善できそうなことだったら私からちょっと注意しておくから。」

 

 

「そうですね...あっ!そういえばですね。司令官さんはちょっと女性に対しての配慮は薄いというんですかね...まあ、なんというんでしょうか、その...たぶん、司令官さんは特に何も考えて無かったんでしょうが、時々セクハラまがいの発言をされるんですよね...」

 

 

と、私の言葉を聞いた瞬間、中将さんの顔がちょっと険しくなり、私に詰め寄ってきました。

 

 

「本当かい?どんなことを言われたんだい!?私に話してごらん!」

 

 

「えっと例えば、体が重いとかですかね。私からちょっと指摘を受けたら司令官さんも気づいたようですが。ちょっとこれからは言う後に気がつくんじゃ無くて言う前に気がついて欲しいですね。」

 

 

「そうか。わかったよ!とりあえず私から注意はしておくね!」

 

 

よかったです。これから他のみんなにセクハラされても困りますからね。

 

 

「ところで...吹雪ちゃん?」

 

 

「はい?どうしましたか?」

 

 

「体が重いって...一体何をされたんだい?体が密着することがあったのかい?よかったらそっちの方についても詳しく教えて欲しいんだが...」

 

 

あ、やっべ。じゃなくて、やってしまいました!どうしましょう。このままでは司令官さんの首が飛びかねません。何とか私の方から否定しておかないと!

 

 

「いや!違いますよ!これは私が司令官さんの上に乗ったのが悪いんです!実は...」

 

 

 

 

 

 

 

もう全部話してしまいました...。正直途中で危ないところは隠しておこうとは思いましたが、中将さんが怖くてできませんでした。隠そうと思ったら「何か隠してない?」って毎回聞いてくるんですからね。もう諦めちゃいました。ですがそのかわり納得していただくことができました。

 

 

「そうなのか。まあ、提督くんの首が飛ぶことは無いとしても、これは私から厳重注意しておかないとね。まあ、初日から艦娘ちゃんと一緒に寝る提督なんてぶっ飛びすぎてめずらしいけどね。」

 

 

「あ、あはは...」

 

 

そんなことをしていると司令官さんが戻ってきました。よく見ると、中将さんの額には青筋が少し浮かび上がっている気がします。

 

 

「あ、吹雪への事情は終わりましたか?」

 

 

「司令官さんごめんなさい、私、中将さんに全部喋ってしまいました...」

 

 

「え?それは一体どういうこ「ちょぉっと提督くん?話があるんだけどこっちに来てくれないかな?」?わかりました。」

 

 

そうして司令官さんは中将さんに連れていかれちゃいました...。

 

 

 

 

 

 

 

はぁ...めちゃくちゃ中将に怒られた...。ところで吹雪には釘を刺しておいたのにガッツリ言ってるし。まあ、さっき俺に詰め寄ってきたときと同じような感じで吹雪も詰め寄られたんだろうな。それなら仕方ない。

 

 

「これからはこんなことしちゃ駄目だよ。提督くん。吹雪ちゃんも何かあったら遠慮なく私に言っていいからね?」

 

 

「あはは...。わかりました...。」

 

 

「本当にすいませんでした。これからはこのようなことが必ず無いようにします...。」

 

 

 

 

そうして中将が帰っていった後、届けてもらった食材で吹雪と二人で適当に料理を作って食べた。実際俺はあまり料理は得意では無かったが、吹雪も料理なんてほとんどしたことが無かったらしく、あまり見た目は良い出来ではなかったが、味はそこそこ美味しかったのでまあ両者ともおおむね満足といった感じだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、吹雪。」

 

 

「司令官さん?どうしました?」

 

 

「そろそろ、出撃をしてみないか?」

 

 

「はい、構いませんが。なぜそんなにも変...といってはあれですが、少しおかしな言い方なんですか?」

 

 

「いや、ここの鎮守府に来る前に少しだけ艦娘などについて大雑把に説明を受けたんだが、なんと艦娘たちは出撃で深海棲艦から砲撃などを喰らってしまうと怪我をしてしまうのだろう?そんなことを聞いてしまえばなんとなくその...臆病になってしまってな。すまない。君たちはそれが仕事だというのに。」

