幼女戦記 〜旗を高く掲げよ〜   作:猫敷

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第11話 命令が走る前夜
第1節 休暇の申請書


 

 

 

 国家保安本部の廊下は、朝から音が途切れなかった。タイプライターの乾いた連打、靴底の規則的な打撃、封緘を潰す指の擦れた音。紙が紙を呼び、紙が紙に押し潰される。

 

 制服の色も変わりつつあった。新しい制服へ移行した職員が増え、廊下の灰色が濃く見えた。黒い制服は、通り過ぎるたびに周囲の視線を集めた。黒を着ているのは、ターニャ本人と、随行の護衛くらいだった。黒は目立つ。目立つことが役目になる場面もあるが、目立たない方が楽な日もある。

 

 ターニャは、そんな廊下の音を背中で受けながら、机の上の紙を見下ろしていた。

 

 上に置かれているのは、休暇申請書だった。

 

 薄い紙だ。署名欄も短い。提出先も単純で、形式だけ見れば拍子抜けするほど軽い。だが、その上に積まれていく回付束が、軽さを嘲笑うように押し広げていく。赤鉛筆の期限印、青いインクの注記、角が折れた補足紙。休暇申請書は最初こそ机上の中央にあったが、束が積み上がるにつれて、端へ追いやられた。

 

 (休暇を取るなら、紙の山の上で眠る方が早い。……いや、眠れない。紙が硬い)

 

 ターニャは咳払いを一つだけして、視線を束へ戻した。感情を動かすより、分類を先に動かす。そう決めていた。

 

 机上の左には、回付箱がある。右には、決裁待ちの束。正面には、未処理の束。未処理は未処理の顔をしていない。どれも「もう終わっているべき」顔をしている。

 

 扉が控えめに叩かれた。

 

「失礼いたします」

 

 セレブリャコーフが入ってきた。書類の束を抱え、背筋を伸ばし、歩幅を崩さない。彼女の制服は、規定の線に沿っていた。乱れがない。乱れがないことが、ここでは武器だった。

 

 ターニャは顔を上げ、紙から目を離さずに答えた。

 

「置け。順に見る」

 

「はい。こちらは本日到着分の回付で、こちらが昨日分の差し戻しです。こちらは、口頭での追加要請を文書化したものになります」

 

 セレブリャコーフは説明しながら、束を机の空いている場所へ正確に置いた。置き方に迷いがない。迷いがないのは、迷っている時間がないからだ。

 

 ターニャは休暇申請書を指先で軽く押さえ、上に積まれた束の角を揃えた。申請書が下敷きになる感触が、妙に生々しかった。

 

 セレブリャコーフは、いつもの手順で報告を始めた。復唱、確認、補足、実行。順序が崩れない。崩れないことで、ターニャの判断が速くなる。

 

「まず、参謀本部からの照会です。西方関連の会議が増えています。文言は曖昧ですが、会議体の記録上、複数の名前が出ています」

 

 ターニャは手を止めず、紙の上だけで返した。

 

「名前は」

 

「はい。こちらに記載があります。マンシュタイン、という表記がありました」

 

 セレブリャコーフは、該当箇所だけを紙で示した。大げさに言わない。大きく扱えば、紙が勝手に意味を増やす。そういう場所だった。

 

 ターニャはその文字列を一度だけ見て、すぐ別の行へ視線を滑らせた。名前に意味はある。だが意味は紙が運ぶ。口が運ぶものではない。

 

 (噂の中心にいる人物の名前が、こういう形で出る。会議の記録の片隅。大抵、ろくでもない始まり方だ)

 

 机の上で、別の束が息をするように存在感を増した。参謀本部、総統官邸筋。会議が増えるということは、誰かが結論を急いでいるということだ。急いだ結論は、だいたい他所へ押しつけられる。

 

「次です。党組織からの問い合わせが混じっています。表向きは『治安維持の状況把握』ですが、文言が不自然です。現地の担当部署の名前が、途中から変わっています」

 

「どこで変わる」

 

「三行目です。ここから、党地区指導部の言い回しに寄っています」

 

 セレブリャコーフは、語尾まで崩さずに言った。彼女の丁寧さは、混乱の中での手すりだった。

 

 ターニャは、紙の中の「変わり目」を見つけた。単語が変わる。語順が変わる。責任の矢印が変わる。そこに、意図が混ざる。

 

 (治安の名目が薄い時期に、治安の言葉だけが濃くなる。そういうときは、現場ではなく上が焦っている)

 

 ターニャは、指先で束を二つに分けた。片方は「形式が整っている」。もう片方は「形式を整えようとしている」。後者の方が危険だった。整えようとしている紙は、誰かの事情を隠している。

 

「他は」

 

