毎日鎮守府   作:馬鹿とオタク

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ちょっとシリアスっぽくしようと頑張ったので遅れたのは見逃してください。

誤字とかほとんど毎回どこかにあるので、よかったら指摘オナシャス!

実際に遅れた理由はペルソナ5やってました。すんません。

5周年おめでとう!

5周年の霞ママのボイス可愛すぎて死んだ。


金剛型一番艦 金剛が来た日

「テイトクー!これからよろしくお願いしマース!」

 

 

「よろしく、金剛。」

 

 

ここのテイトクはとても優しそうデスネー。いい人そうで良かったデース。

そういえば、ここの鎮守府でまだ戦艦を見てないデース。一体どこにいるんでしょうカ?

まあ何よりも、聞いてみるのが一番デスネー。

 

 

「ところで、テイトクー。」

 

 

「なんだ?」

 

 

「この鎮守府には他にどんな戦艦の子がいるんですカー?」

 

 

「そ、そのことなんだけどな。本当に申し訳ない事ないんだが、この鎮守府には君以外の戦艦がいないんだ。なんでもこの鎮守府は出来たばかりでな。まだ君のような戦艦や正規空母の子たちはいないんだ。」

 

 

「oh...そうだったんデスカー。でも、ダイジョーブデース!ワタシが頑張りマース!」

 

 

「そういってくれてありがとう、期待してるぞ。金剛。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着任初日に出撃でテイトクにいいところ見せてあげるネー!

 

でもちょっと変な匂いがするネー。鎮守府近海なのに、なぜかここにはいないはずの深海棲艦が出てきそうな匂いネ...。

 

 

「HEY、ブッキー。この付近変な匂いがするネー。ちょっと気を付けた方がよさそうデース。」

 

 

「変な匂い...ですか。わかりました、他のみんなに連絡しておきます。」

 

 

「お願いしマース。じゃあ、このまま奥の方まで進撃しマース。」

 

 

テイトクから今回の出撃は無理をせずに疲れたら帰ってこいという指令を受けているのでできるだけ奥まで行ってワタシを認めてもらえるように頑張りマース!

 

 

「そろそろ鎮守府近海の最深部ね。金剛さん、まだ進撃するの?私たちは全然問題ないけど、金剛さんは今日着任したばっかりでしょ?そろそろ疲れてきたんじゃない?」

 

 

「ダイジョーブデース、ムラクモ。流石に駆逐艦と軽巡を数体相手にしただけじゃ疲れないデース。」

 

 

「そうね...。まあ、注意していて損はないわよ。」

 

 

「忠告痛み入りマース。」

 

 

そろそろ最深部ネ。ん?あれは...戦艦ル級!?しかもelite!

 

 

「総員に告ぐ!前方より戦艦ル級 軽巡ホ級 駆逐イ級接近!!戦艦ル級はeliteと思われる!総員は単縦陣へ隊形変更!」

 

 

「「「「了解!!」」」」

 

 

「駆逐艦の砲撃じゃ戦艦にダメージなんて入らないデース!だから駆逐艦は戦艦の砲撃に注意しつつ雷撃を叩きこむことだけを考えて動くデース!」

 

 

「「「「了解!」」」」

 

 

「まずは一発目...ファイヤー!」

 

 

一発目から至近弾!これはいい感じデスネ...。二発目は必ず当てる!

 

 

「こちら吹雪!駆逐イ級を撃破確認!」

 

 

「こちら叢雲!軽巡ホ級の砲塔破損!あいつはもう魚雷しか残ってないはずよ!」

 

 

「二人ともよくやったデース!負けてられませんネー!全砲門...ファイヤー!」

 

 

偵察機が弾着観測射撃をしてくれているおかげで外す気がしまセーン...よし!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦艦金剛が放った砲撃は戦艦ル級の装甲を貫き、戦艦ル級は深海へと沈んでいった。

 

 

「こちら旗艦、金剛!戦艦ル級の轟沈を確認!ワタシにかかればざっとこんなもんデース!」

 