 

 

「いえ、そんなふうに考えてもらってるなんて私、とてもうれしいです。ですが、私たちは人間の容姿をしているとはいえ、しっかりとした艤装を纏って海域へと出撃するんです。なので安心してください!それに鎮守府近海は対して強い深海棲艦も出てこないので大丈夫ですよ。」

 

 

それは違う。

 

 

「え?」

 

 

それは違うぞ。吹雪。

 

 

「え?え?何がですか?」

 

 

「君は人間のような容姿、と言ったが、それは違うぞ。君たちは人間なんだ。紛れもなく、そう、疑いようもなくな。」

 

 

「いえ、ですが司令官さん...。人間には、私たちのように艤装を纏うこともできませんし、ましてや海の上を移動するなんてできませんよね?」

 

 

「でも今は、そんなことはどうでもいいんだ。重要なことじゃない。君たちにはその容姿があり、頭脳があり、感情がある。そうして人を思いやる気持ちだってあるだろ?じゃあいいじゃないか。人間だと豪語しても問題ない。君らを人間じゃないなんて言う奴は、一発腹パンぶちかましてからありもしないわいせつ罪で訴えて刑務所にぶち込んでやる。」

 

 

「いえ...さすがにそれはどうかと...。ですが、司令官さん、あなたのような珍しい人に出会えてよかったです!私はあなたのような人に会えてうれしいです。本当に。ですがこれも仕事なのでこれから出撃に行ってきますね!」

 

 

「あぁ、行ってこい。吹雪。」

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしたものか。

 

やはり吹雪が出撃してしまってから不安要素が死ぬほど出てきた。

 

どうしよう。やはりまだ1日と一緒に過ごしていないとはいえ、もうなんか上京した娘を家を出た瞬間から心配する父親のよう気持ちになっている。

 

しかし、あんなことをいってからすぐに吹雪は出撃した訳ではなく、多少の準備や手続き、少し早めの昼飯を食べたりしてから外で吹雪が港を出るまで見送っていたのだが。もはや出撃の手続き中からだいぶ不安だった。

 

しかしこんなことが日常になるんだろうか、やはり。いやでもやはり少女をたった1人で海に出させるというのも普通ありえないことだよな?いやしかしどこの鎮守府も最初はこんな感じなんだろうか。

 

いやしかし、吹雪には通信機を一応持たせているのだが、俺が勝手に通信してそれが敵に傍受され吹雪の位置がばれるのも駄目だが...どうしたらいいんだ!

 

と、俺が通信機をもったまま自分の不甲斐なさに悲しくなっていると通信機から通信が来た。

 

 

「こちら吹雪です!現在鎮守府近海において駆逐ロ級の轟沈を確認し、戦闘が終了しました!現在私は無傷ですが、この先進撃しますか?」

 

 

やはり本人の意見を参考にするのがいいからな。

 

 

「うーん...。吹雪、行けるか?」

 

 

「はい!問題ないです!」

 

 

「じゃあ、進撃だ。頑張ってこいよ吹雪。」

 

 

「はい!頑張ります!」

 

 

正直平静を保っていたように見えるかもしれないが、本当の所はえげつないくらいに心臓がバクバクいってる。吹雪がすごく心配になってぽんぽん痛くなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺が他の仕事に手を付け始めてから少しした時、通信機に通信が入った。

 

 

「吹雪、無事軽巡ホ級、駆逐ロ級、駆逐ハ級の轟沈を確認しました!海域を制圧したのでこれより鎮守府に帰港します!」

 

 

「あぁ。お疲れ。報告を待っている。安全に帰ってきてくれ。」

 

 

「了解しました!」

 

 

そうして俺は通信を切られてからすぐさま港へ走った。

 

 

 

 

 

 

「吹雪!傷だらけじゃないか!しかもその子は...新しい艦娘か?と、とりあえず吹雪はドックへ!大丈夫か?一人で歩けるか?」

 

 

そこには、気を失っているであろう艦娘に肩を貸した状態で体中の服が破け、体にも少し傷がついている吹雪がいた。

 

 