「はい。対外折衝に関する内部メモが一件。それと、輸送に関する確認が二件です。内容は、列車枠の調整と、港湾側の手配の整理です」

 

 輸送。港湾。列車枠。言葉の端に、先に動いている現実が見えた。

 

 ターニャは、少しだけ視線を遠くへ送った。東部へ派遣されていた間、こういう紙の匂いから距離があった。距離があったというだけで、無関係ではない。むしろ、距離があるときほど、後からまとめて来る。

 

 (派遣先が東部だったせいで、こっちの手触りを掴めていなかった。占領地が増えていない段階では、治安の名目がまだ薄い。薄いから、今は紙の方で厚くしようとしている)

 

 ターニャは自分の思考を、そこで切った。整理は短く終える。長く考えると、紙が増える。

 

「確認する。今朝の束は、期限の順で並べてあるか」

 

 セレブリャコーフは即答した。

 

「はい。期限が最短のものから並べています。ただし、期限が明記されていないものが三件あります。そちらは発信元の優先度で仮置きにしています」

 

 ターニャは、そこで初めて顔を上げた。セレブリャコーフの表情は変わらない。だが、目の端が少しだけ硬い。紙の匂いが嫌な方向へ寄っているときの硬さだった。

 

「仮置きは後で刺される。期限を明文化しろ。発信元に確認を入れろ」

 

「承知いたしました。確認の文面を作ります。どの言い回しで出しましょうか」

 

 セレブリャコーフは、質問の形で懸念を出す。反論ではない。確認として出す。彼女のやり方は、ここで生き延びるやり方だった。

 

 ターニャは、紙の上でペン先を止めた。内部向けの指示だ。敬語を落としてもいい。だが、落とし方には形が要る。

 

「『期限の記載が欠落しているため、処理順が確定できない』でいい。責任者名も添えろ。回答がない場合は、こちらで期限を置く、と書け」

 

「はい。責任者名まで確認して添えます。回答期限は」

 

「今日の終業まで。遅れたら、こちらの都合で処理する」

 

「承知いたしました」

 

 セレブリャコーフは、紙の上にメモを取った。筆圧が一定だ。焦っているときほど、一定にする。そういう癖がある。

 

 廊下の音が、扉越しにもう一段だけ増えた。走る足音が混じる。怒鳴り声はない。怒鳴り声がない方が怖い。怒鳴り声が出ないほど、全員が「遅れ」を理解している。

 

 ターニャは、休暇申請書の端が少しだけ覗いているのを見つけた。紙の山の下で、薄い存在感だけを残している。

 

 (休暇の予定が消える。消えるのは予定だ。仕事は消えない)

 

 ターニャは、休暇申請書を引き抜こうとした。だが、その上の束が重く、指先が紙に引っかかった。紙は簡単に破れる。破れたら、手続が増える。それだけは避けたい。

 

 ターニャは、ため息を飲み込んで、手順を変えた。束を崩さずに持ち上げ、申請書を抜く。持ち上げた束の角が、わずかにずれた。

 

「……」

 

 ターニャは無言で角を揃え直した。角がずれた程度で苛立つのは、余裕がない証拠だ。余裕がないときほど、角を揃える。角を揃えると、頭が揃う。

 

 セレブリャコーフが、慎重に言葉を置いた。

 

「本日は、この束から処理してよろしいでしょうか」

 

 ターニャは、視線を束へ戻したまま答えた。

 

「優先などない。期限の順で燃えるだけだ」

 

 言い切った直後、自分の言い方が少しだけ荒いと気づいた。だが撤回はしない。撤回すると、余計な言葉が増える。

 

 (言い方が雑になった。疲れている。疲れているなら、なおさら制度に戻せ)

 

「……少尉。期限印の赤が濃い束を先に寄越せ。理由は要らない。数字だけ揃えろ」

 

「はい。こちらです」

 

 セレブリャコーフは、赤印の束を迷いなく渡した。ターニャが「少尉」と呼ぶのは、彼女を引き締めるためではない。自分の頭を引き締めるためだ。内部で敬語を落とすと、呼称が雑になりやすい。雑になれば、崩れる。崩れを止めるために、呼称を一度だけ使う。

 

 ターニャは束を開き、最初の一枚に目を通した。短い。短いが、余白が少ない。余白が少ない紙は、現場の逃げ道を潰す。

 

 次の一枚。次の一枚。回付は規則的に続く。規則的に続くものほど、どこかに不規則が混じる。

 

 不規則は、最後に来た。

 

 封筒の色が違った。紙の質が違った。宛名の筆圧が違った。封緘の角が、やけに丁寧だった。

 

 ターニャは封筒を置き、しばらく動かなかった。動かないのは迷っているからではない。動く前に、動き方を決めるためだ。

 

「それは」

 