 

金剛が自分の砲撃で戦艦を沈めたことを喜んでいると、無線機に吹雪の悲鳴交じりの声が聞こえた。

 

 

 

 

 

「金剛さん!!前方から魚雷が

 

 

その瞬間、金剛の耳には無線越しの吹雪の声が聞こえなくなった。

 

 

金剛のいたところに大きな水柱が立つ。それは軽巡ホ級の最後の一撃だった。苦し紛れにはなった最後の一撃、ホ級の魚雷発射管から魚雷が出た頃にはホ級はすでに沈んでいた。それほどの時間の差だった。

 

 

一方魚雷を受けた金剛は、一瞬意識が離れたものの、沈む気配は一向になかった。

 

機関部損傷、全砲塔破損、他にもさまざまなところが破損していで立つことも厳しいかと思われたが、すかさず吹雪と叢雲がフォローに回った。

 

 

「まったく...初戦なんだからもうちょっと緊張感をもってやりなさい!」

 

 

「ブッキー...叢雲...ゴメンナサイ....。」

 

 

「確かに焦る気持ちは分かります...ですが、急ぐ必要は絶対にありません。なぜなら、司令官さんはしっかり私たちのことを見て下さっているからです。コツコツと頑張っていれば提督は必ずその努力を無駄にしたりしません。だから今回は鎮守府に帰って司令官さんに今回の出撃の報告と謝罪をしましょう?」

 

 

「ソーリーネ...ブッキー。」

 

 

「まったく、たかが戦艦一隻沈めたぐらいで調子に乗りすぎよ。これから先もっと強い敵が出てくるんだから一回一回で慢心しないことね。」

 

 

「叢雲もありがとうデース。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど...。金剛は無事なんだな?」

 

 

「はい、現在は修理ドッグで高速修復材を使っています。」

 

 

 

「ありがとう、行ってくる。」

 

 

そしてドッグへ向かっていると、ちょうどドッグから出てきた金剛とばったり会った。

 

 

「金剛!大丈夫だったか!?」

 

 

「テイトク...ごめんなさい。ワタシ...今回の出撃で慢心しちゃって...それで「金剛は無事だったのか?」え?」

 

 

「再度聞く、金剛は無事だったか?轟沈しそうになってないか?」

 

 

 

その瞬間、金剛は泣き出してしまった。

 

 

「うぅ...ぐすっ...ひっぐ...。」

 

 

「ど、どうした金剛?外傷はないようだがメンタルケアが必要か?」

 

 

「た、ただ...ワタシは...慢心を叱られることよりも先に自分を心配してくれたのがうれしくて...。絶対怒られたり......解体されちゃったりするのかなって考えたり....」

 

 

 

「なぁにを言っているんだ金剛!戦果よりも先に君たちの安全が先だろう!もうすでにこの鎮守府に来た瞬間に俺たちは家族のようなもんなんだから!建造して着任したばかりだからとかはなんの関係もない!ただ君たちに死なないでほしいだけなんだ!」

 

 

「家族...デスカ?ワタシが...?」

 

 

「当り前じゃないか。家族なら何かあったのならまずは先に身の安全を確認するだろ?それと一緒だ、家族が安全なら戦果なんてなくてもいい。だから君たちは決してここで轟沈しようなんで考えずに安全第一で戻ってきてくれ。いいね?」

 

 

「ハイ...テイトクゥ...。」

 

 

「どうだ?金剛、泣き止んだか?」

 

 

すると金剛は少し腫れた目すらも可愛いと思わせてしまう程の笑顔を向けて返事を返してくれた。

 

 

 

「ハイ!これからヨロシクオネガイシマース!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、彼女が全世界に名を轟かす最強の戦艦金剛と言われるようになったのは、また別のお話。

 




どうでしたかね。

まあシリアス感を若干入れてみたかったので、どうだったかの感想オナシャス!

今回が二回連続で毎日鎮守府で上げたので、次はかりゅーど!だと思います。


音割れポッター絶対に流行らせろ。

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