「だ、大丈夫です。私は一人で歩いてドックへ入渠へ行きますから、提督はその子を看ていてあげてください。」

 

 

「わかった。じゃあまた後で。」

 

 

そして、俺は吹雪から艦娘を受け取り、いわゆるおんぶの状態で医務室まで運んでいった。

 

 

 

 

 

 

それにしても...この子も駆逐艦か?吹雪と同じくらいの身長だが...。しかし制服は吹雪とは違うようだし、同型艦じゃないのか...早く吹雪の同型艦を見つけてあげたいものだな。

 

ふむ...やはり艦娘には可愛い子ばかりなんだな。しかし、モイストシルバーの長髪でワンピース型の紺と白のセーラー服か...セーラー服という点だけなら吹雪と同じなんだが...吹雪の話によると駆逐艦はほとんどセーラー服だそうだし、たぶん俺がぱっと見ただけじゃ分からないんだろうな。

 

そういえばこれは中将から聞いた話なんだが、艦娘はみんな艤装に名前が書いてあるそうだ。しかし、艦娘はふだん艤装はよくわからない力で収納しているらしいから見ることもできないか...。この頭に付いている...のか?まあ着いているのかどうかはよくわからないが、この耳のようなものは艤装ではなさそうだが、うーん。どうにかしてこの子の名前が分からないか?

 

そうして俺が考えていると、吹雪がドックから戻ってきたようだ。そうそう、昨日吹雪から聞いたんだが、どうやら艦種や練度?というものでドックに入る時間は違うらしい。要するに駆逐艦などより戦艦や正規空母の方が入渠時間は長いということだな。

 

 

「吹雪、ただいま戻りました。ではこれから報告をします。」

 

 

これは俺が義務付けているものだ。入渠のできる状態ならまず入渠をしてから報告させるというものだ。しかし、一つの艦隊に複数艦娘がいて、ドックが埋まっているのなら旗艦が報告をするというものだ。それと入渠は重傷のものから入渠をさせるというのも一応決めている。

 

 

「あぁ、では報告をしてくれ。」

 

 

「はい、今回の出撃では、鎮守府正面海域において海域を制圧していたと思われる深海棲艦3隻、軽巡ホ級、駆逐ハ級、駆逐ロ級を轟沈することに成功し、その後、一人艦娘を発見しました。そこに横になって寝ている子が発見した艦娘です。」

 

 

「報告ありがとう。ところで、吹雪はこの子が何型の子か分かるか?一見見た感じは駆逐艦のようだったが、いかんせん俺がほとんどの艦娘を知らないというのもある。一応軍艦などに関する知識はあるつもりなんだが、こうも艤装を収納されていると一体何型の子なのか分からなくてな。」

 

 

「うーん、どうでしょうかね。私もほとんど艦娘をみたことがないので、わからないです。一応今日本当は配属される予定だった艦娘さんたちについての情報は一応知っているのですが、それ以外は本当にからっきしで、すいません。」

 

 

「いやいや、吹雪が謝ることはないぞ。まあ、この子が起きてから聞けばいいだけの話だしな。そうだ、出撃で腹も減っているだろう。今日の夕飯はカレーだぞ。俺が振舞ってやろう。初挑戦だが、まあ、うまくできると思う。」

 

 

「本当ですか?ちょっと心配ですね...。」

 

 

「な!?そんなに心配することはないぞ!たぶん、大丈夫だ。」

 

 

 

 

 

 

まあ、正直いうとカレーはなかなかよい出来に仕上がった。これなら吹雪もよろこんでくれるだろう。

 

と、俺が未だ寝ているであろう艦娘に付き添っている吹雪を呼びに行こうと食堂を出ようとすると、そこには先ほどまで寝ていた艦娘と少し困った顔をした吹雪が立っていた。

 

 

「その...なんだ。とりあえず夕飯食べながら話そうか。俺たちも君にいろいろ聞きたいことがあるしね。」

 

 

するとモイストシルバーの前髪を切り揃えた女の子は顔を赤らめて

 

 

「じゃあ...いただくわ。」

 

 

と言った。結構性格は正直そうな子だな。安心した。

 

 