 セレブリャコーフが言いかけて、止めた。止めた理由も、ターニャには分かった。口に出せば、封筒に意味が乗る。

 

 ターニャは頷きだけで命じた。

 

「確認は済んでいるか」

 

「はい。名義は、親衛隊全国指導者のものです。回付経路も問題ありません」

 

 その言い方には、余計な感情が入っていなかった。だが、空気が一段重くなった。名義が重いのではない。名義に従う現実が重い。

 

 (来た。紙が、また紙を呼ぶ。呼ばれるのは、いつも現場だ)

 

 ターニャは封筒に手を伸ばし、封緘に指をかけた。まだ開けない。開けるのは、覚悟を終えてからだ。

 

 彼女の机の端で、休暇申請書が、薄くめくれたまま止まっていた。まるで、紙の方が先に諦めたように。

 

 廊下の音は、止まらなかった。

 

 

 

 

 ターニャは封緘を破らず、いったん封筒を机の中央へ置いた。中央に置くのは、目立たせるためではない。逃げ道を消すためだ。端にやれば忘れる。忘れたことにして後回しにすれば、後で刺される。

 

 セレブリャコーフは一歩だけ下がり、余計な動きを止めた。声も出さない。紙が開かれる瞬間に、言葉は邪魔になる。

 

 ターニャは封筒の角を揃え、封緘の位置を確かめた。丁寧な封緘は、丁寧な要請を意味しない。むしろ逆だ。丁寧に整った紙ほど、逃げられない形で押しつけてくる。

 

 封緘が裂ける音は小さかった。だが耳の奥に残った。ターニャは中身を引き抜き、紙を一枚ずつ机に並べた。封筒に同封されている紙の数で、だいたいの規模が分かる。

 

 まずは短い要点。次に添付。最後に、回付先の一覧。順番が意図を示していた。命令ではない形を装いながら、実際には選択肢を潰している。

 

 文言は冷たく整っていた。表現に感情はない。必要な条件だけが列挙され、余計な説明がない。そこが恐ろしい。

 

 西方への協力要請。名目は協力だが、実体は穴埋めだった。

 

 治安の整備。輸送の調整。対外折衝の補助。どれも、別の部署がやるべき仕事だった。だが、その別の部署が揉めれば、結局ここへ落ちる。それを知っている人間が書いた紙だった。

 

 ターニャは、紙を読んだまま息を止めた。目線だけで、数字と責任欄を拾っていく。用語の揺れ、担当名の消え方、押しつけ方の巧さ。紙の中に、押し込まれた現場の悲鳴が見えた。

 

 (……なるほど。命令ではない。だが拒否もできない。こういう紙が一番たちが悪い)

 

 ターニャは紙を机の上に伏せた。伏せるのは隠すためではない。頭の中で一度、形に落とすためだ。

 

 椅子の背にもたれず、前に少しだけ身を寄せた。机の高さが、いつもより腹立たしく感じた。体が小さいからではない。今の仕事が、体格に見合わないからだ。そういう苛立ち方だった。

 

 セレブリャコーフが控えめに息を吸った。言葉を出す前に、許可を待つ癖がある。

 

 ターニャはまだ何も言わなかった。机の端に視線を滑らせ、そこに残った休暇申請書を見た。紙の角が、ずっと同じ角度で折れている。

 

 廊下の音が一瞬だけ遠のいた。誰かが扉の前を通り過ぎたのだろう。足音の間に、数秒の空白ができた。その空白が、妙に長く感じた。

 

 ターニャは立ち上がらず、椅子のまま背を丸めた。机に額を近づけ、呼吸を一つだけ落とした。周囲に誰もいないことを確認するために、視線を一度だけ動かした。

 

 セレブリャコーフは、扉の方に背を向けていた。何も見ない姿勢を作っている。見ていないふりではない。見ない。そういう忠実さだ。

 

 ターニャの口から、短い独り言が漏れた。

 

「……どうしてこうなる。休暇の申請書が、冗談みたいだ」

 

 言った瞬間、ターニャは自分の言葉が軽いと感じた。軽い言葉は、現実を軽くしない。軽くなるのは自分の決裁だけだ。

 

 (今のは無駄だ。無駄を言うなら、せめて一回で終わらせろ)

 

 ターニャは姿勢を戻し、紙を伏せたまま手を置いた。感情を片づける。片づけるのは部屋ではなく、判断の順番だ。

 

 セレブリャコーフに向き直る。

 

「セレブリャコーフ。要請を三分類に限定して整理しろ。治安、輸送、対外折衝だ。例外は増やすな」

 

「はい。三分類で整理いたします」

 

 セレブリャコーフは即座に復唱した。復唱は確認であり、同時に、命令を紙に固定する宣言だった。

 