「じゃあ、自己紹介をするわね。私は特型駆逐艦の5番艦。叢雲よ。あんたが司令官ね。これからよろしくたのむわ。」

 

 

おおっとぉ...。意外と敬語を使わない艦娘もいるんだな。まあ、見た目どおりの年齢だそうだし。わざわざ敬語を強要させる必要も無いだろう。

 

 

「ああ、よろしく。ところで、特型...ということは!」

 

 

といって吹雪の方を見ると吹雪も俺のようをうるうるした目で見てきていた。

 

 

「司令官さん...!私!うれしいです!」

 

 

「あぁ!よかったな!俺も自分のことのようにうれしいぞ!本当にやったな!」

 

 

「ちょっと!なんでそんなに嬉しそうな態度してるのよ!」

 

 

「いやぁ...すまない。君がこの鎮守府にとって二人目の艦娘だ。そしてこの吹雪の姉妹艦だったからな。艦娘が嬉しいなら俺もとても嬉しい...という訳だ。」

 

 

「あんた...変な司令官ね。司令官というのはみんなこんななの?吹雪。」

 

 

「いえ、こんなに変な司令官さんは司令官さんだけです!」

 

 

「君らちょっと上官に酷くないか!?」

 

 

と、俺たちは楽しく談話をしながら夕食を終わらせた。時々俺が叢雲から罵られたりしたが、まあ、このくらいの年齢の子ならしかたないと腹をくくってしまおう。

 

それに片付けの時には吹雪はもちろん叢雲もしっかり手伝ってくれたからな。悪い子ではないんだろうし、自分の感情を素直に表現するのが苦手なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、片付けも終わったし、じゃあ寝ようか。吹雪、今日は寮で寝るだろ?」

 

 

「え?いや、ふたりだけで少し離れた寮というのも少し寂しいですね。今日も一緒していいですか?」

 

 

「なっなに!?吹雪、もしかしてあんた司令官と一緒に寝てたの!?」

 

 

「うん...まぁ...。だって少し寮は離れにあるし...ちょっと寂しかったから一緒に寝てもらったんだよ。」

 

 

「なにをしてるのよ司令官!あんた一緒のベットで吹雪と寝たの!?断ったりしなかったの!?」

 

 

「うーん。いや、これにはいろいろ事情があってだな。話すと長くなるんだが...」

 

 

「それに、吹雪も何か変なことされなかった!?いっておくけどここの司令官は変人よ!」

 

 

「特に何もされなかったよ?なんなら今日叢雲ちゃんも一緒に寝ようよ。」

 

 

「はぁ!?なにを言ってるのよ!そんなことできる訳がないに決まってるじゃない!」

 

 

「そうだぞ、吹雪。さすがに俺のベットには二人までくらいなんだ、だから俺は一緒に寝てやることはできない。だから二人で寝ていいぞ。」

 

 

「なんであんたはそう話を変な方向に持って行っちゃってる訳!?」

 

 

「大丈夫ですよ。司令官さん。私は狭くても気にしないので。一緒に寝てくれませんか?」

 

 

「そこまで吹雪が頑固だとは思わなかったわ。仕方ないわね。私も吹雪と一緒に司令官の部屋で司令官と一緒に寝てあげる。でも!司令官。あんた、変なことしたら酸素魚雷を食らわせるわよ!」

 

 

「わかっている!俺も日本男児だ、絶対に変なことはしないと誓おう。」

 

 

 

 

 

こうして、俺は二日連続で艦娘たちと一緒に寝た。しかし、本当にこのようなことは今回限りにしておかないとな。いつこの事がばれて中将に殺されるか分からんからな。

 

俺はなんとなく娘が二人になったかのような気がした。もうこの気分はあまり味わいたくないな。悪い気分はしないんだが何か間違っている気がする...。

 




はい、ということで今回の艦娘は叢雲ちゃんでした。
でも正直、叢雲ちゃんとぼのたそと霞ちゃんのツンデレトリオをどう書き分けるかが問題なんですよねー。

まあ、出来るだけ頑張ります。
後、今回もし叢雲ちゃんが他のツンデレちゃんっぽいという意見があっても私は見なかったことにします。
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