 ターニャは続けた。内部向けの指示だ。敬語を落とし、短く切る。ただし軽い命令語にはしない。文書に転写できる形にする。

 

「治安は、誰が責任者になるかを最初に決める。曖昧なまま回すな。輸送は、列車枠と港湾で分けろ。対外は、相手先ごとに窓口を一つに固定しろ。窓口が複数になると、嘘が増える」

 

 セレブリャコーフはメモを取りながら、言葉を整えて返した。

 

「承知いたしました。治安は責任者を先に確定し、輸送は列車枠と港湾で分けます。対外は窓口を一つに固定いたします。確認ですが、窓口の固定は本部内の担当部署で決めますか。それとも、相手先に合わせてこちらが指定しますか」

 

 質問の形で懸念を出す。反論ではない。こういうときの彼女は、ターニャの手足として最適だった。

 

「こちらが指定する。相手先に選ばせると、責任が逃げる」

 

「はい。こちらで指定します。窓口候補は二案出します」

 

「二案でいい。三案にすると迷う。迷えば期限が死ぬ」

 

「承知いたしました」

 

 セレブリャコーフは、そこでも語尾を崩さない。焦っても丁寧語が崩れないのは、彼女の骨格だった。

 

 ターニャは封筒の中の添付を一枚だけ引き抜いた。西方協力の要請の裏に、輸送と治安が貼り付いている。そこが本題だ。協力は看板で、実体は積み荷だ。

 

 紙の余白に、鉛筆で小さく書かれた注記があった。表向きの文言ではない。回付する人間が、後で困らないように残した線だ。つまり、すでに誰かが困っている。

 

 ターニャは、そこに書かれている単語を読み、すぐに目を伏せた。読むだけで、胃が重くなる種類の単語だった。

 

 治安維持という言葉の中に、輸送が入っている。輸送という言葉の中に、対象の分類が入っている。分類という言葉の中に、党の希望が入っている。

 

 (話が広がる。広がった話は、必ず誰かが都合よく切り取る。切り取られた残りが現場に落ちる。落ちる前に、形を固定する)

 

 ターニャは、セレブリャコーフのメモの上に視線を落とした。書き方が整っている。だが、整っているだけでは守れない。守れる形にするには、禁句を作る必要がある。次の節で同じ語を引きずらないためだ。語を引きずると、判断も引きずる。

 

 ターニャは、机の端の休暇申請書を見ずに言った。

 

「この件は、今日中に初稿を作る。明日まで持ち越すな。持ち越した瞬間に、党と軍が勝手に解釈を始める」

 

「はい。本日中に初稿を作ります。治安、輸送、対外折衝の三分類で整えます」

 

 セレブリャコーフは立ち去らず、そのまま待った。ターニャの次の指示が来るまで、動かない。動かないことで、ターニャの判断が速くなる。

 

 ターニャは一枚目の要点紙をもう一度読み、今度は目線だけで赤鉛筆を入れた。赤は期限の色だ。期限があるものだけが、現実になる。期限のないものは、責任がない。

 

 (休暇は紙一枚で消える。仕事は紙一枚で増える。公平だ。公平だから、腹が立つ)

 

 ターニャは、腹の奥に残った苛立ちを短く切って捨てた。残すと判断が鈍る。鈍れば、紙が増える。

 

 彼女はペン先を置き、淡々と言った。

 

「少尉。治安の分類で使う単語を、先に制限しろ。曖昧な言い回しを入れるな。現場が暴れる」

 

「承知いたしました。使用する単語を制限し、曖昧な言い回しを避けます。制限案を先に提出いたします」

 

「提出は一枚で済ませろ。長い紙は読まれない」

 

「はい。一枚に収めます」

 

 ターニャは頷いた。ここまでで、最低限の形ができた。拒否はできない。ならば、拒否できない形をこちらの有利な形に変えるしかない。

 

 廊下の音がまた増えた。今度は、封筒が運ばれてくる気配がする。紙は止まらない。

 

 ターニャは、机上の束を三つに分けた。治安、輸送、対外。分類ができると、呼吸が少しだけ楽になる。楽になるのは錯覚だ。だが錯覚でも、錯覚を維持することが仕事だった。

 

 休暇申請書は、束の下に戻った。署名欄が見えない位置へ隠れた。隠れたことで、存在が消えたわけではない。ただ、今は見る暇がないというだけだ。

 

 ターニャは椅子の背に寄りかからず、背筋だけを伸ばした。紙を読む姿勢は、戦う姿勢だった。

 

 (余計な感情は切れ。紙の形だけを整えろ。整えれば、勝てる)

 

 その結論だけを残して、ターニャは次の束に手を伸ばした。

 

 机上の封筒は空になり、かわりに、新しい仕事が満ちていた。

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  • イギリス戦方面
  • 帝国内政(モレル関連)
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